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第101回凱旋門賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第101回凱旋門賞
優勝馬のアルピニスタ(画像は前年のベルリン大賞より)
開催国 フランスの旗 フランス
競馬場 パリロンシャン競馬場
施行年 2022年
施行日 10月2日
距離 芝2,400m
格付け GI
賞金 1着賞金2,857,000ユーロ
出走条件 サラ系3歳以上
負担重量 定量
天候 フランスギャロ
馬場状態
優勝馬 アルピニスタ
優勝騎手 ルーク・モリス
優勝調教師 マーク・プレスコット
優勝馬主 Kirsten Rausing
優勝生産者 Kirsten Rausing
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第101回凱旋門賞(だい101かいがいせんもんしょう)とは2022年10月2日フランスパリロンシャン競馬場で開催された競馬競走である。イギリスアルピニスタが優勝[1][2]。5歳牝馬の優勝は1937年のコリーダ以来85年ぶりとなった[2]

日本ではこれまでで最も多い4頭もの日本調教馬の出走で注目を集めたが、結果としていずれも二桁着順で終わった[3]

結果・払戻金

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着順

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着順 馬番

(ゲート)

タイム

着差

馬名(生産国) 性齢 負担重量 騎手 調教師(調教国)
1 14(6) 2:35:71 アルピニスタ(GB) 牝5 58.0 ルーク・モリス マーク・プレスコット(GB)
2 15(2) 1/2 ヴァデニ(FR) 牡3 56.5 クリストフ・スミヨン ジャン=クロード・ルジェ(FR)
3 2(18) クビ トルカータータッソ(GER) 牡5 59.5 ランフランコ・デットーリ マルセル・ヴァイス (GER)
4 16(4) 2 アルハキーム(GB) 牡3 56.5 クリスチャン・デムーロ ジャン=クロード・ルジェ(FR)
5 13(9) 1 1/2 グランドグローリー(GB) 牝6 58.0 マキシム・ギュイヨン ジャンルカ・ビエトリーニ(FR)
6 18(7) 3 ウエストオーバー(GB) 牡3 56.5 ロブ・ホーンビー ラルフ・ベケット(GB)
7 20(8) 短クビ ルクセンブルク(IRE) 牡3 56.5 ライアン・ムーア エイダン・オブライエン(IRE)
8 7(14) 1 ブルーム(IRE) 牡6 59.5 ウェイン・ローダン エイダン・オブライエン(IRE)
9 5(12) 短アタマ アレンカー(FR) 牡4 59.5 トム・マーカンド ウィリアム・ハガス(GB)
10 17(11) 1/2 オネスト(IRE) 牡3 56.5 ステファン・パスキエ ファブリス・シャペ(FR)
11 11(10) 4 タイトルホルダー(JPN) 牡4 59.5 横山和生 栗田徹(JP)
12 10(1) 1 メンドシーノ(GER) 牡4 59.5 レネ・ピーヒュレク サラ・シュタインベルク (GER)
13 1(17) 4 ミシュリフ(IRE) 牡5 59.5 ウィリアム・ビュイック J&T・ゴスデン (GB)
14 8(20) 短クビ ステイフーリッシュ(JPN) 牡7 59.5 クリストフ・ルメール 矢作芳人(JPN)
15 3(19) 3 マレオーストラリス(IRE) 牡5 59.5 バウルジャン・ムルザバエフ アンドレ・ファーブル (FR)
16 4(15) 1 シリウェイ(FR) 牡4 59.5 ミカエル・バルザローナ アンドレ・ファーブル(FR)
17 12(13) 2 バブルギフト(FR) 牡4 59.5 オリビエ・ペリエ ミケル・デルザングル(FR)
18 6(5) 12 ディープボンド(JPN) 牡5 59.5 川田将雅 大久保龍志 (JPN)
19 19(3) 6 ドウデュース(JPN) 牡3 56.5 武豊 友道康夫 (JPN)
20 9(16) 4 モスターダフ(IRE) 牡4 59.5 ジム・クローリー J&T・ゴスデン (GB)

払戻金

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  • 日本における払戻金[1]
馬番/枠番 人気 金額(円)
単勝 14 2 580
複勝 14 1 190
15 6 280
2 3 240
馬連 14-15 5 1,960
馬単 14 → 15 7 3,660
ワイド 14-15 4 750
2-14 2 610
2-15 10 1,080
3連複 2-14-15 6 4,250
3連単 14-15-2 15 18,400

テレビ・ラジオ中継

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ラジオNIKKEI第1やグリーンチャンネルでも中継された他、フジテレビ系列では「Mr.サンデー×S-PARK 超合体SP」と題された特番が組まれ、番組内でレースを中継した[7]

エピソード

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  • 本競走は日本でもJRAが馬券を発売し、64億9599万2800円を売り上げた。これは前年の同レースを10億円以上上回る売上で、JRAの海外馬券発売レース史上最高額を記録した[8]

翌年への影響

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2023年の凱旋門賞に日本からイクイノックス等の強豪が参戦せず、GI未勝利のスルーセブンシーズのみの参戦になった要因として今回の凱旋門賞に出走した日本調教馬がいずれも一桁着順にすら届かなかったことが指摘されている[9]

脚注

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  1. ^ a b c レース結果:2022年凱旋門賞 海外競馬発売 JRA”. jra.jp. 2024年8月25日閲覧。
  2. ^ a b Forristal, Richard (2022年10月2日). “'It's been marvellous' - Prescott's finest hour as awesome Alpinista lands Arc” (英語). www.racingpost.com. 2024年8月25日閲覧。
  3. ^ 【凱旋門賞】日本競馬の悲願ならず タイトルホルダーの11着が最高 勝ったのは英国の5歳牝馬アルピニスタ”. サンスポZBAT! (2022年10月2日). 2022年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  4. ^ Full Result 3.05 Longchamp (FR) | 2 October 2022 | Racing Post”. Racing Post. 2024年8月25日閲覧。
  5. ^ 結果 | 2022凱旋門賞”. JRA-VAN Ver.World. 2024年8月25日閲覧。
  6. ^ 凱旋門賞(GI)”. netkeiba. 2024年8月25日閲覧。
  7. ^ 2022凱旋門賞”. JRA-VAN Ver.World. 2024年8月25日閲覧。
  8. ^ 【凱旋門賞】JRA馬券売り上げは過去最高64億9599万2800円”. UMATOKU. 報知新聞社 (2022年10月2日). 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  9. ^ 野元賢一 (2023年9月4日). “日本馬、凱旋門賞に尻込み? 参戦は1頭のみ、近年の不振が影落とす”. 日本経済新聞. 2023年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。