ニーア オートマタ

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ニーア オートマタ
NieR:Automata
ジャンル アクションRPG
対応機種 PlayStation 4
Microsoft Windows (Steam配信)
開発元 プラチナゲームズ
発売元 スクウェア・エニックス
プロデューサー 齊藤陽介、西村栄冶郎
ディレクター ヨコオタロウ
デザイナー 田浦貴久
シナリオ ヨコオタロウ
プログラマー 大西亮
音楽 岡部啓一
美術 吉田明彦
人数 1人
メディア BD-ROM
ダウンロード (PlayStation Store / Steam)
発売日 [PS4]
日本の旗 2017年2月23日
アメリカ合衆国の旗 2017年3月7日
欧州連合の旗オーストラリアの旗 2017年3月10日
台湾の旗香港の旗 2017年4月27日
[Win]
世界の旗 2017年3月17日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI18
コンテンツ
アイコン
暴力・犯罪・麻薬等薬物
ダウンロード
コンテンツ
有料・無料共にあり
必要環境 Steam[1]
OS:Windows 7 64bit、Windows 8.1 64bit、Windows 10 64bit
CPU:Intel Core i3 2100 以上 AMD A8-6500 以上
メモリ: 4GB以上
ハードディスク/SSD:50GB以上
グラフィックカード: NVIDIA GeForce GTX 770 VRAM 2GB 以上 AMD Radeon R9 270X VRAM 2GB 以上
サウンドカード:DirectX 11 対応
通信環境:ブロードバンド 以上
画面解像度:1280x720
DirectX:DirectX 11
その他:マウス、キーボード、ゲームパッド(XInputのみ)
売上本数

世界の旗150万本(2017年5月)[2]

日本の旗[PS4]35万2,096本(2017年7月)[3]
その他 PS4 Pro ENHANCED対応[4]
テンプレートを表示

ニーア オートマタ』(NieR:Automata)は、スクウェア・エニックスより発売されたPlayStation 4アクションRPG。日本では2017年2月23日に発売[5]。2017年3月7日には米国で、10日には欧州及びオーストラリアでも発売された。また、同年3月17日からはWindows向けにSteamでの配信も始まっている[6]

概要[編集]

2010年に発売された『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の後継作品となるアクションRPG。2015年6月16日にE3 2015のプレスカンファレンスにて『NieR New Project』(ニーア ニュープロジェクト)として発表[7]、正式なタイトルは日本時間の2015年10月30日にPGW 2015のスクウェア・エニックスブースにて公開された[8]

タイトルに使われている「オートマタ」とは「自動人形」の意。当初は「Androids」(アンドロイズ)を予定していたが「Android」が商標の関係で利用できず、代わりとして複数の候補を挙げた上で選ばれたのが「Automata」(オートマタ)であった[8]。また「NieR2」としなかった理由については「前作に触れていなくても問題なく遊べる内容になっているので」とディレクターのヨコオが述べている[9]

前作にあった一部ステージでのカメラワークの固定、サウンドノベル、イクラ弾幕と形容される敵の攻撃などの特徴は今作にも受け継がれており、ジャンルこそアクションRPGとされているがそのゲーム性は多岐にわたる。本作からの新要素の一つとしてはオートモードが挙げられ、これはキャラクターを敵に近づけると自動で攻撃や回避をしてくれるというものである[10]。ディレクターのヨコオはこのシステムについて、「『ベヨネッタ』にあったベリーイージー・オートマチックモードをさらに発展させたもの」だと東京ゲームショウ 2016で開かれたイベントの中で述べている[10]

物語は異星人の侵略によって人類が月へと追われた未来の地球を舞台に、地球の奪還を目指す人類側が製造したアンドロイド兵士「2B」らと、異星人が製造した兵器「機械生命体」との戦いを描く。 本編に先駆けて2016年12月22日よりPlayStation Storeにて無料配信された体験版によると、劇中で行われた「第243次降下作戦」の決行日時は「11945年3月10日」とされており、『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』から数千年後の世界が描かれていることが判る[注釈 1]

公式サイト掲載のキャッチコピーは「これは呪いか。それとも罰か。」、TVCMのキャッチコピーは「命もないのに、殺しあう。」。

販売初週の国内売上は約20万本を記録[11]。また出荷本数およびダウンロード販売の世界合計は2017年4月4日の時点で100万本に達し[12]、同年5月30日には150万本を突破したことがスクウェア・エニックスから発表されている[13]

開発[編集]

プロデューサーは齊藤陽介、ディレクターはヨコオタロウが『ゲシュタルト/レプリカント』に引き続き手掛けるが、開発にはプラチナゲームズ、メインキャラクターデザイナーに吉田明彦、サブキャラクターデザイナーに板鼻利幸、永井悠也らを新たに起用している。

プラチナゲームズを起用した理由には前作を開発したキャビアが既に無かったこともあるが、何よりもそのアクションゲーム開発における高い評価が挙げられる。アクションRPGとして「アクション」の部分に注力しようと考えていた際に候補として挙がり、企画を持ち込んでみたところ社内に『NieR』のファンが多く居たため引き受けられたという[14]

キャラクターデザイナーの変更は前作で担当していたD.Kが肘を壊し転職していたために行われた。『NieR』の世界観に合う新たな人材として吉田明彦にオファー、こちらでも社内に『NieR』のファン居たことが起因し、彼と彼が所属する会社「CyDesignation」のスタッフが担当することとなった[15]

これらのスタッフに関してプロデューサーの齊藤は「この座組が組めた時点で自分の仕事は終わった」、ディレクターのヨコオは「スタッフが優秀すぎてやることが無い」といったことを述べており、強い信頼を持ってプロジェクトに臨んでいたことがうかがえる[16]

ゲームシステム[編集]

基本[編集]

プレイヤーは荒廃した地球を舞台に、シナリオの進行に合わせて2B、9S、A2の3名を操作キャラクターとして探索・戦闘を行う。カメラは操作キャラクター後方からの三人称視点が基本となるが、一部のステージや戦闘ではトップビュー、もしくはサイドビューに変化することがある。
フィールドはオープンワールドとなっており、シームレスに繋がった世界を自由に移動することができる。またゲーム中盤からはファストトラベル機能も開放され、短いロード時間を挟んで離れた場所へと瞬時に移動することもできる。水辺では釣りができ、その取得物には特定の釣場でないと入手できないものもある。またフィールド上にいる動物には特定のアイテムを与えることで騎乗が可能になり、移動手段として使うこともできる。
RPGの要素としては、経験値によるレベルの向上、アイテムの収集・売買、NPCとの会話によるサブクエストの発生などが挙げられる。チュートリアルを除けば発生したサブクエストの進行状況がメインシナリオに干渉することは無いが、その内容には様々なものが用意されており、キャラクターや世界の魅力を描く一助となっている[17]。また、ゲーム内の「DATA」には様々な情報が記載されており、これらの収集・閲覧も楽しみの一つであると言える。
なお本作はオートセーブ機能を採用しておらず、ゲームデータの保存はフィールド上に設置された「アクセスポイント」と呼ばれるセーブポイントでの手動セーブが主となる[注釈 2]。これはディレクターのヨコオが前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の際に上がった「手動セーブなんて古臭い」という意見に対し、「絶対に次も入れてやる」と反発した結果である[注釈 3]

戦闘[編集]

戦闘は地上戦、空中戦、ハッキングの3種類に大きく分けられる。地上戦はフィールド上に設置された敵とのリアルタイムバトルであり、この作品の特徴である多彩なアクションを行える。空中戦は飛行形態時は縦スクロールの、機動形態時は全方位のシューティングで行われる。ハッキングも全方位シューティングではあるが、空中戦とは異なりミニゲーム的な要素が強い。
地上戦
□ボタンのスピードアタック、△ボタンのヘビーアタックを基本に、ジャンプ、回避、ポッド射撃、ポッド・プログラムなどを組み合わせて行う。
装備できる武器は小型剣、大型剣、槍、格闘の4種類が用意されており、スピードアタックとヘビーアタックにそれぞれ任意の武器、もしくは素手状態を設定することができる。また装備は2セット保存することができ、これらはコンボの途中でも切り替えることができる。
同じ武器種でもスピードアタックとヘビーアタックのどちらに設定するかでモーションが変わり、武器種の組み合わせによるコンボ内容の変化と合わせて多様なアクションを行えるようになっている。
ジャスト回避
敵の攻撃をタイミングよく回避できると発生する。ジャスト回避が発生すると、特殊なカウンター攻撃を行える。
チャージアタック
スピードアタック、もしくはヘビーアタックの長押しで行える。通常とは異なった攻撃が発生する。
フィニッシュブロー
敵のダウン時に○ボタンを押すことで発生。高威力の追撃を行える。
ポッド射撃
ポッドによる遠距離攻撃。ガトリング弾、レーザー、ミサイル弾の3種類がある。継続して撃ち続けることができるが、武器による近接攻撃に比べると一撃のダメージは低い。
ポッド・プログラム
ポッドにセットすることで使用できるスキル。敵にダメージを与えるものの他、敵の行動を阻害するものや、プレイヤーのHPを回復するものなどがある。概ね攻撃力や範囲に優れているが、射撃と違い使用すると一定のクールタイムが発生してしまう。
自爆
2Bと9Sでのみ使用可能。発動すると周辺に大ダメージを与えることができるが、代わりに自身の残りHPが1になり一定時間動けなくなる。
バーサーカーモード
A2でのみ使用可能。発動すると周囲に大ダメージを与え、HPが減り続ける代わりに攻撃力が上昇。さらに回避モーションに攻撃判定が付与される。モードの任意解除はできず、HPが1になると強制的に終了する。
挑発
敵へ向けてポッドのライトを点滅させるか、□ボタン長押し(A2使用時のみ)で発動。一定時間、敵の攻撃力が上昇する代わりに防御力が下がる。
空中戦
飛行ユニットに搭乗した際に行われる戦闘。R1ボタンでの射撃を基本に、□ボタンでの近接攻撃、回避、ミサイルの全弾発射などを組み合わせて行う。
射撃の種類はポッドに依存し、地上戦闘時と同様にガトリング弾、レーザー、ミサイル弾の3種類を使い分けることができる。
ハッキング
9Sでのみ使用可能。ハッキング可能な対象へ△ボタンを長押しすることで発動。ハッキングに入ると多方向スクロールシューティングが始まり、ステージ内にあるコアにあたるものを撃破することで成功となる。成功すると敵に大ダメージを与えることができるほか、ロックされていた扉や宝箱を解錠することもできる。
また敵へのハッキングは開始時にこちらが発見されていなかった場合、成功後に爆破、従属化、リモート操作のいずれかを選んで行える。
爆破
対象を爆破し大ダメージを与える。
従属化
対象が味方となり、自動で敵を攻撃するようになる。
リモート操作
対象へと視点が移り、自由に操作できるようになる。この状態でさらに別の対象へ向けてハッキングを行うことも可能。

強化・育成[編集]

戦闘、もしくはサブクエストによって得た経験値によるキャラクターレベルの上昇以外に、武器の強化や「プラグイン・チップ」による自機のカスタマイズが行える。
武器のレベルアップ
武器屋にて行える。強化に必要な素材と金銭を用意することで可能になり、最大でLV.4まで上げられる。強化をすると武器の攻撃力が上昇するほか、「ウェポンストーリー」が開放されていくことでその武器にまつわる逸話やショートストーリーが読めるようになる。またLV.4になると武器ごとに固定の特殊な効果が発現する。
ポッドの強化
メンテナンス屋にて行える。武器と同様で強化に必要な素材と金銭を用意することで可能になり、こちらも最大でLV.4まで上げられる。なおポッドはLV.4まで強化すると一種の溜め攻撃のようなものが行えるようになる。
プラグイン・チップ
ショップでの購入、または敵からのドロップやクエストの報酬として入手した「チップ」を最大で128ある装備スロットにセットすることで、基礎パラメーターの向上や補助効果の付与を行える。
チップの種類は様々であり、攻撃力を上げるものから回復効果を付与するもの、またはアイテムの自動回収機能を付与するものなどがある。また同名のチップでも値無しから+8までのレベルがあり、装備コストも4~34と幅広い。高レベルのものは効果が高い分、装備コストが重くなる傾向がある。
なおショップに売られているチップのコストは固定だが、クエストの報酬と敵からのドロップで得られるものはランダムとなっている。またチップ名の末尾に「◆」がついているものは、そのレベルで最も低コストなチップであるということを示している。

その他[編集]

難易度の選択
難易度はEASY、NORMAL、HARD、VERY HARDの4種類から選択でき、これはゲーム中いつでも変更することがきる。難易度によって後述するオートモードの使用ができるか否かなどの違いはあるが、ストーリー内容や取得できる武器、アイテムなどに変化は無い。
オートモード
難易度EASYのときのみ使用できる。「オート攻撃」「オート射撃」「オート回避」「オートプログラム」「オート武器切り替え」のチップをいずれか一つでもセットすることで起動でき、対応する行動をAIが自動で行うようになる。AIの自動行動中もプレイヤーの手による操作は可能であり、任意での攻撃や回避、またはポッド・プログラムやアイテムの使用もできる。
義体システム
プレイヤーが死亡すると、その場所に義体と呼ばれる亡骸が残される。これには死亡時に装備していたチップが残されており、アクセスして「回収」することで紛失時の状態に戻ることができるほか、「修理」を行うことでその義体を味方として連れ歩くこともできる。なお回収する前に再び死亡、もしくは長時間回収しないでいた場合、その義体はチップとともに消滅してしまう。
また、義体はネットワーク機能をOFFにしていると自身のものしか確認できないが、ONにした場合は他のプレイヤーのもの表示されるようになる。他者の義体には回収と修理のほか、「黙祷」を行うことができる。
黙祷
他者の義体にのみできる。義体の持ち主のHPが全快し、アイテムが届く。
回収
死亡時に装備していたチップが復元される。他者の義体だった場合、その義体が装備していたチップからランダムで3つの効果が一定時間付与される。
修理
アクセスした義体を最大で一体、仲間として連れて行くことができる。

ストーリー[編集]

ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の時代から遥か未来の地球が舞台となり、人類側が製造したアンドロイド兵士と異星人が製造した兵器「機械生命体」による代理戦争然とした戦いと、その中で主人公たちが世界の真実と自分たちが生まれてきた意味を知っていく様子が描かれる。

今作も前作と同様にマルチエンディング方式が採用されており、周回を重ねることで見られる物語が変化する。 エンディングはA~Zまでの全26種類が存在し、A~Eが周回ごとの正規エンディング[注釈 4]、そしてF~Zが特定の行動を行うと発生するバッドエンディングとなっている。

ここではシナリオの構成上、1周目と2周目をそれぞれAルート、Bルート。3周目以降をC/Dルートと呼んで扱う[注釈 5]

プロローグ[編集]

西暦5012年。突如として地球にエイリアンが襲来し、侵略を開始。人類はエイリアンと彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の手によって地上を追われ、月への退避を余儀なくされる。
生き延びた人類は奪われた地球を取り戻す為、アンドロイド兵士による抵抗軍を結成。衛星軌道上に設置した基地群から反抗を開始するが、十数回に渡る大規模降下作戦を経てもなお決定的打撃を与えることができず、戦況は数千年に渡り膠着していた。
この状況を打破するため、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発。それらから成る「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成され、戦線へと投入されることとなった。

Aルート[編集]

「ヨルハ部隊」の隊員「2B」は、地上の廃工場にある敵の超大型兵器を殲滅せよとの指令を受けて僚機と共に目的地へと向かっていた。チームは降下中に敵の攻撃に遭い大きな打撃を受けるが、現地で合流したヨルハ部隊員「9S」の協力もあって目標を発見、撃破。そうして作戦は成功したかと思われたが、同大型兵器が複数いたことが発覚。取り囲まれてしまった二人は、この窮地を脱するべくブラックボックス反応による自爆を実行。これにより敵を殲滅し、ヨルハ部隊の基地「バンカー」へと帰還した。
バンカーにて再起動を終え再会する2Bと9S。しかし自爆の前にデータをバックアップできていたのは2Bのみだったため、9Sの記憶は作戦開始前まで戻ってしまっていた。二度目の初対面を果たした二人は、新たな任務として地上に居るレジスタンス部隊と協力し、現地の情報収集をするよう命じられる。
地上に降りレジスタンスらと合流した二人は、彼らに依頼されて機械生命体の討伐へと向かう。そして目標の機械生命体を追った先で、無数の機械生命体が結合して作った「繭」のようなものからアンドロイドに酷似した人型の機械生命体が誕生する瞬間を目の当たりにする。二人は生まれてきたそれを撃破するが、直後、その遺体から分裂するかのように同種の機械生命体が誕生。その機械生命体は遺体を抱え、崩落のどさくさに紛れてどこかへ消えてしまった。
司令部に機械生命体の件を報告してレジスタンスキャンプへと戻った二人は、新たな任務として行方不明になっているヨルハ部隊員の捜索を命じられる。二人は彼らを見つけるべくブラックボックス反応を追い、そうして着いた遊園地廃墟にてアンドロイド失踪の原因であった機械生命体と出会う。それはアンドロイドの死体で自身を装飾し、さらに生きたアンドロイドを兵器として改造していた。
敵の撃破はしたものの、現場にいたアンドロイドたちを救出することは叶わず帰路につく2Bと9S。そんな二人の前に白旗を揚げた一機の機械生命体が現れる。それは先程の機械生命体を撃破したことへの礼をし、感謝のために自身らの村へと来て欲しいと言う。警戒しながらもその後を付いていくと、住民が皆白旗を揚げているという奇妙な村へとたどり着いた。
その村で二人は「パスカル」と名乗る機械生命体と会う。彼はここが戦闘を放棄した機械生命体たちの村であること、自身はその長であること、そしてアンドロイドとも交易を行っているということを語る。すぐには警戒を解くことのできない二人だったが、それから幾度か交流を重ねていくこととなる。
パスカルの村へと行くようになってから暫く。突如として敵の大型兵器が廃墟都市の中心部に発生。他の部隊とも協力してこれらの撃破には成功するが、この戦いの影響で大崩落が起きて地形が大きく変わってしまう。しかしその結果として、隠されていた洞窟とエイリアンの拠点が発見されることとなる。
司令部に命じられてエイリアンの拠点の調査へと向かった二人は、そこでかつて逃した人型の機械生命体たちと再び出会う。以前と違って彼らには知性といったものがみられ、自身らのことを「アダム」と「イヴ」だと名乗った。アダムは戦いの中で、既にエイリアンが絶滅していること、そして自分が人間へ強い興味を持っていることを語り、理解を深めるための協力を求める。しかしその内容は「生きたまま解剖して研究したい」といったものであり、交渉は決裂。戦いも引き分けとなり、またも姿を消してしまった。
アダムとイヴの一件の後も、次々と任務をこなし続ける2Bと9S。そんな二人に急遽、他のヨルハ部隊員と協力して味方空母の護衛をするようにとの命令が下る。現地へ向かった二人は空母を襲う超巨大兵器と戦闘、その機能を停止させることに成功するが、敵が放ったEMP攻撃の余波を受けて9Sが行方不明になってしまう。2Bは9Sの捜索を始め、そして彼の反応を追った先で再びアダムと出会う。9Sはアダムに捉えられていたのだ。
「死」の概念を理解したいと語るアダムはネットワークとの接続を切った状態で2Bに挑む。2Bは一騎打ちの末にアダムを撃破し、9Sを奪還。アダムは機械生命体が味わうはずのない「死」を体感し、満足げに事切れた。一方弟イヴは兄を失ったことにより激しい怒りと悲しみを覚え、暴走を始める。全てを破壊しようとする彼を止めるべく、2Bと9Sは決戦へと向かった。
死闘の末に2Bと9Sは暴走するイヴの撃破に成功するが、その戦闘の際に9Sがデータ汚染を受けてしまう。バックアップを取らずに死ねば現在の記憶は失われてしまうが、汚染されたデータをバンカーにアップロードするわけにもいかず、記憶が巻き戻ってしまう事を覚悟の上で9Sは2Bに介錯を頼む。
彼の願いを受け入れ、9Sをその手にかける2B。彼女が悲嘆に暮れていると、突如機能を停止していたはずの機械生命体たちの残骸が共鳴を始める。動き出した機械生命体へ刃を向ける2Bだったが、その機体は9Sの声で制止するように求めた。彼のパーソナルデータは機械生命体のネットワーク上に残っており、そこで自我も再形成されて事なきを得ていたのだ。
Aエンディング
戦いが終わり、安堵の表情を浮かべる2B。その胸には、「自分たちアンドロイドと機械生命体の違いは何なのだろうか?」という小さな疑問が残った。

Bルート[編集]

9S」の視点で見たAルートの物語となる。
自身の特技であるハッキングを駆使して2Bを援護する様子や、離脱していた際にどのような行動をとっていたか。そして「ヨルハ部隊」と「ヨルハ計画」の真実へと近づいてしまう様子が描かれる。
Bエンディング
イヴ戦後、無事に記憶を保持したままの復活を遂げた9Sは次なる作戦の準備を進めていた。準備を終えた2Bと9Sは、新たな戦いへと臨む。

C/Dルート[編集]

機械生命体のネットワークの中心を担っていた「アダム」と「イヴ」を撃破したことにより、機械生命体の指示系統は混乱。ヨルハ部隊はこの機を逃さず、大規模侵攻作戦を仕掛けることを決定。2Bと9Sの両名も遊撃部隊として作戦に参加し、先遣部隊と共に各地の制圧に当たっていた。
総力を上げて機械生命体の殲滅を続けるヨルハ部隊だったが、敵のEMP攻撃をキッカケにして次々とウィルスに感染。感染を免れていた2Bと9Sに襲いかかる。止むを得ず応戦する二人だが、その数の多さに埒が明かない。さらに司令部への連絡が繋がらないことからバンカーの状態を危惧した二人は、バックドアから自身らのデータをアップロード。ブラックボックス反応による自爆を起こし、その場を離脱した。
バンカー内にて再起動した二人は、司令官に事の次第を告げる。しかしこの時点で既にバンカーもウィルスに汚染されており、基地内のオペレーター、そして司令官も感染してしまっていた。ここでも襲われることとなった二人は、飛行ユニットによる地上への帰還を余儀なくされる。
地上へ降りた二人だったが、感染したヨルハ部隊による追撃は止まない。2Bは囮となって9Sを助けることに成功するが、自身は撃墜されてウィルスにも感染してしまう。汚染を広めないためにと人気のない廃屋へ向かう2Bだったが、追っ手に取り囲まれてしまう。そんな彼女の窮地を救ったのは、脱走兵として指名手配されているヨルハ機体「A2」だった。2Bは彼女に、自身の記憶と9Sのことを託す。
一方、ブラックボックス信号を頼りに2Bを探していた9Sも廃屋へと向かっていた。しかしようやくたどり着いた先で目にしたのは、2Bを殺害するA2の姿だった。激昂した9SはA2を殺そうとするが、地中から突如として謎の「」が出現。A2共々崩落に巻き込まれてしまう。
数週間後、別々の場所で目覚めたA2と9S。A2は機械生命体の殲滅を、9Sは2Bの復讐を遂げるべくそれぞれ活動を開始する。
随行対象だった2Bを失ったポッド042は、2Bからの最後の命令としてA2の支援を開始。A2はポッド042を疎ましく思いながらも、その指示に従い戦いへと赴く。そして指定された場所に居た機械生命体の破壊には成功するが、機体にダメージを負い、修理のためにレジスタンスキャンプへと向かうこととなる。
A2はレジスタンスキャンプでかつての戦友「アネモネ」と再会。そして修理に必要な材料を得るためにとパスカルを紹介される。彼と彼の村に住む機械生命体たちと親交のようなものを深めるA2だったが、その関係は突如起きた機械生命体の暴走とそれに伴う戦闘が原因で幕を閉じてしまう。
一方その頃、9Sは出現した「塔」が機械生命体に関係した施設であるとして調査を進めていた。その結果、「塔」に掛けられているロックを解除するには各地に同時出現した3基の「資源回収ユニット」から「認証キー」を手に入れる必要があることが判明。9Sは「塔」に入るためにそれらの回収を開始する。
各資源回収ユニット内部では度重なる戦闘と情報の開示が行われ、それらが原因で9Sは肉体、精神共にダメージを負い疲弊していく。機体の状態から休養を取るようにとポッド153から進言されるが、そんな制止も聞かず最後の資源回収ユニットへ向かう9S。そこで彼は、自身を担当していたオペレーター「21O」と再会する。彼女は大規模侵攻作戦の前にB型へと転向、21Bとなり地上での任務に当たっていたのだ。21Bもまたウィルスに感染しており、9Sとは戦闘になる。そこに突如としてA2が登場、21Bを殺害する。9SはA2へ斬りかかるが、資源回収ユニットの崩壊に巻き込まれまたも失敗。9SはA2への憎しみを深め、その精神状態は悪化の一途をたどった。
全ての認証キーを手に入れた9Sは「塔」のロック解除へと向かう。解除の際に多数の機械生命体に襲われるが、駆けつけてくれた「デボル」と「ポポル」の援護もあって成功。「塔」内部へ入ることができた。遅れてA2も「塔」へ侵入。二人はそこで「赤い少女」に出会い、「塔」の目的、そして「ヨルハ部隊」と「ヨルハ計画」の真実を知る。
襲い来る機械生命体を退けながら、「塔」最上部へ向かう二人。たどり着いたそこで、A2と9Sは再び対峙する。
Cエンディング
A2は互いが戦うことの無意味さを9Sに説くが、聞き入れられず戦闘になってしまう。戦いに勝利したA2は9Sにハッキングを仕掛け、自身を犠牲にして彼のウィルス除去を行う。そしてポッドに9Sを託すと、「塔」を破壊。「仲間の元へ逝ける」という想いを胸に、崩れ落ちる「塔」と共に消えていった。
Dエンディング
9SはA2を倒して復讐を果たすが、同時に自身も刺し貫かれてしまう。薄れゆく意識の中で2Bへの想いを振り返る9Sの元に、赤い少女とアダムとイヴが現れる。赤い少女はこれから遠い未来に向けて自分たち機械生命体のデータを載せた「方舟」を射出すると語り、アダムは「お前もそれに付いてくるか?」と問う。9Sがその問いに答えると、「塔」は方舟を射出。「塔」は9Sたちもろとも崩れていった。
Eエンディング
ヨルハ計画が最終段階に入り、計画に関わる全てのデータが削除されようとする。しかしそれに異を唱えたポッド042が2B、9S、A2らのパーソナルデータのサルベージを開始。サルベージは成功し、そのデータにはかつてと同じ素体が与えられた。こうして2Bたちは同一の個体としての復活を遂げることとなった。

登場キャラクター[編集]

ヨルハ部隊[編集]

ヨルハ二号B型
声 - 石川由依 / キラ・バックランド: Kira Buckland
通称「2B(トゥービー)」。戦闘タイプのヨルハ機体。剣戟による近接攻撃を得意としているが、ポッドによる遠距離攻撃も扱える。
冷静沈着な性格の持ち主であり、またヨルハ部隊の規律もあってかあまり感情を表に出そうとはしない。そのため一見冷たいようにも見えるが、仲間に対しては配慮や思いやりを持って接している。なお複数の敵を前にしても「倒せばいい」と言うだけなど、9Sに言わせれば少々大雑把なところもある。
9Sのことは彼自身にそう示さないだけでとても大切に思っており、どんな時でも彼の身を案じていた。また9Sに関わることではその感情を露わにする傾向にあり、9Sに危害を加えたアダムに対して激昂する場面もあった。
ヨルハ九号S型
声 - 花江夏樹 / カイル・マカフリー: Kyle McCarley
通称「9S(ナインエス)」。最新型のスキャナータイプであり、調査・ハッキングを得意としている。作中では2Bのメンテナンスも担当していた。
性格は2Bに比べてやや子供っぽく好奇心旺盛な点があり、言葉遣いに時折それが現れている。また敵である機械生命体のことは自分たちアンドロイドに比べてはるかに劣った存在だと考えており、彼らのことを見下し、嘲るような言動を見せることも多い。
2Bと行動を共にする以前は単独行動での任務が多かったため、誰かと共に任務に当たる・行動できるということを喜ばしく感じている。そのこともあってか2Bに対しては非常に大きな親愛の情を抱いており、「ナインズ」という愛称で呼んでくれないかと度々提案している。しかし2Bの反応は芳しくなく、そのことについて小さく不満を漏らしている。
ヨルハA型二号
声 - 諏訪彩花 / シェラミー・リー: Cherami Leigh
通称「A2(エートゥー)」。アタッカー二号、または単に二号と呼ばれることも。ヨルハ機体のプロトタイプで近接戦闘に特化したモデル。「B(バーサーカー)モード」という機能を有している。
かつて「真珠湾降下作戦」に参加し、その中で生き残った唯一のヨルハ隊員。しかし作戦終了後に部隊へと帰還しなかったため、現在は脱走兵として指名手配されている。また二号タイプのモデルとなった機体でもあり、2Bとは容姿が酷似している。口数が少なく粗野な言動も目立つが、昔は協調性を重視する真面目な性格をしていた。
服のように見える黒い部分の大半は外装が剥がれて素体がむき出しになっているだけであり、他のヨルハ機体と違って衣服をほとんど身にまとっていない。
ポッド042
声 - 安元洋貴 / D・C・ダグラス: D. C. Douglas
2Bを随行支援するサポートユニット。カラーリングは白を基調としている。
ポッド達は支援対象への助言やナビ、そして遠距離攻撃を受け持つことでこれを支援する。助言は作戦や戦闘に関わらないことにも行われ、対象の意図を汲んで先回りして答えることもある。
また発言の量や内容は対象と状況によって適時変化するようで、2Bが一人になった際は「自発的発言を増やすため」として多く話しかけた。なおA2に対しては「理解力に疑問がある」などと発言し、やや従順とは言えない態度を見せる。
ポッド153
声 - あきやまかおる / アディ・トロット: Addy Trott
9Sを随行支援するサポートユニット。カラーリングは黒を基調としている。
ポッド042と比べると余計な発言をしない傾向にあるが、支援対象である9Sのバイタルや精神状態をチェック、助言する様からは、彼のことを心配しているようにうかがえる。
ヨルハ部隊司令官[注釈 6]
声 - 加納千秋 / ?
ヨルハ部隊の司令官にしてバンカーの長官。任務の傍ら2Bと9Sのことは常に気にかけている。指導者として凛とした振る舞いをしているものの、その一方で私生活はずぼら。自身のボディチェックなどを碌にしようとしない、と6Oから指摘されている。
A2とは過去の作戦で起きたとある事件から深い因縁を持っている。色白の肌と金髪の持ち主で、白を基調とした服に指揮棒を身に着けている。
オペレーター6O(シックスオー)
声 - 磯部恵子 / カサンドラ・リー・モリス: Cassandra Morris
2Bを担当しているオペレーター。2Bに対して任務中でも他愛のない世間話をするなど、年頃の少女を思わせる純粋で明るい性格をしている。
オペレーターモデルのため地球に降りることはできないが、地上に対する憧れと、自然や植物に対する強い関心を持っている。また恋愛についても興味があるようで、その相談のようなものを2Bにすることもある。
オペレーター21O(トゥ・ワン・オー)
声 - 初美メアリ / コナー・ケリー: Connor Kelly
9Sを担当しているオペレーター。9Sからの会話を「任務中の私語は禁止」と取り合おうとしなかったり、褒め言葉に対しても「お世辞は結構」として軽くあしらうなど、同僚である6Oと比べると冷静かつ真面目な性格をしている。しかしその心には孤独を抱え、「家族」というものに憧れを持っていた。そのためか、9Sに対して姉のような態度を見せることがある。

機械生命体[編集]

アダム
声 - 浪川大輔 / グレッグ・チャン: Greg Chun
青年の姿をした機械生命体。冷静かつ知的であり、高い学習能力を持つ。同時に何かに対する激しい憎悪[注釈 7]と「死」と「人間」に対する強い興味を持っており、それらを理解するためならば手段を選ばない。人類への興味からか意図的に彼らを模倣するような行為をしており、過去の文献から得た知識を元に衣服の着用や読書を行うようにしている。
イヴ
声 - 鈴木達央 / レイ・チェイス: Ray Chase
アダムの双子の弟とされる機械生命体。アダムのことを深く慕っている。やや短気な性格をしており、同時にどこか幼い一面も持つ。その幼さ故か根は素直かつ純真であり、兄と穏やかに過ごすことのみを切望していた。
左腕にある入れ墨のような紋様が特徴。これは人類の模倣行為として入れる(表示する)ようにアダムに言い付けられたものである[20]。通常時は左腕のみに表示されているが、感情の昂りに合わせて左半身まで侵食していく。半身を全て侵食した状態になると、胸のあたりに『ドラッグオンドラグーン』シリーズに登場する団体、「天使の教会」のシンボル「三つ目の天使」を思わせるマークが現れる。
パスカル
声 - 悠木碧 / アレクシ・ティプトン: Alexis Tipton
平和主義を貫く機械生命体。人類や機械生命体の歴史に関心を持っており、人類が残した哲学書を読んでいることもある。かつては戦場にも出ていたが、味方の死に慣れていくことに恐怖を感じたことから戦いを放棄。現在はネットワークとの接続も断ち、同じような考えを持った機械生命体たちからなる村の長を務めている。アンドロイドに対しても友好的で、アネモネのレジスタンスキャンプとは細工物の製作や物々交換での交易を行っている。
なお、パスカル役に悠木を採用したのはゲームデザイナーである田浦が悠木のファンだったことが起因している[10]
ボーヴォワール
声 - 川渕かおり / エリン・フィッツジェラルド: Erin Fitzgerald
遊園地廃墟に居た歌う機械生命体。「歌姫」とも。ある機械生命体のことを想い、彼に好かれるためにと美しさを求めていた。その結果として他の機械生命体やアンドロイドを捕食するという凶行に及ぶ。
なお、ボーヴォワールのみ欧米版では名前が変更され「Simone」(シモーヌ)となっているが、これは著作権に配慮しての変更だと思われる[注釈 8]
また、「シモーヌ・ド・ボーヴォワール」と「サルトル」という哲学者夫婦が実在することから、作中でボーヴォワールが想いを寄せていた機械生命体とはサルトルだったのではないかと推測ができる。
赤い少女(ターミナル)
声 - 中田譲治 / ダリン・デ・ポール: Darin De Paul
9SやA2の前にたびたび姿を現す、赤い服を着た黒髪の少女。作中では様々な名称で表記されているが[注釈 9]、「ターミナル」が正式名称だとされる[注釈 10]
機械生命体のネットワークを統括・指揮していた「概念人格」を名乗る存在。物体や生物ではなく情報や意識そのものに親しい存在であり、その体は投影されたホログラムで描写されており実体はない。

アンドロイド[編集]

デボル&ポポル
声 - 白石涼子 / クラウディア・レンツ: Claudia Lenz
2人組の旧型アンドロイドで、治療・メンテナンスに特化したモデル。アネモネのレジスタンスキャンプに住んでおり、様々な雑用を任されている。
2人とも赤髪に白い花飾りを付けているのが特徴で、デボルはさばさばとした、ポポルはやや大人しい性格をしている。またアンドロイドとしては珍しく飲酒が可能なモデルであり、デボルは酔うと著しく口調が変わる。
過去に自分達の同型機[注釈 11]が暴走・大事故を起こしたことがあり、この件について二人は強い贖罪の意識を持っている。そのため事故のことを知る一部のアンドロイドらから邪険に扱われても、それを罰として甘んじて受け入れてしまっている。
アネモネ
声 - 初美メアリ / エリカ・リンドベック: Erica Lindbeck
地上のレジスタンス部隊のリーダーを務める女性型アンドロイド。リーダーに相応しいしっかりとした性格で、仲間想いな面を持つ。2Bや9Sには協力的で、機械生命体であるパスカル達とも協力関係にある。過去には「真珠湾降下作戦」にてA2と共闘していたこともあり、再会した彼女へのサポートも行う。
ジャッカス
声 - 川渕かおり / アマンダ・ミラー: Amanda C. Miller
砂漠付近のキャンプを拠点にして活動している女性型アンドロイド。爆弾の製作技術に長けており、多くのことを爆破で解決しようとする節がある。アンドロイドについての研究をしているようで、2Bたちにデータ収集の手伝いを頼むことも。しかし依頼してくる実験の中には死に至る危険性が有るものもある。
なお本編中ではそのような描写や記述は見受けられないが、設定資料集では彼女も「真珠湾降下作戦」に参加していたと書かれている[22]

その他[編集]

エミール
声 - 門脇舞以 / ジュリー・アン・テイラー: Julie Ann Taylor
頭蓋骨のような球体状の頭部を持つ謎の生命体。『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』に登場した少年「エミール(実験兵器7号)」がエイリアンに対抗するために生み出した自己増殖体の一つ。
時間の経過と自己複製の際の自我の薄まりにより記憶の多くを失っている。頭部のみの状態でも長時間の活動が可能であり、現在の体はスクーターに有り合わせのパーツを付けたもので構成されている。なおその形態を活かして行商も行っているが、呼び込みの際に掛けている大音響の歌が騒音であるとしてレジスタンスキャンプでは苦情が挙げられている。
他のキャラクターとは違いビジュアルの全体像は公表されておらず、公式サイトでもモザイクがかけられている状態での掲載となっている。

設定[編集]

勢力・組織[編集]

人類軍司令部
エイリアンから地球を奪還すべく結成されたアンドロイドによる軍隊。スローガンは「人類に栄光あれ(For the Glory of Mankind)」。
月面人類会議
月面に存在し、アンドロイドたちへ命令を下す機関。しかしその実態は人類軍司令部が立案した「ヨルハ計画」の一部でしかなく、命令を下す人類などは存在していない。月に設置されているのは偽装情報を発信するための通信サーバーと、人体の情報を保管する人類サーバー、そして極少数の保守要員だけである。
ヨルハ部隊
新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」から成る部隊。月面人類会議と同じく「ヨルハ計画」の一部である。衛星軌道上に設置された基地郡の一つ「バンカー」を拠点としており、戦闘部隊とそれを補佐するオペレーター部隊に分かれて活動している。戦闘員は銀髪と黒服、そして目元を覆う戦闘用のゴーグルが特徴。オペレーターも黒い服を纏っているが、目元ではなく口元を覆い、金髪をしている。
所属するアンドロイド兵士は規則で感情を持つことを禁じられているが、あまり強制力はないらしく、個々の言動には感情の起伏や個性が見られるままである。そういったパーソナルデータを含む各個体のデータは定期的にバンカーへとバックアップを取るように義務付けられており、仮に死亡したとしてもそのデータを新しい素体へ入れることでほぼ同一の個体として蘇ることができる。また隊員は固有の名前を持たず、型名の略称が通称名として用いられている。
作中で確認されている型はB(Battler)、S(Scanner)、O(Operator)、A(Attacker)、D(Defender)、G(Gunner)、H(Healer)、E(Executioner)の8種類。このうちO型のみ地上への降下が禁止されている。また、これらの型は上への申請が通れば後から変更することもできる。
なおE型はヨルハ機体の処分[注釈 12]を担当しており、同時に「脱走兵や裏切り者の処刑」という役割も担っている。E型の存在自体は秘匿されていないが、この処刑・粛清人としての役割について周知されているかは不明である。
レジスタンス部隊
ヨルハ部隊より先に地上へ降下して奮戦を続けていたアンドロイドたちによる部隊。アネモネがリーダーを務めている。
一部の友好的な機械生命体との交流も行っており、少なくともアネモネ個人は「機械生命体であれば全て殲滅すべき」という考えではない。しかし組織としては一枚岩ではなく、機械生命体に害意を持って接している一派も存在している。そういった一派は密かに建設された「コロシアム」と呼ばれる施設内で、戦いで仲間を失ったことへの報復とばかりに捕えてきた機械生命体へと残虐な行為を行っている。
エイリアン軍
西暦5012年に突如地球へ襲来し、機械生命体とともに地上を占領したエイリアンの勢力。その目的は地球へと移住することであった[23]
「西暦4200年頃に人類は絶滅した[注釈 13]」とされていることから、彼らが侵略してきた時点で既に人類は存在せず、アンドロイドとエミール、そして彼の自己増殖体と戦ったものと思われる。

兵器[編集]

飛行ユニット(Ho229)
ヨルハ部隊が使用する可変戦闘機。機体の基本色は黒だが、隊長権限を持つ兵士が搭乗した場合は白へと変わる。通常はバンカーの格納庫に収容されており、作中では「運用コストが高い」とされているためか、地上への降下、及び敵大型兵器との戦闘でしか使用されていない。
飛行形態と機動形態があり、飛行形態はその名が示すとおり実在の戦闘機Ho229をモチーフとしている[24]

用語[編集]

アンドロイド
人類によって作られた人型の自律機械兵士。自我や感情に等しい思考回路を持ち、その性格には個体差がある。外見は人間に酷似しているが、身体能力は遥かに高い。しかし機械であるが故にハッキングEMPコンピューターウィルスといった攻撃に弱いという一面も持つ。
エイリアン
外宇宙から地球へと襲来した異星人。その外観をエミールは「タコのよう」と評していた[25]。アダムが言うには「植物のような単純な構造の生き物」であり、進化を続けた機械生命体の手によって数百年前に絶滅させられたという[注釈 14]
概念人格
機械生命体が「敵を倒す」ためには「倒す敵が必要」=「敵を倒してはならない」という矛盾を解決するために意図的に生じさせたネットワーク上の欠損、それが周囲の情報を取り込みながら自己修復していく過程で生まれた自我、または概念的存在のこと。再構築の際に旧型量子サーバーに保存されていた人物[注釈 15]の記憶情報を核として取り込んだ形跡が有る。
機械生命体
エイリアンが製造した自律型兵器。球体状の頭部が特徴。その体はユニット構造になっており、土地や能力により様々なバリエーションが存在する。また、その中には衣服や化粧(と思われる行為)で自身を装飾している個体や、アンドロイドに酷似した人型の個体、その他にも「家族」や「親・兄弟」という意識を持ち合う個体や、コミュニティを形成している個体なども確認されている。
各個体の情報はネットワークでつながっており、これを切り離さない限りは絶え間なく量産される機体と合わせて不死に等しい状態にある。しかしその自我データは機体内部に格納されている「コア」と呼ばれるユニットによって形成されており、これが破壊されると同一の個体としての復活はできない。また中枢ネットワークユニットにトラブルがあった場合、同ネットワークに接続している機体全体に大きな影響が出てしまう。
自己進化を繰り返して強化を続ける兵器であり、その過程で芽生えた知性はいつしか創造主であるエイリアンを凌駕、絶滅させるまでに至る。しかしその一方で人類の模倣をしては同じ行動と失敗を繰り返すという面も見られ、戦争行為以外に対する進化には疑問が生じる。
旧世界(旧時代)
ゲーム内アーカイブから推測するに、人もしくはレプリカントが地上で活動していた時代(西暦4200年以前)を指していると思われる。
ゲシュタルト計画
かつて謎の奇病が蔓延し、絶滅の危機に瀕した人類が生き延びるために立案、実行した計画。人間の魂を肉体から分離させ、「ゲシュタルト」と呼ばれる状態にして保存。肉体のコピーには疑似人格を持たせ、「レプリカント」と呼ばれる状態で活動させる。このレプリカントとアンドロイドによって奇病の根絶を目指し、成功した暁にはレプリカント体とゲシュタルト体を統合、再び人間として蘇るという内容だったが、『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』にて起きた事件で統合のトリガーとなる重要な要素[注釈 16]を喪失。このため計画は完全に失敗に終わる。
コロシアム
各地に秘密裏に建設されていた地下闘技場。アンドロイドと機械生命体による娯楽試合が行われている。
資源回収ユニット
人類、またはアンドロイドに関する情報を収集するために建造された巨大構造物。最上部では「認証キー」が入手でき、これが揃っていないと「塔」へとアクセスすることはできない。
真珠湾降下作戦
過去にヨルハ部隊によって行われた作戦。オアフ島カアラ山にある敵サーバーの破壊を目的とし、十数機のヨルハ実験機体が投入された。多数の被害を出したものの、現地でレジスタンスと合流、協力することによって目標の破壊には成功する。
この作戦の真の目的はヨルハ正式採用モデル製造へ向けてのデータ収集であり、このことから投入された機体だけでなく、作戦自体がただの実験でしかなかった可能性がある。
人類サーバー
月面に設置されているサーバー。ゲシュタルトの遺伝子情報、並びにレプリカントの構成情報が保管されている。
天使文字
旧時代に使われていたとされる特殊な文字。作中では「資源回収ユニット」に使われていたほか、ポッド・プログラムの使用時にも現れる。
前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』と関連作『ドラッグオンドラグーン』シリーズにも登場していた文字であり、こちらでは「魔素」もしくは「魔法」と呼ばれるものに関わる力を発動すると出現していた。
「塔」
機械生命体らが建造した巨大な発射台。「資源回収ユニット」にて収集した物資や情報が最終的に集約される施設でもある。月にある人類サーバーの破壊を目的として作られたが、最終的にはその目的を変え、砲弾ではなく「方舟」を打ち上げる。
バーサーカーモード(Bモード)
A2に搭載されている機能。核融合ユニットのリミッターを解除して出力を増大、攻撃力を上げるというものだが、同時に防御力の低下とメンテナンスコストの増大という欠点も持ち、最新のヨルハ機体では削除されている。
方舟
機械生命体たちのデータを載せた構造物。未来の可能性を求めて宇宙へと打ち上げられた。
バンカー
衛星軌道上にあるヨルハ部隊の基地。
ブラックボックス
ヨルハ機体に搭載されている核融合駆動システムの名称。機体の動力源であり、これが起動している限りは生存並びに位置情報を外部から把握できる。また緊急時にはこれを用いた高威力の自爆攻撃が可能となっているが、実行には複数のブラックボックスを直接触れ合わせる必要があり、単独では実行できない。
その構造は機械生命体のコアを流用したものであり、これが搭載されているヨルハ機体は機械生命体と同じ意識構造を持つといえる。
ヨルハ機体
人類側が製造した新型のアンドロイド兵士。「ブラックボックス」と呼ばれる独自の駆動システムを搭載しており、非常に高い戦闘力と処理能力を有している。基本的にはヨルハ部隊に所属して活動しているが、中には部隊から脱走して独自に活動している個体も存在する。ただしそういった個体は司令部から指名手配され、廃棄の対象として追われることになってしまう。
ヨルハ計画
ゲシュタルト計画」の失敗によって人類が絶滅したことで、守るべき者を失ったことによるアンドロイドたちの戦意低下を憂慮した人類軍司令部が立案。「人類は滅亡している」という情報を隠蔽、「月面にて人類は生存している」という虚偽情報を事実だと認識させ、戦意を高揚させることが目的である。
レジスタンスへの偽装情報の流布や、月面人類会議からの定期連絡、合わせてヨルハ部隊による戦闘データの蓄積を行い、次世代モデルへの転換時期が近づいた段階でヨルハ計画に関わる全ての情報を破棄。こうすることで月面に人類がいるという情報偽装の完成を目指した。
なお、一部のヨルハ部隊員は本計画の内容を知った上で参加していた。
論理ウィルス
機械生命体が用いる、アンドロイドへの有効兵器であるコンピューターウィルス。これに侵されたアンドロイドは目が赤く発光し、仲間を襲って被害を拡大するため、最悪の場合は感染者を殺すしか手が無い。一応アンドロイド側も対策を講じているが、ウィルス自体も機械生命体の手で改良が加えられているので、未だ克服するには至っていない。

音楽[編集]

前作で高い評価を得ていた音楽は今作でも引き続き岡部啓一と彼率いるMONACAが担当。本作の特徴としては全ての楽曲にボーカルが採用されていることが挙げられる。これはディレクターヨコオの意向であり[26]、ジュニーク・ニコール、エミ・エヴァンス、中川奈美らを始め、多数のシンガーが起用されている。 またもう1つの特徴として1つの楽曲に対して複数のバージョン違いが用意されていることも挙げられ、ゲーム中ではこれらの曲がシームレスに切り替わるように処理されている。こういった演出が評価されたこともあり、2017年6月30日にはCEDEC AWARDS 2017のサウンド部門で優秀賞にノミネートされた[27]

主題歌[編集]

『Weight of the World / English Version』
作曲/編曲 - 岡部啓一 / 作詞/歌 - ジュニーク・ニコール
『Weight of the World / 壊レタ世界ノ歌』
作曲/編曲 - 岡部啓一 / 作詞 - ヨコオタロウ / 歌 - 河野万里奈
『Weight of the World / Nouveau-FR Version』
作曲/編曲 - 岡部啓一 / 歌 - エミ・エヴァンス
『Weight of the World / the End of YoRHa』
作曲/編曲 - 岡部啓一 / 歌 - YoRHa

スタッフ[編集]

  • ディレクター - ヨコオタロウ
  • メインキャラクターデザインー - 吉田明彦
  • サブキャラクターデザイン - 永井悠也(CyDesignation)、板鼻利幸(スクウェア・エニックス)
  • シニアゲームデザイナー - 田浦貴久
  • リードゲームデザイナー - 根岸功
  • コンセプトアーティスト - 幸田和磨、須田裕貴
  • リードキャラクターモデラー - 田崎一軌
  • キャラクターモデラー - 松平仁
  • エンバイロメントアーティスト - 梶泰幸
  • ライティングアーティスト - 亀岡昇平
  • アニメーター - 村中高幸
  • VFXアーティスト - 中島史音
  • UIアーティスト - 木嶋久善
  • メカニックコンセプトアーティスト - 木嶋久善
  • プログラマー - 大西亮
  • ミュージックインプリメンテーション - 上田雅美
  • サウンドデザイナー - 進藤雅人
  • ミュージックディレクター - 岡部啓一
  • コンポーザー - 岡部啓一帆足圭吾高橋邦幸
  • プロデューサー - 齊藤陽介(スクウェア・エニックス)、西村栄冶郎(プラチナゲームズ)

評価[編集]

週刊ファミ通のクロスレビューではレゲー秋山とジゴロ☆芦田とブンブン丸が10点を、くしだナム子が9点を付け、39点(40点満点中)の評価を得てプラチナ殿堂入りしている。世界観や独自のストーリー展開、音楽、戦闘時の攻撃回避の爽快感の高さが評価されている[28]。 また同誌の2017年5月25日号(No.1484)から8月3日号(No.1494)にかけて掲載された「ジャンル別ゲーム総選挙[注釈 17]」では、アクションゲーム総選挙にて3位、RPG総選挙にて4位と、ニ部門で上位にランクインしている[29]

なお海外メディアのレビューでも高く評価されており、発売初週のメタスコアは90点を越えた[30]。これはレビューの数が100件近くまで増えた2017年5月の時点でも88点という高得点を維持している[31]

関連商品[編集]

限定品[編集]

『NieR:Automata Black Box Edition』
スクウェア・エニックスe-STORE専売の数量限定版。ゲームソフトのほか、「ヨルハ二号B型」のフィギュア、サントラCD、アートブック、小説が同梱されている[32]
『PlayStation 4 NieR:Automata Emil Edition』
PlayStation 4本体の『NieR:Automata』数量限定コラボレーションモデル。PS4本体のほか、エミールの顔がデザインされたPS4トップカバーとオリジナルテーマがオリジナルデザインパッケージに梱包されている。なおゲームソフトは付属していない。期間限定でトップカバー単品の販売も行われた[33]

書籍[編集]

攻略本・設定資料集
『NieR:Automata World Guide ニーア オートマタ 美術記録集 ≪廃墟都市調査報告書≫』
スクウェア・エニックス 2017年2月23日発売 ISBN 9784757552661
『NieR:Automata Strategy Guide ニーア オートマタ 攻略設定資料集 ≪第243次降下作戦指令書≫』
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2017年4月28日発売 ISBN 9784048928205
小説
『小説 NieR:Automata 長イ話』
著 - 映島巡 / 監修 - ヨコオタロウ / 表紙・本文イラスト - 板鼻利幸
スクウェア・エニックス 2017年8月5日発売 ISBN 9784757554368

CD[編集]

命にふさわしい』(通常版)
amazarashiとのコラボレーションプロジェクト、『NieR:Automata meets amazarashi』によって作られたマキシシングル。
命にふさわしい』(初回生産限定盤/NieR盤)
『命にふさわしい』のMVと『NieR:Automata Movie 119450310』を収録したDVDのほか、オリジナル絵本『命にふさわしい』(作 - ヨコオタロウ / 絵 - 幸田和磨)、ポッドスキン「amazarashiヘッド」のプロダクトコードが付属する[34]
『NieR:Automata Original Soundtrack』
ゲーム内楽曲を収録したサウンドトラック。初回先着分にはBGM16曲を収録した音楽CD『NieR:Automata Original Soundtrack HACKING TRACKS』が付属する[35]
初週のCD売上枚数が推定34655枚(オリコン[36]調べ)とゲームサウンドトラックとしては異例のヒットを記録しており、オリコン週間CDアルバムランキング[36]Billboard JAPAN Hot Albums[37]でいずれも2位となっている(2017年4月10日付)。

BD[編集]

『NieR Music Concert & Talk Live Blu-ray 滅ビノシロ 再生ノクロ』
『NieR Music Concert & Talk Live 滅ビノシロ 再生ノクロ』の映像を収録したBlu-rayディスク[38]

DLC[編集]

『NieR:Automata Ho229 Type-B』『NieR:Automata Ho229 Type-S』
PlayStation Storeにて無料配信されているPS4用カスタムテーマ。Type-Bは2Bを、Type-Sは9Sをそれぞれモデルにしている。これらは本来用意される予定は無かったが、UI・メカデザインを担当した木嶋が「個人的に欲しかったから」と自主的に制作。それが他のスタッフの目に付き、配信される流れとなった[39]
『3C3C1D119440927』[注釈 18]
新規ステージでの戦闘と追加衣装を楽しめる有料ダウンロードコンテンツ。本編中で各地に存在していた「あやまりロボ」が守る扉の先へ行くことができるようになり、そこにある「コロシアム」での戦闘をクリアしていくことで2B、9S、A2それぞれの専用衣装を入手することができる。衣装は前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』のキャラクターを模しており、2B用は「露出の多い女性の服」、9S用は「素朴な少年の服」、A2用は「世界を滅ぼした男の服」となっている[注釈 19]

関連展開[編集]

舞台[編集]

ヨコオタロウが原作を担当しており、世界観や設定に本作と共通していると見受けられる部分が多々あること、そしてシナリオの内容が本作で語られた「真珠湾降下作戦」と酷似している[41]ことから関連作品として扱うが、公式サイドは本作とこれら舞台との関連性について明言していない[要検証 ]

ヨルハ[編集]

原作 - ヨコオタロウ / 演出 - まつだ壱岱 / 脚本 - 麻草郁 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 制作 - アリスインプロジェクト

主演 - 遠藤瑠香、船岡咲、岸田麻佑、宮島小百合、相田瑠菜、蒼井ちあき、橘花もこ、櫻井珠希、舞原鈴

2014年10月1日から10月5日にかけて、池袋・シアターKASSAIにて上演された[42]

ヨルハ Ver.1.1[編集]

原作 - ヨコオタロウ / 演出 - まつだ壱岱 / 脚本 - 麻草郁 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 制作 - ASSHアリスインプロジェクトILCA

主演 - 遠藤瑠香、船岡咲、岸田麻佑、なあ坊豆腐@那奈、玉川来夢、伊藤梨沙子、山本萌花、柴小聖

上記した舞台「ヨルハ」の再演版。2015年05月25日から5月31日にかけて新宿村LIVEにて上演[43]。初演キャストを集めた「アルファ部隊」と、新キャストを集めた「デルタ部隊」という、ふたつのチームによるダブルキャストで演じられた。

コンサート[編集]

NieR Music Concert & Talk Live 滅ビノシロ 再生ノクロ[編集]

『NieR』シリーズ初のオフィシャルコンサート。2016年4月16日にEX THEATER ROPPONGIで開催され、ニコニコ生放送での有料配信も行われた。

あくまで『NieR』シリーズのコンサートであり、かつ本作の発売前に行われたものであるため、主な演奏楽曲は前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』のものとなっている。本作からは「取リ憑イタ業病」と「Weight of the World / English Version」の二曲が披露された。また、ゲストとして2B役の石川由依が登壇。主要キャストの発表もこの場で行われた[44]

人形達ノ記憶 NieR Music Concert[編集]

『ニーア オートマタ』が主体となっているコンサート。国内では2017年4月23日から同年5月5日にかけて、全5公演が東京と大阪の二つの会場を使って上演された[45]。海外では台湾にて、2017年8月28日と29日の間に全3公演が上演される[46]。なお国内公演の千秋楽である5月5日の公演のみ、ニコニコ生放送での有料配信も行われた。

コンサートには楽曲の演奏の他に、主要キャストによる朗読劇が演目として盛り込まれた。これは各公演で登壇するキャストが違うこともあり、全て内容が異なっている。5月5日夜公演の朗読劇ではEエンディングのその後の物語が描くという試みがなされたが、これについて脚本を担当したヨコオは、「前作では設定資料集で本編のその後を描いたので、今作でもそういったことをしようと考えた」という旨の発言をしている[47]

コラボレーション[編集]

NieR:Automata meets amazarashi[編集]

amazarashiと本作のコラボレーションプロジェクト。詳細は「命にふさわしい」を参照。

『NieR:Automata』דSQUARE ENIX CAFE”[編集]

スクウェア・エニックス公式カフェとのコラボレーション。2017年2月20から3月24日までの間、同カフェの装飾が本作のイラストを使用した特別仕様になり、オリジナルメニューの提供や限定グッズの販売などが行われた[48]

また、後に反響を受けて第二弾コラボも実施。メニューを一新し、2017年4月22日から5月19日にかけて開催された[49]

他作品とのコラボレーション[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』は西暦2000~3000年代が舞台となっている。
  2. ^ 前述したファストトラベル機能もこのアクセスポイントを使用して行う。
  3. ^ ゲームデザイナーの田浦は「オートセーブは入れたかった」と語っている[18]
  4. ^ 主題歌『Weight of the World』が流れるのはこれらのエンディングのみである。
  5. ^ 『NieR:Automata Strategy Guide ニーア オートマタ 攻略設定資料集 ≪第243次降下作戦指令書≫』での表記に準拠。
  6. ^ パッケージ版封入の『人類防衛新聞』には「ヨルハ部隊ホワイト司令官」と記載されている。
  7. ^ 『小説 NieR:Automata 長イ話』では、「自分たちを生み出しただけで、導くことはしてくれなかった創造主」に対しての憎悪であると書かれている[19]
  8. ^ 『PAX East 2017』にて、ディレクターのヨコオが「欧米版と日本版では、あるキャラクターの名前が著作権に抵触したために異なっている」と述べている[21]
  9. ^ アーカイブ『機械生命体研究報告書』では「N2」、エンドロールでは「Terminal α / Terminal β」と書かれている。
  10. ^ 個体データ『赤い少女』より。
  11. ^ 『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』に登場したデボルとポポル。
  12. ^ 作戦中に行動不能になった機体から、敵に情報を奪われないように処理(=破壊?)する。
  13. ^ アーカイブ『【極秘】ヨルハ計画概略』より。
  14. ^ 『NieR:Automata Strategy Guide ニーア オートマタ 攻略設定資料集 ≪第243次降下作戦指令書≫』記載の年表にて「西暦11306年に絶滅」と明言された。
  15. ^ アーカイブ『機械生命体研究報告書』ではゲシュタルト計画の中枢にかかわる人物とされている。
  16. ^ 「オリジナル・ゲシュタルト」のこと。詳細は『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の記事を参照。
  17. ^ ファミ通.comで実施された企画。読者からアンケートを取り、そのポイントの合計で順位を決める。
  18. ^ 「3C3C1D」は「3つのコロシアム、3つのコスチューム、1つの夢」の略称[40]
  19. ^ 「カイネ」や「ニーア」といった具体的なキャラクター名は伏せられている。

出典[編集]

  1. ^ 『ニーア オートマタ』Steam版発売日が3月17日に決定!動作環境も公開”. インサイド. 2017年3月3日閲覧。
  2. ^ 『NieR:Automata』の世界累計出荷・ダウンロード販売本数が150万本を突破 ファミ通.com 2017年5月30日
  3. ^ 「GUNDAM VERSUS」12万1000本。「オメガラビリンスZ」もランクインした「ゲームソフト週間販売ランキング+」 4Gamer.net 2017年7月12日
  4. ^ PS4 Proで映像表現が強化されるタイトル SIE
  5. ^ 『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』の発売日が2017年2月23日に決定!【2016 PSプレスカンファレンス】 ファミ通.com 2016年9月13日
  6. ^ PC版『ニーア オートマタ』Steamにて発売開始!”. Game*Spark. 2017年3月18日閲覧。
  7. ^ [E3 2015]「ニーア」シリーズの最新作「NieR New Project」がPlayStation 4向けに発表。開発はプラチナゲームズ”. 4Gamer.net. 2015年6月17日閲覧。
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外部リンク[編集]