軍種

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軍種(ぐんしゅ)とは、軍隊の種類区分。一般的には、陸軍海軍空軍の3軍種で構成する国家が多い。また、防空任務を専門に行う防空軍を加える場合や、ミサイル迎撃を専門に行う宇宙軍などを加える国家も存在する。

軍種は、伝統的に陸軍と海軍の2軍種での構成が基本的であったが、第二次世界大戦終結後の航空機の技術的発達に伴い、陸海軍の一部隊として存在する「航空隊」が母体となって「空軍」が誕生。それにより、陸軍・海軍・空軍の3軍種での構成が基本的になった。また、21世紀からの技術進化に平行し、他国のミサイル迎撃や、衛星を使用し軍事情報を収集する「宇宙軍」なども近年設立されている。 国家憲兵を独立の軍種としている国もある。テロリストや敵国とのサイバー戦争に備えるためにサイバー軍を独立軍種として新設する動きもある。


アメリカ軍では、アメリカ陸軍アメリカ海軍アメリカ空軍の一般的な3軍種に加え、海兵隊沿岸警備隊が加わる5軍種で構成されている。

ロシア連邦軍での軍種(виды Вооруженных Сил)は、ロシア陸軍ロシア海軍ロシア空軍の3軍種に加えてミサイル攻撃を担う「ロシア戦略ロケット軍」、ミサイル防衛と人工衛星管理を行なう「ロシア宇宙軍」、空挺部隊が化された「ロシア空挺軍」の3独立兵種(рода войск)からなっている。

また、カナダ軍のように、軍種を全て廃止して単一軍種とし、統合軍として編成している国や、ドイツ連邦軍のように、各軍に共通する指揮・兵站・通信・憲兵・教育を統合して戦力基盤軍を作り、医療部隊を統合して救護業務軍を作った国もある。