ワンカラット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
ワンカラット
One carat.jpg
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2006年4月3日(12歳)
登録日 2008年7月10日
抹消日 2012年3月24日
ファルブラヴ
バルドウィナ
母の父 Pistolet Bleu
生国 日本の旗 日本北海道千歳市
生産 社台ファーム
馬主 青山洋一
調教師 藤岡健一栗東
競走成績
生涯成績 26戦5勝
獲得賞金 2億6725万6000円
テンプレートを表示

ワンカラット日本競走馬。名前の由来は「1番に輝け」。おもな勝ち鞍はフィリーズレビュー2009年)、函館スプリントステークス2010年)、キーンランドカップ(2010年)、オーシャンステークス2012年)。

来歴[編集]

生誕[編集]

2006年4月3日北海道千歳市社台ファームで生まれる。ワンカラットは母親がワンカラットをお腹に宿したままフランスから輸入した持込馬であった(父ファルブラヴはもともとは社台スタリオンステーションに繋養されていたが、2005年イギリスに1年限りでレンタルに出されておりこのときに種付けされている)。

2008年[編集]

中央競馬で競走生活を送る。デビューは8月10日小倉の芝1,200m。2番人気だったが、直線抜け出してデビューを飾った[1]。この後は立て続けて重賞に出走したが、ファンタジーステークス2着が最高だった[2]。G1阪神ジュベナイルフィリーズも12着に敗れている。

2009年[編集]

冬場は休養に充てて、初戦はフィリーズレビューで6番人気だったが、直線抜け出して快勝[3]。重賞初制覇するとともに桜花賞への優先出走権を獲得した。そして、本番の桜花賞だったが、中団から直線追い上げて4着[4]に入りオークスへの優先出走権を獲得した。しかし、陣営は距離適性を考慮してオークスには向かわずにNHKマイルカップへ向かった。しかし、NHKマイルカップは後方に置かれ、直線追い上げるも6着に終わった。このあと、夏場は休養に入る。そして、秋初戦のローズステークスは10着だった。本番の秋華賞では後方集団からレースを進めるも伸びあぐねて7着に終わった。その後、12月の阪神カップに出走したが16着と大敗した。

2010年[編集]

初戦の京都牝馬ステークスでは先団でレースを進めるも4着に敗れた。続く阪急杯ではエーシンフォワードの2着に入った。続く阪神牝馬ステークスでは2番人気に推されたが、後方からレースを進めるも伸び切れず9着に終わった。本番のヴィクトリアマイルでは先団追走も直線で伸びず7着に敗れた。6月6日安田記念に登録をしたものの賞金不足により除外となり、翌週6月13日CBC賞に出走、中団追走から脚を伸ばして3着と好走した[5]。1ヶ月間をおいて函館へ転戦、7月4日函館スプリントステークスに出走し、1分8秒2のレコードタイムで優勝し重賞2勝目を挙げた[6]。続く8月29日キーンランドカップでは先団追走から4コーナー手前で先頭に並びかけると、直線で内から伸びてきたジェイケイセラヴィとの競り合いを制し、重賞3勝目を挙げると共にサマースプリントシリーズチャンピオンに輝いた[7][8]。そして本番のスプリンターズステークスに2番人気で出走、中団待機も直線で伸び切れず5着に敗れた[9]

2011年[編集]

初戦の阪急杯では2番人気に推されたが、3コーナーでの不利があり5着に敗れた。本番の高松宮記念では先団を追走するが直線で失速し15着に終わった。レース後、左前脚の蹄骨を骨折し休養。10月29日スワンステークスで復帰したが7着に敗れた。続く11月26日京阪杯では好位から脚を伸ばして3着と好走した。12月17日阪神カップでは中団待機も直線で伸びず12着に敗れた。

2012年[編集]

初戦の淀短距離ステークスでは後方を追走し、直線追い上げるも4着に終わった。続く3月3日オーシャンステークスでは中団待機から直線で内を突いて鋭く伸び、重賞4勝目を挙げた。高松宮記念に出走登録をしていたが、左前脚の不安により出走を回避。そのまま引退し、社台ファームで繁殖牝馬となる[10]

繁殖時代[編集]

2013年3月21日に第1子誕生(牝、父ディープインパクト[11]2015年7月25日中京競馬場5Rにて、第1子であるワントゥワンがデビュー戦を勝ち、産駒初勝利をあげる[12]

生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 出典
2013 ワントゥワン 黒鹿毛 ディープインパクト 青山洋一 栗東・藤岡健一 14戦3勝(中央現役) [13]
2014 キスミーワンス 黒鹿毛 ネオユニヴァース 吉田千津 栗東・角田晃一 5戦1勝(中央現役) [14]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2008 8. 10 小倉 新馬 13 2.6 (2人) 1着 岩田康誠 54 芝1200m(良) 1:09.0 (35.5) -0.1 (トップカミング)
9. 7 小倉 小倉2歳S JpnIII 16 11.6 (4人) 5着 藤岡康太 54 芝1200m(良) 1:09.5 (36.2) 0.4 デグラーティア
10. 18 京都 デイリー杯2歳S JpnII 12 13.4 (5人) 6着 藤岡佑介 54 芝1600m(良) 1:33.8 (35.3) 0.5 シェーンヴァルト
11. 9 京都 ファンタジーS JpnIII 14 15.1 (5人) 2着 藤岡佑介 54 芝1400m(良) 1:23.7 (34.3) 0.0 イナズマアマリリス
12. 14 阪神 阪神JF JpnI 18 14.2 (5人) 12着 岩田康誠 54 芝1600m(良) 1:36.7 (36.8) 1.5 ブエナビスタ
2009 3. 15 阪神 フィリーズレビュー JpnII 16 18.5 (6人) 1着 藤岡佑介 54 芝1400m(良) 1:22.4 (35.8) -0.2 アイアムカミノマゴ
4. 12 阪神 桜花賞 JpnI 18 26.4 (6人) 4着 藤岡佑介 55 芝1600m(良) 1:34.4 (34.0) 0.4 ブエナビスタ
5. 10 東京 NHKマイルC GI 18 14.7 (6人) 6着 藤岡佑介 55 芝1600m(良) 1:33.3 (33.5) 0.9 ジョーカプチーノ
9. 20 阪神 ローズS GII 18 28.5 (6人) 10着 藤岡佑介 54 芝1800m(良) 1:45.7 (35.1) 1.0 ブロードストリート
10. 8 京都 秋華賞 GI 18 116.1 (15人) 7着 藤岡佑介 55 芝2000m(良) 1:58.9 (34.7) 0.7 レッドディザイア
12. 20 阪神 阪神C GII 18 8.3 (3人) 16着 藤岡佑介 54 芝1400m(良) 1:21.6 (36.1) 1.2 キンシャサノキセキ
2010 1. 31 京都 京都牝馬S GIII 15 10.5 (5人) 4着 藤岡佑介 54 芝1600m(稍) 1:36.5 (34.5) 0.1 ヒカルアマランサス
2. 28 阪神 阪急杯 GIII 16 16.3 (5人) 2着 藤岡佑介 55 芝1400m(良) 1:21.6 (34.9) 0.2 エーシンフォワード
4. 10 阪神 阪神牝馬S GII 18 4.0 (2人) 9着 藤岡佑介 55 芝1400m(良) 1:20.8 (33.8) 0.6 アイアムカミノマゴ
5. 16 東京 ヴィクトリアM GI 18 96.5 (13人) 7着 藤岡佑介 55 芝1600m(良) 1:32.5 (34.1) 0.1 ブエナビスタ
6. 13 京都 CBC賞 GIII 18 6.6 (3人) 3着 藤岡佑介 54 芝1200m(稍) 1:09.1 (34.3) 0.2 ヘッドライナー
7. 4 函館 函館スプリントS GIII 15 4.2 (2人) 1着 藤岡佑介 54 芝1200m(良) R1:08.2 (34.5) -0.3 ビービーガルダン
8. 29 札幌 キーンランドC GIII 16 3.7 (2人) 1着 藤岡佑介 54 芝1200m(良) 1:08.4 (34.4) -0.1 (ジェイケイセラヴィ)
10. 3 中山 スプリンターズS GI 16 4.9 (2人) 5着 藤岡佑介 55 芝1200m(良) 1:07.7 (34.1) 0.3 ウルトラファンタジー
2011 2. 27 阪神 阪急杯 GIII 16 7.8 (2人) 5着 藤岡佑介 55 芝1400m(良) 1:20.6 (35.3) 0.5 サンカルロ
3. 27 阪神 高松宮記念 GI 16 17.7 (7人) 15着 藤岡佑介 55 芝1200m(良) 1:09.6 (35.6) 1.7 キンシャサノキセキ
10. 29 京都 スワンS GII 18 43.8 (11人) 7着 藤岡佑介 55 芝1400m(良) 1:20.4 (34.3) 1.0 リディル
11. 26 阪神 京阪杯 GIII 15 17.8 (5人) 3着 藤岡佑介 55 芝1200m(良) 1:08.4 (33.6) 0.3 ロードカナロア
12. 17 阪神 阪神C GII 18 37.0 (12人) 12着 藤岡佑介 55 芝1400m(良) 1:21.6 (35.4) 1.1 サンカルロ
2012 1. 9 京都 淀短距離S OP 14 5.1 (3人) 4着 藤岡佑介 57 芝1200m(良) 1:08.7 (34.0) 1.2 エーシンダックマン
3. 3 中山 オーシャンS GIII 16 26.9 (9人) 1着 藤岡佑介 54 芝1200m(重) 1:09.2 (35.2) -0.1 グランプリエンゼル

血統表[編集]

ワンカラット血統ノーザンダンサー系 / 5代内アウトブリード (血統表の出典)[§ 1]
父系 ノーザンダンサー系
[§ 2]

*ファルブラヴ
1998 鹿毛
父の父
Fairy King
1982
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Gift of the Night
1990
Slewpy Seattle Slew
Rare Bouquet
Little Nana Lithiot
Nenana Road

*バルドウィナ
1998 鹿毛
Pistolet Bleu
1988
Top Ville High Top
Sega Ville
Pampa Bella Armos
Kendie
母の母
Balioka
1985
Tourangeau Val de Loir
Torbella
Bangalore Cadmus
Balbona
母系(F-No.) 1号族(FN:1-n) [§ 3]
5代内の近親交配 なし [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ ワンカラット 5代血統表2017年6月20日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com ワンカラット 5代血統表2017年6月20日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ ワンカラット 5代血統表2017年6月20日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ ワンカラット 5代血統表2017年6月20日閲覧。

脚注[編集]

  1. ^ “【メイクデビュー】(小倉)~ワンカラットがデビュー勝ち”. ラジオNIKKEI. (2008年8月10日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-153904.html 2015年8月31日閲覧。 
  2. ^ “【ファンタジーS】(京都)~ファレノプシスの仔アディアフォーンは僅差の3着に敗れる”. ラジオNIKKEI. (2008年11月9日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-158561.html 2015年8月31日閲覧。 
  3. ^ “【桜花賞1週前】栗東レポート~ワンカラット”. ラジオNIKKEI. (2009年4月1日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-165642.html 2015年8月31日閲覧。 
  4. ^ “【桜花賞】(阪神)~圧倒的人気のブエナビスタが桜の女王へ”. ラジオNIKKEI. (2009年4月12日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-166178.html 2015年8月31日閲覧。 
  5. ^ “【CBC賞(GIII)】(京都)~ヘッドライナー 重賞初V”. ラジオNIKKEI. (2010年6月13日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-185587.html 2015年8月31日閲覧。 
  6. ^ “第17回 函館スプリントS”. JRA. (2010年7月4日). http://www.jra.go.jp/datafile/seiseki/replay/2010/058.html 2015年9月1日閲覧。 
  7. ^ “【キーンランドC(GIII)】(札幌)~ワンカラット 重賞連勝”. ラジオNIKKEI. (2010年8月29日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-189265.html 2015年8月31日閲覧。 
  8. ^ “サマースプリントシリーズはワンカラットが制覇”. ラジオNIKKEI. (2010年9月12日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-189982.html 2015年8月31日閲覧。 
  9. ^ “【スプリンターズS(GI)】(中山)~香港からの刺客 伏兵ウルトラファンタジー 逃げ切りV”. ラジオNIKKEI. (2010年10月3日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-191012.html 2015年8月31日閲覧。 
  10. ^ “ワンカラット引退、繁殖入り”. ラジオNIKKEI. (2012年3月22日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-216651.html 2015年8月31日閲覧。 
  11. ^ “ワントゥワン”. netkeiba.com. http://db.netkeiba.com/horse/2013105748/ 2015年8月31日閲覧。 
  12. ^ “【メイクデビュー】(中京5R)~ワントゥワンが勝利”. ラジオNIKKEI. (2015年7月25日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/post_6458.html 2015年8月31日閲覧。 
  13. ^ ワントゥワン|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年6月20日閲覧。
  14. ^ キスミーワンス|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年9月3日閲覧。

外部リンク[編集]