クルネーガラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Example.of.complex.text.rendering.svg この項目にはブラーフミー系文字(インド系文字)が含まれています。環境によっては、フォントをインストールしていても、母音記号の位置が乱れたり結合文字が分かれたりします詳細
クルネーガラ
කුරුණෑගල
குருனகல்
Kurunegala
エレファント・ロックから望んだ市内
エレファント・ロックから望んだ市内
愛称 : Ethugalpura(ඇතුගල්පුර
座標 : 北緯7度29分 東経80度22分 / 北緯7.483度 東経80.367度 / 7.483; 80.367
行政
スリランカの旗 スリランカ
  北西部州(スリランカ)の旗 北西部州
  クルネーガラ県
 市 クルネーガラ
市長 Thusara Sanjeewa
地理
面積  
  市域 11 km2
標高 116 m
人口
人口 (2012年[1]現在)
  市域 30,414人
    人口密度   2,765人/km2
その他
等時帯 スリランカ標準時 (UTC+5:30)
市外局番 037

クルネーガラシンハラ語: කුරුණෑගලタミル語: குருனகல்英語: Kurunegala)は、スリランカ北西部州クルネーガラ県の都市である。クルネーガラはスリランカの経済・交通の主要なハブの一つで、主要都市を結ぶ幹線道路の交点に位置している。北西部州の州都であり、クルネーガラ県の県都でもある。

地理[編集]

エレファント・ロックから望んだクルネーガラ湖

クルネーガラは、周辺に点在する巨岩といった一部の例外を除き、基本的に平野から構成される。ただし、都市の北側は南部より僅かなら標高が高い。クルネーガラ湖はこの都市で最も特徴的な地形である。クルネーガラのある地域は、スリランカの沿岸地域と比べると標高が高いと言える。しかし、島の中央の高地地域と比べるとそれほどでもない。クルネーガラは島の西海岸に近く、最寄りの沿岸都市としてはニゴンボチラウ英語版がある。コロンボ首都圏からは北東に94 km、中央高地の古都キャンディからは北西に42 kmの地点にある。

都市は海抜116 mの地域に位置しており、クルネーガラの周辺にはココナッツゴムプランテーションが広がっている。クルネーガラの周囲には8つの巨岩がそびえており、そのうち6つにはその形から想像された動物の名前が付けられている。そのうち最も巨大な岩はエレファント・ロックと呼ばれており、その高さは325 mにも達する。

気候[編集]

クルネーガラはケッペンの気候区分熱帯雨林気候に属す。年間を通じて熱帯の暑い気候が続く。都市周辺の巨岩はクルネーガラの気候にも影響を与えており、日中の間に熱を保持して夜間の気温の低下を妨げている。クルネーガラの4月の気温は約35℃まで上昇する。クルネーガラの気候の大きな変化は5月から8月と10月から1月のモンスーンの時期だけで、この時期には大量の雨が降り注ぐ。1月から2月にかけて都市は乾燥した気候となるが、これは乾季と呼べるのほどのものではなく、どちらの月も平均降水量は60 mmを超える。全体的に見て、11月の終わりから2月の中頃までの時期は、他の時期と比べ気温が低くなる。

クルネーガラの年間の平均降水量は2,000 mmほどである。

クルネーガラ(1961年~1990年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 35.6
(96.1)
37.6
(99.7)
39.2
(102.6)
39.0
(102.2)
37.7
(99.9)
35.5
(95.9)
35.3
(95.5)
35.7
(96.3)
37.2
(99)
36.7
(98.1)
34.0
(93.2)
39.0
(102.2)
39.2
(102.6)
平均最高気温 °C (°F) 30.8
(87.4)
33.1
(91.6)
34.5
(94.1)
33.5
(92.3)
32.2
(90)
31.0
(87.8)
30.8
(87.4)
31.1
(88)
31.5
(88.7)
31.3
(88.3)
30.9
(87.6)
30.1
(86.2)
31.7
(89.1)
日平均気温 °C (°F) 25.7
(78.3)
27.0
(80.6)
28.4
(83.1)
28.6
(83.5)
28.3
(82.9)
27.6
(81.7)
27.3
(81.1)
27.4
(81.3)
27.5
(81.5)
27.0
(80.6)
26.5
(79.7)
25.9
(78.6)
27.3
(81.1)
平均最低気温 °C (°F) 20.7
(69.3)
20.9
(69.6)
22.4
(72.3)
23.6
(74.5)
24.4
(75.9)
24.2
(75.6)
23.9
(75)
23.8
(74.8)
23.5
(74.3)
22.8
(73)
22.1
(71.8)
21.7
(71.1)
22.8
(73)
最低気温記録 °C (°F) 14.6
(58.3)
14.7
(58.5)
16.2
(61.2)
20.4
(68.7)
20.3
(68.5)
20.8
(69.4)
20.2
(68.4)
19.4
(66.9)
19.2
(66.6)
18.3
(64.9)
15.7
(60.3)
14.8
(58.6)
14.6
(58.3)
降水量 mm (inch) 62
(2.44)
92
(3.62)
138
(5.43)
262
(10.31)
194
(7.64)
156
(6.14)
114
(4.49)
93
(3.66)
159
(6.26)
359
(14.13)
327
(12.87)
139
(5.47)
2,095
(82.48)
湿度 65 59 60 69 73 74 73 71 71 74 74 72 69.6
出典: NOAA [2]

人口動態[編集]

人口推移
人口±%
1891 4,745—    
1901 6,483+36.6%
1911 8,163+25.9%
1921 10,187+24.8%
1931 10,467+2.7%
1946 13,372+27.8%
1953 17,505+30.9%
1963 21,179+21.0%
1971 24,357+15.0%
1981 26,198+7.6%
2001 28,401+8.4%
2011 30,315+6.7%

2012年現在の人口は推定30,414人[1]シンハラ人が多数派であるが、その他にもスリランカ・ムーアスリランカ・タミルバーガー人スリランカ・マレーといった民族が居住している。少数派民族はクルネーガラの全域に居住しているが、Teliyagonna地区とWilgoda地区にはムーア人とタミル人のまとまったコミュニティが存在している。

以下に2001年当時のクルネーガラの民族別人口を示す[3]

民族 人口 %
シンハラ人 20,874 73.66
スリランカ・ムーア 4,452 15.71
スリランカ・タミル 2,221 7.84
スリランカ・マレー 349 1.23
インド・タミル 249 0.88
バーガー 1651 9.56
その他(チェティ英語版Bharatha英語版を含む) 27 0.09

交通[編集]

バッティカロアコロンボを結ぶUdaya Dewi列車

クルネーガラはスリランカの中央付近に位置することから、多数の主要な都市や町と直接交通網で結ばれている。幹線道路がコロンボキャンディプッタラムトリンコマリーニゴンボアヌラダープラそれにケーガッラといった都市へと延びており、クルネーガラは道路が交わる都市として観光の拠点にもなっている。[4]

クルネーガラにはまた鉄道のノーザンラインも通っている。[5]

2006年には新しい中央バスターミナルがオープンしている。このバスターミナルは約200台ものバスが停車可能な、2012年現在スリランカで最も効率的で近代的なバスターミナルである。

写真[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ a b Sri Lanka - largest cities (per geographical entity)”. World Gazetteer. 2012年12月30日閲覧。
  2. ^ Kurunegala Climate Normals 1961-1990”. アメリカ海洋大気庁. 2012年12月29日閲覧。
  3. ^ Population by Ethnicity according to Urban Area (Provisional)”. Department of Census and Statistics - Sri Lanka. 2007年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月28日閲覧。
  4. ^ Sri Lanka Tourism - Kurunegala”. 2010年9月6日閲覧。
  5. ^ "Sri Lanka Railways Timetable"