日東富士製粉

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日東富士製粉株式会社
Nitto Fuji Flour Milling Co., Ltd.
名古屋工場
名古屋工場
種類 株式会社
市場情報
東証1部 2003
1949年5月上場
本社所在地 日本の旗 日本
104-0033
東京都中央区新川1丁目3番17号
設立 1914年(大正3年)3月25日
業種 食料品
法人番号 3010001034893 ウィキデータを編集
事業内容 小麦粉等の製造販売、レストラン等の運営
代表者 代表取締役社長 藤田佳久
資本金 25億円
発行済株式総数 469万2364株
売上高 連結:565億44百万円
単体:365億67百万円
営業利益 連結:45億39百万円
単体:28億80百万円
経常利益 連結:50億27百万円
単体:41億96百万円
純利益 連結:35億36百万円
単体:31億89百万円
純資産 連結:396億54百万円
単体:348億76百万円
総資産 連結:523億78百万円
単体:458億86百万円
従業員数 連結:794名
単体:380名
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 三菱商事 64.50%
日本カストディ銀行 2.87%
日本マスタートラスト信託銀行 1.82%
山崎製パン 1.35%
STATE STREET BANK AND CLIENT OMNIBUS ACCOUNT 1.27%
日東富士製粉持株会 1.19%
日清食品HLD 1.13%
中村屋 1.09%
古庄政文 1.06%
吉田知広 0.91%
関係する人物 松本平蔵(初代社長)
松本真平(元社長)
井口良二(元社長)
浜武秀(元社長)
近藤和威(元社長)
下嶋正雄(前社長)
仁平圀雄(元取締役)
外部リンク https://www.nittofuji.co.jp/
特記事項:財務データは2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)より[1]主要株主、従業員数は第123期有価証券報告書より[2]上記のほかに自己株式139,118株(2.96%)あり[3][4]。(2021年5月31日現在)
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日東富士製粉株式会社(にっとうふじせいふん : Nitto Fuji Flour Milling Co., Ltd.)は、東京都中央区に本社を置く、日本の食品メーカー製粉業 及び 外食事業を事業の中核とする企業。

概要[編集]

日清製粉ニップン昭和産業とともに製粉大手4社の一角を占める[5]。2019年度の販売シェアは日清製粉38.9%、ニップン23.8%、昭和産業9.4%、日東富士製粉7.4%[5]。日東製粉株式会社と富士製粉株式会社が合併2006年4月に発足した。2007年に株式公開買付けにより三菱商事連結子会社となる[6][7][注釈 1]。2018年には東証二部に上場していた増田製粉所完全子会社とした[7]

事業内容は、小麦粉ふすまミックス粉、食品の製造販売を行う「食品及び製粉事業」、小麦を保管する「倉庫業」、ケンタッキーフライドチキン牛角等のフランチャイズによる店舗経営を行う「外食事業」、原料・製品を運送する「運送事業」。2021年3月期の連結売上構成は、食品及び製粉事業が83.6%、外食事業が16.1%である[8]冷凍食品メーカーの海外進出に対応してベトナムとタイに工場を展開している。

主な製品[編集]

製品の特色[編集]

三菱商事を経由して販売するBtoB製品が主力である。ほとんどの製品は取引先である食品メーカー、外食チェーン、ベーカリー等により加工された後に一般消費者に流通する。そのためスーパーコンビニの店頭で日東富士製粉の名前を見かける事は少ない[9]。取引先のニーズに対応した企画提案を行うことにより[7]付加価値が高い小ロットの小麦粉、ミックス粉の生産を得意とする[10][注釈 2]

沿革[編集]

前史(1899年 - 1914年)
  • 1899年明治32年)- 茂木金蔵ら、熊谷石原に熊谷製粉会社(石原製粉所)設立[11]
  • 1906年(明治39年)12月 - 松本真平が父松本平蔵を説得し当時経営困難にあった熊谷製粉会社を引き受け「松本米穀店製粉部」とする[11][12][注釈 3]
日東製粉(1914年 - 2006年)
  • 1914年(大正3年)3月 - 松本米穀店を法人化し、埼玉県熊谷市松本米穀製粉株式会社として設立。社長松本平蔵、専務松本真平就任[11]
  • 1930年昭和5年)12月 - 松本米穀製粉が名古屋製粉と群馬県新田製粉を合併し日東製粉株式会社に名称変更[11][12]
  • 1938年(昭和13年)
    • 6月 - 埼玉興業株式会社を合併[11]
    • 8月 - 株式を東京市場に上場[11][注釈 4]
  • 1949年(昭和24年)5月 - 東京証券取引所設立に伴い株式を売買開始[11]
  • 1954年(昭和29年)12月 - 中央製粉株式会社を合併[11]
  • 1963年(昭和38年)10月 - 東証上場規定変更に基づき、東京証券取引所第二部に指定替[11][注釈 5]
  • 1964年(昭和39年)4月 - 三菱商事と販売総代理店契約を締結[11]
  • 1977年(昭和52年)5月 - 日東フーズ株式会社設立[11]
  • 1979年(昭和54年)10月 - 日東都市開発運営の「ニットーモール[注釈 6]が開業[11]
  • 1980年(昭和55年)9月 - 東京証券取引所第一部に指定[7]
  • 2003年平成15年)
    • 4月 - 株式会社さわやかの全株式取得[7]
    • 7月 - 日東フーズ株式会社と株式会社さわやかが合併し、新会社名を株式会社さわやかとする[7]
富士製粉(1941年 - 2006年)
  • 1941年(昭和16年)7月 - 岳麓製粉株式会社が静岡県清水市に設立[15]
  • 1942年(昭和17年)5月 - 静岡県販購連村松工場と企業合同[15]
  • 1943年(昭和18年)8月 - 岳麓製粉が静岡県食糧品工業株式会社に名称変更[15]
  • 1948年(昭和23年)11月 - 静岡県食糧品工業が株式公開[15]
  • 1949年(昭和24年)8月 - 静岡県食糧品工業を富士製粉株式会社に名称変更[15]
  • 1958年(昭和33年)12月 - 東京都府中市の武蔵製粉を買収し府中工場を開設[15]
  • 1961年(昭和36年)10月 - 名古屋証券取引所第二部上場[15]
日東富士製粉(2006年 - )
  • 2006年(平成18年)
    • 4月 - 日東製粉が富士製粉を合併し、日東富士製粉株式会社に名称変更[7][注釈 7]
    • 6月 - NITTO-FUJI INTERNATIONAL VIETNAM Co., Ltd.設立[7]
  • 2007年(平成19年)6月 - 三菱商事の連結子会社となる[7][16][注釈 1]
  • 2009年(平成21年)3月 - 増田製粉所を関連会社化[7]
  • 2012年(平成24年)3月 - 水産飼料事業を日本農産工業に譲渡[7]
  • 2014年(平成26年)3月 - 設立100周年を迎える[7]
  • 2017年(平成29年)12月 - 増田製粉所を株式公開買付けにより議決権所有割合ベースで92.23%の株式を取得し子会社化する[17]
  • 2018年(平成30年)
    • 2月 - 増田製粉所の株式を追加取得、同社を100%出資連結子会社とする[7]
    • 11月 - Nitto Fuji International (Thailand) Co.,Ltd.設立[7]
  • 2021年令和3年)10月1日 - 株式分割を行う(予定)。普通株式1株につき2株の割合で分割し、発行済株式総数が934万4728株となる[18]

連結経営指標の推移[編集]

第109期、第112期、第117期、第122期、有価証券報告書より[7]
決算期 売上高(百万円) 経常利益(百万円) 当期純利益(百万円) 純資産額(百万円) 総資産額(百万円) 自己資本比率(%) ROE(%)
2003年3月 30,542 1,022 527 13,469 23,131 58.2 3.9
2004年3月 31,881 1,030 607 14,568 24,214 60.2 4.3
2005年3月 34,626 1,220 695 15.101 25,037 60.3 4.7
2006年3月 35,071 1,369 801 17,006 27,787 61.2 5.0
2007年3月 45,441 1,495 964 20,068 34,971 57.0 5.2
2008年3月 47,772 1,895 1,451 19,431 34,209 56.8 7.4
2009年3月 56,696 2,357 1,204 19,772 36,077 54.8 6.1
2010年3月 52,483 2,815 2,045 21,347 35,438 60.2 10.0
2011年3月 49,054 2,234 1,261 21,914 38,781 56.5 5.8
2012年3月 50,055 1,344 870 22,633 38,358 59.0 3.9
2013年3月 47,770 1,553 994 23,868 39,941 59.7 4.3
2014年3月 50,112 1,869 1,130 25,448 38,748 65.5 4.6
2015年3月 51,201 2,092 1,183 27,580 43,026 64.0 4.4
2016年3月 51,916 2,321 1,601 28,295 43,328 65.2 5.7
2017年3月 48,875 2,610 1,729 30,102 44,489 67.5 5.9
2018年3月 49,561 3,171 2,336 32,470 47,358 68.3 7.5
2019年3月 54,900 4,463 3,357 34,834 47,969 72.5 10.0
2020年3月 57,544 4,970 3,384 36,867 49,541 74.3 9.5
2021年3月 56,544 5,027 3,536 39,654 52,378 75.6 9.3

事業所[編集]

[19]

本社機構
  • 本社(東京都中央区)
  • 中央研究所(東京都大田区
工場
営業所・出張所

関係会社[編集]

[20]

同業他社との比較[編集]

2020年3月期[注釈 11] 売上高順
会社名 売上高(百万円) 当期純利益(百万円) 純資産額(百万円) 総資産額(百万円) 自己資本比率(%) ROE(%) 平均年収(万円) 従業員数(人)
日清製粉グループ本社 712,180 22,407 394,997 666,215 59.3 5.61 873 8,962
ニップン 344,839 8,941 153,728 290,428 52.9 5.88 725 3,737
昭和産業 254,017 6,764 85,310 173,451 49.2 8.04 679 2,421
日東富士製粉 57,544 3,384 36,816 49,541 74.3 9.45 628 771
理研農産化工 22,500 740 - - - - - 210
鳥越製粉 22,321 1,007 32,546 40,568 80.2 3.14 504 324
千葉製粉 19,331 313 - - - - - 185
奥本製粉 15,748 42 9,443 12,349 - - - 226
熊本製粉 10,000 578 - 13,836 - - - 180

大中型製粉業者の業界団体である製粉協会の会長は製粉大手4社(日清製粉、ニップン、昭和産業、日東富士製粉)の社長が持ち回りで就任している。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ a b 三菱商事は、同時期に日東富士製粉・日本農産工業日本食品化工に対して株式公開買付けを行って各社の過半数の株式を取得し連結子会社化した。
  2. ^ 2016年10月に廃業した東久留米市の第一製粉の技術を受け継ぎ、フランスパン用専用粉「モンブラン」を製造している。
  3. ^ このころ日露戦争特需により乱立した新設の製粉会社が、小麦粉の供給過剰のため相次いで業績不振に陥った[13]
  4. ^ 東京証券取引所の前身の東京株式取引所である。
  5. ^ 1961年(昭和36年)大蔵省中小企業資金調達のため、東京・大阪・名古屋の各証券取引所に第二市場部を設置するよう要請し10月2日市場第二部が開設された[14]
  6. ^ 1973年に閉鎖した日東製粉熊谷工場跡地を再開発し、1979年に開業したショッピングモール
  7. ^ 当時富士製粉は、三共株式会社(現第一三共株式会社)の子会社であった。
  8. ^ 1970年9月に、富士コカ・コーラボトリングの子会社として設立された[21]。社名は当時のキャッチフレーズ「スカっとさわやかコカ・コーラ」に由来する[21]2003年4月、日東製粉株式会社へ譲渡された[21]。国内のケンタッキーフライドチキン全店舗の5.7%、65店舗を運営するトップフランチャイジーである。(2021年3月31日現在)[8][22]炭焼きレストランさわやかを経営する さわやか株式会社とは無関係。
  9. ^ 1906年(明治39年)創業の老舗、宝笠印の製菓用小麦粉で知られる。
  10. ^ 増田製粉所の96%出資子会社。
  11. ^ 鳥越製粉と熊本製粉は2019年12月期。日清製粉とニップンは食品部門、昭和産業は食品と油脂部門を持つ。

出典[編集]

  1. ^ 2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (PDF) (日東富士製粉)2021年5月7日閲覧。
  2. ^ 第123期有価証券報告書(2020年4月1日‐2021年3月31日) (PDF) (日東富士製粉)2021年6月30日閲覧。
  3. ^ 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ (PDF) (日東富士製粉)2021年5月24日閲覧。
  4. ^ 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び自己株式の取得終了に関するお知らせ (PDF) (日東富士製粉)2021年5月24日閲覧。
  5. ^ a b 製粉業界の現状 p8 日刊経済通信社データ(2020年10月) (PDF) (日清製粉グループ本社)2020年11月16日閲覧。
  6. ^ 日東富士製粉株式会社株式に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ (PDF) (三菱商事株式会社)
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 第122期有価証券報告書(平成31年4月1日‐令和2年3月31日) (PDF) (日東富士製粉)2020年7月3日閲覧。
  8. ^ a b 第124回定時株主総会招集ご通知 (PDF) (日東富士製粉)2021年6月7日閲覧。
  9. ^ 採用情報(日東富士製粉)2020年12月29日閲覧。
  10. ^ 会社四季報 2020年3集夏号』(東洋経済新報社)2020年7月12日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l 『日東製粉株式会社65年史』(1980.05)(日東富士製粉)2020年5月15日閲覧。
  12. ^ a b 1982『熊谷人物事典』日下部朝一郎(熊谷デジタルミュージアム)
  13. ^ 二ップンの歴史1879年(明治12年) (日本製粉株式会社)2020年8月3日閲覧。
  14. ^ 株式取引所開設140周年日本取引所グループ)2020年8月3日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g 『富士製粉60年の歩み』(2002)(富士製粉)
  16. ^ 日東富士製粉株式会社株式に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ (PDF) (三菱商事株式会社)
  17. ^ 当社子会社(日東富士製粉株式会社)の株式会社増田製粉所に対する公開買付けの結果に関するお知らせ (PDF) (三菱商事株式会社)
  18. ^ 株式分割、定款の一部変更、配当予想の修正並びに株主優待制度廃止に関するお知らせ (PDF) (日東富士製粉株式会社)2021年8月18日閲覧。
  19. ^ 会社案内 事務所一覧(日東富士製粉)2020年6月13日閲覧。
  20. ^ 会社案内 関連企業(日東富士製粉)2020年6月13日閲覧。
  21. ^ a b c 会社概要 沿革 (株式会社さわやか)2020年8月6日閲覧。
  22. ^ 店舗情報 (株式会社さわやか)2020年8月6日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『日東製粉株式会社65年史』(日東製粉)1980年。OCLC: 47492374
  • 『富士製粉60年の歩み』(富士製粉)2002年。OCLC: 53980298
  • 『日東富士製粉100年史』(日東富士製粉)2014年。OCLC: 889955338

関連項目[編集]

外部リンク[編集]