シベリア軍管区
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シベリア軍管区 | |
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創設 | 1865年8月6日 |
廃止 | 2010年10月21日 |
所属政体 |
ロシア帝国 → ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国 → ソビエト連邦 → ロシア |
所属組織 | ロシア連邦軍 |
部隊編制単位 | 軍管区 |
所在地 | ザバイカリエ地方チタ |
上級単位 | ロシア連邦軍 |
戦歴 |
ロシア内戦 ノモンハン事件 第二次世界大戦 |
国防省 |
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参謀本部 |
軍管区 |
部隊単位 |
歴史・伝統 |
その他 |
シベリア軍管区(シベリアぐんかんく、ロシア語: Сибирский военный округ、略称СибВО)は、かつて存在したソ連軍、ロシア連邦軍のシベリア地域における軍管区、統合部隊。本部はチタ。
歴史
[編集]シベリア軍管区の創設日は、ロシア国防省令によりロシア帝国時代の1865年8月6日とされている。
1919年12月3日、ソビエト連邦軍におけるシベリア軍管区設置。1935年5月17日、シベリア軍管区から分割されザバイカル軍管区設置。1929年、東清鉄道紛争、1939年、ノモンハン事件が発生した。
第二次世界大戦時、部隊編成・兵員訓練のための後背地として機能し、軍管区から送られた部隊は、モスクワの防衛等において活躍した。1945年春のドイツ降伏後、第1極東戦線と第2極東戦線が編成され、同年8月8日のソ連対日宣戦布告と共に満州へ侵攻した。
1968年、シベリア軍管区に赤旗勲章が授与された。
チェルノブイリ原子力発電所事故の災害派遣、アフガニスタン、チェチェン共和国等に部隊を派遣。
1998年12月1日にはザバイカル軍管区はシベリア軍管区に統合されている。
2010年10月21日には南東の一部を除いて中央軍管区に改編された。
編制
[編集]シベリア軍管区は、2個軍と直轄部隊から成り、空軍の1個航空軍が配属されている。
諸兵科連合軍
[編集]- 第41軍(ノヴォシビルスク)
- 第32独立自動車化狙撃旅団:旧第85自動車化狙撃師団第228自動車化狙撃連隊。シロヴォ
- 第35独立親衛自動車化狙撃旅団:旧第122親衛自動車化狙撃師団。アレイスク
- 第74独立親衛自動車化狙撃旅団(軍部隊21005):ユルガ
- 第868防空指揮所
- 第61高射ミサイル旅団:ブイイスク。ブーク装備
- 第60工兵連隊:ノヴォシビルスク
- 第254独立放射線・化学・生物学防護大隊:トプチハ
- 第75通信拠点
- 第235独立通信統制連隊:コチェネヴォ
- 第103保管基地:シロヴォ。戦時に第84独立自動車化狙撃旅団に展開
- 第104保管基地:アレイスク。戦時に第85独立自動車化狙撃旅団に展開
- 第36軍(ボルジャ)
- 第5独立親衛戦車旅団:旧第2親衛戦車師団。ディヴィジオンナヤ
- 第36独立親衛自動車化狙撃旅団:旧第131親衛自動車化狙撃師団。ボルジャ
- 第37独立親衛自動車化狙撃旅団:旧第5親衛戦車師団。キャフタ
- 第792防空指揮所
- 第140高射ミサイル旅団:ドムナ
- 第27工兵連隊:ヤースナヤ
- 第126独立放射線・化学・生物学防護大隊:ボルジャ
- 第786通信拠点
- 第175独立通信統制連隊:ボルジャ
- 第187保管基地:ニジニェウジンスク。戦時に第86独立自動車化狙撃旅団に展開
- 第227保管基地:ディヴィジオンナヤ。戦時に第87独立自動車化狙撃旅団に展開
軍管区直轄部隊
[編集]- 第225保管基地:ヤースナヤ。戦時に第29独立自動車化狙撃旅団に展開
- 第11独立空中襲撃旅団:ウラン・ウデ
- 第24独立特殊任務旅団:イルクーツク。スペツナズ
- 第212親衛下級特技兵管区教育センター(軍部隊30672):ペスチャンカ
- 第120砲兵旅団:チーストゥイエ・クリュチ。ウラガンx8、ムスタ-Bx18、MT-12x6、シュトゥルム-Sx18装備
- 第200砲兵旅団:ドロヴャナヤ。ウラガンx8、ムスタ-Bx18、MT-12x6、シュトゥルム-Sx18装備
- 第103ロケット旅団:ウラン・ウデ。トーチカx12装備
- 第232ロケット砲旅団:チーストィ。ウラガンx18装備
- 第7018保管基地:ドロヴャナヤ。砲兵
- 第7019保管基地:シェレホフ。砲兵
- 第457独立工兵大隊:
- 第11独立火力支援大隊:ドロヴャナヤ
- 第349保管基地:トプチハ。化学兵
- 第101通信旅団:チタ
- 第50通信旅団:
- 第80通信拠点:
- 第154独立通信訓練大隊:
- 第1271独立電波電子戦センター(軍部隊41158):旧第232独立電波電子戦連隊。ディヴィジオンナヤ
- 第53物資保障連隊:チタ
空軍
[編集]- 第14航空軍:チタ
準軍隊
[編集]戦時には、軍管区内に駐屯する他省庁の軍事組織も作戦統制下に置く。
歴代司令官
[編集]職名 | 氏名 | 階級 | 在任期間 | 出身校 | 前職 |
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司令官 | ニコライ・コルミルツェフ | 大将 | 1998.12-2001.3 | オムスク高等諸兵科共通指揮学校 | ザバイカル軍管区司令官 |
司令官 | ウラジーミル・ボルドゥイレフ | 大将 | 2001.5-2002.12 | モスクワ高等諸兵科共通指揮学校 | シベリア軍管区参謀長 |
司令官 | ニコライ・マカロフ | 上級大将 | 2002.12-2007.4 | モスクワ高等諸兵科共通指揮学校 | モスクワ軍管区参謀長 |
司令官 | アレクサンドル・ポストニコフ | 大将 | 2007.4-2010.1 | キエフ高等諸兵科共通指揮学校 | シベリア軍管区参謀長 |
司令官 | ウラジーミル・チルキン | 中将 | 2010.1- | 沿ヴォルガ・ウラル軍管区参謀長 |
関連項目
[編集]- Official site(リンク切れ)