横尾太郎

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よこおたろう
横尾太郎
生誕 (1970-06-06) 1970年6月6日(47歳)
日本の旗 日本 愛知県名古屋市
出身校 神戸芸術工科大学
職業 ゲームクリエイター
株式会社ブッコロ 代表取締役社長
代表作 ドラッグオンドラグーン』シリーズ
NieR』シリーズ
配偶者 あり

横尾 太郎(よこお たろう、1970年6月6日 - )は、日本ゲームクリエイター愛知県名古屋市出身。近年はヨコオタロウというカタカナ名義での活動が多く見られる[1]。また英語表記の際には一般的な名・姓の順ではなく、大文字でそのままYOKO TAROとしている。

経歴[編集]

1994年に神戸芸術工科大学を卒業し、その後株式会社ナムコへ入社[2]。1999年には株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントに所属しデザイナーとして活動していたが、上司とそりが合わず退社[3]。2001年に株式会社キャビアへ席を移し、『ドラッグオンドラグーン』や『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』のディレクションに当たる[2]

2010年末にキャビアを退社することを表明し[4]、翌年からはフリーで活動していた[5](その間は「無職」と自称していた)が、2015年4月1日に株式会社ブッコロを立ち上げ代表取締役に就任[2]。2017年に『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の続編となる作品『ニーア オートマタ』をリリースした。

人物[編集]

ドラッグオンドラグーン』シリーズ、『NieR』シリーズのディレクターとして知られ、『ニーア オートマタ』ではディレクションだけでなくシナリオも担当している。

作品だけでなくインタビューなどで見せる「ヨコオ節」と評されるユーモアに溢れた言動でも知られ、ファンのみならず同業のクリエイターからも度々「不思議な人」「変な人」といった評価を受けており、プラチナゲームズ田浦貴久からは「すごく変な人だな」と言われたりしている[6]。また『NieR』シリーズや『ドラッグオンドラグーン3』で組んだ齊藤陽介岡部啓一とはインタビューやトークイベントなどで息の合った掛け合いを披露することも多い。

「(プレイヤーが作品に触れる際にバイアスが掛かってしまうと思うので)制作者の姿がメディアに出ることはあまり好みではない」と述べており[7]、メディアへの露出がある場合はイラストで顔を隠したり、知人の模型製作スタッフに依頼して製作してもらった『NieR』シリーズに登場するキャラクター[8]を模したマスクを被って登場する。

ニーア オートマタ』関連のイベントにも基本的にマスクを被って登場していたが、声がこもって聞き取りにくい、ピンマイクが接触不良を起こす、ノイズが入るといった理由から、後に最初の挨拶を終えると代理としてマスクだけを壇上に置いたり、マスクを被せたマネキンを設置する(なお、この際マネキンが倒れてマスクが破損する事故があった[9])などをして、自身は裏に回って音声のみで応答するということが多い。

ゲーム制作に於いては「同じことを繰り返しやっても仕方ない」「ゲームからゲーム以上のものを感じてほしい」「シナリオについてユーザー自身が突っ込んで考えてほしい」という趣旨の発言をすることが多く[10]、アクションゲームにシューティングやリズムゲームの要素を混ぜ込む、エンディングを見るためにセーブデータを削除させるなど実験的な試みをすることが多い。また自身が関わった中で最多となったドラッグオンドラグーンシリーズの3作目『ドラッグオンドラグーン3』については、製作の現場が既に整えられていたために過去作から大きく外れることが難しく苦悩した旨を語っている[10]

作風[編集]

他のRPGと競合しない土俵で戦おうとして陰鬱なシナリオを描くこととなった『ドラッグオンドラグーン[3]や、変化するゲーム性を目標とした『ニーア ゲシュタルト/レプリカント[11]など、主流や安定とされるものを避けて傍流や挑戦を求める傾向がある[10]。 これら代表的な作品が持つ独特の世界観や物語性はファンから「ヨコオワールド」と呼ばれ、横尾本人も自分の作品を指して「大作の隙間を縫って生きている」と冗談交じりに評するなど、ある種のカルト的な性質を持っている。

自身でディレクションした両シリーズの世界観は共通しているが、シリーズ間だけでなく同じシリーズ内でも数百年から数千年単位で時間軸を移しているため全体を通じて非常に大きな時代や世界を構想していることが窺える。また同じシリーズであっても時代設定が異なるためそれぞれ個別にプレイした場合でもメインのシナリオは理解できるよう設計されている(例:『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』『ニーア オートマタ』『ヨルハ』はそれぞれが直線の時間軸上に並ぶ作品だが全て独立した作品として作られている)。

逸話[編集]

  • 『ドラッグオンドラグーン3』の設定資料集などによると、複雑な設定の全容を把握しているのはスタッフの中でも横尾本人しかおらず、製作陣は都度直接確認に行っていたという。シリーズの設定は年代から並行世界への分岐、分岐後の未来まで様々であるが、質問されれば即答し、矛盾を指摘されるとしっかり論破していることから、横尾作品のノベライズを多く担当している映島巡は「彼の中ではちゃんとストーリーや設定は繋がっているのだろう」と語っている[12]

主な作品[編集]

ゲーム[編集]

漫画[編集]

  • ドラッグ オンドラグーン 死二至ル赤(2013) - 監修
  • どらっぐ おん どらぐーん ウタヒメ ファイブ(2013) -監修
  • 君死ニタマフ事ナカレ - 原作(作画:森山大輔

舞台[編集]

  • ヨルハ(2015) - 原作
  • 君死ニタマフ事ナカレ 零(2016) - 原作

脚注[編集]

  1. ^ 『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』以降の活動に関してはほぼ「ヨコオタロウ」と表記されている。
  2. ^ a b c BUKKORO メンバー
  3. ^ a b 『ドラッグ オン ドラグーン ワールドインサイド』92頁。
  4. ^ ヨコオタロウの日記2010年11月04日
  5. ^ yokotaro 2011年12月11日
  6. ^ New Project(仮題)』スタッフインタビュー詳細版
  7. ^ PAX East 2017 Panel - NieR: Automata & FFXV: Episode Gladiolus”. SquareEnixPresents. 2017年3月15日閲覧。
  8. ^ エミール(実験兵器7号)の頭部
  9. ^ 『NieR:Automata』TGS2016スペシャルステージ”. スクウェア・エニックス. 2016年9月19日閲覧。
  10. ^ a b c 「見えない壁」に取り囲まれたゲーム業界への想い。ヨコオタロウ氏が「ドラッグ オン ドラグーン3」やゲームの未来を語ったインタビューを掲載4Gamer.net 2014年02月28日
  11. ^ 「ジャンルという概念を打ち破りたかった」――裏話もたっぷり聞けた「ニーア レプリカント/ゲシュタルト」ロングインタビュー4Gamer.net 2010年07月10日
  12. ^ 『ドラッグオンドラグーン3 設定資料集+ザ・コンプリートガイド』156-161頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]