黒湯

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黒湯(くろゆ)とは、主に湯船における湯の色が黒色黒褐色をした源泉または温泉を指す。にごり湯の一種である。

概要[編集]

色の黒さに特色をもつ鉱泉または温泉である。黒さとともにフミン酸塩分を含んでいたり、粘度が比較的高い特色をもつ場合が多い。

黒湯の成分[編集]

療養泉泉質)の分類上では炭酸水素塩泉塩化物泉などに該当する。

黒色を呈する要素としては、おおむね以下の2種類存在する。

植物性の有機物によるもの
大半がモール泉同様、植物性有機物フミン酸など)が多く含まれることによる黒湯である(分布は「モール泉」の項を参照)。これらの成分により、甘い独特な香りがする温泉もある。
関東では東京都大田区の黒湯温泉などが知られる。また、千葉県や東京都の都心から東部にかけては南関東ガス田と呼ばれる水溶性ガス田地帯であり、これらのガス掘削目的から湧出されて発見された黒湯もある。南関東ガス田の特色として、天然ガス以外にヨウ素を豊富に含んでおり、湯の色を一層深くしている[疑問点 ]
硫化物によるもの
硫化物によって黒色となった湯の花による黒湯である。塩原温泉郷の「塩原元湯温泉」など、ごく一部にのみ存在する。

脚注[編集]

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