サラエヴォ映画祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

サラエヴォ映画祭英語:Sarajevo Film Festivalボスニア語セルビア語クロアチア語:Sarajevski filmski festival)は、バルカン半島で最大で最高の映画祭である。サラエヴォ映画祭は1995年ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争サラエヴォ包囲のさなかに、ボスニア・ヘルツェゴビナサラエヴォで始まった。以来、サラエヴォ映画祭は次第にその地位を高め、国際的な有名人を大勢招くようになった。サラエヴォ映画祭は8月に開かれ、劇映画や短編映画を披露する。映画祭の監督を務めるのは、マッキャンエリクソンMcCann Erickson)のボスニア・ヘルツェゴビナ支部のCEOであったミルサド・プリヴァトラ(Mirsad Purivatra)である。

歴史[編集]

第1回のサラエヴォ映画祭は、1995年10月25日から11月5日にかけて開かれた。このとき、サラエヴォ包囲は依然続いており、参加した映画作品は少数に留まった。しかしながら、15000人が映画をみに訪れ、37点の参加作品が、15の国々から集まった。サラエヴォ映画祭はその後記録的な成長をとげ、毎年数万人を動員し、ボスニア国外からもU2ボノや、ウィレム・デフォーといった多くの有名人を集めるまでに至った。2001年の時点で、ヨーロッパ映画協会は、サラエヴォ映画祭を、「ヨーロッパ最高の短編映画歳」にノミネートした。2001年のサラエヴォ映画祭の受賞者は、ダニス・タノヴィッチ(Danis Tanović)の『ノー・マンズ・ランド』であり、この作品はアメリカ合衆国にてアカデミー賞を受賞している。2004年の受賞作品は『The Heart of Sarajevo』であった。

内容[編集]

  • Children's Program
  • New Currents
  • New Currents shorts
  • Open Air
  • Panorama
  • Panorama Documentaries
  • Regional (competition) Program (feature, short, documentary)

受賞作品[編集]

ベスト・フィルム[編集]

作品 監督 審査員
1996
September 10.-18.
奇跡の海
デンマークの旗 ラース・フォン・トリアー
フィル・アルデン・ロビンソン, Ademir Kenović,
Serge Toubiana
1997
September 2.-10.
ぼくのバラ色の人生
(Ma Vie en Rose)
ベルギーの旗 アラン・ベルリネール
FIPRESCI Award Jury:
Howard Feinstein, ミシェル・ルヴィユ, Otto Reiter
1998
August 21.-30.
カノン
(Seul contre tous)
フランスの旗 ギャスパー・ノエ
FIPRESCI Award Jury:
Laurent Aknin, Mark Duursma, Marina Kostova,
Lidija Maslova, Giovanni Valeri
1999
August 20.-29.
December 1-31.
(Dezember, 1-31)
ドイツの旗 Jan Peters
FIPRESCI Award Jury:
ディートリッヒ・クリブロット, Laurent Aknin, Kati Sinisalo,
Rada Šešić, Sheila Johnston
2000
August 18.-26.
Bleeder
デンマークの旗 ニコラス・ウィンディング・レフン
FIPRESCI Award Jury:
Edda Bauer, Borislav Kolev, Jean-Max Méjean [1]
2001
August 17.-25.
ノー・マンズ・ランド
(Ničija zemlja)
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ダニス・タノヴィッチ
アニエス・ベーレナ・ヘディMiljenko Jergović
2002
August 16.-24.
Saturday
(Sábado)
アルゼンチンの旗 Juan Villegas
ジョン・アンダーソン、ベルーズ・ハシェミアン、
Jean-Pierre Rehm, Damjan Kozole, Haris Pašović
2003
August 15.-23.
Fuse
(Gori vatra)
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 Pjer Žalica
Sandra den Hamer, Brock Norman Brock,
ドゥシャン・マカヴェイエフ, Fatmir Koçi, Nina Violić [2]
2004
August 20.-28.
Mila from Mars
(Mila ot Mars)
ブルガリアの旗 Zornitsa Sofia
マイク・リー、ピーター・スカーレット、
Diana Dumbrava, Pjer Žalica [3]
2005
August 19.-27.
Lady Zee
ブルガリアの旗 ゲオルギ・ジュルゲロフ
ミキ・マノイロヴィッチ、ジェフリー・ギルモア、
ジェシカ・ハウスナー, Vesela Kazakova, アイザック・ジュリアン [4]
2006
August 18.-28.
Fraulein
(Das Fräulein)
スイスの旗 Andrea Štaka
ヤスミラ・ジュバニッチ, バウター・バレンドレクト,
Jan Cvitković, キム・ドンホ、ジェローム・パイヤード [5]
2007
August 17.-25.
Takva: A Man's Fear of God
(Takva)
トルコの旗 Özer Kiziltan
ジェレミー・アイアンズ、Özgü Namal,
Andrea Štaka, Frédéric Maire, Meinolf Zurhorst [6]
2008
August 15.-23.
Buick Riviera
クロアチアの旗 Goran Rušinović
Nuri Bilge Ceylan, ヒュー・ハドソン,
Marija Škaričić, Michael Weber, Deborah Young[7]
2009
August 12.-20.
Ordinary People
セルビアの旗 Vladimir Perišić
ミリャナ・カラノヴィチ, Benedek Fliegauf,
クリスチャン・ジュンヌ, アナマリア・マリンカ, ウィーラント・スペック[8]

名誉賞[編集]

作品 監督
1996
トゥリーズ・ラウンジ
浮き雲
(Kauas pilvet karkaavat)
アメリカ合衆国の旗 スティーヴ・ブシェミ
フィンランドの旗 アキ・カウリスマキ

1997
???
???
1998
???
???
1999
Adrian
スロベニアの旗 Maja Weiss
2000
Set Me Free
(Emporte-moi)
マッリの種
(Theeviravaathi)
カナダの旗 レア・プール

インドの旗 サントーシュ・シヴァン

2001
Monsieur William,
les traces d'une vie possible
フランスの旗 Denis Gaubert
2002
???
???
2003
Spare Parts
(Rezervni deli)
A Small World
(Mali svet)
スロベニアの旗 Damjan Kozole

セルビア・モンテネグロの旗 Miloš Radović

2004
A Wonderful Night in Split
(Ta divna splitska noć)
クロアチアの旗 Arsen Anton Ostojić

観客賞[編集]

作品 監督
1998
Le Ramoneur des lilas
フランスの旗 セドリック・クラピッシュ
1999
Models
オーストリアの旗 ウルリヒ・ザイドル
2000
The Junction
(Torowisko)
ポーランドの旗 ウルスラ・ウルバニアク
2001
ノー・マンズ・ランド
(Ničija zemlja)
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ダニス・タノヴィッチ
2002
リロ・アンド・スティッチ
カナダの旗 ディーン・デュボア
アメリカ合衆国の旗 クリス・サンダース
2003
Fuse
(Gori vatra)
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 Pjer Žalica
2004
華氏911
アメリカ合衆国の旗 マイケル・ムーア
2005
ホテル・ルワンダ
イギリスの旗 テリー・ジョージ
2006
グアンタナモ、僕達が見た真実
イギリスの旗 マイケル・ウィンターボトム
2007
迷子の警察音楽隊
(Bikur Ha-Tizmoret)
イスラエルの旗 エラン・コリリン
2008
ユージュアル・サスペクツ
アメリカ合衆国の旗 ブライアン・シンガー

ベスト短編映画賞[編集]

作品 監督
2001
Copy Shop
オーストリアの旗 Virgil Widrich
2002
10 Minutes
(10 minuta)
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 Ahmed Imamović
2003
Le Portefeuille
ベルギーの旗 Vincent Bierrewaerts
2004
Me, Myself and the Universe
(Ich und das Universum)
ドイツの旗 Hajo Schomerus
2005
Before Dawn
(Hajnal)
ハンガリーの旗 Balint Kenyeres
2006
Good Luck Nedim
(Sretan put Nedime)
スロベニアの旗 Marko Šantić
2007
Waves
(Valuri)
ルーマニアの旗 Adrian Sitaru
2008
Tolerantia
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 Ivan Ramadan

著名なゲストと参加者[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ FIPRESCI Awards 2000”. FIPRESCI (2008年2月24日). 2008年3月1日閲覧。
  2. ^ Objavljen sastav žirija igranog filma 9. Sarajevo Film Festivala” (Bosnian). Sarajevo-x.com (2003年7月12日). 2008年3月1日閲覧。
  3. ^ 10. Sarajevo Film Festival” (Croatian). Film.hr (2004年8月10日). 2008年3月1日閲覧。
  4. ^ Završen 11. Sarajevo Film Festival - Laureat bugarski film Lady Zee” (Croatian). Slobodna Dalmacija (2005年8月29日). 2008年3月1日閲覧。
  5. ^ 12. Sarajevo Film Festival 18 - 28 kolovoza 2006” (Croatian). Filmski.net (2006年8月14日). 2008年3月1日閲覧。
  6. ^ Sarajevo Film Festival 2007 - Najvažniji filmski događaj godine u regiji” (Croatian). DOP magazine (2007年8月24日). 2008年3月1日閲覧。
  7. ^ Heart of Sarajevo for film "Buick Riviera", Sff.ba (2008-08-23). Retrieved on 2008-08-24.
  8. ^ Heart of Sarajevo for film "Ordinary People", Sff.ba (2009-08-20). Retrieved on 2009-08-20.

外部リンク[編集]