ヒガシマル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:本社外観の画像提供をお願いします。2016年5月
株式会社ヒガシマル
HIGASHIMARU CO.,LTD.
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
899-2594
鹿児島県日置市伊集院町猪鹿倉20番地
北緯31度37分23.1秒 東経130度24分31.2秒 / 北緯31.623083度 東経130.408667度 / 31.623083; 130.408667座標: 北緯31度37分23.1秒 東経130度24分31.2秒 / 北緯31.623083度 東経130.408667度 / 31.623083; 130.408667
設立 1979年10月2日
業種 食料品
法人番号 1340001000162 ウィキデータを編集
事業内容 水産用配合飼料・麺類製造販売
代表者 東 吉太郎(代表取締役会長)
東 紘一郎(代表取締役社長
資本金 6億390万円
(2018年3月31日現在)[1]
発行済株式総数 4,746,000株
(2018年3月31日現在)[1]
売上高 連結:135億5112万円
(2018年3月期)[1]
営業利益 連結:3億6512万円
(2018年3月期)[1]
経常利益 連結:4億943万円
(2018年3月期)[1]
純利益 連結:1億3170万円
(2018年3月期)[1]
純資産 連結:61億5388万円
(2018年3月31日現在)[1]
総資産 連結:120億374万円
(2018年3月31日現在)[1]
従業員数 連結:353名(2018年3月31日現在)[1]
決算期 3月31日
主要株主 東 紘一郎 17.59%
東 勤(取締役)12.22%
東 実(専務取締役)12.13%
有限会社ヒガシマル開発 9.07%
(2018年3月31日現在)[1]
外部リンク https://www.k-higashimaru.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社ヒガシマルは、鹿児島県日置市伊集院町猪鹿倉に本社を置く飼料製麺会社。クルマエビ養殖用配合飼料、養魚用配合飼料の大手メーカーである。即席麺乾麺などの食品には『ヒガシフーズ』のブランドを用いる。麺類関連としてめんつゆなども製造する。福岡証券取引所に単独上場している銘柄のひとつである[注釈 1]

概要[編集]

昭和22年(1947年)3月、創業者の東清により創業。食品部門は「食品営業部」「食品製造部」、水産飼料部門は「飼料営業部」「飼料製造部」「飼料研究部」「品質管理部」、「海外事業部」で構成されている。平成13年(2001年)6月には、通信販売事業を開始した。

食品事業では、昭和41年(1966年)9月には、即席麺の工場を新設して、即席麺事業へ参入。昭和55年(1980年)3月には、九州では初となる「ストレートめんつゆ」の開発および販売を開始して、めんつゆ事業へ参入。製麺事業を中心として、皿うどん、乾麺、スナック類などの製造と販売を行っており、業務用やプライベートブランドなども取り扱う。かつては、下請けとして大手メーカーの即席麺を主に製造していた期間もある。

水産事業では、昭和50年(1975年)、日本で初となるクルマエビ用配合固形飼料を実用化。昭和51年(1976年)9月、水産養殖用配合飼料の工場を新設して製造と販売を行い、水産事業へ参入。昭和56年(1981年)5月には、鹿児島市にヒガシマル水産研究機関の研究所が完成。昭和60年(1985年)1月には、ブリおよびハマチ用配合飼料の開発、生産、販売を開始。各種養魚用配合飼料などの製造および販売も行う。

配合固形飼料は、生き餌と比較して品質が安定しており、運搬や保管や給餌も容易で、水質汚染の防止効果も高いなど養殖には利点が多く、各種天然ポリフェノール類を配合したもの、色調改善、病害感染症や寄生虫症に対する抵抗力の向上などの機能性も併せ持ったものなど、幼生仔魚用の初期飼料も含めた様々な養殖用魚類の配合固形飼料を、ヒガシマルは世界19カ国に輸出しており、成長、歩留まり、活力向上、耐病性、使い勝手などの機能性も考慮した、既存飼料の改良や新規飼料の研究開発力や、養殖の技術指導まで含めたサポート体制から、水産事業は売上高の7割以上を占めるまでになっている。

中でもクルマエビ用配合固形飼料類については、長年培った経験に基づいた研究開発と品質改良による、高い品質と性能により、低価格、成長促進、安定成長、感染症対策といった目的別に豊富な種類で、事業参入から国内シェア第1位を維持し続けている。かつて、クルマエビの養殖は生き餌によって行われていたため、鹿児島県の離島から沖縄にいたる、生き餌の入手が困難な南の地域ではクルマエビの養殖は不可能とされていたが、ヒガシマルがクルマエビ用配合固形飼料の市販を開始して普及したことで、これらの地域でも養殖の生産が盛んになり、クルマエビ養殖の発展に大きく貢献した。また、ハマチの養殖についても、安価で成長効果が高い配合固形飼料の開発にヒガシマルが成功したことで、大量の生き餌が必要だったことよる海洋汚染などの問題も改善している。

平成13年(2001年)12月には食品事業で、平成30年(2018年)2月には水産事業で、それぞれISO9001を認証取得している。

平成23年(2011年)1月には、愛知県田原市の『マリンテック株式会社』を、平成24年(2012年)7月には、横浜市磯子区の『コスモ食品株式会社』を、平成25年(2013年)7月には、大阪市平野区の『株式会社向井珍味堂』を、平成26年(2014年)11月には、東京都中央区の『永屋水産株式会社』を、平成27年(2015年)8月には、鹿児島県奄美市の『奄美クルマエビ株式会社』を、平成28年(2016年)7月には、富山県南砺市の『株式会社なかしま』を連結子会社化。平成29年(2017年)11月には、沖縄県国頭郡に『株式会社ヤンバル琉宮水産』を設立した。

ちなみに、「ヒガシマル」の商標は、兵庫県ヒガシマル醤油株式会社が1949年から先有使用しているものであり、現在もヒガシマル醤油の登録商標である。兵庫のヒガシマル醤油と鹿児島のヒガシマルは完全に無関係な会社である。

沿革[編集]

  • 1947年3月 - 製粉、製麺、精米業を創業。
  • 1953年3月 - 有限会社東製粉工場を設立し、製麺業に参入。
  • 1968年1月 - 有限会社ヒガシマル食品工業に商号変更。
  • 1979年10月 - 株式会社ヒガシマルを設立し、有限会社ヒガシマル食品工業より全営業を譲受。
  • 1998年3月 - 福岡証券取引所に株式を上場。
  • 2001年8月 - 株式会社小川食品商事を吸収合併し、神奈川県川崎市に関東営業所を開設[注釈 2]
  • 2006年12月 - 株式会社島原素麺本舗を吸収合併[2]

事業所[編集]

工場[編集]

  • 本社工場(鹿児島県日置市)
  • 鹿児島工場(鹿児島県鹿児島市[注釈 8]
  • 串木野工場(鹿児島県いちき串木野市)[注釈 9]

ヒガシマル開発[編集]

有限会社ヒガシマル開発は、ヒガシマルの飲食レジャー業務を請け負う企業で、回転式そうめん流しが主力メニューの『そうめん流し宮田石[3][注釈 10]』、温泉施設『せせらぎの湯 花水木』など、陶芸が盛んな東市来町美山に近い場所にある伊集院町大田の店舗を経営[4]。『そうめん流し宮田石』では、マスの塩焼き、洗い鯉こくなども提供され、食材は自社の『花水木ファーム』で育てた卵や、化学肥料や農薬を極力使用せず育てた米や野菜を使用しており、平日限定の日替わり昼食「花水木ランチ」も行っている[5]。また、寒くなる冬は海鮮料理なども提供される牡蠣小屋としても営業している。

平成16年(2004年)11月にオープンした『せせらぎの湯 花水木』は、春は、夏は森林浴、秋の11月中旬から下旬頃には、河川両岸にある紅葉園で約2千本の紅葉が楽しめる木々[注釈 11]に囲まれた場所で、腰掛湯の露天風呂や立ったまま湯につかる深湯の露天風呂からは、真横を流れる神之川を見渡すことができ、内湯、ジェットバス、低周波風呂、浴場内足湯、水風呂がある大浴場は、大きな窓があり天井が高く開放的で、サウナや坪庭付きの貸切露天風呂もあり、全て源泉100%掛け流し泉質は仄かに硫黄の香りがするアルカリ性単純温泉なため、さらりとした湯で肌がすべすべになる[6][7]。平成18年(2006年)9月には、旅行情報誌『じゃらん』が選ぶ九州貸し切り温泉の頂点に輝いた[7]

他に、ボディケアを行うリフレサロンや、グラウンド・ゴルフ場も併設されており、駐車場には『花水木神社』という小さな神社も設置されている。敷地内には吊り橋も架けられており、かつては、「宮田石遊園地」「ジョイフルランド宮田石」などの名称でCMも放送し、敷地内にはプールゴーカートミニゴルフ場、釣り堀もあった。『そうめん流し宮田石』に関しては、新型コロナウイルス感染症 (2019年)の影響により、令和2年(2020年)9月29日から令和3年(2021年)4月中旬まで一時閉店の予定。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 証券コードは2058。
  2. ^ 現在は東京に移転。
  3. ^ 平成5年(1993年)11月新設。
  4. ^ 昭和59年(1984年)9月開設。
  5. ^ 平成4年(1992年)5月開設。
  6. ^ 平成3年(1991年)10月開設。
  7. ^ 名称を関東営業所から改め、平成23年(2011年)11月1日に移転。
  8. ^ 養殖用配合飼料製造設備。昭和59年(1984年)4月新設。
  9. ^ 乾麺製造設備。平成7年(1995年)11月新設。
  10. ^ 「宮田石そうめん流し」の名称で地元から親しまれている。
  11. ^ 1970年代から40年以上かけ、宮田石遊園地跡地や川沿いに、経営者のオーナーが従業員と植え続けている木々で、2016年からPRし始めた。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j 株式会社ヒガシマル『第39期(平成29年4月1日 - 平成30年3月31日)有価証券報告書』(レポート)、株式会社ヒガシマル、2018年6月28日。
  2. ^ 連結子会社の合併に関するお知らせ (PDF)”. 株式会社ヒガシマル. 株式会社ヒガシマル (2006年10月16日). 2020年10月17日閲覧。
  3. ^ そうめん流し 宮田石”. 一般社団法人日置市観光協会. 日置市観光協会 (2018年4月27日). 2020年10月17日閲覧。
  4. ^ ㈱ヒガシマル インタビュー(貿易ニュース鹿児島2004,4月号掲載)”. 公益社団法人鹿児島県貿易協会. 鹿児島県貿易協会 (2020年4月20日). 2020年10月17日閲覧。
  5. ^ せせらぎの湯「花水木」”. 鹿児島県公式ホームページ. 鹿児島県 (2019年9月27日). 2020年10月17日閲覧。
  6. ^ せせらぎの湯 花水木”. 鹿児島県観光サイト/かごしまの旅. 鹿児島県観光連盟. 2020年10月17日閲覧。
  7. ^ a b せせらぎの湯花水木”. 鹿児島県日置市. 日置市 (2020年7月3日). 2020年10月17日閲覧。

外部リンク[編集]