境川部屋

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Sakaigawa stable 2014.JPG

境川部屋(さかいがわべや)は、日本相撲協会に所属する出羽海一門相撲部屋。ここでは前身の中立部屋についても説明する。

歴史[編集]

1992年12月に現役を引退して以降、出羽海部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたっていた年寄・12代中立(元小結両国)が、1998年5月に2人の内弟子と同郷の先輩である12代大鳴戸(元幕内・吉の谷)を連れ、出羽海部屋から分家独立して中立部屋を創設した。12代中立の師匠である12代境川(元横綱佐田の山)が停年(定年)退職を迎える直前の2003年1月に、互いの年寄名跡を交換する形で12代中立は13代境川を襲名し、部屋の名称を境川部屋に変更した。

学生相撲出身者を積極的に迎え入れており、2002年3月場所に新十両へ昇進した岩木山を最初として、現在までに9人の関取を輩出している。2010年9月場所では当時在籍していた7人の現役関取が全員十両に在位して話題となった。2014年7月場所後には豪栄道が中立部屋時代を通じて部屋から初めての大関に昇進。2016年9月場所では豪栄道が同じく初の幕内最高優勝を果たした。13代境川はこの他に関脇妙義龍らを育成している。

2022年2月1日、部屋付きの14代武隈(元大関・豪栄道)が独立して武隈部屋を創設した[1]

所在地[編集]

師匠[編集]

中立部屋時代
  • 12代:中立嗣人(なかだち ひでと、小結・両国、長崎
境川部屋時代
  • 13代:境川豪章(さかいがわ ひであき、小結・両国、長崎)

部屋付き親方[編集]

力士[編集]

現役の関取経験力士[編集]

幕内[編集]

大関[編集]

小結[編集]

前頭[編集]

十両[編集]

人命救助[編集]

2020年6月10日早朝、境川部屋の付近を流れる毛長川にて女性が橋から転落した。通りかかった男性が110番通報をし、一緒にいた女性がすぐさま近くにある境川部屋へ救援を求めたという。女性の叫び声を聞いた親方が力士約20人に「すぐ行け!」と救助に向かわせ、岸辺に流された女性を彼らが引き上げて救助した[3][4]。所轄の竹の塚警察署からは、境川部屋や救助に携わった男性らに感謝状を贈る予定であると伝えられた[4]。親方はまた「救助された女性をそっとしておいてあげてほしい。ぺらぺら語るのはかわいそう」と、女性の心境を推し量った上で「いいことをしたとかはサラサラない。男として当たり前のことをしただけ」とだけ、取材記者に語った[5]。2005年7月に当時三段目の薩喜海が名古屋場所中の愛知県内で火災現場に遭遇、人命救助を行って名前を告げず現場を去ったが、後日、愛知・江南消防署から感謝状を贈られていたことも併せて報道された[6]

取組中の事故[編集]

2021年3月26日(3月場所13日目)、同部屋所属で東三段目65枚目の響龍光稀が、取組ですくい投げを受けた際に頭から落ちた。意識はあったがうつぶせ状態のまま立つことができず、約1分後に呼び出し3人が仰向けにし、約6分後に担架に乗せられて土俵を降り、東京都内の病院に救急搬送された。入院後は寝たきりの状態が続いており、肺血栓を患っていたものの、徐々にまひした体が動くようになっていた。しかし同年4月28日に容態が急変、急性呼吸不全で同日亡くなった[7]

脚注[編集]

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  1. ^ 元豪栄道の武隈親方が独立「武隈部屋」新設を承認 今月29日に断髪式」『日刊スポーツ』、2022年1月27日。2022年1月27日閲覧。
  2. ^ 「令和元年度版 最新部屋別 全相撲人写真名鑑」『相撲』2019年5月号別冊付録、ベースボール・マガジン社、 22頁。
  3. ^ “境川部屋力士20人、川に転落の女性救助 警視庁竹の塚署、感謝状贈呈へ”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2020年6月11日). https://mainichi.jp/articles/20200611/k00/00m/040/139000c 2020年6月11日閲覧。 
  4. ^ a b “境川部屋力士20人、橋から転落女性を救助 親方「当たり前のことしただけ」”. SANSPO.COM. (2020年6月12日). https://www.sanspo.com/article/20200612-INTM3TPT6BM7PD246DXOTLFB2M/ 2020年6月12日閲覧。 
  5. ^ “境川部屋の力士たちが人命救助 「男として当たり前」”. 日刊スポーツ. (2020年6月12日). https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202006110000808.html 2020年6月13日閲覧。 
  6. ^ 境川部屋の力士20人が部屋近くの川に転落した女性を救助 警視庁が感謝状贈呈へ” (日本語). スポーツ報知 (2020年6月12日). 2020年6月12日閲覧。
  7. ^ “響龍さん死去 28歳 春場所取組で倒れ入院、寝たきり続き急性呼吸不全で”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年4月29日). https://www.nikkansports.com/m/battle/sumo/news/202104290000467_m.html?mode=all 2021年4月29日閲覧。 

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度48分57.8秒 東経139度46分7.6秒 / 北緯35.816056度 東経139.768778度 / 35.816056; 139.768778