北岡幸浩

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北岡 幸浩 Portal:陸上競技
選手情報
国籍 日本の旗 日本
種目 長距離走, マラソン
所属 NTN
生年月日 (1982-11-02) 1982年11月2日(41歳)
生誕地 奈良県奈良市
身長 165cm
体重 50kg
自己ベスト 5000m 14分15秒99(2006年)
10000m 28分51秒90(2009年)
ハーフマラソン 1時間02分17秒(2009年)
マラソン 2時間10分51秒(2010年)
獲得メダル
陸上競技
アジア競技大会
2010 広州 マラソン
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北岡 幸浩(きたおか ゆきひろ、1982年11月2日 - )は、奈良県山辺郡都祁村(現・奈良市)出身の陸上競技元選手・現指導者。専門種目は長距離走マラソン。2010年広州アジア競技大会マラソン銀メダリスト・2011年世界陸上大邱大会マラソン日本代表

都祁村立(現・奈良市立)都祁中学校、智辯学園高等学校東洋大学卒業。NTN陸上競技部所属。

人物・略歴[編集]

高校時代は全国高校駅伝に3年連続出場(1年:3区36位、2年:1区49位、3年:1区19位)[1]。大学時代は箱根駅伝に2回出場。2年時の第79回大会は4区区間6位、4年時の第81回大会では2区区間8位の成績を残している[2]

2009年10月にバーミンガムで開催された世界ハーフマラソン選手権に日本代表として出場、1時間02分50秒の記録で21位。初マラソンとなった2010年のびわ湖毎日マラソンでは、2時間10分51秒の記録で4位入賞。この結果を受けて2010年アジア競技大会のマラソン代表に選出された。

2010年11月27日の広州アジア大会マラソンでは30kmまで先頭集団につけ、スパートして一時先頭に立った。その後は池永駿(韓国)とムバラク・ハッサン・シャミ(カタール)にかわされ3位に後退したが、ゴール直前でシャミを逆転して2時間12分46秒の記録で銀メダルを獲得。この好成績により、2011年世界陸上競技選手権大会のマラソン代表に内定した[3]

2011年9月4日の世界陸上大邱大会マラソンでは、故障の影響で充分に練習を積めないまま本番レースを迎える事となり、9Km過ぎで先頭集団から脱落。完走はしたものの日本勢最下位の37位[4]に終わった(団体戦では銀メダルを獲得)。

2012年3月4日のびわ湖毎日マラソンで、ロンドンオリンピックマラソン代表を目指し再挑戦するも、59位に終わる。

2014年6月7日、モンゴルのウランバートル国際マラソンで2位に入るも、チームメイトのセルオド・バトオチル(2時間18分23秒・優勝)には9分以上遅れてのゴールだった。

2015年3月1日、一般参加で出場したびわ湖毎日マラソンでの完走(74位)を最後に現役を引退[5]。引退後はNTN陸上部の長距離コーチに就任。2016年度よりヘッドコーチに就任している。

自己記録[編集]

マラソン全成績[編集]

年月 大会 順位 記録 備考
2010年3月7日 びわ湖毎日マラソン 4位 2時間10分51秒 初マラソン・自己記録・広州アジア競技大会選考レース
2010年11月27日 広州アジア競技大会 2位 2時間12分46秒 銀メダル獲得・世界陸上大邱大会選考レース
2011年9月4日 世界陸上大邱大会 37位[4] 2時間25分11秒 団体戦日本男子代表銀メダル獲得
2012年3月4日 びわ湖毎日マラソン 59位 2時間21分20秒 ロンドンオリンピック選考レース
2013年2月10日 延岡西日本マラソン 18位 2時間19分50秒
2014年3月2日 びわ湖毎日マラソン 37位 2時間18分32秒 仁川アジア競技大会選考レース
2014年6月7日 ウランバートル国際マラソン 2位 2時間27分39秒
2014年8月31日 北海道マラソン 9位 2時間19分06秒
2015年3月1日 びわ湖毎日マラソン 74位 2時間27分03秒 現役ラストラン・世界陸上北京大会選考レース

出典[編集]

  1. ^ 高校駅伝 過去の記録・検索結果
  2. ^ 箱根駅伝公式webサイト 選手詳細情報・主な戦績
  3. ^ アジア大会:北岡が銀 優勝は韓国の池 男子マラソン 毎日新聞 (2010年11月27日)
  4. ^ a b 当初北岡の同男子マラソンは38着だったが、後年にドーピング再検査で4着のモロッコ代表選手が違反・失格と成った為、37位へ繰り上げ。
  5. ^ アジア大会銀の北岡、現役引退を表明「すっきりした気持ち」 スポニチ(2015年3月1日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]