宮城県民会館
東京エレクトロンホール宮城 Tokyo Electron Hall Miyagi | |
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情報 | |
通称 | 県民会館 |
正式名称 |
宮城県民会館 (Miyagi Prefectural Auditorium) |
旧名称 |
仙台劇場 宮城県労働会館 |
完成 | 1964年9月1日 |
開館 | 1950年12月 |
客席数 | 1,590席 |
延床面積 | 12,470.04m² |
用途 | コンサートホール・会議室 |
運営 | 宮城県民会館管理運営共同企業体[※ 1](指定管理者) |
所在地 |
〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町三丁目3番7号 |
位置 | 北緯38度15分57.5秒 東経140度52分4.2秒 / 北緯38.265972度 東経140.867833度座標: 北緯38度15分57.5秒 東経140度52分4.2秒 / 北緯38.265972度 東経140.867833度 |
アクセス | 南北線・勾当台公園駅公園2番出口から徒歩4分 |
外部リンク | http://miyagi-hall.jp |
宮城県民会館(みやぎけんみんかいかん)は、宮城県仙台市にある県営のコンサートホールと会議室等の複合施設。仙台市都心部の定禅寺通に面してある。
命名権売却により、2008年(平成20年)4月1日から「東京エレクトロンホール宮城」が優先的に用いられる愛称として使用されている[1]。
概要
当館は、SRC造、地上6階、地下1階、延べ床面積12,470.04m²の建物で、面積3,627.96m²の敷地に建つ。設計者は山下寿郎(山下寿郎設計事務所)で、外壁デザインは杉村惇(仙台市名誉市民)。
クラシック音楽対応のコンサートホールとしては、県内最大である1590席の大ホールを擁し、長年、宮城県のクラシック音楽の中心を担っている。ただし県内には、東北大学百周年記念会館(川内萩ホール。1235席)、仙台市青年文化センター(日立システムズホール仙台。コンサートホール。804席)、加美町中新田文化会館(中新田バッハホール。649席)などもある。
また、ポピュラー音楽や演歌、演劇、古典芸能、舞踊など、様々な公演が開かれている。例年、当館で仙台フィルハーモニー管弦楽団および劇団四季が定期公演を開いている。
仙台都市圏の大規模な屋内集客装置には、固定座席数が多く、榴ヶ岡駅前にある仙台サンプラザ(最大2710席。コンサートでは2054席)、大規模な舞台装置を設定でき、可動席を含めると、県内最大の観客収容が出来るセキスイハイムスーパーアリーナ(固定席、及び可動席合計・約7000席)などがあり、以前のように、当館が県内の大規模公演を独占することが出来なくなった。そのため、近年の利用客数は減少している。また、併設されている会議室の利用者数も減少している[2]。
沿革
年表
画像外部リンク | |
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smt「せんだい時遊map」写真 | |
1964年の当館の写真 | |
1976年頃に勾当台歩道橋から撮影した定禅寺通(当館は右上) |
- 1964年(昭和39年)9月1日、「宮城県民会館」として新築・開館。
- 1970年(昭和45年)2月1日、住居表示が実施され、住所が仙台市国分町3丁目となる[3][4]。
- 1989年(平成元年)4月1日、政令指定都市移行により、住所が仙台市青葉区国分町3丁目となる。
- 2006年(平成18年)4月、指定管理者制度導入。
- 2008年(平成20年)4月1日、「東京エレクトロンホール宮城」の愛称となる。命名権売却による措置。
- 2011年(平成23年)3月11日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により内外部共に多大な損傷を受け休館[5]。
- 2012年(平成25年)
命名権
東京エレクトロン(東京都)が命名権を年間5000万円で取得し、施設名称(愛称)が2008年(平成20年)4月1日から「東京エレクトロンホール宮城」になった[1]。2013年(平成25年)4月1日からは、命名権の契約企業が東京エレクトロンの子会社の東京エレクトロン宮城(宮城県黒川郡大和町)に移ったものの、愛称は継続された[8]。2014年(平成26年)4月1日からの愛称も継続が決まり、年間3000万円で東京エレクトロン宮城が再契約した[9]。
契約期間 | 契約企業 | 契約金額 |
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2008年4月1日~2013年3月31日(5年間) | 東京エレクトロン(東京都) | 5000万円/年 |
2013年4月1日~2014年3月31日(1年間) | 東京エレクトロン宮城(宮城県) | |
2014年4月1日~2017年3月31日(3年間) | 3000万円/年 |
仙台方式
「仙台方式」とは、地方都市の公営ホールにおいてミュージカルのロングラン公演を行う仕組みのことで、2001年(平成13年)に当館で開催された劇団四季のそれが始まりである[10]。
仙台市には電力ホールのような民営ホールもあるが、一般的に地方都市ではホールは公営が多い。自治体が運営する公営ホールは、機会均等主義に則って多くの団体が使用出来るよう、連続使用期間は長くて数日が限界であった。2001年(平成13年)、劇団四季が宮城県と仙台市にロングラン公演の主催者になるよう要請して受諾され、公営ホールでの長期に渡る民間団体の公演が初めて行われた[10]。これをモデルとして、広島市や静岡市でも公営ホールでロングラン公演が行われている[10]。
公演名 | 期間 | 公演回数 | 観客動員 | 平均 |
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オペラ座の怪人 | 2001年4月30日 - 7月21日 | 92 回 | 114,000 人 | 1239.1 人/回 |
キャッツ[11] | 2003年12月19日 - 2004年5月5日 | 146 回 | 144,884 人 | 992.4 人/回 |
美女と野獣[12] | 2008年10月11日 - 2009年1月25日 | 94 回 | 93,000 人 | 989.4 人/回 |
マンマ・ミーア![13] | 2010年10月10日 - 11月23日 | 42 回 | 43,000 人 | 1023.8 人/回 |
キャッツ[14] | 2013年4月23日 - 8月20日 | 113 回 | 110,000 人 | 973.5 人/回 |
美女と野獣[15] | 2015年10月15日 - 2016年1月17日 | 78 回 | 93,000 人 | 1192.3 人/回 |
- ※この他に、数日間の公演を毎年行っている。
施設
施設内は、ホールと会議室の各々の利用者の動線が分けられており、入口も異なる。
ホール
会館正面左側の大ホール正面入口から入る。
- 大ホール
会議室
会館正面右側の会議室入口から入る。3階にあるミーティングカルチャールームは、宮城県内で活動している文化団体であれば無料で使用可能となっている(要申込)。
- 6階
- 601大会議室(定員200名)
- 602中会議室(定員100名)
- 603小会議室(定員40名)
- 5階
- 501展示室
- 502展示室
- 503教養室(定員20名)
- 504教養室(定員20名)
- 4階
利用実績
- 上段:利用者数
- 下段:利用率
2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | |
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大ホール | 286,530 人 | 268,779 人 | 251,805 人 | 248,077 人 |
86.8 % | 89.9 % | 77.8 % | 71.0 % | |
会議室 | 319,658 人 | 298,229 人 | 317,987 人 | 276,954 人 |
58.8 % | 55.6 % | 54.3 % | 53.3 % |
アクセス
脚注
注釈
出典
- ^ a b ネーミングライツの導入について (宮城県民会館管理運営共同企業体)
- ^ 宮城県民会館の概要 (PDF) (宮城県)
- ^ 中央(昭45) (PDF) (仙台市「仙台市の住居表示実施状況」 2.実施地区名一覧《実施年降順》)
- ^ 歴史的町名復活検討委員会報告 資料 (PDF) (仙台市「歴史的町名復活検討委員会」)
- ^ 宮城県公立文化施設協議会加盟館 震災被害状況一覧 (平成24年1月追加調査) (PDF) (公益社団法人全国公立文化施設協会)
- ^ 東京エレクトロンホール宮城 復興祈念コンサート ~響けみやぎに 復興の音色~(公益財団法人宮城県文化振興財団)
- ^ 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)の再開について (PDF) (宮城県 2012年2月29日)
- ^ 県民会館/ネーミングライツ(宮城県)
- ^ 「東エレク宮城」継続 再売却正式決定 宮城県民会館命名権(河北新報 2014年02月07日)
- ^ a b c d ミュージカル、地方でも長期公演 広まる「仙台方式」(朝日新聞 2010年10月13日)
- ^ キャッツ日本公演の歴史(2004年~2006年)(劇団四季)
- ^ 『美女と野獣』仙台公演 製作発表会見が行われました(劇団四季 2008年4月16日)
- ^ 平成22年度 事業報告書 (PDF) (仙台商工会議所)
- ^ キャッツ日本公演の歴史(2011年~2013年)(劇団四季)
- ^ <美女と野獣>仙台78公演 感動届け完走(河北新報 2016年1月18日)
関連項目
外部リンク
- 東京エレクトロンホール宮城(公式ウェブサイト)
- 東京エレクトロンホール宮城(財団法人仙台観光コンベンション協会)