ニーア ゲシュタルト/レプリカント

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ニーア レプリカント
ニーア ゲシュタルト
ジャンル アクションRPG
対応機種 PS3日本の旗レプリカント/アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗オーストラリアの旗ゲシュタルト)
Xbox 360世界の旗ゲシュタルト)
開発元 キャビア
発売元 スクウェア・エニックス
プロデューサー 齊藤陽介
岩崎拓矢(Co-プロデューサー)
ディレクター 横尾太郎
デザイナー D.K(キャラクター)
シナリオ 名取佐和子
菊地はな
音楽 岡部啓一
エミ・エヴァンス(作詞・歌)
人数 1人
メディア BD-ROM
DVD-DL
発売日 2010年4月22日日本の旗オーストラリアの旗
2010年4月23日欧州連合の旗
2010年4月27日アメリカ合衆国の旗
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRB:M
PEGI:18+
ACB:MA15+
その他 対応映像出力(PS3
  NTSC - 480p720p
対応音声出力(PS3
  ドルビーデジタル - 5.1ch
  DTSデジタルサラウンド - 5.1ch
  リニアPCM - 5.1ch
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ニーア レプリカント』 (NieR Replicant) および『ニーア ゲシュタルト』 (NieR Gestalt) は、2010年4月22日スクウェア・エニックスから発売されたアクションRPG

『レプリカント』はプレイステーション3、『ゲシュタルト』はXbox 360でそれぞれ発売。海外ではPS3・Xbox 360の両機種ともに『ゲシュタルト』の内容で『NIER』のタイトルで販売している。キャッチコピーは「一人のために、全てを滅ぼせ」。

また、本作の続編の『ニーア オートマタ』がプレイステーション4PC (Steam)で2017年02月23日に発売された。

概要[編集]

本作は『ドラッグオンドラグーン』(以下「DOD」)の製作陣によって開発されたリアルタイムアクションRPGである。事実上の裏設定として、『DOD』のEエンド(通称:新宿エンド)からおよそ1300年後/1400年後の世界が舞台となっているものの、『DOD』とのストーリー上の関係はない[1]。『DOD』はマルチエンディングだったが、本作はそれを踏襲しており、周回するごとに、または特定の条件を満たすことによって異なるエンディングを見ることができる。さらに設定資料集においてエンディング後のアフターストーリーが描かれている。

PS3版は兄妹を描いた『レプリカント』、Xbox 360版では父娘を描いた『ゲシュタルト』とし、それぞれの愛を描いた作品となっている。[2]当初開発チームは現在のレプリカントにあたる青年版を「ニーア」として開発していたが、本作のプロデューサーである齊藤陽介スクウェア・エニックス)から海外市場も見据えたいという意向が示され、日欧米スタッフを交えた議論の末現在のゲシュタルトにあたる内容に変更と提案された。同時に開発陣からディレクター横尾太郎が望む青年主人公のオリジナル版を制作したいという要望も強く、日本でのみXbox 360の『ゲシュタルト』、PS3の『レプリカント』としてタイトル分けることで初期コンセプト残す形で最終決定した[3]

主人公ニーアとその妹/娘ヨナを中心として物語が展開する。メインストーリーを進めるほかにも、RPGらしく街の人からサブクエストを受注したり、釣りや栽培といった生活的要素も存在する。

なお、本作を持ってキャビアはAQインタラクティブに吸収され解散している

システム[編集]

三人称視点からなるアクションが基本となるが、ステージやフィールドによっては2Dであったり、また、シューティングゲームのような要素も散見する。これらは、変質していくゲームを作りたいという横尾の工夫の一つであり、往年の名作ゲームから様々なパロディを取り入れている[4]

武器
武器は、標準的で万能な片手剣、圧倒的な攻撃力とリーチはあるが隙が大きい両手剣、素早さと攻撃力はあるが攻撃範囲が狭い槍の三種が用意されており、その中から一つを選んで装備するといったシステム。
また、『DOD』シリーズ同様、今作にもウェポンストーリーがそれぞれに作られている。ゲーム中で閲覧することは不可能だが、設定資料集には全て掲載されている。ダウンロードコンテンツ中のボーナスとしても販売されている。
魔法
白の書を仲間にした後、魔法を使えるようになる。魔法は少年期のストーリーが進むごとに新たなものを会得していく。
ワードエディット
本作では、敵を倒した際に落とす言葉を組み合わせる事によって、武器の特性や身体能力、魔法の強化をすることができる。
ワードはそれぞれの技名や武器名の前後に一つずつ装備する事ができ、攻撃力、身体能力、特殊効果などの効果を引き伸ばすものがある。

ストーリー[編集]

ニーアゲシュタルト / レプリカントの本筋はほぼ同一になるが、シナリオの解釈などが一部異なる。
また主人公ニーアと肉親ヨナの関係は、ゲシュタルトでは父娘、レプリカントでは兄妹である。
プロローグ
2049年/2053年(ゲシュタルト / レプリカント)の廃墟化した東京。
ニーアとヨナは逃げ込んだスーパーマーケットで次々と来る正体不明の怪物に襲われ、ニーアがそれを撃退する。しかしヨナは力尽きてしまい、ニーアは絶望する。
本編
(前半/レプリカントではニーア少年期)
プロローグから1300年後/1400年後の世界。人々は「黒文病」と呼ばれる不治の病と「マモノ」と呼ばれる怪物の襲撃に生活を脅かされていた。
ある片田舎の村にニーアとヨナは暮らしており、ニーアが村長的存在の双子の姉妹デボル・ポポルに仕事をもらって生計を立てていた。しかし病弱なヨナが黒文病を発症、治すすべもなくニーアは苦悩する。そんなある日、月の涙という花を探してヨナが失踪。石の神殿で人語を操る謎の書籍「白の書」と出会い、ヨナを救出した。村に帰ったニーアはデボル・ポポルに「白の書」についての言い伝えを聞き、ヨナを救うため「失われた言葉」を探しに旅に出る。
旅の途中で二刀流の女戦士カイネ、目隠しをした少年エミールと出会い、仲間になっていく。しかしすべての「失われた言葉」を手にしたときに、ニーアの住む村が巨大なマモノに襲われる。マモノの封印のためにカイネはエミールの力によって石化、そしてヨナが「黒の書」を引き連れた「魔王」と呼ばれる者にさらわれてしまう。
(後半/レプリカントではニーア青年期)
その5年後。
自らの力によってカイネを石化したエミールが、カイネを救出するために人間兵器にされていた自らの姉ハルアの力を吸収。骸骨のように姿は変わり果てたが、その力でカイネを石化から解放する。デボル・ポポルに魔王と石の神殿の関係を示唆されたニーアたちは、再び各地を巡ってそこにいくための鍵を獲得する。そして石の神殿の扉を開き、ヨナ救出に向かうニーアたちの前にデボル・ポポルが立ちふさがる。「白の書」が双子に『おまえたちは人間にあらず』と語りかけると、双子は『ここにいる全ての者が人間に作られた人間もどき』と語る。
そしてニーアのいる世界の真相が語られる。
1300年/1400年前、世界に蔓延した病から逃れる方法を人類は見つけ出した。
それは人間から魂と肉体を引き離す、というもので「ゲシュタルト計画」として進められてきた。
つまりニーアたちがマモノと認識していた存在こそが「ゲシュタルト体」であり、人間の成れの果て。
ニーアたちはゲシュタルト体の器たる「レプリカント体」だった。
ニーアたちと双子は戦い、デボルを失ったポポルは暴走。エミールはニーアたちを逃がすため、ポポルと相打ちとなった。ニーアとカイネは魔王そして成長したヨナと対峙、ニーアと魔王は戦う。するとヨナが歩み寄って来て「私の体の中にいる子が、お父さん/お兄ちゃんに会いたいと泣いている。この子に体を返してあげて」と魔王に語った。ヨナはそのまま陽の光の当たる場所へ歩いていき、ヨナの身体からヨナのゲシュタルト体(マモノ)は離れて消滅。そして、ニーアは魔王を打ち倒す。
エンディング
A - Dエンディングまでの4種類がある。

Aエンディング

ヨナの意識はなかなか戻らないが、ニーアの呼びかけに目覚める。カイネは2人の再会を見届けて「個人的に片付ける問題がある」と去っていく。
住んでいた村の丘でなぜか5年前のニーアとヨナが寝そべり、青空を見上げる。
白い背景に変わり、5年後のヨナが魔王の手を握って顔を見上げる。

Bエンディング

魔王はプロローグのニーアのゲシュタルト体、ヨナから離れた黒い煙は彼女のゲシュタルト体である。
ヨナの苦しみを救えなかった自分を責める魔王のもとにプロローグでのヨナが現れ、「ずっと一緒にいてくれてありがとう」と語る。そしてエミールがかろうじて生存していることが分かる。

Cエンディング

魔王を倒し、ヨナを救った後、カイネは自分の半身に憑くマモノを抑えきれず暴走。
暴走直前に最期の頼みとして「殺してくれ」とニーアに言っており、ニーアはその望みをかなえる。カイネは「ありがとう」と告げて消滅する。

Dエンディング

(Cエンディングと同様で、カイネの命を救う場合)
ニーアの存在そのものと引きかえにカイネが命を取り戻す。ニーアは全ての人々からその存在を忘れられ、生きていた証(セーブデータ)も全て消滅する。
ヨナはカイネが助けてくれたと言うが、カイネにはそんな気がしない。「何か大切なものをもらった気がする」とつぶやくが、ニーアの存在はもうカイネにもヨナにも分からない。

登場キャラクター[編集]

メインキャラクター[編集]

ニーア
声 - ジェイミーソン・プライス(ゲシュタルト)、 岡本信彦(幼少期) / 遊佐浩二(青年期)(レプリカント)
娘/妹のヨナと二人で暮らしている。純粋で正義感が強く、仲間思い。唯一の肉親であるヨナを非常に大切にしている。ヨナの黒文病を治すため、シロと共に各地を奔走、マモノとの戦いへと身を投じていく。
『レプリカント』では兄として登場。幼少期には貧しいながら笑顔を絶やさない、元気な少年として描かれているが、5年後の青年期ではどこか影を感じさせる青年へと成長。笑顔を見せる事が無くなっている。幼少期に比べ、言動に若干乱暴な部分が出てくるようになった。
『ゲシュタルト』では、妻に先立たれてから男手一つでヨナを育てた父親として登場。愛娘の為に日々奮闘し、その溺愛っぷりは時折過保護とも受け取れる。
青年期では、片手剣、大剣、槍の3種類の武器を使いこなす(幼少期・青年期の設定は『レプリカント』のみ)。
『レプリカント』では誕生日は6月6日と設定されており、『ゲシュタルト』では9月11日であることがヨナの日記に記されている。
『レプリカント』では、設定資料集のSSにて日々ヨナの薬代を稼ぐために自分の身体を売っていたという話がある。ヨナをさらわれた後は青年期同様、マモノに対しての粗暴な言動が垣間見えるようになるが、根底にはヨナを取り返すという強い意志がある。
とあるエンディングにおいてその存在が消滅し、人々の記憶からも消えてしまうが、設定資料集のSSではある存在がニーアのことを仄めかしていたため、完全に消え去ったわけではない模様。だが、すべてのエンディングでゲシュタルト・ニーアを殺してしまったため、人類の滅亡が確定している。妹のために世界を滅ぼすほどのシスコンである。
白の書
声 - リアム・オブライエン(ゲシュタルト)、 ピーター(レプリカント)
石の神殿でニーアと出会う、人語を話す「封印の書物」。ゲシュタルト版での名称はGrimoire Weiss(グリモア・ヴァイス)。博識で尊大だが、時々ボケたりするなど憎めない性格の持ち主。ニーアや他の仲間からは「シロ」と呼ばれている。当初はこの呼び方に文句を言っていたが、最後に嫌いではなかったと語っている。
ニーアとの出会いの際ほとんどの記憶を失い、自身が何者であるのか忘れてしまっている。口が達者かつ毒舌でカイネとは些細な言い争いが耐えず、自ら「口が最大の武器」と自負している。封印されし言葉を得ることで魔法を使えるようになる。
ゲーム中における記録やステータスの閲覧は、この白の書を見るという形態になっている。そのため、白の書が存在しないとそれらのデータは閲覧不可能である。
設定資料集内のSSでは、誕生の秘密らしき内容が描かれている。本来白の書は封印されし言葉を集め、「黒の書」と融合することで全てのゲシュタルト体を強制的に肉体に戻すようプログラムされていたのだが、ニーアが白の書を無理やり叩き起こしたことで白の書は記憶を失ってレプリカント体の側に付き、黒の書を拒絶した。最後には魔王を倒すために消滅するが、設定資料集のSSを見るとその意識は完全に消滅したわけではない模様。
ヨナ
声 - ヘザー・ホーガン(ゲシュタルト)、野中藍 (レプリカント)
ニーアの娘(ゲシュタルト)、または妹(レプリカント)。ニーアを気遣い、とても大切に思っているが、過度に依存している。生まれつき病弱であったが、更に謎の奇病「黒文病」を患ってしまう。作る料理が非常に不味く、ニーアに手料理を作っては彼を困惑させてしまうが、本人には料理が下手だという自覚は全く無い。実は、オリジナルであるゲシュタルト・ヨナが崩壊体になっているため、ヨナの黒文病発症は不可避の運命となっている。
名前の由来は聖書の「ヨナ書」。また小説『ハイブリッド・チャイルド』のヒロインから[5]
カイネ
声 - ローラ・ベイリー(ゲシュタルト)、田中敦子(レプリカント)
二刀流の女戦士。その可憐な見た目に反して祖母譲りの豪快さ・言動の荒さが特徴的である。 数年前まで祖母と二人暮らししていたが、巨大なマモノ「フック」に襲われ祖母は死亡。カイネも瀕死の重傷を負うが、その際に半身にマモノ・テュランが取り憑き、「マモノ憑き」となる。
両性具有であることを理由に酷い虐めを受けていた過去の反動と、半身のマモノの浸食を防ぐ為に大胆な下着姿をしており、白の書からは「下着女」と呼ばれ、事あるごとに口喧嘩をしている。半身に包帯を巻いているのは、テュランに対するカイネなりの配慮である(ゲシュタルトは日光を浴びると消滅する)。
マモノへの憎悪のみが生きる理由となっていたが、祖母の仇のマモノをニーアが撃破し、復讐が終わったことで生きる理由を失う。その後はニーアのために剣を振るうようになり、行動を共にするうちにニーアへの思いを募らせるようになる。
テュランの影響で彼女のみマモノの声を聞くことができ、二周目以降だとマモノの台詞に字幕があてられる。これにより発生するイベントは極めて悲哀を誘う内容である。
両性具有であるのは長年に渡るレプリカントシステムのエラーによるもので、カイネのゲシュタルトは婚約者のいる普通の女性である。ドラマCDではそれに加え、上流階級のお嬢様であることの他、レプリカントのカイネにも関わる特殊な出生の秘密も明かされた。
エミール
声 - ジュリーアン・テイラー(ゲシュタルト)、門脇舞以(レプリカント)
南平原にある洋館に執事と二人で住む少年。その目には見たモノを石に変える力があり、普段は目隠しで覆っている。目が見えない分、聴力に優れており、足音だけで相手の性別や年齢を判断できるほどである。カイネとニーアを慕う。特にニーアに対しては愛情と言えるほどの好意を抱いており、何かある度、頭に思い浮かぶのはまずニーアのことである。設定資料集では、その好意はカイネにバレバレだという。
過去に双子の姉ハルアと共にスノウホワイト計画の実験体にされた。姉は対レギオン用実験兵器となるが暴走。エミールは彼女を止める石化の能力を持つ兵器へと改造された。設定資料集にはこの2人が兵器にされるまでのSSが書かれている。
実は1000年以上前から生きているはずだが、洋館の謎とともにその話に触れられることはない。実際、5年間経過しても外見が全く変わらない。また、ゲイであり、ニーアに結婚を意識するレベルの好意を抱いている。
横尾太郎のインタビューではトランスジェンダーと言われた[5]が、設定資料集では同じ横尾にゲイと言い切られている。なお、作中では「自分がお嫁さんを貰う」という発想自体存在しなかったことが判明している。
実験兵器7号
やむなく石化させてしまったカイネを救うべく、エミールがハルアの力を吸収した姿。骸骨のような容姿であり、普段はマントで見えないがその下も全て人骨(のような姿)となっている。強大な魔力を持ち、ニーアたちを魔法でサポートする。
石化能力は失われたがバリエーション豊富な魔法攻撃を備え、劇中でも様々な危機にその魔力で対応している。化け物となってしまった自分に、以前と変わらない態度で接してくれるニーアに好意を抱く。
強力な魔力を秘めたその肉体はとても頑丈であり、実質不死身に近い。設定資料集内のSSによると、体は様々な素材で構成することが可能のようで、最終的には目からビームが出るようになったり4本腕になったりした模様。普段は抑えられているものの、過剰に力を放出すると暴走状態となってしまうという欠点を持つ。
DLCのクエストで手に入るコスチュームに変更すると、敵キャラクターが放つ魔法弾が全て実験兵器7号の顔になる。
次回作である『ニーア オートマタ』にも引き続き登場するが、時間の経過により記憶の一部を失っている。

サブキャラクター[編集]

デボル & ポポル
声 - ダニエル・ジュドヴィッツ(ゲシュタルト)、白石涼子(レプリカント)
村に住む赤い髪が特徴的な美しい双子の姉妹。ニーアとヨナの良き理解者である。
活発な性格のデボルは噴水の前や酒場で好きな歌を歌って自由に過ごし、温和な性格のポポルは図書館で館長をしており、外の街・村の長との顔役としての仕事をこなしている。ポポルは酒に強く、酔うと壁を壊すなど凶暴化する一方、デボルは下戸らしく、酔うと普段とは打って変わって陽気で子供じみた口調となる。
『ゲシュタルト』では娘のためにすべてを捧げるニーアの助けとするべく、仕事の斡旋をはじめとした支援を行う。一方、『レプリカント』では両親のいないニーア達を気遣って、仕事と報酬を与えてくれる。また、封印されし言葉を初めとするヨナを救うための情報を調べ、進むべき道を示してくれる。
図書館のポポルの反対側の部屋にはポポルのコレクションであろう、これまでにニーアが倒した敵やボスの人形や不思議なオブジェが飾ってあるが、実際に見て作ったかのような巧妙さである。一体どこで手に入れたのか、実際に作る事が不可能なオブジェに白の書は疑問に思っていた。また、幼少期より前から容姿が全く変わらないなど謎めいた部分も持っている。
その正体はゲシュタルト計画の監視、監督の為に造られたアンドロイド。当時は感情を持たない存在であったが、互いをはじめ多くの者とふれあう過程の中、いつしか感情が芽生えていた。ニーアに対して進むべき道を示していたのは、魔王の暴走を察知して急遽ゲシュタルト計画を実行するために誘導するのが目的である。所持者本人でさえ所持していることを知らなかった可能性もある魔王の鍵の情報も持っていたが、詳細は不明。
『DOD』シリーズにはデボルポポルという名の武器が登場しており、デボとポポという名の双子の姉妹が鍛え上げた剣という設定がある。今作にも背信の刃という名で登場している。このウェポンストーリーでは、かつて何気なくかまっていた病気持ちの猫が死亡したとき、「何か」が壊れたことが語られている。
次回作である『ニーア オートマタ』では、姿と声が良く似ているアンドロイドとして登場するが、当作に登場するアンドロイドの中では旧型となっている。また、こちらは本作の彼女たちを指したのかどうかは不明だが、「過去に自分達の同型が暴走を起こし、それについて申し訳なく思っている」というバックグラウンドを抱えている。
黒の書
声 - D・C・ダグラス(ゲシュタルト)、立木文彦(レプリカント)
白の書と対となる存在。ゲシュタルト版での名称はGrimoire Noir(グリモア・ノアール)。古の歌に病を振り撒くものとしてその存在が歌われるものの、所在は不明。ヨナを救う為、ニーアが探している。
作中最初期に登場する黒の書は複製品であり、触れたものをゲシュタルト体へ変換する機能を持つ。現在は魔王と契約しており、ニーアが使う魔法と同等かそれ以上の魔法を駆使する。
自信過剰で傲慢であり、白の書を格下扱いしている。実際に白の書の封印された言葉を奪い取るなどの機能がある。
魔王に対しては忠実な臣下であり、ドラマCDではゲームでは見られなかった一面も描かれている。
ハルア
実験兵器6号へと改造された、エミールの姉。暴走したために、1000年以上もの間エミールによって石化されて研究所の地下に磔にされていた。
実は改造されてもなお人の心を保っており、エミールの石化も自らエミールを傷つけないために進んで受け入れた。
フィーア
仮面の国で出会う少女。過去にカイネに命を救われている。
顔に酷い火傷を負ったことで奉公に出されており、仮面の国の出身ではない。戸籍が無いため掟により言葉を話すことができない。しかし、周りからとても慕われており、後に仮面の王と婚約する。
フィーアという名前はドイツ語の数字で「4」を表す。
仮面の王
声 - ???(ゲシュタルト/NIER)、綾里まる(少年期)/重松洋祐(レプリカント)
ニーア達によって、砂の神殿にてゴーレムにさらわれた時に助けられる。好奇心が強く、幼さも手伝ってか、しょっちゅう掟を破る。それでも家来達からは信頼されており、良き王でもある。なお、仮面の国で唯一顔を見せているキャラクターである。
最終決戦時、ニーアのためにマモノの足止めを買って出るも、部下を全て殺され相打ちとなる。
名前はドイツ語で数字の「6」を表す「ゼクス」。
「侘寂」のウェポンストーリーによれば、仮面の国の住人はかつて都会暮らしをしていたようである。基本的に賢く従順な性格であったが、自発性に欠けていたらしく物事に疑問を抱かず生き続けた結果、幾万の掟に大人しく縛られて生きる一族となった。最後の決戦に駆けつけ、魔物と相打ちになり死亡する。
テュラン
声 - (ゲシュタルト/NIER)、森久保祥太郎(レプリカント)
カイネの半身に取り憑いたマモノ。粗暴かつ常に高揚とした口調で話す。
猟奇的な思考の持ち主で、マモノだろうが人間だろうが殺せればいいということでカイネに力を貸している。隙あらばカイネの身体を乗っ取ろうと目論んでいるが、ニーア達と行動を共にするようになって変化していくカイネの感情に、次第に興味を惹かれていくようになる。
本名は「由良正義」という名前で元々は自衛隊に所属していた。指名手配を受けたため改名しゲシュタルト化したが、レプリカントは処分され存在していない。

ボスキャラクター[編集]

要所要所に登場する、強敵たち。なお、彼らと戦うエリアの直前には山の奥だろうが神殿の深部だろうがポストが存在している。
主観的には襲い掛かってくるから倒すことになるのだが、その多くは近づかない限りレプリカントたちに危害を加えたがってはいなかったりする。名前は童話の登場人物に因んだものがほとんどである(名前のリンク部分は、名前の由来になったキャラクター、またはそのキャラクターが登場する童話である[要出典])。
魔王
全てのマモノを統べる存在。実はかつて新宿でヨナを守っていたゲシュタルト・ニーアである。短期間で様々な魔法を習得しニーアも使えない魔法を操るなど、ニーア以上に書の力を引き出していると言える。
レプリカの黒の書を持って唯一崩壊体化しなかったオリジナル・ゲシュタルトであり、他のゲシュタルトは魔王からの魔素を取り込むことで崩壊体化を緩和することができる。ヨナのみ、その仕組みができる前に黒の書に触ってしまったため、魔素によって崩壊体化を止めることができなくなっている。
1000年後に病(崩壊体化)がなくなった世界となるので、それまで魔素の供給を続けるように依頼されていたが、1300年経過してなおヨナの崩壊体化を止める術がないことに激怒。強制的にヨナを人間に戻そうと動き出す。
しかし、最終的には黒の書とヨナを失い、生きる目的を失った末にニーアに倒されてしまう。全てが終わった後、真っ白な空間でヨナの魂と共に、すべてから解放されて消滅した。
彼を倒すということは崩壊体化を防ぐ手段がなくなることを意味し、ゲシュタルト計画を管理していたデポルとポポルも死んでしまったため新たにレプリカント体が誕生することもなくなり、人類は絶滅することになる。
ヘンゼル&グレーテル
白の書を守護するマモノ。白の書を守る日々を誇りとしており、プライドが高い性格。
しかし、ヘンゼルはニーアが白の書を手に入れた際に殺され、白の書を奪われ片割れを失ったグレーテルは無気力な日々を送っていたが、見下していた小さなマモノたちの優しさに触れ、彼らを守ることを誓う。
魔王の元へ向かう手がかりを探しに再び乗り込んできたニーア達から仲間を守るために戦いを挑むが、力及ばず敗れ死亡。もはや戦うことすらできなくなった果ての慟哭は極めて悲しげである。「石の守護神」の所持者。
フック
崖の村手前で戦うことになる、カイネの祖母の敵である爬虫類のような動きのマモノ。
複数のマモノの集合体であり、肥大したエゴによって他者を踏みにじることに悦楽を覚えるようになっている。集合以前から崩壊体であるが、合体したことでその意識は完全に崩壊している。
ウェンディ
フック同様複数のマモノの集合体。対となる位置に目が1つずつある球体というデザイン。その周囲を取り巻く帯のようなものは、ニーアの魔法をはじいてしまう。「贄」の所持者。
マモノだけではなくレプリカントも取り込んでいるため、フック以上に理性が崩壊している。レプリカントを守ろうとしたマモノ、ただ静かに暮らしたかったマモノ、マモノを恐れる村民、マモノでも家族だと語る村民が融合しているせいか、もはや憎悪の塊となっている。
ゼペット
ロボット山の防衛システムであり、かつて生産された武器やロボットの耐久実験も行っていた。
しかし、長い年月の果てに暴走してしまい、目の前に存在するものが何者であろうとも耐久実験を行うようになった。
なお、名前は設定資料集から知ることができる。
クレオ
ロボット山に住む、マモノの子供。母親と共に暮らしていたが、自分を逃がすための囮となって死亡してしまった。
素直な性格で山で出会ったP-33に懐き「ピーちゃん」と呼んでいたが、ニーアによってもろともに殺されてしまう。
分身を5体生み出す能力を持つ。
P-33
ロボット山で警護任務についていたロボット。しかし、何が任務なのかもはや判然としなくなっていた。「機械の理」の所持者。
クレオと出会い、様々なことを教わりクレオを守ることを最優先事項だと認識するようになる。それは、自身の崩壊すら無視してクレオを逃がそうとするほどに妄信的である。
マモノであるクレオとそれに与する自分を倒すために現れたニーアと戦うも追い詰められ、瓦礫を寄せ集めて翼を作り天井を突き破って脱出しようとするも、結局破壊されてしまう。
なお、ロボット山が何なのか、そこで作られているロボットたちの役割とは、といったことは設定資料集のSSで明かされている。
次回作である『ニーア オートマタ』では、この個体が製造された工場がステージとして登場する。
巨大樹
神話の森に聳え立つ、巨大な樹。ゲシュタルト版では、Sleeping Beautyと呼ばれている。「記憶する樹」の所持者(?)。なぜか住民に対して「死の夢」を見せていた。この死の夢は、特定の言葉を聞くことでいつの間にか引きずり込まれ、そのまま目を覚ますことなく死にいたるというもの。ノベルゲームの体裁で話は進み[6]、無事脱出に成功すると目を覚ますことができる。夢の内容は、すでに消失した都会や惨劇の爪痕の残る館など、本人の記憶とは全く無縁のシチュエーションである。
正体は、魔素を動力として稼動する巨大ネットワークコンピューターの端末であり、人々の記憶を集めている。元々は意識を持たないただのコンピュータだったが、システムの一部はレプリカント同様に長い時の果てに自我を持つようになった。そのシステムはゲシュタルトと化しているようである。普段は集めた記憶のかけらを眺めることを楽しみにしていたようだが、いつしかその記憶のかけらは減少していったらしい。死の夢同様ノベルゲームの中で、宝石らしき何かを貪るマモノと判断したニーアに切り裂かれて消滅する。その後、神話の森の住民はなぜか巨大樹に対する敬意を失ってしまっていた。
実は、区画ごとに分かれているゲシュタルト計画が失敗したと判断されたとき、区画を封印するという機能が別途存在している。各区画に魔王同様魔素を供給する存在がいるかどうかは不明。
シャハリヤール
砂漠にある神殿で、王の仮面を守護する存在。無数の箱のような物体で構築されており、核となる箱以外にはダメージは与えられない。
なお、王が死んだ場合、その仮面は返上される仕組みになっており、シャハリヤールはそのたびに復活するらしい。倒すのは王の候補者本人でなくてもいい。
箱のデザインは『DOD』に登場したガーゴイルキューブと同じデザインである。
ロック
狼たちを統率するマモノ。元々はある老人が飼っていた犬だったが、その老人はゲシュタルト計画の際に自分よりもロックを生かすことを選び、ロックをゲシュタルト体にした。その記憶からロックはレプリカント体との共存を望んでいたが、レプリカント体によって徐々に住家を追われ始める(砂漠のすぐ隣のエリアに草食動物もいる森が広がっているが、そちらには登場しない)。最初はそのことを許容していたものの、最終的に数多くの仲間を殺されたことでレプリカント体との共存を諦め憎悪するようになってしまう。「忠誠のケルベロス」の所持者。
仮面の王とフィーアの結婚式の際に仮面の国を襲撃しフィーアを殺害。追撃してきたニーア達と戦いを繰り広げるが共に応戦した狼とともに敗北し、優しかった老人の姿を思い出しながら息を引き取る。
深紅の書
エミールの洋館に眠っていた、封印の書の一冊。しかし、メインである白と黒の書のサポート程度の機能に制限されている。
SSによるとその中には、白の書に宿る人格のオリジナルだった人間に助けられた女性の精神が封入されているらしい。
ジャック
フック同様、多数のゲシュタルトの集合体。そのサイズはフックを上回り、城壁をまたぎ家を踏み潰せるほどとなっている。
例によって人格は完全に崩壊してしまっているが、ヨナを魔王の元に届けるという命令だけは焼きついており、それを果たすために首だけになっても数年経とうとも動き続ける執念のマモノ。
グース
ゲシュタルトの赤ん坊と母親が融合して生み出された、猪型のマモノ。融合したのが崩壊体でなかったことに加え、子を守らんとする母親の意識ゆえかその精神は正常を保っている。しかし、その心は虐殺者であるニーアたちを殺すことに向けられている。
何度倒しても起き上がり、そのたびに毒の空気を撒き散らす(しかも密室で)という性質のため、激戦を潜り抜けてきたニーアたちをなすすべもない状況に追い込んだ。その後、足止めを買って出た仮面の国の軍勢と激闘を繰り広げ、仮面の王に致命傷を与えた直後に脳天を刺し貫かれ、とうとう相打ちとなって息絶えた。

用語[編集]

黒文病
ニーア達の住む世界で蔓延している奇病。感染経路、治療法等一切が不明で発症すれば確実に死に至る。名前の由来は発病すると体表に纏わりつくように出現する黒い文字から。なお、この文字は『DOD』の天使文字に似ている。
妹/娘のヨナも侵されている。
白の書曰く、『アレに人の作りし薬は効かぬ。』どうやら、痛み止め等で対症療法はできても、人の力で治療はできない。
古の歌によれば、白の書が失われし言葉を集め病原体である黒の書を消し去れば、病を治せるらしい。しかし、これはニーアに白の書と封印されし言葉を集めさせて黒の書へ届けるための方便である。
発症原因はオリジナルであるゲシュタルト体が崩壊体となったことによるものであり、崩壊体の治療法がないために必然的に黒文病も不治の病である。
実験兵器
国立兵器研究所が生み出した魔法を駆使する対レギオン用の戦闘兵器。元は全員ただの人間である。
最強の個体であるが暴走した6号とそれを抑止する7号が開発された時点で凍結している。
この研究施設の地上部分は洋館に偽装されている。
この研究所は敷地内に入った途端画面がモノクロになる、誰もいない部屋から叫び声が聞こえる、使用人が話しかけるまでマネキンのように固まっている、壁の絵が通るたびに不気味に変化するなど、謎の特徴を持つが真相は明かされない。
災厄
1400年前(ゲシュタルトでは1300年前)に突如降りかかった災害。
新宿に謎の巨人と赤き竜が落ちてきて、同時期に日本中に白塩化症候群が蔓延。やがてそれは世界中に広まり、人類は滅びの道を歩み始めることとなる。
白塩化症候群
災厄によってもたらされ世界中で蔓延した、身体が塩の柱となり死に至る病。致死率100%とされている。
原因は『DOD』のEエンドにて崩壊した母体の魔素。魔素には神の呪いが働いており、「人間を滅ぼす」という神との契約を強制的に結ばされるのだが、この際この契約に従わないと白塩化症候群となり死んでしまう。
病原体である魔素を異次元へ放出することにより、現在では根絶されている。
ゲシュタルト体
白塩化症候群による人類滅亡の危機を救うために、人類は魔法を利用し身体から魂を抜き出す「ゲシュタルト化」の技術を生み出した。それによって魂のみの状態になった人間をゲシュタルト体という。
ゲシュタルト体となった人間が仮の器に宿った者こそがマモノであり、元の人間に戻るために永い時を待ち続けている。
人の姿を失ってはいてもその精神は間違いなく人間であり、レプリカント体と共生を望んだり子供を大切にしたりする。
崩壊体
自我が崩壊し凶暴化したゲシュタルト体。
初期に生み出されたゲシュタルト体はほぼ全て崩壊体となってしまう失敗作だったが、完全適合したオリジナル・ゲシュタルトと呼ばれる存在の"魔素"を取り込むことで、ある程度安定して存在できるようになっている。
黒文病は崩壊体発生に伴って対応するレプリカント体にバグが発生したものであり、崩壊体を元に戻す方法がないために黒文病に治療方法はない。なお、これらのバグはゲシュタルト計画に加わった者の作為的なミスという説がある(この者はレプリカントが世界を統治すればよいと思っていた)。
コールドスリープなどで精神を停止状態にすれば崩壊体化そのものは進行しないらしく、ヨナはそれによって1000年間崩壊体化を免れていた。
レプリカント体
白塩化症候群による死を免れるため、ゲシュタルト体となった人間が病の脅威が去った際に人間に戻るため、その身体を基に作られた人間もどき。
本来は単なるゲシュタルト体の器でしかないがいつしか自我・人格を持つようになった。
設定資料集によると、生殖能力などはなくゲシュタルト計画の管理者が一定サイクルで生み出している。また、死後は白い繭のようなものになるらしい。
そのため作中では血縁関係が何に基づくのかは不明だが、ニーアとヨナのように、元となったゲシュタルト体の血縁関係を引き継ぐ場合もある。
崩壊体となったゲシュタルト体からレプリカントを作ると、100%黒文病を発症することとなる。
マモノ
本作の敵。元々は白塩化症候群から人類を救うために肉体と魂を分離させるゲシュタルト計画よって肉体から切り離された魂である。本作品はレプリカント(肉体が意思を持つようになり独自の文化を創るようになった)が主役であるため、ゲシュタルト(魂)を敵としてマモノと呼ぶが、それは一部の狂化してしまったゲシュタルトである。共存や平和を望むマモノも存在するが、通常のレプリカントとは意思疎通の手段がないため敵として扱われている。独自の言葉のようなものを話し、大小様々な種類が存在する。どうやら、年齢や強さがサイズに影響する模様。傷付くと赤い血が飛び散る。
合体することで巨大化する者も存在する。ただし、大抵は合体すると理性が欠落していってしまう。
マモノ同士の階級も存在し、下の者は上の者に従順である。
日光を浴びると消滅するという特性を持っており、屋外では曇りの日しか活動できない。しかしゲーム中年月が進行すると、甲冑を着込むことにより、晴れの日でも屋外で活動する個体も出てくるようになる。この甲冑は魔法で剥がれるようになっており、晴れた日に鎧を失うと時間経過で消滅する。これはレプリカントと融合したマモノであっても同様であり、融合対象が自身のレプリカントであっても消滅してしまう。なお、なぜ日の光に弱いのかの説明はない。
レギオン
白塩化症候群に感染しても死なず、凶暴化した人間のこと。未感染の人間を襲い、襲われた者は白塩化症候群に罹患、死亡かレギオン化の道をたどることとなる。レギオン化後は身体そのものも変質化が進み、人型を逸脱し大型化する個体もいるらしい。
白塩化症候群に罹患した際、神との「人間を滅ぼす」という一方的な契約を受け入れたものがレギオンへと変化する。この契約を断れば白塩化症候群で即死することになる(科学的には、遺伝子の染色体に軽度の異常を持つ者がレギオン化すると分析されている)。
個々に団結といった意思はないが、レッドアイの命令には忠実である。
レッドアイ
レギオンの中でも、赤い目をしており、より強い力を持つ個体。レギオンよりも異世界の神の干渉度が高く、神との契約にも前向きとされる。知性を残したままレギオン化しているため、まとまりの意思がないレギオンを統率できる存在であり、その出現によりレギオンの駆逐を一層厄介なものとした。
レギオン同様、その姿は人間からかけ離れていっており、体躯は2〜30メートルに達し、幾本もの腕や足を持つに至る。また、体内からレギオンを放出することも可能となっている。
設定資料集の年表によるとレプリカントもレッドアイと化す場合がある模様。死後繭と化したレプリカントが『DOD』の復活の卵らしき物の近くでレッドアイ化した、ということが語られている。
エリコの壁
白塩化症候群の感染者の温床と化した新宿を物理的に封鎖するために作り出された巨大な壁。レギオンとレッドアイによって内側から破壊されてしまい、結局白塩化症候群は日本はおろか世界中に広まることになる。
名前の由来はヘブライ聖書に登場する「エリコ」という街を囲む堅牢な城壁から。
赤き竜
かつて、新宿上空に謎の巨大物体(母体)とともに現れた竜と思しきもの。
巨大物体が崩壊したところで自衛隊に撃墜されてしまい、以後回収されて研究されることになる。設定資料集によると、この撃墜命令がどこから出されたのか不明とのこと。
この赤き竜は研究途中に何者かに奪取されて行方不明となっている。
魔素
2003年に突如現れた巨人の体を構成していた粒子。白塩化症候群の原因になっている。「人間を滅ぼす」という契約を結ぶとレギオンとなり、断ると白塩化症候群で死ぬことになる。発症後に狂化と死亡の2種類に別れたのはそのためである。
200年ほど前に魔素のほとんどは異世界へと放出されて消滅しているが、魔王や神話の森など一部ではいまだに存在している。これらは神の意思や契約とは無関係に存在しているため、単にエネルギー源として残されただけの可能性がある。
魔法
黒文病の発生と同じ時期に登場した謎の力。伝説では「空から落ちてきた赤き竜」によってもたらされたとされる。
実際は、竜の研究により「多元世界説」が実証されたことで確立された、魔素を通じ多元世界からエネルギーを搾取することで「無から有を生み出す技術」である。魔法が確立されたことでゲシュタルト化が可能となった。
魔王の鍵
石の守護神、機械の理、贄、記憶する樹、忠誠のケルベロスというキーワードで示される、魔王の居城に至るために必要な鍵。完成すると正五角形になる。
しかし、その所持者たちはほとんど自分がその鍵を持っているという自覚すらなく、強力なマモノの下に勝手に現れている可能性がある。

脚注[編集]

  1. ^ ファミ通.com (2010年4月16日). “『NieR Replicant(ニーア レプリカント)』/『NieR Gestalt(ニーア ゲシュタルト)』戦いの地は……東京!?”. 2010年4月22日閲覧。
  2. ^ 公式サイトではそれぞれは「もうひとつの世界」と説明されており、パラレルワールドとなっている。
  3. ^ インサイド (2010年5月18日). “【DEVELOPER'S TALK】『ドラッグ オン ドラグーン』のスタッフが再集結!PS3とXbox 360で異なる主人公を描いた『ニーア レプリカント/ニーア ゲシュタルト』に迫る (2)”. 2010年5月18日閲覧。
  4. ^ 『週刊ファミ通』NO.1120より参照。
  5. ^ a b ガジェット通信 (2010年5月21日). “妹ヨナの日記は女性社員が書いた! 「グラマーになりたい!」 『ニーア レプリカント・ゲシュタルト』の横尾ディレクターにインタビュー!(後編)”. 2010年5月21日閲覧。
  6. ^ このノベルゲーム中、キャラクターが文面と違った動きをしていてもあくまで文面通りに動いているものとして話が進むという演出になっている。

外部リンク[編集]