メジャー (測定機器)
メジャー(tape measure, measuring tape)は、目盛が振られた帯を用いて長さを測定する道具である。巻尺(まきじゃく)、コンベックス(短縮形としてコンベ)、スケール等、呼称は様々。建築作業や洋裁のほか、大型の巻尺は陸上競技での計測などにも用いられており、長さの測定に幅広く用いられている。
帯の材質は金属、樹脂、布、竹などで、ケースに収納されている帯を必要に応じ送り出して、記入された数字を見て計測する。2メートルから10メートル程度を測る製品が多い。また、特定の長さで留めておくためのストッパーが内蔵されているものもある。
帯には基本的にはメートル法の単位の数字が記入されているが、建築作業での利便性から尺貫法に基づくよく使う区切り[1]ごとに目印や、メートル法・尺貫法両方の単位の数字が記入されているものもある。
日本ではTJMデザイン(TAJIMAブランド)、ムラテックKDS(旧京都度器)などが主要メーカーである。
鋼鉄製は温度の影響が大きく、布製は湿度の影響が大きい。
多くは板ばねやぜんまいを付けた自動巻取式であるが手動式のものもある。