ベン・スティラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ノックスビル大佐 (会話 | 投稿記録) による 2016年2月19日 (金) 15:05個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ベン・スティラー
Ben Stiller
Ben Stiller
2010年、『ペントハウス』の撮影中
本名 Benjamin Edward Stiller
生年月日 (1965-11-30) 1965年11月30日(58歳)
出生地 ニューヨーク市ブルックリン区
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
配偶者 クリスティン・テイラー(2000年 - )
著名な家族 父:ジェリー・スティラー
母:アン・メイラ
主な作品
メリーに首ったけ
ミート・ザ・ペアレンツ
ズーランダー
ナイト ミュージアム』シリーズ
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
LIFE!
テンプレートを表示

ベン・スティラーBenjamin Edward Stiller, 1965年11月30日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン出身の俳優映画監督脚本家である。

来歴

父親は俳優のジェリー・スティラー、母親は女優のアン・メイラ[1][2]。両親ともにコメディ俳優である。姉のエイミーも女優。

10歳の頃から映画を撮り始める。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を退学した後、1986年に劇作家ジョン・グェアの人気作『青葉屋』に出演するチャンスを掴みデビュー。その後、パロディ短編が『サタデー・ナイト・ライブ』で放映されたのをきっかけに同ショーに出演するようになる。1990年代の始めには、MTVで『ザ・ベン・スティラー・ショー』を持っていた。

1994年に監督・出演した『リアリティ・バイツ』では、ジェネレーションX世代の現実を描いた作品として高評価を得たが、その後は俳優・監督の両方とも、コメディに軸足を置いた活動を行っている。

子供の頃から『スタートレック』の大ファンで、1996年の『スタートレック』30周年祝賀式典では自分から頼んで出演し、スピーチした。

1998年の『メリーに首ったけ』と2000年の『ミート・ザ・ペアレンツ』の大成功により、アメリカは元より日本でも人気スターとなる。同時期に、『GQ』誌やHollywood.comなどとのインタビューで双極性障害を患っていることを告白したが、現在では「あれは冗談だった」と前言を撤回している。

かつて日本では「キリンチューハイ・氷結果汁」のテレビCMでサーファーガールを相手に“氷結伝道師 ベン・スティラー”を演じた。

2000年に『ミート・ザ・ペアレンツ』のプロモーションで初来日を果たす。その後、しばらくは監督作があっても来日はなかなかしなかったが、2008年11月、自身が監督を務めた『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』のプロモーションで8年ぶりの来日をした。尚、その際には日本側のゲストとしてルー大柴が登壇した。

私生活

彼はこれまでにジャニーン・ガラファローキャリスタ・フロックハートアマンダ・ピートと交際した事を認めている[3][4]が、2000年に女優のクリスティン・テイラーと結婚した[5]。2人は『ズーランダー』と『ドッジボール』で共演している。2人の間には2002年に娘が、2005年に息子が生まれている[6]

公私共にオーウェン・ウィルソンと仲が良く、スティラーが監督した『ズーランダー』やウィルソンが脚本を担当した『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、その他にも『ナイト ミュージアム』などの作品で共演している。また、ふたりが共演した作品はいずれも成功を収めている。

スコットランド出身のロック・バンドであるトラヴィスの長年のファンであることを公言しており、同バンドのシングルCloserのPVに出演している。スーパーマーケットを舞台にしたこのPVには、バンドのメンバーそれぞれが店員役で出演。クマの気ぐるみを着た店のマスコット役のフラン・ヒーリーが歌い始めると、買物客や彼らの引くカートも加わってマスゲーム風のダンスが繰り広げられる。通路ではドラマーのニール・プリムローズが買物客とともにダンスに興じるが、店のマネジャー役のスティラーが現れ、お楽しみが中断されるという流れとなっている。

民主党の支持者であり、2004年の大統領選挙ではジョン・ケリーに政治献金を送っている[7]。現在は2008年の大統領選挙の民主党候補として当選したバラック・オバマを支持している[8][9][10]

主な出演作品

映画

公開年 邦題
原題
役名 備考
1987 トラブル・バケーション/熱い追跡
Hot Pursuit
クリス・ハニーウェル
1988 太陽の帝国
Empire of the Sun
デインティー
想い出のジュエル
Fresh Horses
ティプトン
1989 パトリック・スウェイジ/復讐は我が胸に
Next of Kin
ローレンス
1990 ステラ
Stella
ジム
ワーキング・ガーイ
Working Tra$h
フレディ・ノヴァク テレビ映画
1991 地獄のハイウェイ
Highway to Hell
Pluto's Cook / Attila the Hun
1994 リアリティ・バイツ
Reality Bites
マイケル 監督・出演
1995 ヘビーウェイト サマー・キャンプ奪還作戦
Heavyweights
トニー・パーキス/トニー・パーキス・シニア
1996 失恋セラピスト
If Lucy Fell
Bwick Elias
アメリカの災難
Flirting with Disaster
メル
ケーブルガイ
The Cable Guy
サム・スイート/スタン・スイート 監督・出演
1998 ゼロ・エフェクト
Zero Effect
スティーヴ
メリーに首ったけ
There's Something About Mary
テッド
僕らのセックス、隣の愛人
Your Friends & Neighbors
ジェリー
パーマネント ミッドナイト
Permanent Midnight
ジェリー・スタール
1999 ザ・サバーバンズ
The Suburbans
ジェイ・ローズ
ミステリー・メン
Mystery Men
フューリアス
ブラック AND ホワイト
Black and White
マーク・クリアー
2000 僕たちのアナ・バナナ
Keeping the Faith
ジェイク
ミート・ザ・ペアレンツ
Meet the Parents
グレッグ・フォッカー
2001 ズーランダー
Zoolander
デレク・ズーランダー 監督・製作・脚本・出演
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
The Royal Tenenbaums
チャス・テネンバウム
2002 オレンジカウンティ
Orange County
消防士 クレジットなし
2003 おまけつき新婚生活
Duplex
アレックス・ローズ 出演・製作
2004 ポリーmy love
Along Came Polly
ルーベン・フェファー
スタスキー&ハッチ
Starsky & Hutch
デヴィッド・スタスキー 出演/製作総指揮
隣のリッチマン
Envy
ティム
ドッジボール
Dodgeball: A True Underdog Story
ホワイト・グッドマン 出演/製作
俺たちニュースキャスター
Anchorman: The Legend of Ron Burgundy
アルトゥーロ・メンデス
ミート・ザ・ペアレンツ2
Meet the Fockers
グレッグ・フォッカー
2005 マダガスカル
Madagascar
アレックス 声の出演
2006 恋愛ルーキーズ
School for Scoundrels
ロニー
テネイシャスD 運命のピックをさがせ!
Tenacious D in The Pick of Destiny
ギターショップの店員 出演/製作総指揮
ナイト ミュージアム
Night at the Museum
ラリー・デリー
2007 ライラにお手あげ
The Heartbreak Kid
エディ
2008 トロピック・サンダー/史上最低の作戦
Tropic Thunder
タグ・スピードマン 監督・製作・原案・脚本・出演
マダガスカル2
Madagascar: Escape 2 Africa
アレックス 声の出演
2009 ナイト ミュージアム2
Night at the Museum: Battle of the Smithsonian
ラリー・デリー
2010 スティーブとロブのグルメトリップ
The Trip
本人
ベン・スティラー 人生は最悪だ!
Greenberg
ロジャー・グリーンバーグ
メガマインド
Megamind
バーナード 声の出演・製作総指揮
ミート・ザ・ペアレンツ3
Little Fockers
グレッグ・フォッカー
容疑者、ホアキン・フェニックス
I'm Still Here
本人
2011 ペントハウス
Tower Heist
ジョシュ
2012 マダガスカル3
Madagascar 3: Europe's Most Wanted
アレックス 声の出演
エイリアン バスターズ
The Watch
エヴァン・トラウトウィグ
2013 LIFE!
The Secret Life of Walter Mitty
ウォルター・ミティ 製作・監督・出演
2014 ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密
Night at the Museum: Secret of the Tomb
ラリー・デリー/ラー

テレビシリーズ

放映年 邦題
原題
役名 備考
1997 フレンズ シーズン3/レイチェルの勘違い!(22話)
Friends Season3/The One with the Screamer(Episode 22)
ベン・スティラー ゲスト
2004-2007 ラリーのミッドライフクライシス
Curb Your Enthusiasm
ベン・スティラー 4エピソード
2012-2013 アレステッド・ディベロプメント
Arrested Development
トニー 2エピソード
2012-2013 Burning Love ジョー 4エピソード

日本語吹き替え

参照

  1. ^ Wallace, Debra (1999年11月19日). “Stiller 'softy' in real life”. Jewish News of Greater Phoenix. http://www.jewishaz.com/jewishnews/991119/stiller.shtml 2009年3月29日閲覧。 
  2. ^ Los Angeles Times
  3. ^ Ben Stiller”. Yahoo!. 2009年3月29日閲覧。
  4. ^ “Ben Stiller's funny charms”. Monsters and Critics. (2006年12月16日). http://www.monstersandcritics.com/people/news/article_1233786.php/Ben_Stillers_funny_charms 2009年3月29日閲覧。 
  5. ^ Buzzle.com”. Ben Stiller, Christine Taylor Welcome a Girl. 2006年12月18日閲覧。
  6. ^ “ベン・スティラーに男の子誕生”. シネマトゥデイ. (2005年8月5日). http://www.cinematoday.jp/page/N0006881 2013年5月18日閲覧。 
  7. ^ Newsmeat”. Ben Stiller's Federal Campaign Contribution Report. 2006年12月18日閲覧。
  8. ^ Sky Valley Journal”. Hollywood stars attend Obama fundraiser. 2007年2月21日閲覧。
  9. ^ MTV”. Will Smith, Ben Stiller, Even Paulie Walnuts Open Wallets for Presidential Candidates. 2007年7月24日閲覧。
  10. ^ The Associated Press”. Celebrities Donate to Many Candidates. 2008年1月15日閲覧。

外部リンク