辻井伸行
つじい のぶゆき 辻井 伸行 | |
---|---|
生誕 |
1988年9月13日(35歳) 日本 東京都 |
出身校 |
東京音楽大学付属高等学校卒業 上野学園大学(在学中) |
職業 | ピアニスト |
クラシック音楽 |
---|
「Template:クラシック音楽」を このページに使わないで ください。代わりに 「Template:Portal クラシック音楽」を ご利用ください。 |
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 ルネサンス - バロック 古典派 - ロマン派 近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 木管楽器 - 金管楽器 打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 交響曲 - ピアノ協奏曲 ピアノソナタ ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンソナタ チェロ協奏曲 フルート協奏曲 弦楽四重奏曲 - オペラ 指揮者 - 演奏家 オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 宗教音楽 |
イベント |
音楽祭 |
メタ |
ポータル - プロジェクト カテゴリ |
辻井 伸行(つじい のぶゆき、1988年9月13日 - )は、日本のピアニストである。2009年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて日本人として初優勝した。上野学園大学在学中。
これまでに、増山真佐子、川上昌裕、川上ゆかり、横山幸雄、田部京子に師事している。
略歴
東京都豊島区出身。産婦人科医の父と元アナウンサーの母を両親に持ち、視覚障害者として生まれる。筑波大学附属盲学校(現在は視覚特別支援学校)小学部を経て[1]、東京音楽大学付属高等学校(ピアノ演奏家コース)卒業。
1995年(平成7年)、7歳で全日本盲学生音楽コンクール器楽部門ピアノの部第1位受賞。10歳となった1998年(平成10年)、三枝成彰スペシャルコンサートで本名徹次指揮、大阪センチュリー交響楽団と共演し、鮮烈なデビューを飾った。
1999年(平成11年)(11歳)、全国PTNAピアノコンペティションD級で金賞を受賞した。
2000年(平成12年)(12歳)、第1回ソロ・リサイタルをサントリーホール小ホールにて行い、翌2001年(平成13年)すぐに第2回のソロ・リサイタルを開催した。この他に、神戸音楽祭に出演するなど日本各地でコンサート活動を行っている。
2002年(平成14年)に「佐渡裕ヤングピープルズ・コンサート」に出演した。また同年、東京オペラシティ・コンサートホールで行われた金聖響指揮、東京交響楽団とのコンサートでは、モーツァルトとショパンのピアノ協奏曲2曲を演奏し、大成功を収めた。
2003年(平成15年)には齊藤一郎指揮、読売日本交響楽団と共演し、この公演は日本テレビ「深夜の音楽会」で放送された。また秋山和慶指揮、東京交響楽団とサマーコンサート2003に出演した。
2004年(平成16年)には東京交響楽団の定期公演に出演し、大きな反響を得る。
2005年(平成17年)6月に、レオシュ・スワロフスキー指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、大成功を収めた。同年10月、ワルシャワで行なわれた第15回ショパン国際ピアノコンクールにて「ポーランド批評家賞」を受賞した。
2009年(平成21年)6月7日、アメリカで開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した(中国人ピアニスト張昊辰と同時優勝)。日本人として初の優勝である。同年7月13日、台東区民栄誉章を受章した。
活動
すでに海外での活動も行っており、カーネギーホール・ワイルリサイタルホールにてアメリカ・デビューを飾った。ロシア(モスクワ音楽院大ホール)、チェコ、台湾などでも演奏している。
- 1999年からの活動をテレビ朝日が取材し続けており、その様子は『ニュースステーション』や『報道ステーション』などを通じて紹介されている。
- 2002年にパリで佐渡裕指揮、ラムルー管弦楽団との共演を果たし、14歳でフランス・デビューを飾った。
- 2009年7月2日『クローズアップ現代』(NHK総合)に出演し[2]、ショパンの練習曲作品10の4を演奏した。コンクール審査員リチャード・ダイアーへのインタビューも紹介された。
- 2009年12月26日『情報7days ニュースキャスタースペシャル』(TBSテレビ)にゲスト出演し、番組終盤に同番組のテーマ曲を演奏した。
- 2010年4月30日『徹子の部屋』(テレビ朝日)に母親とゲスト出演した。
- 2010年5月7日『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBSテレビ)のスタジオに母親が出演し、活動を紹介した[3]。
- 2010年秋からリサイタルツアーが開催される。
- 2011年2月2日『三井住友フィナンシャルグループPresents「風がはこんできたもの〜音楽の原風景〜」第2夜』(TBS)に出演。
- 2011年6月8日『たけしアート☆ビート』(NHK BSプレミアム)に出演し、ビートたけしをイメージした即興曲などを披露した。
- 2011年7月7日スタートの瑛太主演のフジテレビ系木曜劇場『それでも、生きてゆく』の劇中音楽を担当し、ドラマ音楽を初めて手がけた。
- 2011年8月27日公開の櫻井翔主演の映画『神様のカルテ』のメインテーマ、挿入曲を担当し、映画音楽を初めて手がけた。
ディスコグラフィ
- 『第15回ショパン国際ピアノコンクールの記録 Vol.7 辻井伸行』(2005年末発売)
- 『debut』(2007年10月24日発売)オリコン2位、登場回数59回
- DVD『川のささやき〜辻井伸行サントリーホールLIVE!』(2008年6月25日発売)オリコン7位、登場回数8回
- 辻井伸行× 佐渡裕『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』(2008年10月22日発売)オリコン3位、登場回数24回
- 『感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ 』2009年9月9日(発売)オリコン17位、登場回数38回
- 『ショパン・コンクール2005〜ショパン作品集 』(2009年9月16日発売)オリコン128位、登場回数8回
- 『辻井伸行 世界が感動した奇跡のコンクール・ドキュメント』(2009年12月30日発売)オリコン76位、登場回数8回
- 『マイ・フェイヴァリッツ・ショパン』(2010年3月24日発売)オリコン19位、登場回数16回
- 『感動のショパン〜ヴァン・クライバーン・コンクール・ライヴ』(2010年4月28日発売)オリコン25位、登場回数8回
- 『展覧会の絵』(2010年9月15日発売)オリコン43位、登場回数7回
- 辻井伸行×佐渡裕『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番』(2010年2月23日発売)オリコン176位
- 辻井伸行×佐渡裕『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』(発売)オリコン249位
- 『神様のカルテ〜辻井伸行 自作集』(2011年7月27日発売)
- 『それでも、生きてゆく オリジナル・サウンドトラック』(2011年08月10日発売)
脚注
- ^ 筑波大学HP 2009年6月7日 本学附属学校卒業の辻井伸行さんがバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝
- ^ 辻井伸行 至福の音色 NHK「クローズアップ現代」に出演 - 個人ブログ
- ^ その後、2011年2月18日に同番組の放送回「金澤翔子・泰子~ダウン症の子供と母が歩んだ20年」の冒頭にも障がいというハンディキャップを親子で克服してきたという番組趣旨から辻井親子が登場しているシーンが使用された。