日本の前途と歴史教育を考える議員の会

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日本の前途と歴史教育を考える議員の会(にほんのぜんととれきしきょういくをかんがえるぎいんのかい)は、日本自由民主党内で結成された議員連盟1997年(平成9年)設立[1]

概要[編集]

会長は古屋圭司[2]。自民党の議員が多く所属しており、前身である日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会では安倍晋三が事務局長を務め、中川昭一衛藤晟一松岡利勝高市早苗森田健作山本一太中山泰秀などが会員だった。

歴史教科書慰安婦南京事件問題に関し否定的な立場から提言を行っている。現在では主に第二次世界大戦末期の沖縄戦における集団自決について議論を行っている。同会では自決について「旧日本軍の組織的な強制・強要はまったくの事実無根」との立場をとっており、2007年(平成19年)10月17日、会内に「沖縄戦検証のための小委員会」を新たに設置した。

構成員[編集]

会長:古屋圭司
事務局長:義家弘介[3]
顧問:安倍晋三
南京問題小委員会 委員長:(空席)
慰安婦問題小委員会 委員長:中山泰秀
沖縄戦検証のための小委員会:萩生田光一
会員:岸田文雄佐藤勉今村雅弘江渡聡徳山崎正昭

所属していた議員[編集]

  • 大野松茂(会員)…2009年(平成21年)に引退
  • 渡辺喜美(会員)…2009年(平成21年)に離党
  • 中山成彬(会長)…2009年(平成21年)に除名
  • 戸井田徹(南京問題小委員会委員長・会員)…2009年(平成21年)に落選
  • 桜井郁三(会員)…2009年(平成21年)に落選
  • 西川京子(事務局長)…2014年(平成26年)に落選

安倍政権への参加者[編集]

2012年(平成24年)成立の第2次安倍内閣には19人の大臣のうち9人(47%)が参加している[4]

南京問題小委員会[編集]

2007年(平成19年)6月19日憲政記念館において「日本の前途と歴史教育を考える会 南京問題小委員会」の総括記者会見が行われ、調査検証の総括が報告された[5][6]

米国下院対慰安婦謝罪要求決議案への対応[編集]

アメリカ合衆国下院での対慰安婦謝罪要求決議案の委員会可決を受けて、同会はこれを公式に非難、「慰安婦は性奴隷などではなく、自発的に性サービスを提供した売春婦に過ぎず、虐待などの事実もない」として、決議案への反論をアメリカ合衆国下院に送致することを決定した。2007年(平成19年)6月29日の記者会見でその旨を発表し、慰安婦問題に関して決議案支持派との正面対決を宣言した。

出版物[編集]

  • 日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会(編)、1997、『歴史教科書への疑問―若手国会議員による歴史教科書問題の総括』、日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会 ISBN 4886561446
  • 日本の前途と歴史教育を考える議員の会、2008、『南京の実相―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった』、日新報道 ISBN 4817406674

脚注[編集]

  1. ^ “近隣諸国条項は自虐史教育 下村文科政務官が批判”. 共同通信社. 47NEWS. (2005年3月6日). オリジナル2014年4月5日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140405212816/http://www.47news.jp/CN/200503/CN2005030601003534.html 2013年4月22日閲覧。 
  2. ^ 日本教育再生機構主催の報告会 2015年10月29日 - 古屋圭司
  3. ^ 2011年4月14日 【日本の前途と歴史教育を考える議員の会】 - 義家弘介
  4. ^ 『村山・河野談話見直しの錯誤』p59、林博史、俵義文、渡辺美奈
  5. ^ 報告は戸井田徹議員のホームページにおいてPDFファイル形式、白雲 南京問題小委員会の調査検証の総括では、プレーンテキストで登録されており、書籍としても出版されている『南京の実相』(水間政憲編、日新報道、2008年10月)ISBN 9784817406675
  6. ^ 映像情報 南京問題小委員会 記者発表(07.06.19) 1/4[リンク切れ]2/4[リンク切れ]3/4[リンク切れ]4/4[リンク切れ]

関連項目[編集]