マイケル・アティヤ

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マイケル・アティヤ卿
Michael Francis Atiyah.jpg
生誕 (1929-04-22) 1929年4月22日(89歳)
ロンドン, イングランド
国籍 イギリスの旗 イギリス
研究分野 数学
研究機関 ケンブリッジ大学
オックスフォード大学
プリンストン高等研究所
レスター大学
エジンバラ大学
出身校 トリニティ・カレッジ (ケンブリッジ大学)
博士課程
指導教員
ウィリアム・ホッジ
博士課程
指導学生
サイモン・ドナルドソン
ナイジェル・ヒッチン
ピーター・クロンハイマー
フランシス・カーワン
ルース・ローレンス
主な受賞歴 フィールズ賞 (1966)
キング・ファイサル国際賞(1987)
コプリ・メダル (1988)
アーベル賞 (2004)
プロジェクト:人物伝

マイケル・アティヤ(Michael F. Atiyah、1929年4月22日 - )は、アティヤ=シンガーの指数定理ゲージ理論の研究などで知られるイギリス数学者。現代最高の数学者の一人とみなされている。父はアラブ研究で知られる歴史家のエドワード・アティヤ英語版、弟は弁護士パトリック・アティヤ英語版

人物[編集]

その発想は素直で自然であり、数学の諸分野、また理論物理学までをも結びつけるスケールの大きさが印象的である。業績が多分野に関係するせいか、数学者には珍しく共著の論文が多い。

サイモン・ドナルドソンナイジェル・ヒッチンピーター・クロンハイマーフランシス・カーワンルース・ローレンスなど優れた弟子を育て、また、エドワード・ウィッテンを見出したことでも知られる。

1983年に英国王室よりナイトの称号を得る。1990年から1995年まで王立協会会長を務めた。

2018年微細構造定数の導出の副産物としてリーマン予想を証明したと発表した。現在、研究者らによって検証が進められている[1][2][3][4]。 なお、この証明の妥当性については、複数の研究者が懐疑的な意見を述べている[5]。彼は、フィールズ賞アーベル賞を受賞してarXivからrejectを受けた[6]世界初の数学者である。

リーマン予想の証明[編集]

微細構造定数を導出する過程でリーマン予想背理法を用いて証明できると主張している。彼は、発表した5ページの論文に加え、全ての根拠を示した論文を王立協会が発行する科学誌に投稿し、2018年現在、専門家らにより検証が進められている。 他の専門家が懐疑的な意見を表明していることについて、「証明の正当性はある。」、「私が全く新しく、予想外の方法で解いたため、疑念が出ているのだろう。」と反論している。「数学者の旬は40歳までとみんな言うが、間違っていると証明したい。90歳になってもできると見せたい。」、「論文は今年90歳で亡くなった数学者の妻に捧げた。」と話している[4]

著書[編集]

  • Intoduction to Commutative Algebra (I.G.MacDonaldとの共著) ISBN 0201407515

受賞歴[編集]

脚注[編集]

先代:
ジョージ・ポーター
王立協会会長
1990 - 1995年
次代:
アーロン・クルーグ