摂津市駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
摂津市駅
東改札口
東改札口
せっつし - Settsu-shi
HK-66 正雀 (1.5km)
(2.0km) 南茨木 HK-68
大阪府摂津市千里丘東四丁目1-1
駅番号 HK-67
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 京都本線
キロ程 10.9km(十三起点)
梅田から13.3km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
11,769人/日
-2014年-
開業年月日 2010年平成22年)3月14日
テンプレートを表示
西改札口
ホーム

摂津市駅(せっつしえき)は、大阪府摂津市千里丘東にある、阪急電鉄京都本線である。駅番号はHK-67

概要[編集]

摂津市の玄関口となる駅で、2010年(平成22年)に開業した[1]。駅前に立地していた企業の跡地を再開発する「南千里丘まちづくり構想」事業の一環として設置された駅である[1][2]

また当駅は日本初の「カーボン・ニュートラル・ステーション」であり[1]、「エコで始まる新しい駅」のキャッチフレーズの下、さまざまな環境施策が盛り込まれている。

カーボン・ニュートラル・ステーション構想
太陽光発電やパナソニック電工(現パナソニック)のLED照明[3]などの各種省エネルギー設備の導入などにより、当駅に起因する二酸化炭素(CO2)排出量を約54%削減し、残りについては排出枠購入などの方法により相殺することにより、名目的とはいえ、CO2排出量をゼロにする予定となっている。さらに、環境問題を考え、当駅で環境メッセージを発信していくため、ホーム側壁に設置される企業広告を環境に関する紹介とするほか、地下通路には当駅の「カーボン・ニュートラル・ステーション」の取り組みと「カーボン・ニュートラル・トレイン 摂津市駅号」のイラストの2つの看板が設置される。ホーム側壁にはこれまで阪急が運行した環境関連のラッピング列車のデザインのテイストを受け継ぎ、「エコで始まる新しい駅」をデザインしたイラストが装飾される[4]
当駅は普通電車のみの停車であるが、ホームにはLED式の発車案内機が設置されている。これは下り方面において梅田行きの列車と千里線経由地下鉄堺筋線直通列車が混在しており、その区別を明確にする狙いがあるといえる[5]。さらにホームや地下道などの照明はもとより、自動販売機の商品見本の照明までLED照明化されている。
南千里丘まちづくり構想
当駅のすぐ南側にはかつてダイヘン摂津事業所があったが、2008年(平成20年)1月にその機能を兵庫県神戸市東灘区六甲アイランドへ移転したため、「南千里丘まちづくり構想」の名で跡地の再開発が行われている。そのため、当駅の開業は再開発着手の第一段階であり、目玉事業でもあった。

歴史[編集]

駅構造[編集]

当駅は都市計画道路千里丘三島線(旧・大阪中央環状線)の「産業道路踏切」のすぐ南側で、東海道本線JR京都線千里丘駅の南東約500メートルに位置する。相対式ホーム2面2線を有する地上駅分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。また終日駅員が配置されている。

安全・安心・快適な駅を目指し、開業1年後の2011年(平成23年)4月までに防犯カメラ・多機能インターホン・旅客案内ディスプレイが設置された。

のりば[編集]

1 京都本線(上り) 京都(河原町)烏丸高槻市茨木市嵐山方面
2 京都本線(下り) 大阪(梅田)淡路天下茶屋北千里神戸宝塚方面

利用状況[編集]

2014年(平成26年)度の特定日における1日の乗降人員は11,769人である。

各年度の特定日における1日の利用客数は下表のとおり。

年度 特定日 出典
乗降人員 乗車人員
2010年 6,307 3,091 [7]
2011年 8,327 4,014 [8]
2012年 9,723 4,636 [9]
2013年 10,462 4,986 [10]
2014年 11,769 5,657 [11]

駅周辺[編集]

大阪モノレール線摂津駅とは約1キロメートル離れており、乗り換えには適さない。軌道が交差する場所にある南茨木駅がモノレール線開業当初からの乗り換え駅である。

バス路線[編集]

開業日以降、当駅には以下の路線が発着する。

阪急バス

  • 阪急摂津市駅前(ロータリー内)
    • 34番:JR千里丘行/摂津ふれあいの里行
  • 阪急摂津市(北行のみ)
    • 32・33・34・35番:JR千里丘行
  • (参考)市民文化ホール前
    • 32・34番:摂津市役所・上鳥飼経由 摂津ふれあいの里行
    • 33番:摂津市役所・上鳥飼経由 柱本団地・柱本営業所
    • 35番:摂津市役所・南摂津駅・上鳥飼経由 柱本団地行
    • 32・33・34・35番:JR千里丘行

近鉄バス

  • 阪急摂津市(北行のみ)
    • 市内循環58番:JR千里丘・正雀・別府・鳥飼車庫経由 摂津市役所行
    • 市内循環52・59番:JR千里丘止

高架化工事[編集]

2017年度に都市計画事業の認可を取得し、2033年度に事業を完了する予定である[13]

その他[編集]

摂津市駅開業ヘッドマーク
  • 当駅の開業と合わせて、京都本線で運用している9300系1編成にラッピング装飾と特製ヘッドマークが掲出されるとともに、列車運行に使用する電力を発電する際に生じるCO2を排出枠購入によりオフセットすることで排出量を実質的にゼロにする「カーボン・ニュートラル・トレイン 摂津市駅号」を2010年(平成22年)7月31日まで運行した。なお、車内のポスターも環境に関するものにするとともに、当駅における環境施策の紹介も掲出されていた[14]。その他通常運行の列車にも、当駅の開業を告知するヘッドマークが掲出されたものがある。
  • 周辺に路線を持つ阪急バスでは、当駅に乗り入れる吹田摂津線と柱本線において、バイオディーゼルを燃料としたラッピングバス車両1両を平日に運行するとともに、路線バス全車や事務所などでポスターを掲示した[15]。同社では2008年(平成20年)12月に豊中営業所管内でも1両同仕様のバスを導入している。

隣の駅[編集]

阪急電鉄
京都本線
快速特急・直通特急・特急・通勤特急・快速急行・快速・準急
通過
普通
正雀駅 (HK-66) - 摂津市駅 (HK-67) - 南茨木駅 (HK-68)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c 生田誠 『阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀』 彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-6・18-19頁。ISBN 978-4-7791-1726-8
  2. ^ a b “京都本線正雀駅~南茨木駅間の新駅が「摂津市」駅に決定~ 同駅を日本初の『カーボン・ニュートラル・ステーション』に~” (pdf) (プレスリリース), 摂津市 阪急電鉄, (2008年10月28日), http://www.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER200810281N2.pdf 2016年3月29日閲覧。 
  3. ^ パナソニックのLED照明、阪急の新駅に343台採用(家電Watch)
  4. ^ 『カーボン・ニュートラル・ステーション』摂津市駅は環境メッセージを発信していきます (PDF)
  5. ^ 同様の理由で、上新庄駅 - 富田駅のホームには発車案内機が設置されている(ただし、一部の駅は下りホームのみ)。
  6. ^ “「摂津市」駅の開業日が決定しました あわせて駅前広場、道路の一部を供用開始します” (pdf) (プレスリリース), 摂津市 阪急電鉄, (2009年12月9日), http://holdings.hankyu.co.jp/ir/data/ER200912093N2.pdf 2016年3月29日閲覧。 
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  12. ^ 『カーボン・ニュートラル・ステーション』摂津市駅開業にあわせ、太陽光発電と電動アシスト付自転車を備えた「阪急レンタサイクル摂津」を開業します (PDF)
  13. ^ 事前評価調書 (PDF)”. 大阪府. p. 2. 2016年1月18日閲覧。
  14. ^ 「カーボン・ニュートラル・トレイン 摂津市駅号」を運行します (PDF)
  15. ^ 環境に配慮した新駅 阪急電鉄「摂津市駅」の開業に伴いバイオディーゼル100%バスを運行いたします。 (PDF)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]