スパルタンX

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スパルタンX
快餐車
Wheels On Meals
監督 サモ・ハン・キンポー
脚本 エドワード・タン
ジョニー・リー
製作 レナード・K・C・ホー
製作総指揮 レイモンド・チョウ
出演者 ジャッキー・チェン
ユン・ピョウ
サモ・ハン・キンポー
音楽 キース・モリソン
撮影 ウォン・ニョクタイ
チェウン・イウジョー
配給 香港の旗 ゴールデン・ハーベスト
日本の旗 東宝東和
公開 香港の旗 1984年8月11日
日本の旗 1984年12月15日
上映時間 98分
製作国 香港の旗 イギリス領香港
言語 広東語
英語
製作費 $3,500,000
興行収入 $21,465,013 香港の旗
20億円日本の旗
配給収入 11億1000万円[1]日本の旗
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スパルタンX
快餐車
各種表記
繁体字 快餐車
簡体字 快餐车
拼音 Kuàicān Chē
注音符号 ㄎㄨㄞˋㄘㄢㄔㄜ
発音: クァィツァン チェ゛ァ
広東語拼音 Faai③ Caan① Ce①
英文 Wheels on Meals
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スパルタンX』(スパルタンエックス、原題:快餐車、英題:Wheels on Meals)は、1984年に公開された香港映画ジャッキー・チェン主演、サモ・ハン・キンポー監督作品。

概要[編集]

スペインバルセロナを舞台に、ワゴンカー「スパルタン号」による軽食販売で生計を立てるトーマス(ジャッキー・チェン)、デヴィッド(ユン・ピョウ)の二人と、探偵モビー(サモ・ハン・キンポー)が謎の集団に誘拐されたシルヴィア(ローラ・フォルネル)を助けだそうとするコメディ調のカンフーアクション映画である。

ジャッキーと元アメリカンキックボクシング世界王者ベニー・ユキーデの対決シーンが特に有名で、ジャッキー自身が選ぶ「ファイティング・トップ10」においてこのシーンを堂々の1位に挙げているほか、ベニーとジャッキーが再戦した「サイクロンZ」における対決を同ランキングの第5位に挙げている[2]

他のジャッキー・チェン作品と同様、現在は21世紀フォックス傘下のスターTV→フォーチュンスターメディアに著作権が移動している。

あらすじ[編集]

スペインのバルセロナ。パン屋の2階に下宿する、カンフーの達人トーマス(ジャッキー・チェン)といとこのデヴィッド(ユン・ピョウ)は、街の公園広場に移動販売車"スパルタン号"を停めファーストフード店を営んでいた。そんな2人のもとにある日、怪しい男たちに追われる謎の美女シルヴィア(ローラ・フォルネル)が助けを求めて逃げ込んでくる。友人のヘボ探偵モビー(サモ・ハン・キンポー)の手を借り、実はシルビアが伯爵の娘で、彼女の遺産を狙う伯爵の弟が一味の黒幕だと知ったトーマスたち。だが度重なる激しい襲撃に、ついにシルヴィアがさらわれてしまう。3人は彼女を助けるため、最強の戦闘集団と壮絶な肉弾戦を繰り広げる。

出演[編集]

役名 俳優 日本語版1 日本語版2
トーマス ジャッキー・チェン 石丸博也
デヴィッド ユン・ピョウ 古谷徹
モビー サモ・ハン・キンポー 水島裕
シルヴィア ローラ・フォルネル 土井美加 園崎未恵
デヴィッドの父 ポール・チャン 原田一夫 牛山茂
モンデール伯爵 ペペ・サンチョ 納谷六朗 大塚芳忠
伯爵家の執事 ハーバード・エデルマン 大木民夫 野島昭生
アメリカン・ギャング ベニー・ユキーデ 大滝進矢 小山力也
フレンチ・ギャング キース・ヴィタリ 田原アルノ
マット ハーブ・エデルマン 嶋俊介 岡哲也
ディノ ジョセフ・ルイス・フォノル 小島敏彦 岩崎ひろし
患者 リチャード・ン 斎藤志郎
患者 ジョン・シャム

スタッフ[編集]

  • 監督:サモ・ハン・キンポー
  • 脚本:エドワード・タン、ジョニー・リー
  • 製作:レナード・ホー
  • 製作総指揮:レイモンド・チョウ
  • 武術指導:マース、ベニー・ライ、チン・カーロック、ダニー・チョウ、カー・リー
  • 製作会社:ゴールデン・ハーベスト、嘉峰電影

日本公開版[編集]

東宝東和が配給した日本公開版は、英語音声にキース・モリソン(木森敏之)の日本オリジナル曲、及び主題歌「SPARTAN X」を編入し、エンドタイトルロールにもNGシーンが流れる独自仕様で公開された。このバージョンは初ビデオ化となった東和ビデオ・LD版にも使用されていたが、東和の権利が消滅した後、ポニーキャニオン再発売ビデオ版(及びTV放送版)から以後発売されたソフトは、主に広東語オリジナル音源の香港版が収録されるようになっていた。(スパイクから発売されたDVDには、英語音声が収録されたが、元となる映像は香港版のためEDのNGシーンは無い。)

その後、2012年にパラマウントから発売されたブルーレイソフトに、日本公開版と同じ英語音声(スパイク版と同じ)と、その英語音声を元にした新録版の日本語吹き替えを収録。更に、映像特典としてEDにNGシーンが流れる日本公開版を復刻収録(東和LDからダビング収録)され、「SPARTAN X」の流れるバージョンが再び日本の正規ソフトとして発売されるに至った。

2014年には日本公開時フィルムより全編HDテレシネの“日本公開版本編”が収録されたエクストリーム・エディションが発売された。2012年版ではあくまで特典扱いだったためか復刻といいながらタイトル及びEDのみの差し替えだった日本公開版が本当の公開時のままの状態でHD収録されている。

  • SPARTAN X
日本版主題歌はNOAH三沢光晴の入場テーマ曲であった(全日本プロレス時代から20年近く使用されていた)。また、1980年代中盤には上田馬之助の入場テーマ曲としても使用されていた。高校野球ではヒッティングマーチに採用する高校もある。

作品解説[編集]

  • 撮影はスペインのバルセロナを中心に、ヨーロッパでのオールロケで行われ、半年の期間を要した。しかし2ヶ月間滞在してから撮影を開始したため、実質の撮影期間は4ヶ月間だった。主演のジャッキー・チェンはバルセロナに5ヶ月間滞在した。[3]
  • ユン・ピョウは本作で初めてスケートボードに乗ることになり、撮影の合間に日本人コーチから指導を受けた。
  • ペペ・サンチョ扮する伯爵のフェンシング対決ではユン・ピョウがスタントを務めた。
  • カーチェイスシーンは「007」シリーズにも出演したカースタント専門のドライバーをヨーロッパ中から召集した。
  • 当初、本作の英語のタイトルは「Meals On Wheels」だったが、配給ゴールデン・ハーベストの『Megaforce(メガフォース)』と『Menage A Trios』が失敗に終わったばかりで、両作どちらもタイトルが「M」で始まっていたため、縁起を担いで"Meals"と"Wheels"を逆にして「Wheels On Meals」とした。

ビデオゲーム版[編集]

  • PCゲーム
    『ジャッキー・チェンのスパルタンX』というタイトルで、PONYCAレーベルより発売。PC-8801/8801mkII版、MSX版などが発売された。

脚注[編集]

  1. ^ 1985年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  2. ^ 『I AM JACKIE CHAN―僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔』 近代映画社
  3. ^ サモ・ハン・キンポーのインタビューより。
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外部リンク[編集]