足湯

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湯村温泉の足湯「ふれ愛の湯」

足湯(あしゆ)とは、だけを温泉等につける入浴法。また、そのための浴槽、および、それが設置してある場所のことである。

特徴[編集]

服を脱がずに手軽に温泉を楽しめるため、温泉街の街角に設置されることが多い。他にも、鉄道駅道の駅公園空港など、観光客が多く集まる場所で見かけられる。また、列車内に足湯が設置された例[1]や、美術館に足湯が設置される例(箱根彫刻の森美術館)もある[2]

全身で入浴する通常の温泉と違って、膝下だけお湯に浸かるため、のぼせしにくく、足に太い血管が通っているため全身を温めることができる。裸足になり、長ズボンなどを着用している場合はズボンが湯に浸からないようにたくし上げならなければ入ることができない。更衣室が用意された足湯があるがそれはごく僅かである。しかし、鳴子温泉城崎温泉のように、下駄履きを前提としてある温泉地もあり、そこでは裸足・素足に下駄で過ごせば問題ない。

着衣のまま利用できる温浴施設として、足湯の一部には手湯がある施設もある。また、温泉蒸気を利用したものとしては、鉄輪温泉の「足蒸し[3]」や、酸ヶ湯温泉の「まんじゅうふかし[4]」などがある。

全国各地の温泉利用の足湯において、約30%にレジオネラ属菌が生息しており、レジオネラ症が発生する可能性は否定できず、レジオネラ属菌の現状把握とともに衛生的維持管理の継続が求められている[5]

医学的効用[編集]

産褥期の妊婦に対する医学的効用が示唆されている。愛知医科大学の研究報告によると、産褥早期の足湯によって、仮性陥没乳頭・扁平乳頭は正常乳頭に、乳頭・乳輪は柔らかい状態へと早期に変化し、乳輪浮腫は早期に消失するなど、足湯が妊婦の乳頭形態と乳頭・乳輪の状態に良い影響を及ぼすと報告された[6]。また、足湯は血流を促進させて皮膚温を上昇させ、かつ代謝の亢進を促し、乳房皮膚温の上昇、乳汁産生量の増加、乳汁貯留の軽減、乳汁の分泌開始時期を早める効果を持つことが明らかになった[7]

国立循環器病センターの研究グループが心臓機能改善効果の症例を発表した。それによれば、全身浴のできない20 - 40歳代の移植待機患者4人に対して、温かい蒸気の出る「足湯」装置を使い、42度で15分間温め、30分間保温する治療を2週間行ったところ、体の深部の温度が上がって末梢血管の血流がスムーズになることで、心臓のポンプ機能への負担が軽減する一定の効果が認められた。また、拡張型心筋症の患者に足湯を行った結果、心筋に酸素や栄養を送る血管の広がりやすさ(血管内皮機能)が正常値まで改善した。研究グループでは今後も検証を進める方針[8]

参考画像[編集]

出典[編集]

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  1. ^ 近鉄名古屋駅~湯の山温泉駅間で「足湯列車」を直通運行します!
  2. ^ 箱根 彫刻の森美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM - 美術館のご案内 - お急ぎコース”. www.hakone-oam.or.jp. 2020年4月2日閲覧。
  3. ^ 鉄輪むし湯|別府市” (日本語). www.city.beppu.oita.jp. 2020年4月2日閲覧。
  4. ^ 国民保養温泉地 酸ヶ湯温泉 - 観光案内”. www.sukayu.jp. 2020年4月2日閲覧。
  5. ^ 古畑, 勝則; 枝川, 亜希子; 福山, 正文 (2012) (日本語), 足湯からのレジオネラ属菌の分離状況, 日本公衆衛生学会, doi:10.11236/jph.59.5_333, https://doi.org/10.11236/jph.59.5_333 2020年4月2日閲覧。 
  6. ^ 小島德子「産褥早期の足湯が乳頭形態と乳頭・乳輪の状態に及ぼす影響」『日本助産学会誌』第33巻第1号、日本助産学会、2019年、 92–102、 doi:10.3418/jjam.JJAM-2018-0023ISSN 0917-6357
  7. ^ 小島德子「産褥早期の乳汁分泌に及ぼす足湯の介入効果」『日本看護研究学会雑誌』、一般社団法人 日本看護研究学会、2019年9月20日、 doi:10.15065/jjsnr.201905140542020年4月2日閲覧。
  8. ^ 「足湯」で心臓機能改善…大阪・循環器病センター 読売新聞 2007年11月25日

関連項目[編集]