イシュ・スミス

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イシュ・スミス
Ish Smith
ワシントン・ウィザーズでのスミス
(2020年)
フリーエージェント
ポジション PG
基本情報
愛称 Ish
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1988-07-05) 1988年7月5日(35歳)
出身地 ノースカロライナ州シャーロット
身長 183cm (6 ft 0 in)
体重 79kg (174 lb)
キャリア情報
高校 セントラル・カバラス高等学校英語版
大学 ウェイクフォレスト大学
NBAドラフト 2010年 / ドラフト外
プロ選手期間 2010年–現在
経歴
2010–2011ヒューストン・ロケッツ
2011リオグランデバレー・バイパーズ
2011メンフィス・グリズリーズ
2011–2012ゴールデンステート・ウォリアーズ
20122013オーランド・マジック
2013ミルウォーキー・バックス
2013–2014フェニックス・サンズ
2014–2015オクラホマシティ・サンダー
2015フィラデルフィア・76ers
2015ニューオーリンズ・ペリカンズ
2015–2016フィラデルフィア・76ers
20162019デトロイト・ピストンズ
20192021ワシントン・ウィザーズ
2021–2022シャーロット・ホーネッツ
2022ワシントン・ウィザーズ
2022–2023デンバー・ナゲッツ
2023–2024シャーロット・ホーネッツ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

イシュマエル・ラリー・スミスIshmael Larry Smith, 1988年7月5日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット出身のプロバスケットボール選手。ポジションはポイントガード。NBA史上最多となる13チームに在籍経験がある。

経歴[編集]

ノースカロライナ州の高校から大学も地元のウェイク・フォレスト大学に進学し、4年間活躍したスミスだったが、2010年のNBAドラフトでは、どのチームからも指名を受けること出来なかったものの、8月19日にヒューストン・ロケッツ契約した[1]。しかし、翌年2月にメンフィス・グリズリーズに放出されてからは、あらゆるチームと契約・トレード・解雇を繰り返すシーズンが続く。

その後2014-15シーズンはオクラホマシティ・サンダーに所属していたものの、2015年2月19日のトレード期限日に、ロースター枠の調整の為に解雇され、3日後にフィラデルフィア・76ersと契約[2]。するとスミスは、トレード期限日に2013-14シーズン新人王のマイケル・カーター=ウィリアムスに見切りを付け (ミルウォーキー・バックスに放出) 、空席になっていたポイントカードのポジションを、トレードで加入したアイザイア・カナアンと競い合う型で先発出場の機会を与えられ、25試合出場で14試合にスタメンで起用され、平均27.1分に出場、12得点6.1アシストを記録し、自己最高のシーズンを送った。

2015-16シーズンは、開幕前にワシントン・ウィザーズにキャンプに参加するも、10月24日に解雇され、2日後にニューオーリンズ・ペリカンズと契約[3]。するとスミスは、ここでもタイリーク・エバンスドリュー・ホリデーなど、開幕から負傷者が続出したペリカンズで重宝され、11月7日のダラス・マーベリックス戦で17得点12アシストを記録し、自身初のダブル・ダブルを達成。開幕5連敗を喫していたペリカンズにシーズン初勝利をもたらし[4]、更に20日のサンアントニオ・スパーズ戦でも、17得点に加え自己最多の13アシストのダブル・ダブルの活躍で、またしても5連敗を喫していたチームを救う104-90の勝利に貢献した[5]

12月24日、将来の2巡目ドラフト指名権とのトレードで、僅か半年でフィラデルフィア・76ersに復帰[6]。再加入直後の26日のフェニックス・サンズ戦で早速スタメンで起用され、14得点5アシストを記録し、12連敗中だった76ersにシーズン2勝目をもたらした[7]。チームは低迷の苦しんだものの、スミスは自己最高の平均14.7得点7アシストを記録した。

2016年7月1日、デトロイト・ピストンズと3年契約を結んだ[8]

2020年のスミス

2019年7月9日、ワシントン・ウィザーズに移籍した[9]

2021年8月7日、故郷であるシャーロット・ホーネッツと契約した[10]

2022年2月10日、モントレズ・ハレルとのトレードで、バーノン・キャリー・ジュニアと共にワシントン・ウィザーズに移籍した。[11]

2022年6月30日、トレードにより、ケンタビオス・コールドウェル=ポープとともにデンバー・ナゲッツに移籍した。[12]

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA[編集]

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 HOU 28 3 11.8 .386 .375 .700 1.5 2.3 .5 .1 2.6
2010–11 MEM 15 0 7.5 .344 .000 .455 .3 1.0 .3 .0 1.8
2011–12 GSW 6 1 10.5 .400 .400 .500 1.5 1.5 .7 .0 4.5
2011–12 ORL 20 0 8.6 .373 .250 .750 1.3 1.6 .6 .1 2.3
2012–13 ORL 36 3 10.5 .336 .235 .429 1.3 1.6 .4 .2 2.4
2012–13 MIL 16 0 8.6 .395 .400 .9 1.9 .5 .2 2.4
2013–14 70 1 14.4 .423 .043 .564 1.8 2.6 .7 .2 3.7
2014–15 OKC 30 0 5.2 .333 .200 .667 .9 .9 .1 .0 1.2
2014–15 PHI 25 14 27.1 .398 .309 .583 2.9 6.1 1.3 .2 12.0
2015–16 NOP 27 3 22.9 .430 .303 .767 3.4 5.7 .9 .2 8.9
2015–16 PHI 50 50 32.4 .405 .336 .669 4.3 7.0 1.3 .4 14.7
2016–17 DET 81 32 24.1 .439 .267 .706 2.9 5.2 .8 .4 9.4
2017–18 DET 82 35 24.9 .486 .347 .698 2.7 4.4 .8 .2 10.9
2018–19 DET 56 0 22.3 .419 .326 .758 2.6 3.6 .5 .2 8.9
2019–20 WAS 68 23 26.3 .447 .367 .721 3.2 4.9 .9 .4 10.9
2020–21 WAS 44 1 21.0 .434 .367 .576 3.4 3.9 .7 .3 6.7
2021–22 CHA 37 1 13.8 .395 .400 .632 1.5 2.6 .5 .3 4.5
通算 691 167 19.9 .429 .324 .677 2.5 3.8 .7 .3 7.6

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2011 MEM 5 0 2.0 .667 .4 .4 .2 .0 .8
2012 ORL 1 0 5.0 1.0 .0 .0 1.0 .0
2013 MIL 4 0 2.8 .000 .3 .8 .0 .0 .0
2019 DET 4 0 20.3 .263 .143 .750 2.8 3.5 .8 .3 6.0
2021 WAS 5 0 22.2 .372 .286 3.2 2.8 1.4 .4 6.8
通算 19 0 11.5 .329 .214 .750 1.6 1.7 .6 .2 3.3

カレッジ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2006–07 ウェイクフォレスト 31 30 29.9 .429 .354 .462 3.8 6.0 1.2 .0 8.7
2007–08 ウェイクフォレスト 30 30 32.1 .426 .338 .291 3.4 4.7 1.3 .1 8.6
2008–09 ウェイクフォレスト 29 0 22.0 .430 .241 .789 2.7 3.4 .9 .0 6.2
2009–10 ウェイクフォレスト 31 31 36.8 .420 .222 .494 4.9 6.0 1.7 .6 13.2
通算 121 91 30.3 .425 .301 .484 3.7 5.1 1.3 .2 9.2

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]