福島宿 (中山道)
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(上の段地区から転送)
福島宿(ふくしまじゅく)は、中山道37番目の宿場(→中山道六十九次)で、現在は長野県木曽郡木曽町福島。
関所は、宿場の北入口にあった。
特徴
[編集]天保14年(1843年)の『中山道宿村大概帳』によれば、福島宿の宿内家数は158軒、うち本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠14軒で宿内人口は972人であった。
最寄り駅
[編集]史跡・みどころ
[編集]この節の出典:[1]
福島宿内
[編集]- 福島関所跡
- 関所を復元した関所資料館がある。宿場の北端に位置していた。
- 高瀬資料館
- 島崎藤村の姉の嫁ぎ先で、藤村関連の資料も展示している。入館料は200円。
- 初恋の小径
- 島崎藤村の詩の代表作「初恋」をモデルにした高瀬資料館側の道。
- 観光文化会館
- 無料休憩所で、特産品を展示する。
- 上ノ段用水
- 観光文化会館や用水のある上の段地区(江戸小路エリア)は、唯一、福島宿の面影を残した地区である。
- くるまや本店
- この店は、蕎麦屋となっている。
- 山村代官屋敷
- 山村代官屋敷(やまむらだいかんやしき)は、代々、木曾代官・福島関所関守を務めた 山村甚兵衛家の屋敷の建物・庭園等の一部を整備したもの。木曾義昌の城館跡地に造営された。隣接する福島小学校も山村甚兵衛家の屋敷の跡地である。
- 木曽福島郷土館
- 興禅寺
- 木曾氏、山村氏の菩提寺
- 長福寺
上松宿までの途上
[編集]- 一里塚跡石碑
- 京へ67里、江戸より70里。
- エントランスエリア
- 沓掛一里塚
- 京へ66里、江戸より71里。
- 沓掛馬頭観音
- 木曽の桟
- けわしい崖に橋をかけて通路を開いた桟道で、かつては交通の難所だった。対岸には正岡子規、松尾芭蕉の碑がある。
ゆかりの人々
[編集]参考文献
[編集]- 児玉幸多著『中山道を歩く』中公文庫(1988年)ISBN 978-4122015562