上咽頭擦過療法

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上咽頭擦過療法(じょういんとうさっかりょうほう、: Epipharyngeal Abrasive Therapy、略称:EAT)は、上咽頭(鼻咽腔)の炎症部に塩化亜鉛を直接塗布する治療法。通称はBスポット療法

概要

鼻と喉の境である上咽頭が炎症を起こしてうっ血状態となると、後鼻漏など様々な症状を起こす。これに対する治療として、殺菌作用のある塩化亜鉛を患部に直接こすりつけることで炎症を消炎させる。このため、鼻咽腔のBを取ってBスポット療法とも呼ばれる。保険は適用されるが、医学界において現在のところ、効果が完全に認められているわけではないことに留意が必要である。

COVID-19

新型コロナウイルス感染症の後遺症として慢性上咽頭炎の発症が多数報告されており、これに対する有効な治療法とする報道が一部で出された[1][2]

脚注

分類
外部リソース(外部リンクは英語)