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ドラッグオンドラグーン2 封印の紅、背徳の黒

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ドラッグ オン ドラグーン シリーズ > ドラッグオンドラグーン2 封印の紅、背徳の黒
ドラッグオンドラグーン2
封印の紅、背徳の黒
ジャンル アクションRPG
対応機種 PlayStation 2
開発元 キャビア
発売元 スクウェア・エニックス
ディレクター 安井章
シナリオ 名取佐和子
石川文則
音楽 佐野信義
相原隆行
美術 藤坂公彦
長谷川太郎
シリーズ ドラッグ オン ドラグーン シリーズ
人数 1人
メディア DVD-ROM
発売日 日本の旗 2005年6月16日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
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ドラッグオンドラグーン2 封印の紅、背徳の黒』(ドラッグオンドラグーンツー ふういんのあか はいとくのくろ、DRAG-ON DRAGOON 2)は、2005年6月16日スクウェア・エニックスから発売されたPlayStation 2ゲームソフト

概要

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作品としては2003年に発売された『ドラッグオンドラグーン』の続編にあたるが、前作で複数の分岐を見せた未来の一つで、Aエンドを基本にBエンドの要素が加わったものとなっている。 前作から18年後の世界が物語の舞台となっている。エンディングは3つ。

ゲームシステムは前作のそれに部分的拡張を施しただけで、ほぼ同一である。

スクウェア・エニックスのアルティメットヒッツシリーズ3周年記念企画として、再発売している。

ゲームシステム

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ブレススフィア
上空戦にて、レグナが使える特殊効果があるブレス攻撃が可能になった。このゲームではそれぞれ違う特殊能力のブレススフィアが5種類存在する。ゲーム開始時は一つしか使用できないが、シナリオの進行により増える。
ドラゴンオーバードライブ
低空戦で、レグナに一定の魔力を与えることにより地上の敵に広範囲で強力な攻撃ができる。技の種類はレグナが進化することにより増えてくる。(最大4種類まで)
第1形態 - ドラゴンオーバードライブは2種類(翼による攻撃、鉤爪による攻撃)
第2形態 - ドラゴンオーバードライブは3種類(翼による攻撃、鉤爪による攻撃、尾による攻撃)
第3形態 - ドラゴンオーバードライブは4種類(翼による攻撃、鉤爪による攻撃、尾による攻撃、ブレスによる広範囲攻撃)
キャラクターセレクト
前作と違い、仲間の入れ替えが無制限となった。武器の種類によりキャラクター決定する。《使用できるキャラは4人まで(レグナは除く)》
長剣・短剣の種類 - ノウェ
杖の種類 - マナ
槍の種類 - エリス
斧の種類 - ユーリック
二周目以降はパーティの状況に関係無く、好きなキャラを選択出来るようになる。ストーリー中はメンバーの入れ替わりが激しい為、一周目ではあまり自由が利かない。
新コンボシステム
□ボタンと△ボタンの組み合わせによりフィニッシュブローのタイプが決まってくる。長剣、短剣、杖、槍、斧、全部含め30種類ある。

ストーリー

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プロローグ

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18年前、連合軍と帝国軍との間で大きな戦争があった。そして、一人の少女によって世界は崩壊への一途をたどっていた。しかし後に英雄と呼ばれるカイムとドラゴンのアンヘル、その仲間たちの活躍によって世界の崩壊は防がれた。それから18年後、封印は英雄ヴェルドレにより結成された封印騎士団により守られていた。

序盤

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封印騎士団に所属する少年ノウェはドラゴンのレグナに育てられ、レグナや幼馴染のエリスと共に封印を守るべく日夜戦っていた。ある日、「直轄区」と呼ばれる場所に防衛任務で赴いたノウェは、元帝国兵の命が世界の平和を保つための生贄にされているという実態を知り、騎士団の知られざる側面に衝撃を受ける。後日、ノウェは連隊長ザンボの部隊と共に気炎の直轄区の異常調査に向かうが、そこに現れた聖女マナが危険な遺跡内部の調査を買って出る。しかしマナは直轄区の「鍵」を破壊し、ザンボも連動して死亡した。捕えられたマナは、騎士団が人々を圧政で苦しめていると訴え、その元凶である直轄区の鍵を破壊するべきと主張するが、エリスを含む騎士団はマナを重罪人と看做し、火刑に処す。しかし火を付けた直後、地を割って水が吹き出し、マナは逃走。追跡を命じられたノウェだが、マナと騎士団のどちらを信じていいか意思が揺らぎ始めており、マナの信奉者達の妨害もあって彼女を取り逃してしまう。騎士団に戻ったノウェは騎士団長のジスモアに呼び出されるが、ジスモアはノウェの力と性格を疎んで毒を飲ませる。同時にジスモアこそがもう一人の父・オローの死の原因だったと知り、激怒したノウェは超常的な力を発動し、ジスモアの腕を切り落とす。しかしその場面をエリスに見られ、後に引けなくなったノウェはレグナと共に騎士団を脱走する。

ひとまず故郷の渓谷に戻ったノウェだったが、既にジスモア率いる騎士団に先回りされており、レグナともはぐれて窮地に陥る。その彼を救ったのは、丁度その近くに身を潜めていたマナだった。行く宛を無くしたノウェはマナに付いていき、騎士団の圧政とその犠牲となる人々の惨状を目の当たりにしたことで、人々のために直轄区の開放を目指すマナへの協力を決意した。

中盤

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ノウェ、マナ、レグナは神水の直轄区に向かい、連隊長にして守護者のハンチを倒して鍵を破壊するが、それを知ったエリスはノウェを誑かしたマナに憎悪を募らせる。その後、二人は戦力を求めて「騎士団を抜けた男」の情報を頼りに錆の町に向かい、元騎士団員でノウェの兄貴分だったユーリックを仲間にするも、騎士団に囲まれる。しかしそこに3年前にヴェルドレやオローを殺した「隻眼の男」が現れて騎士団を蹴散らし、怯えたマナを連れてノウェ達はその場を離れた。その後、三人は近くにある宝光の直轄区に向かい、連隊長のヤハを倒して鍵を破壊する。

エリスの罠に嵌められた三人は、隻眼の男が英雄カイムであること、そしてマナこそが18年前の災厄の元凶であると知らされる。自身の過去を思い出したマナは自責の念からノウェに別れを告げて去り、またも指標を失ったノウェはユーリックの提案に乗って明命の直轄区に向かうが、そこではマナを捕えたカイムが騎士団と相対していた。戦いの混乱でマナは騎士団に連れ去られ、カイムも姿を消す。騎士団本部に乗り込んだノウェはジスモアを退けてマナを救出。改めて彼女を信じることにしたノウェはマナ、ユーリックと共に明命の直轄区に戻るが、実は明命の直轄区の守護者はユーリックであり、彼の目的は自身の死による鍵の破壊だった。現れたカイムとの戦いの中でユーリックは望み通り死を迎え、その最期を看取ったノウェとマナは決意を新たに最後の直轄区へと向かう。

天時の直轄区に降り立った二人は全戦力を投入した騎士団を退け、鍵のある天時塔に乗り込む。最後の守護者はジスモアだった。剣を向けるノウェだが盾にされたエリスを刺してしまい、憔悴しながらもジスモアを追い詰め、とうとう打ち倒す。しかし神官長にしてマナの兄であるセエレによって、ノウェ達が破壊した鍵とは「最終封印」であるアンヘルの強大な力を抑えるものであったと明かされる。解き放たれたアンヘルは苦痛と怒りによって我を忘れ、世界を焼き尽くすべく暴れ始めた。追い掛けるノウェにカイムが「アンヘルを倒せ」と思念を送り、死闘の末にノウェとレグナはアンヘルを倒す。正気に戻ったアンヘルとカイムは、かつて出会った女神の城で悲願の再会を果たし、共に炎に包まれて安らかに旅立って逝った。カイムはアンヘルを救う為に戦っていたのだった。だが最終封印は消滅し、崩れ落ちた空から異形が世界に溢れ出した。幼き日と同じ過ちを繰り返したショックのあまり精神崩壊を起こしたマナを連れ、ノウェは最後まで戦う決意を固める。

終盤

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ノウェは事態の打開を目指すも、何も手立てが無く世界は無情にも崩壊していく。その時、レグナは崩れた空の向こうに「神竜族」の作った城「古の墓標」があると告げる。手掛かりを求めてノウェは古の墓廟に向かい、「種の書」と呼ばれる知識に触れるもノウェには何の事か解らない。しかしレグナは何かを悟ったようであり、その帰りに異形に襲われる飛行艇と遭遇。助けると、乗っていたのはセエレに助けられて生きていたエリスだった。再会を喜ぶノウェだったが、その時マナの中の神が目覚め、ノウェは強い思いで彼女の心の深層へと潜る。ノウェは神を追い出し、彼の想いに救われたマナは正気を取り戻した。その様子に決意を固めたエリスは、新たな封印を施すために「約束の地」を目指すという。三人とレグナは世界を救う最後の手立てを求めて約束の地へ向かう。

エンディング

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周回毎にエンディングやラストボスが異なる。周を重ねる度に敵が強くなるので、より良いエンディングを迎える為には高難易度をクリアしなければならない。

エンディング1
約束の地に着いた一行だが、レグナの目的はその地にある「神の玩具」である「骨の棺」[注釈 1]だった。ノウェの正体は神竜族の切り札「真人類」であり、レグナは神竜族が世界の覇権を神から取り戻すためにノウェを、神を倒す武器として計算づくで育てており、種の書にてその最後の方法を知ったのだ。ノウェは最終封印さえ施せば世界は救われると訴えるが、レグナは同胞の神竜族を呼び出して力づくでノウェを従わせようとし、ノウェはレグナと袂を分かつ。その力の前に一度は敗れたノウェだったが、マナを守りたいという意志によって真人類として覚醒。神竜族としての真の姿を現したレグナを死闘の末に倒す。しかし、レグナに反発したところで世界の崩壊は止まらなかった。実は最終封印となる新たな封印の女神とはエリスであり、彼女は全て覚悟の上でこの地へ来たのだった。エリスはノウェの前から姿を消し、一時的に世界崩壊は収まったものの現状維持に過ぎず、この先も新たな生贄が必要となる。それでもノウェとマナはこれが自分達の精一杯だったと納得し、いつかエリスが帰って来られる日を待つ。
エンディング2
エンディング1でレグナが目的を明かした場面から分岐。エリスが次の封印の女神であると知らされたノウェは神竜族の計画に乗り、封印の連鎖を断つべく神を倒す事を決意。レグナは神が作り出した骨の棺を利用してノウェを真人類として覚醒させようと目論み、ノウェもそれを受け入れる。しかし骨の棺には神の意思が宿っており。一行に襲い掛かる。なんとか外殻を破壊したものの本体はその場にいたマナを取り込み、18年前同様に神の依代となったマナが世界を破壊し尽くすべく飛び立つ。ノウェとレグナは骨の棺そのものと化して猛威を振るうマナと戦うが、実はマナは償いのため、神を欺くために自ら骨の棺と融合していた。マナはノウェに別れを告げて「神の玩具」を道連れに消滅する。マナの命は永遠に失われたが神を倒すには至らず、戦いは始まったばかりだった。ノウェは再び騎士団を束ね、エリス、レグナ、神竜族達と共に、再び神との決戦に挑む。それがマナの遺志だったのかは知る由もなく。
エンディング3
エンディング2で骨の棺の外殻を破壊する場面から分岐。再び依代を求める神と18年の時を経て対話するマナだったが、今度は「玩具」となることを拒絶し、骨の棺ごと神は滅びた。しかしレグナは種の書の続きに従うように告げ、神竜族の計画に疑問を抱いたノウェは本当にその必要があるのか問い返す。するとレグナは真意を明かしてノウェと袂を分かつ。ノウェは真人類として覚醒し、最大の壁である「父」を越えるべくレグナと最後の戦いを繰り広げる。苦しい戦いの末にレグナは力尽き、ノウェは今までの礼を告げ、レグナもどこか穏やかな様子で堕ちていった。神竜族も異形も姿を消し、ノウェはマナ、エリス、セエレの元に戻ってくる。神の支配も竜の介入も存在しない新しい世界が始まり、彼らは共に生きていくのだった。
前作、次回作も含め唯一のハッピーエンドといえ、スタッフロールも他のエンディングと異なる。

登場キャラクター

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メインキャラクター

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ノウェ
- 勝地涼
男性、18歳
本作の主人公。ドラゴンのレグナに育てられ、竜語を話すことができる。封印騎士団に所属。オローに発見されてからは彼に引き取られ、人間として育てられた。そのため、竜と人の二人の父親を持つ。その特殊な生い立ちから「救世主」と呼ばれているが、本人はそう呼ばれることを嫌がっている。殺されたオローの仇を討つべく正騎士になったが、「聖女」マナとの出会いにより運命が大きく変わる。封印騎士団を脱走した後マナと再会し、共に直轄地の鍵を壊すことを決意する。
優しく繊細で純粋かつ素直な性格。騎士団を追われてからはマナの後をついていき、マナがパーティを一時離脱した際にはユーリックに言われてついていくなど流されやすいところもある。
ノウェの出生の秘密には前作のBエンディングが深く関わっている。ノウェは前作の登場キャラクターであるイウヴァルトとフリアエの隠し子とミスリードされているが、実際にはイウヴァルトとフリアエの亡骸が「再生の卵」によって融合し誕生した存在であり、急速に進化した突然変異生物(イウヴァルトとフリアエの生まれ変わりでもあり、二人の遺児とも言える)。神竜族には「真人類」と呼ばれれ、神を倒し得る切り札とされる。耳にはイウヴァルトのピアス、腕にはフリアエのブレスレット(兄のカイムとお揃いのもので、カイムの分はマナに受け継がれている)をつけている。
使用武器は片手剣と長剣。主人公であるためか入手できる剣の本数は非常に多い。戦士に強くアンデッドに弱い。
真人類として覚醒した際背中に出現する紋章のような羽根は、女神フリアエの紋章とイウヴァルトの契約紋章が合わさったものである。理由は上述の通り、ノウェがイウヴァルトとフリアエの融合体だからである。設定上は真人類の身体器官の一部(腕や足と同じ)となっている。
レグナ / ブラックドラゴン
声 - 原田芳雄
雄(単一性)、年齢不明
ノウェを育てた蒼竜であり、竜としての「父」。アンヘルとは違い軽妙な台詞も目立つ。物語の進行に伴い蒼竜から背徳の黒き竜へと進化し、最終章では神竜族の姿へ進化する。
常にノウェの力となり、ノウェに対する気遣いなど父性を感じさせる面もあるが人間を見下しており、基本的にノウェ以外の人物には辛辣。竜族こそ最上位種という自負がある。血の記憶に忠実な、いわば完璧なドラゴンである。
本作における相棒であると同時にラストボス(エンディング2を除く)。クライマックスでは本性を現し、ノウェを育てたのも真人類を神竜族の悲願を果たす道具として利用するためであったと言い切る。しかしその一方、最終決戦では父として接するうちに情が移っていた様子が節々に見受けられる。
かつてはイウヴァルトと契約しており、前作ではブラックドラゴンとして登場している。前作以降の経緯は「種の書」に示されている。アンヘル同様、ストーリーの進行により形態が変化する。
サブタイトルにある『背徳の黒』を表している。アンヘルとは反対の存在であり、名前にも現れている。元々アンヘルは天使の「Angel」からきており、それを逆から読むと「Legna=レグナ」となる。
マナ
声 - 小雪 / 山下夏生(幼少期) / 郷里大輔(神憑依時)
女性、24歳
本作のヒロイン[1]。人々を苦しめる封印騎士団に反感を抱く。冷静沈着、困難にも独りで立ち向かう。封印騎士団の圧制を受ける人々からは「聖女」と崇められている。実は18年前に世界を崩壊へと導いた張本人であるが、その記憶を失っている。
前作の戦いの後、カイムによって贖罪の旅へ連れ出され、各地の荒廃や苦しむ人々を見せつけることで自分の犯した罪と向き合わされていた。しかし当人に反省の色はなく、何度も逃走は図ってはその都度捕まって仕置きを受けていた。アンヘルの声の消失でカイムが動揺した際、彼を騙して洞窟に誘い、ナイフを奪って左目を刺した。その隙に逃げ出したもののすぐに追い詰められ、自暴自棄になって崖下に飛び降りた。それによって記憶を失った末にある魔導師に拾われ、育てられる。成長後は正義感と使命感の強い性格となり、封印騎士団の圧政に苦しむ人々を救うべく、直轄地の封印を壊す旅に出る。
後に自分の過去を思い出すも、それでも意志を曲げず償いの意味も込めて旅を続けた。しかしその結果、またしても世界を危機に晒してしまったという事実をセエレに教えられ、自責の念から心を壊し幼児退行を起こしてしまう。挙句は内に残る神によって再び依代にされかけるも、ノウェによって救われ、神の支配から解放されると同時に正気に戻る。
しかしエンディング2では骨の棺に取り込まれ、再び神の依代と化して世界を崩壊に導く存在になってしまい、ラストボスとしてノウェと対峙する。
使用武器は杖。魔法は使用キャラ中最強、移動スピードも最速である。魔術師に強く魔物に弱い。控えにいる間は徐々にMPが回復する特徴がある。
エリス
声 - 相武紗季
女性、18歳
封印騎士団に所属する女騎士。ノウェとは幼なじみ。ノウェのことを男として意識している。芯の通った性格だが妄信的な正義感を持ち、ノウェと共に行動するマナには強い不信感を抱き、激しい嫉妬からマナを処刑しようと企んだり、マナを火にかける際には笑顔を浮かべるなど腹黒くどこか歪んだ一面を持つ。先代女神(フリアエ)の死亡に際し、選ばれた「今代の封印の女神」。名前の由来はギリシア神話女神であるエリスから。
使用武器は槍。(少なくとも一周目では)出番がかなり少なく、入手できる槍の本数は多くない。アンデッドに強く戦士に弱い。
ユーリック
声 - 小山力也
男性、27歳
不死の呪縛に囚われながら生きる男。きわめて明るく冗談混じりの発言が多いため、あまり本音が見えない。封印騎士団から逃れ、死神を模した仮面を着用している。前騎士団団長オローの部下で、オローの養子であるノウェにとっては兄のような存在だった。実は明命の直轄区の封印の守護者である。3年前の封印襲撃事件により重傷を負った彼はオローを見捨てて逃げ出し「死神」と契約した。契約代償として「死」を失っている。
紋章の刻まれた部位は右胸。右胸の中心部は文字通りの空洞になっている。
使用武器は斧。攻撃力は最強だが防御力の成長値はかなり低く、移動スピードも速くない。魔物に強く魔術師に弱い。不死身という設定のためか、控えにいる間は徐々にHPが回復する特徴がある。防御力が低いのはその代償ともいえる。ストーリー途中で離脱するため、エリスほどではないが一周目では利用機会が少ない。

封印騎士団

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ジスモア
声 - 立木文彦
男性、44歳
現・封印騎士団長。3年前、騎士団長の座に就いた。権力を手にするため、あらゆる汚い手を尽くしてきた。大戦の敗者である帝国軍の残党という身の上から、戦争終結後、奴隷に等しい生活を強いられてきた。「力こそ全て」という強い信念のもと、封印騎士団で恐怖政治を敷く。自己中心的でかつ狭量な性格で配下であるはずのハンチにもかなりバカにされている。正義感あふれる人徳者であった前団長オローに対して強い羨望と憎悪を抱いていた。劇中ではノウェたちと三度戦う。契約相手は「シェイド」。契約代償は「肉体」で、シェイドを使って偽りの肉体を形成している。紋章の刻まれた部位は不明。
ザンポ
声 - 我修院達也
男性、年齢不明
封印騎士団連隊長。気炎の直轄区を守護している。元々は裕福な家系の出身だが大食いの割に虚弱な肉体で、封印騎士団にも賄賂を払って入っていた。そのためか我慢を知らず極端にわがままな性格。契約相手は「イフリート」で、契約したことにより頑健な肉体を手に入れるが、その契約代償として「食べること」を差し出した(作中の説明によれば食べることは出来るが味や食感などを感じる前にイフリートが横取りしてしまうらしい)。聖火台を狙ったマナを追い詰めるも、彼女が放った魔法で聖火台を破壊され、死亡する。そのため、他の連隊長と違ってノウェとは対峙しない。紋章の刻まれた部位は口内(正確には口内の上顎部分)。
ハンチ
声 - 小島幸子
女性、年齢不明
封印騎士団連隊長。神水の直轄区を守護している。体型や顔の造形自体は整っているものの、卑屈で自虐的な態度と、青白い肌に目にクマがあるなど魅力的とはいいがたい容姿の女。少女時代は村で「太陽の微笑み」と言われるほどの美少女で皆から愛されてきたが、友人と共に湖で水難事故に遭い、「ケルピー」を契約相手として命は助かったものの、その契約代償として「魅力」を失ってしまい、周囲から愛されなくなったことから現在の人格が形成されてしまう。オローに飲まされた毒水を用意した張本人であり、オロー抹殺の陰謀に加担した一人である。紋章の刻まれた部位は乳房。
ヤハ
声 - ROLLY
男性、年齢不明
封印騎士団連隊長。宝光の直轄区を守護している。老若男女全てに愛される美しい容姿を持つ。幼い頃からその容姿を利用し、孤児としての身分から成り上がって封印騎士団の一員となる。騎士団でも容姿を使って権力を増大させ、「ノーム」を契約相手としたことからその容姿はさらに輝きを増すが、契約代償として代わりに性的な行為などに関する「快感」がなくなっているため、自分の容姿に惹かれる人々との行為は苦痛にしか思っていない。ユーリックとは孤児院時代の親友だが、ヤハはユーリックにそれ以上の想いを抱いていた。紋章の刻まれた部位は陰茎。
オロー
声 - 土師孝也
男性、年齢不明
封印騎士団前団長。ノウェの養父であり、人間としての「父」。正義感が強い人格者であり、人望も厚かった。レグナが育てていたノウェを発見して連れ帰り、人間として育てた(レグナは自分も共に行くことを条件に了承した)。3年前にカイムによって殺されるが、そもそもその前にその人格を疎んだジスモアに毒を盛られており、カイムとも満足に戦える状態ではなかった。

前作から登場

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カイム
声 - なし
男性、42歳
前作の主人公。18年前の大戦の英雄である。帝国軍との戦いの最中にレッドドラゴン・アンヘルと契約。契約代償として「声」を失った。女神フリアエの代役として最終封印となったアンヘルと離別を余儀なくされた。戦争の元凶マナを連れ各地を放浪していたが、神官長ヴェルドレの裏切りによりアンヘルの声が消失した事に動揺し、マナに左目を奪われた。そのため本編では「隻眼の男」と呼ばれている。
本作の3年前、封印の改変を阻止するべく、単身神殿を襲撃。ヴェルドレやオローを始め、その場に居合わせた多くの人間を惨殺した。結果として、深手を負ったユーリックと死神との契約が成立。はからずも封印の改変を幇助した形となった。以来、アンヘルにかけられた封印を解く術を求めて放浪している。アンヘルの封印が解かれた後、最初に出会った城でアンヘルと再会を果たす。
卓抜した戦闘能力はなお健在で、愛用の両手剣(前作の初期装備「カイムの剣」)も片手で軽々と振り回す。
アンヘル / レッドドラゴン
声 - ピーター
雌(単一性)、年齢不明
カイムと契約した赤竜。前作ではカイムと共に帝国軍と戦っていた。最終封印が崩壊した後、カイムの生きる世界を守るべく、自ら申し出て最終封印となり、ドラゴンの力に恐れをなした当時の神官長ヴェルドレが封印制度を改変したことにより、受ける負荷が増大した。
五つの"鍵"により五感の全てを奪われ、漆黒の闇の中でついに正気を失う。封印を解かれた後、カイムと再会を果たすが正気を失ってしまってるためカイムのことも忘れてしまう。
サブタイトルにある『封印の紅』を表している。「アンヘル」とは天使の意で、綴りはそのまま「Angel」である。レグナはその逆に「Legna」と綴る。
セエレ
声 - 村上想太
男性、24歳
前作にも契約者の一人として登場している。18年前に静かな森の宮殿跡にてヴェルドレに保護される。6歳のときにゴーレムと契約し、その代償で「時間」を失う。そのため、18年後の本作でも6歳のままの姿である。
先代の神官長ヴェルドレの死後、遺言により神官長の職に就いた。身体は成長しないが、性的なことに関心がないわけでもないらしく、心に身体が伴わないことに苦悩しているらしい。精神は成長しているが、身体に引きずられてか、言動は少々幼い。マナとは双子の兄妹である。二人の実母はセエレを溺愛する一方でマナを虐待しており、最終的には谷へ捨てている。この過去から、妹を助けることのできなかった自身の無力さに自責の念を抱いている。マナのことをずっと探しており、心配していた。ストーリー後半にマナと再会を果たして喜ぶも、当のマナには憎悪こそ向けられなかったが冷淡に振る舞われ、彼女が再び過ちを犯す事も止められなかった。クライマックスではゴーレム軍団を率いて神竜族の群れと戦った。

設定

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フィールド(舞台)

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大神殿
ジスモアが団長をつとめる封印騎士団の本拠地である。前団長オローの養子となったノウェは、この地でエリス、ユーリックと共に鍛錬を行っていた。
明命の直轄区
ノウェが正騎士としての初任務で赴いた場所。魔が数多く生息する地域。明命窟の最深部に設置された命の祭壇には、直轄区の鍵である「聖花」が置かれている。3年前、この地で当時の神官長ヴェルドレや団長オローをはじめとする重要人物達が隻眼の男(カイム)に惨殺されるという事件(通称:封印襲撃事件)が起こっている。
気炎の直轄区
気炎の守護者ザンポが治める地である。炎洞塁の中には鍵である「聖火台」が置かれており、霧濃もその影響である。ノウェがこの地でマナと出会う。
神水の直轄区
神水の守護者ハンチが治める地である。この地域には、幼少時にノウェがレグナと暮らしていた「忘れられた遺跡」がある。水城砦にある直轄区の鍵「聖瓶」を維持するため大量の水を使用しており、周辺住民は常に干ばつに苦しんでいる。
宝光の直轄区
宝光の守護者ヤハが治める地である。この地域にある錆の町は、戦争の被害を免れた数少ない町である。人口が多く賑やかだが、賞金稼ぎが跋扈し治安はよくない。この町でノウェはユーリックと再会している。直轄地の鍵である「聖宝玉」を有する光城郭の周辺は、「聖宝玉」の影響で1日中太陽の光が差さず、月や星の光もない暗闇の地域となっている。

主題歌

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ひとり
唄:中島美嘉、作詞:Satomi、作曲:松本良喜、編曲:島健

スタッフ

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小説版

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上記にあるエンディング3を元にしている。

脚注

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注釈

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  1. ^ 前作にも出てきた「再生の卵」の唯一特殊な存在。前作ではアンヘルが「断頭台」と呼ぶ台詞があったが、これは普通の再生の卵の事。

出典

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外部リンク

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