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名鉄ブルーライナー

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名鉄ブルーライナー(めいてつブルーライナー)は、名古屋鉄道1994年7月から1997年10月までの3年間運行されていたラッピング電車である。

概要

この列車は、1994年の名古屋鉄道創業100周年を記念して、同年7月26日から1997年10月11日まで1000系1007編成で運転された特別特急電車である。また、1994年8月からは岐阜市の600V線区(岐阜市内線揖斐線)でもモ770形772編成を使用して「ブルーライナー・ミニ」として運転された(1997年まで)。その後、両車両とも元の塗装に戻り、モ770形はさらに別の塗装に塗り替えられた。

通常の車両との変更点

塗装

  • 青地の背景に、左側には犬山カルチャーゾーン(明治村リトルワールド日本モンキーパーク)、右側には南知多・内海カルチャーゾーン(南知多ビーチランド・内海フォレストパーク(現在閉鎖))それぞれのイラストが描かれていた。(このイラストは一般公募をして、稲沢市の小学生が手がけた。)
  • 1000系だけでなく、モ770形にも同様の塗装が施されていた。
  • 1000系の前面表示は通常のパノラマSuperから青文字のBlueLinerに変えられていた。

ミュージックホーン

  • 名鉄イメージソング『しなやかな風』の一節をミュージックホーン向けにアレンジした旋律に変更されていた。モ770形にミュージックホーンは搭載されていなかったため、これは1000系のみである。運行終了後は通常の旋律に戻された。

系統

この列車の系統は次の通りである。

岐阜市600V区間でのブルーライナー・ミニ(モ770形・美濃北方駅
新鵜沼駅 - 内海駅
一番標準的な系統である。
新鵜沼駅 - 犬山遊園駅 - 犬山駅 - 江南駅 - 岩倉駅 - (西春駅) - 新名古屋駅(現:名鉄名古屋駅) - 金山駅 - 神宮前駅 - 太田川駅 - (南加木屋駅) - (巽ヶ丘駅) - 知多半田駅 - (南成岩駅(現:青山駅)) - 知多武豊駅 - 富貴駅 - 上野間駅 - (美浜緑苑駅) - 知多奥田駅 - 内海駅
新鵜沼駅 - 河和駅
内海方面が中心となるため、全体の数割の運行。
(新鵜沼駅から富貴駅までの内海系統停車駅) - (河和口駅) - 河和駅
新可児駅 - 内海・河和駅
早朝時間帯の運転に限定される。
新可児駅 - 日本ライン今渡駅 - 西可児駅 - (犬山駅からの上記系統停車駅)
その他
東岡崎・国府方面の全車指定特急にも運用された。
1997年のダイヤ改正までは、平日のみ豊橋駅にも乗り入れていた。
新名古屋駅(現:名鉄名古屋駅) - 金山駅 - 神宮前駅 - 知立駅 - 新安城駅 - 東岡崎駅 - (美合駅) - 国府駅 - 諏訪町駅 - 豊川稲荷駅
新岐阜・一宮方面 - 内海・河和方面にも運用された。
常滑方面、西尾線、津島線、各務原線には運用されなかった。
岐阜市600V区間での系統
急行運用が中心で、岐阜駅前駅新岐阜駅前 - 黒野駅の系統で運行されていた。

関連項目