淡路駅

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淡路駅
東口
東口
あわじ
Awaji
所在地 大阪市東淀川区東淡路四丁目17番8号[1]
駅番号 HK-63
所属事業者 阪急電鉄
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
(特定日)32,805人/日
-2016年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均)32,572人/日
-2016年-
開業年月日 1921年大正10年)4月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 京都本線
キロ程 4.2km(十三起点)
梅田から6.6km
HK-62 崇禅寺 (1.0km)
(2.1km) 上新庄 HK-64
所属路線 千里線
キロ程 3.5km(天神橋筋六丁目起点)
HK-87 柴島 (1.3km)
(0.9km) 下新庄 HK-88
テンプレートを表示
西口(2007年8月3日)
西口(2007年8月3日)
ホーム(2006年6月11日)
ホーム(2006年6月11日)

淡路駅(あわじえき)は、大阪府大阪市東淀川区東淡路四丁目に所在する、阪急電鉄駅番号HK-632018年現在、高架工事中である。通勤特急以外の全種別が停車する。

京都本線と千里線が交差する駅で、両路線の乗換駅である。現在は阪急電鉄の駅のみだが、2018年に延伸開業予定の西日本旅客鉄道(JR西日本)おおさか東線の駅も設けられ、阪急とJR西日本の乗換駅となる予定。

歴史[編集]

駅構造[編集]

待避可能な島式2面4線のホームを有する地上駅。河原町寄りの東西双方に改札口が設けられており、各ホームは地下道で連絡している。

ホーム・改札口間の移動には、原則として階段を昇り降りしなければならなかったが、2006年3月に地下道とホームを結ぶエレベーターが設置された。

発車案内は上り・下り共にLED式のものが設置されている。2007年9月5日に更新されたもので、それまでは反転式のものが運用されていた。また、下りホーム(4・5号線)では朝のラッシュ時発車ベルが使われており、4号線は高音タイプ、5号線は低音タイプが鳴動される。各線の起・終点駅以外で使われている唯一の駅である。

のりば[編集]

号線 路線 方向 行先
2・3 京都本線 上り 京都(河原町)烏丸嵐山方面
千里線 上り[注 1] 吹田関大前南千里山田北千里方面
4・5 京都本線 下り 大阪(梅田)神戸宝塚方面
千里線 下り[注 2] 天神橋筋六丁目動物園前天下茶屋方面
備考
  • 信号機上では、外側の2号線と5号線が主本線となっている(一般的な阪急の各駅とは逆)。
  • 京都本線と千里線は、進行方向ごとにホームを共有している。天神橋筋六丁目方より入る列車は、構造上2号線には進入できないため、原則として2号線が梅田方から、3号線が天神橋筋六丁目方からの列車が入線する。
  • 1号線は欠番で、2号線の向かい(現在駅舎のある場所)にあった。古くは十三駅 - 当駅間が「十三線」と称する支線で、その頃に同線専用のホームとして存在していたが、1954年に撤去された[1]
  • 番号を修正していないのは、のりばが現行でも4つあり、案内に混乱が発生すること、平面交差(後述)による事故を防止するためとされている。1号線の廃止直後には、P-5形電車2両が事務所の代わりとして留置されていたこともある[1]

配線図[編集]

淡路駅構内配線略図
吹田北千里方面

梅田十三方面
淡路駅構内配線略図
河原町嵐山方面
天神橋筋六丁目天下茶屋方面
凡例
出典:川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア - 神戸駅』ISBN 978-479420498-1 12p、
講談社、2009年

※ オーバークロスしている青線は城東貨物線


平面交差について[編集]

京都本線と千里線は、写真のように平面交差している。上下線共にホーム手前に複雑な分岐があり、駅構内では50km/h(または30km/h)以下の速度制限がかかる。当駅を唯一通過する通勤特急は、カーブが連続する上新庄駅 - 十三駅間でも特に速度を落とさなければならない場所となっており[注 3]、京都本線のダイヤ上の最大のネックでもある。

千里線の列車は、上下線共に早朝・深夜を除くほとんどの列車が京都本線の列車と到着時刻が近接している関係で、本線の列車を先に通すため、交差手前で信号待ちによる停車を余儀なくされている。

その一方で、上り同士・下り同士の普通対面接続が終日行われている。このため、本線と千里線を跨いで移動する場合、乗車駅で直通列車に乗ることができなくても当駅で容易に乗り換えることができる[注 4]。なお、駅と路線の成り立ちの関係(#歴史を参照)から、京都本線と千里線が直交するのではなく、京都本線の十三駅から千里線の北千里駅へ向かう線路と、京都本線の河原町駅から千里線の天神橋筋六丁目駅へ向かう線路とがそれぞれ直線的な配線となっている。

駅放送について[編集]

阪急電鉄の場合、通常、梅田ターミナル側を丸子由美が、神戸や宝塚、京都の各路線のターミナル側を片山光男が担当している。 しかし、淡路駅の場合、ホームが狭く、また、同時に入線するダイヤが多いため、外側主本線(2号線・5号線)を片山光男が、内側待避線(3号線・4号線)を丸子由美が担当している。 これは、阪急で唯一の例である。

利用状況[編集]

2016年(平成28年)度のある特定日乗降人員32,805人である。

各年度の1日平均乗降・乗車人員数は下表の通り。

年度別1日乗降・乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 特定日 1日平均
乗車人員
出典
京都本線 千里線
乗降人員 乗車人員 乗降人員 乗車人員
1990年 30,010 14,881 19,518 9,912 28,305 [* 1]
1991年 - - 32,186
1992年 29,315 14,198 18,036 9,477 29,258 [* 2]
1993年 - - 29,171
1994年 - - 27,880
1995年 27,751 13,367 17,045 8,865 26,911 [* 3]
1996年 27,937 13,741 16,695 8,417 27,624 [* 4]
1997年 29,826 15,337 16,531 8,175 26,063 [* 5]
1998年 28,514 14,476 16,642 8,144 24,821 [* 6]
1999年 - - 24,270
2000年 26,872 13,380 15,755 7,899 22,934 [* 7]
2001年 25,400 12,652 15,631 7,724 22,436 [* 8]
2002年 24,691 12,361 14,737 7,185 21,625 [* 9]
2003年 24,330 12,160 14,299 6,886 21,369 [* 10]
2004年 23,341 11,645 12,706 5,387 20,958 [* 11]
2005年 23,705 11,794 13,796 6,624 18,973 [* 12]
2006年 22,815 11,380 13,365 6,324 19,943 [* 13]
2007年 23,558 11,718 13,542 6,381 19,927 [* 14]
2008年 22,967 11,471 13,426 6,282 20,432 [* 15]
2009年 22,270 11,029 13,191 6,031 19,036 [* 16]
2010年 22,759 11,363 12,771 5,637 18,536 [* 17]
2011年 22,768 11,362 12,647 5,508 19,060 [* 18]
2012年 21,322 10,540 11,967 5,217 18,632 [* 19]
2013年 21,152 10,453 11,597 5,011 17,800 [* 20]
2014年 21,116 10,417 11,613 4,987 17,560 [* 21]
2015年 21,722 10,850 11,889 4,999 17,500 [* 22]
2016年 21,123 10,485 11,682 4,900 17,789 [* 23]

駅周辺[編集]

マツヤデンキ淡路店
マツヤデンキ淡路店
三菱UFJ銀行淡路支店
三菱UFJ銀行淡路支店
アカシヤ淡路店
アカシヤ淡路店

東西共に駅前は商店街で、その周辺に住宅街が形成されている。

阪急京都線・千里線連続立体交差事業[編集]

建設中の千里線高架区間(2012年12月撮影)

阪急京都本線3.3km崇禅寺駅付近 - 上新庄駅付近)と阪急千里線3.8km(柴島駅付近 - 吹田駅付近)を高架にして、当駅における京都線と千里線の平面交差を解消し、17箇所の踏切を除去する事業[3]である。事業主体は大阪市で、2008年(平成20年)9月から工事に着手している。2024年度末に高架切替予定[4]

新駅舎は4階建てで、現在の駅より若干南東側に移動する。駅の構造は、2階が改札とコンコース、3階が上りホーム、4階が下りホームとなる予定である[5]。これにより、京都本線と千里線は立体交差化され、ダイヤ上のネックも解消される予定である。駅は既存の2つの路線の他、駅のすぐ北側で高架になっているJRの城東貨物線(将来のおおさか東線)[注 6]と立体交差する必要があるため、駅舎は近年に同様の構造で高架化された京急蒲田駅の24mを超える約30mの高さになる。

主たる区間において、既存線を仮線に移動した土地に高架線を構築するのではなく、既存線を跨ぐ構造の「直上高架方式」が採られている[6]

この事業に関連して、大阪市では駅の主に東側周辺で土地区画整理事業を進めている[7]。これは駅周辺に密集した老朽木造建物や狭い道路が多く防災上問題があったため、駅の高架事業を機に周辺を区画整理し、駅前に相応しい街と道路を整備するものである。

JRとの関係[編集]

現在、すぐ北側を走る城東貨物線が、2018年(平成30年)度に旅客線化され、おおさか東線(延伸部)として開業する予定である。同線にも当駅近くに駅が設けられる予定になっており、阪急とJRの乗り換え駅になる事が構想されているが、どのような連絡方法を取るかは未定である。

阪急新大阪連絡線[編集]

関西の新幹線のターミナル駅である新大阪駅に乗り入れていない阪急は、当駅や神戸本線神崎川駅・十三駅から新大阪駅にアクセスする『阪急新大阪連絡線』を構想し、免許を取得していた。しかし、当駅や神崎川駅からの区間については2002年(平成14年)12月6日に免許を失効させた。

ただ、地元住民から新大阪へのアクセス改善を望む声が多かったため、阪急バスが2006年5月から当駅と新大阪駅を結ぶコミュニティバスあいバス』を運行していたが[8]、「利用者の増加が見込めない状況にある」ことを理由として2008年3月31日で廃止された。

結果として、当駅 - 新大阪駅間を直接結ぶ役割は、2018年度に開業予定のJRおおさか東線が正式に担う運びとなっている。

隣の駅[編集]

阪急電鉄
京都本線
快速特急・直通特急「あたご」「とげつ」
十三駅 (HK-03) - 淡路駅 (HK-63) - 桂駅 (HK-81)
通勤特急
通過
特急・快速急行
十三駅 (HK-03) - 淡路駅 (HK-63) - 茨木市駅 (HK-69)
快速・準急
南方駅 (HK-61) - 淡路駅 (HK-63) - 上新庄駅 (HK-64)
普通
崇禅寺駅 (HK-62) - 淡路駅 (HK-63) - 上新庄駅 (HK-64)
千里線
直通特急「ほづ」
天神橋筋六丁目駅 (K11) - 淡路駅 (HK-63) (- 桂駅) (HK-81)
準急(堺筋準急)
天神橋筋六丁目駅 (K11) - 淡路駅 (HK-63) (- 上新庄駅) (HK-64)
普通
柴島駅 (HK-87) - 淡路駅 (HK-63) - 下新庄駅 (HK-88)
  • 括弧内の英数字は駅番号を示す。
  • 直通特急「あたご」「とげつ」「ほづ」は、いずれも春・秋の行楽シーズンにのみ運転。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 運行上は上りだが、正式には天神橋筋六丁目が起点なので、下りである。
  2. ^ 運行上は下りだが、正式には天神橋筋六丁目が起点なので、上りである。
  3. ^ 特に河原町行はダイヤの都合上、副本線の3号線(天下茶屋発北千里行普通が発車後、梅田発普通が2号線で待避)を通る列車がある。
  4. ^ 例:千里線北千里駅から地下鉄天下茶屋駅へ向かう場合、梅田行に乗車しても、当駅で天下茶屋行の列車に容易に乗り換えられる。
  5. ^ 本病院(本部)などは2012年7月17日付けで移転され、隣の柴島駅と崇禅寺駅が同施設への最寄り駅となった。
  6. ^ 開通当初より高架化されており、現在は京都線・千里線ともに城東貨物線の下を通っている。

出典[編集]

  1. ^ a b c 『阪急ステーション』 阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、90・130頁。ISBN 4-89485-051-6
  2. ^ a b c d e f g h i 生田誠 『阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀』 彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-6・14-15頁。ISBN 978-4-7791-1726-8
  3. ^ 阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業
  4. ^ 阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業の事業期間の見直しについて”. 大阪市 (2015年10月13日). 2015年10月13日閲覧。
  5. ^ 阪急京都線・千里線連続立体交差事業パンフレット3 (PDF, 563.78 KiB)
  6. ^ 阪急京都線・千里線連続立体交差事業パンフレット4 (PDF, 789.95 KiB)
  7. ^ 淡路駅周辺地区土地区画整理事業
  8. ^ 「あいバス」が5月13日に運行を開始します (PDF)

利用状況の出典[編集]

私鉄の統計データ
大阪府統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]