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齋藤仁志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
齋藤仁志 Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Hitoshi Saito
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技短距離走
種目 100m, 200m
所属 サンメッセ(2010 - 13年)
JUVY-TC(2013年 - )
大学 筑波大学(2006 - 10年)
筑波大学大学院(2015 - 17年)
生年月日 (1986-10-09) 1986年10月9日(37歳)
出身地 栃木県栃木市(旧都賀町
身長 180cm
体重 69kg
成績
世界選手権 200m 準決勝2組6着 (2011年
地域大会決勝 アジア選手権
200m 2位(2011年
国内大会決勝 日本選手権
200m 2位(2008, 09, 11年)
自己ベスト
100m 10秒35(2008年)
200m 20秒42(2009年)
400m 47秒28(2009年)
獲得メダル
陸上競技
日本の旗 日本
アジア選手権
2011 神戸 4x100mR
2011 神戸 200m
2009 広州 200m
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齋藤 仁志(さいとう ひとし、1986年10月9日 - )は日本の男子陸上競技選手。専門は短距離走栃木県栃木市(旧下都賀郡都賀町)出身。栃木県立鹿沼高等学校筑波大学卒。佐野 SAC JUVY TRACK CLUB所属。東野高校短距離コーチ。

主な経歴

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陸上を始めたのは中学に入ってから。地元は野球が盛んだったが、バットを振ってもかすらないくらい球技が苦手だったため、野球やサッカーではなく陸上部に入部。練習が少ないだろうという理由で消去法で短距離を選択[1]

高校2年時に2003年インターハイ200mに出場し、22秒84(+0.6)の予選3組7着に終わる。

将来は教師になって陸上部の顧問になれればと思い、教育学部のある大学を受験するも失敗し、1年間の浪人生活を送る。浪人中に出場した2005年日本ジュニア選手権200mを制する[1]

筑波大学時代に2007年から2009年までインカレの200mを三連覇しており[2]2008年北京オリンピックに4×100mと4×400mリレーの補欠メンバーに選ばれている。

2009年の世界選手権に初めて出場するも、直前のユニバーシアードで足を負傷した影響もあり、200mは1次予選敗退。4×100mリレーは北京オリンピックに続き出番なしに終わった[3]

2011年の日本選手権200m決勝では、2008年と2009年に続き高平慎士に次ぐ2位に入った。7月のアジア選手権の日本代表に選出されると、200mは大会記録で優勝したカタールフェミ・オグノデに次ぐ2位、4×100mリレーはアンカーを務め優勝した。この結果を受けて、8-9月開催の世界選手権の日本代表に選出された[4]

2012年以降は両アキレス腱の怪我の影響で苦しむ[5]

2013年3月にサンメッセを退社。

2015年4月に筑波大学大学院に進学[5]

人物・エピソード

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  • 高校3年の時に群馬大学のコーチから練習に誘われ、卒業後は群馬大学に進学しようとするも、推薦入試、前期試験、後期試験の全てに落ちて浪人生活を送ることになった[5]
  • 筑波大学への進学を決めたのは、石塚祐輔たちが推薦で合格したと聞き、一緒にリレーで日本一を目指したいと思ったから[6]。浪人中に日本ジュニア選手権を制して絶好のアピールになると思いきや、筑波大学に浪人生を対象にした推薦制度はなく、必死に勉強を頑張ったという。12月の模試ではE判定だったが見事合格した[5]
  • 夏には神奈川県内の県立高校の合宿(長野県菅平)にコーチとして参加し、若手の育成に寄与している。

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
100m 10秒35 (+0.1) 2008年5月18日 日本の旗 東京都
200m 20秒42 (+1.3) 2009年6月26日 日本の旗 広島市
300m 32秒79 2008年4月20日 日本の旗 出雲市
400m 47秒28 2009年

主要大会成績

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国際大会

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2007 ユニバーシアード タイ王国の旗 バンコク 200m 8位 21秒34 (+0.2)
4x100mR 5位 39秒45 (2走)
4x400mR 予選棄権 DNS
2008 オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 4x100mR 補欠
4x400mR 補欠
2009 ユニバーシアード セルビアの旗 ベオグラード 200m 7位 22秒22 (+0.1)
4x100mR 予選失格 DQ (4走)
世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 200m 1次予選5組6着 21秒38 (-0.2) 全体48位
4x100mR 補欠
アジア選手権 中華人民共和国の旗 広州 200m 3位 21秒10 (+0.6)
2011 アジア選手権 日本の旗 神戸 200m 2位 20秒75 (-0.4)
4x100mR 優勝 39秒18 (4走)
世界選手権 大韓民国の旗 大邱 200m 準決勝2組6着 21秒17 (-1.0) 全体19位
4x100mR 予選2組4着 38秒66 (4走) 全体9位

日本選手権

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2006 日本選手権 神戸市 200m 5位 21秒15 (0.0)
2007 日本選手権 大阪市 200m 5位 20秒70 (+1.2)
2008 日本選手権 川崎市 200m 2位 20秒80 (-1.2)
2009 日本選手権 広島市 200m 2位 20秒42 (+1.3)
2010 日本選手権 丸亀市 200m 6位 21秒27 (+1.2)
2011 日本選手権 熊谷市 200m 2位 20秒62 (0.0)
2012 日本選手権 大阪市 200m 4位 20秒57 (0.0)
2013 日本選手権 調布市 200m 決勝棄権 DNS 予選21秒16 (-1.3)
2014 日本選手権 福島市 200m 予選3組5着 20秒98 (+1.4)
2015 日本選手権 新潟市 200m 予選1組6着 21秒40 (+0.6)

脚注

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  1. ^ a b 「水のインタビュー」第9回 斎藤仁志さん たべるの 2014年10月9日閲覧。
  2. ^ 男子200で筑波大斎藤が3連覇/陸上”. 日刊スポーツ (2009年9月7日). 2014年10月9日閲覧。
  3. ^ 寺田的世陸別視点 TBS世界陸上韓国テグ」大会番組公式サイト (2011-8-1) 2014年10月9日閲覧。
  4. ^ 福島、室伏ら世界陸上日本代表、50人が発表”. スポーツナビ (2011年7月11日). 2014年10月9日閲覧。
  5. ^ a b c d 「トップ選手に学ぶ一流の「トレーニングメソッド」 男子200m 齋藤仁志」『月刊陸上競技』第49巻第5号、講談社、2015年4月号、139-142頁。 
  6. ^ 「HOT athlete 第24回 齋藤仁志(男子短距離・リレー)」『陸上競技マガジン』第58巻第15号、ベースボール・マガジン社、2008年11月号、111-113頁。 

外部リンク

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