ロシア海軍航空隊

ロシア海軍航空隊
	Морская авиация Военно-морского флота
活動期間	1912年 - 現在
国籍	ロシア
軍種	ロシア海軍
兵科	海軍航空隊
任務	対水上戦、対潜戦; 港湾、海上施設の防空; 航空阻止; 海上における航空輸送・捜索救助
兵力	2万8000人 (2014); 推定359機
主な戦歴	第一次世界大戦; 第二次世界大戦; 冬戦争; 日ソ戦争; 朝鮮戦争; 冷戦; シリア内戦; ウクライナ戦争
指揮
現司令官	イゴール・コージン少将
著名な司令官	チムール・アパキージェ少将; ヴィクトル・パブロヴィチ・ポタポフ大将
識別
軍艦旗
国籍標識
フィンフラッシュ
インシグニア
	表; 話; 編; 歴;

ロシア海軍航空隊（露: Морская авиация Военно-морского флота, МА ВМФ、英: Russian Naval Aviation）は、ロシア海軍の海軍航空隊。海上の敵艦船、輸送部隊、揚陸艦艇、航空機への攻撃および偵察活動、艦隊と港湾軍事基地、施設の防空を主任務とする。陸上部隊への航空支援、電子戦、機雷の展開あるいは掃海活動、海上における捜索救助も行う。

現在の司令官はアンドレイ・ニコライエヴィチ・パホモフ（Пахомов, Андрей Николаевич）大佐^[3]。

組織[編集]

海軍総司令部直属部隊の他、カスピ小艦隊を除く各艦隊に航空部隊が所属している。

北方艦隊所属部隊[編集]

第45航空・防空軍
第924独立親衛海軍ミサイル搭載機航空連隊 - オレーニヤ湾オレネゴールスク基地
第279独立艦載戦闘機航空連隊 - セヴェロモルスク基地
第830独立艦載対潜ヘリコプター連隊 - セヴェロモルスク基地
第403独立混成航空連隊 - セヴェロモルスク基地
第73独立長距離対潜航空飛行隊 - キペロヴォ基地

太平洋艦隊所属部隊[編集]

第865独立戦闘機航空連隊：エリゾヴォ
第317独立混成航空連隊：エリゾヴォ
第568独立混成航空連隊 - カーメンヌイ・ルチェイ基地
第289独立混成対潜航空連隊 - ニコラエフカ基地
第71独立輸送航空飛行隊 - クネヴィッチ基地

バルチック艦隊所属部隊[編集]

第689親衛戦闘機航空連隊 - チカロフスク基地
第4独立親衛海軍攻撃機航空連隊 - チェルニャホフスク基地
第125独立ヘリコプター飛行隊 - チカロフスク基地
第396独立艦載対潜ヘリコプター飛行隊 - ドンスコエ基地
第398独立輸送航空飛行隊 - フラブロヴォ基地

黒海艦隊所属部隊[編集]

第43独立海軍攻撃機航空連隊 - サーキ飛行場、2022年8月9日のウクライナ軍のクリミア攻撃により壊滅^[4]
第25独立艦載対潜ヘリコプター連隊 - カチャ飛行場
第917独立混成航空連隊 - カチャ飛行場

階級[編集]

詳細は「ロシア軍の階級」および「ロシア海軍#階級」を参照

海軍航空隊の階級呼称は陸軍式（全軍式）である。従って、海軍航空隊の将官は提督ではなく将軍である。

ギャラリー[編集]

スホーイ Su-33
スホーイ Su-25UTG
ミコヤン MiG-29K
ミコヤン MiG-31BM
スホーイ Su-30SM
イリューシン Il-38
ツポレフ Tu-142（英語版）
カモフ Ka-27PL
カモフ Ka-27PS
メドヴェージェフ大統領の訪問を受けて整列する空母「アドミラル・クズネツォフ」乗組員

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

^ ^a ^b 国際戦略研究所: The Military Balance 2014, p.185
^ “World Air Forces 2015”. Flightglobal Insight (2015年). 2015年11月27日閲覧。
^ С марта 2021 года должность именуется: начальник морской авиации и противовоздушной обороны Главного командования Военно-Морского Флота. См.: Официальный отдел. Из указов Президента Российской Федерации. // Морской сборник. — 2021. — № 7. — С. 4.
^ “クリミアのロシア軍基地の爆発で被ったロシア軍の損害は？│ミリレポ｜ミリタリー関係の総合メディア”. milirepo.sabatech.jp. 2023年9月24日閲覧。

外部リンク[編集]

https://stat.mil.ru/ - ロシア連邦国防省公式ウェブサイト

[IISS2014_p185-1] 国際戦略研究所: The Military Balance 2014, p.185

[Flightglobal-2] “World Air Forces 2015”. Flightglobal Insight (2015年). 2015年11月27日閲覧。

[3] С марта 2021 года должность именуется: начальник морской авиации и противовоздушной обороны Главного командования Военно-Морского Флота. См.: Официальный отдел. Из указов Президента Российской Федерации. // Морской сборник. — 2021. — № 7. — С. 4.

[4] “クリミアのロシア軍基地の爆発で被ったロシア軍の損害は？│ミリレポ｜ミリタリー関係の総合メディア”. milirepo.sabatech.jp. 2023年9月24日閲覧。

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