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ラスト・シューティスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラスト・シューティスト
The Shootist
監督 ドン・シーゲル
脚本 マイルズ・フッド・スワザウト
スコット・D・ヘイル
原作 グレンドン・スワザウト英語版
製作 M・J・フランコヴィッチ英語版
ウィリアム・セルフ英語版
出演者 ジョン・ウェイン
ローレン・バコール
音楽 エルマー・バーンスタイン
撮影 ブルース・サーティース
編集 ダグラス・スチュワート英語版
配給 アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 1976年8月11日
日本の旗 1979年7月7日
上映時間 99分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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ラスト・シューティスト』(原題: The Shootist)は、1976年製作の、ジョン・ウェイン主演の西部劇映画。1975年に発表された同名の小説の映画化で、ローレン・バコールロン・ハワード、そしてジェームズ・ステュアートが共演している。師であるジョン・フォード亡き後も、一人で奮闘したジョン・ウェインの遺作となった作品である。

あらすじ

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1901年1月22日、かつての名うてのガンマン・ブックスがネバダ州カーソンシティに戻ってきた。末期ガンで余命宣告を受けた彼は、未亡人のロジャース夫人が経営する下宿屋に終の住処を求めたのだった。

だが間もなくして、ブックスがカーソンシティに滞在していることが知れ渡り、かつての仇敵たちやひと儲けを目論む者たちが集まって来る。ある夜、ブックスは寝込みを襲ってきた2人のならず者を射殺してしまう。

やがて自らの死期を悟ったブックスは、葬儀屋と話をつけた後、自分を弟の敵と狙うスイーニー、賭博を生業とするプルフォード、そして町のならず者コッブに宣戦布告。早朝、4人と、バーテンダーしかいない酒場で、男の最期の意地を賭けた銃撃戦が始まった。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
フジテレビテレビ朝日
J・B・ブックスジョン・ウェイン小林昭二納谷悟朗
ロジャース夫人ローレン・バコール馬渕晴子小沢寿美恵
ギロムロン・ハワード水島裕村山明
ホステトラー医師ジェームズ・ステュアート浦野光
スイーニーリチャード・ブーン郷里大輔田中康郎
プルフォードヒュー・オブライエン池田勝小林清志
コッブビル・マッキーニー英語版玄田哲章仲木隆司
ティビドー保安官ハリー・モーガン永井一郎大木民夫
ベッカムジョン・キャラダイン北村弘一村越伊知郎
セレプタシェリー・ノース榊原良子浅井淑子
モーゼススキャットマン・クローザース龍田直樹藤本譲
新聞記者ドブキンスリック・レンズ英語版千田光男石丸博也
バーバーアルフレッド・デニス英語版藤城裕士
不明
その他
N/A渡部猛
清川元夢
峰恵研
塚田恵美子
一ノ瀬明美
日本語スタッフ
演出山田悦司春日正伸
翻訳額田やえ子宇津木道子
効果南部満治
調整村田弘之遠西勝三
制作ニュージャパンフィルム
解説高島忠夫淀川長治
初回放送1982年4月4日
ゴールデン洋画劇場
1987年6月14日
日曜洋画劇場

※日本語吹替はフジテレビ版が2017年2月24日発売のBlu-rayDVDに収録。正味約91分。

スタッフ

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エピソード

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  • 日本では当初本国での興行失敗により公開が予定されていなかったものの、1979年にウェインが逝去した為、急遽1ヶ月後に東京と横浜の4館で劇場公開された[1]。生前最後の主演作という事もあって話題を呼んだが国内でのウェイン、西部劇ブームが去ってからかなり経っていた事もあり、またしても興行は失敗に終わった[2]
  • 冒頭で、『赤い河』、『ホンドー』、『リオ・ブラボー』、『エル・ドラド』というウェイン主演の映画のシーンが挿入されている。
  • 「癌を抱えながら撮影した」とのエピソードが散見されるが、この映画の製作時点では、ウェインの肺ガンが寛解したとされていた。胃にガンが発見され手術を受けたのは、この映画が製作されて3年たった1979年の1月12日のことである[3]
  • ネバダ州のカーソンシティでロケが行われた時、ロジャース夫人の宿となった建物は、ネバダ州知事の邸宅から3件しか離れていなかった。
  • ロケ地がエルパソからカーソンシティに変更になった時、ウェインは愛馬ダラー(Dollar)をキャストに加えて、脚本を書き直させた。また、演技も手直しをさせた。ブックスが背後からプルフォードを撃ち、しかる後に、ギロムがブックスを撃つという設定であったのだが、ウェインは「自分の映画人生の中で、ひとを背後から撃ったことは一度もない。変えてほしい。」と言い、また、若いギロムに人殺しをさせるのは忍びないとして、最後にギロムが銃を捨てて、ガンマンの道を諦めるという設定にした。
  • ウェインは配役にも責任を持った。ローレン・バコール、ジェームズ・ステュアート、リチャード・ブーン、そしてジョン・キャラダインの出演は、彼の意向によるものである。特にバコールは、20年ほど前に夫であるハンフリー・ボガートを癌で亡くしている。
  • 映画に登場するダラー(Dollar)は、1969年、2歳の時に『勇気ある追跡』に出演し、以来10年間、ウェインの愛馬だった。この栗毛のアメリカン・クォーターホース(短距離用の競走馬)には、自分以外の人間が乗ることを禁じていたが、ウェインの死後、『探偵ハート&ハート』の中で、ロバート・ワグナーが乗ったことがある[4]
  • 本作の主演はジョン・ウェインが配役される以前に、ポール・ニューマンチャールズ・ブロンソンジーン・ハックマンクリント・イーストウッドに打診されたがいずれも断られた[5]
  1. 青鉛筆『朝日新聞』1979年(昭和54年)6月20日朝刊 13版 23面
  2. Blu-rayのリーフレットより
  3. 「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」広瀬隆、文芸春秋社 1982年
  4. Whiteside, John. "The Duke's Horse Keeps Special Bond". Chicago Sun Times. January 19, 1985

外部リンク

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