ジムリーダー (ポケットモンスターSPECIAL)
{ジムリーダーは、漫画『ポケットモンスターSPECIAL』に登場する施設「ポケモンジム」の責任者である。
概要
ジムリーダーは、各地方のポケモン協会[1]の選出、任命により就任し、各町にあるジムを任された実力者のことを指す。就任のための試験があり、ポケモンの戦闘技術を始め、知識、人格なども厳しく審査される。カントー地方・ジョウト地方・ホウエン地方・シンオウ地方・イッシュ地方・カロス地方に少なくとも8人いる。
ジムリーダーの主な役割は、決められたジムの運営・管理であるが、それぞれの街で起こるトラブルなどにも指導的立場であたる。ジムリーダーたちはポケモン協会の意思や理念に基づいて行動することを義務付けられている。なお、長期にわたりジムを空けて役割を放棄した者には資格が剥奪される場合もある(トキワジム・サカキなど)。
カントー・ジョウト地方ではその地方の全ジムリーダー8人からジムバッジをもらい、実力を認められたトレーナーには「リーグ決勝ブロックへの無条件出場」という特権が与えられることが第10回ポケモンリーグから決定されている。ホウエン地方でもホウエンリーグにて同じ制度が存在し、こちらは第4章の初めから既に制定されている。
各ジムリーダーは、そのジムバッジを、ジムリーダー自身が挑戦者の実力を認めた場合に自由に授与してよいことになっている。多くの場合はポケモンバトルをし、ジムリーダー側が敗北した際に授与する形をとっている。その場合、一般トレーナーからの挑戦を受けるか受けないかはジムリーダーの判断に委ねられており、特に規定はない。バトルを行なった際のバトルの勝敗などはあくまでも判断基準のひとつであり、ジムリーダー側が勝利してもバッジを授与したり、バトルを行なわず依頼の報酬として受け渡す場合などもある。バッジには「配布用ジムバッジ」と、ジムリーダーの身分証明用の「純正ジムバッジ」の二種類がある。形は同じだが作り方が根本的に異なっているようで、ゴールドが最初に「仮面の男」と戦った時にエーたろうが「仮面の男」のマントの下で触れた金属粉が、「純正ジムバッジ」の結晶成分と一致した為、「仮面の男」がジムリーダーであることを突き止めた。
リーダー業務に対する報酬は「ジム運営費」として協会から支給されている。なお、他の職業を兼務することも特に制限は無く、就任前の職業をそのまま続けている者もいる。カントー、ジョウト、イッシュ地方のほとんどのジムリーダーは副業持ちである。
ホウエン地方では緊急レベル7以上の大規模な事件や災害が起きた場合には、ポケモン協会規定第118条により、彼ら全員に緊急収集の要請がかかる。特別な役職ではないがヒワマキジム・ナギがジムリーダー全体を統括する役割を担っている。
第3章までは、ジムリーダーがロケット団の幹部または悪の組織の黒幕になることがあったが、第4章以降は見られなくなった。
カントー地方
第1章では8人のジムリーダー中5人がロケット団に所属しており、それに対抗する形で残りのジムリーダーたちが「正義のジムリーダーズ」を結成していた。
第1章の時点でカツラがロケット団から離脱、第2章の終盤でマチスとナツメがジムに戻る。そして第3章では、先代のジムリーダーが行方不明になったトキワジムとセキチクジムに新しいジムリーダーが就任したことで、8つのジム全てが機能している状態になった。
- タケシ
- ニビシティのジムリーダーで、「正義のジムリーダー」の一人。グレーバッジを管理。エキスパートタイプはいわ。
- 副業として、ニビシティの博物館の警備をしている。レッドが一番初めに戦ったジムリーダーであり、その後もレッドとは親しい仲。硬派且つ生真面目な性格で、ポケモンの特徴を生かしたパワーバトルを得意とする。エリカのことを「お嬢」と呼んでいる。
- ジムリーダー対抗戦・第1試合ではミカンに敗れる。
- 服装は初めはゲーム同様に半裸だったが、第2章からは上着を着ている。『ポケモン・ザ・コミック』の書き下ろしイラストでは、ゲーム版『ハートゴールド・ソウルシルバー』の時の服装をしている。
- 手持ちポケモン
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- イワーク♂
- 特性:いしあたま
- 技:"いわおとし"・"しめつける"・"たいあたり"・"ロケットずつき"
- 序盤でレッドのピカと対決。まだレッドになついていない状態だったピカと互角の勝負を繰り広げるが、最後は電撃を浴びて倒れた。
- また、初期の版では「いわおとし」が「いわとばし」と誤植されていた。
- ツブイチ・ツブジ・ツブゾウ・ツブシ・ツブゴ・ツブロク(イシツブテ♂×6)
- 技:"すてみタックル"・"マグニチュード"
- 通称・ツブテ六兄弟。カントー四天王戦でニビシティ侵攻軍相手に善戦。6匹が手を繋いで繰り出す"マグニチュード"が得意技。
- カブト→カブトプス
- 特性:カブトアーマー
- 技:"げんしのちから"
- 第2章のカントー四天王による奇襲の中、ツブゾウに守られていたカブトを博物館から譲り受け、第3章では進化した姿でジムリーダー対抗戦に登場。
- 離脱
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- ゴローン♂
- 特性:がんじょう 性格:きまぐれ
- 第2章でイエローに譲った。
- カスミ
- ハナダシティのジムリーダーで、「正義のジムリーダー」の一人。ブルーバッジを管理。エキスパートタイプはみず。
- レッドとはおつきまやまに行く途中で出会った。育てていたギャラドスをロケット団に盗まれ、戻ってきた時に実験の影響で暴走してしまったギャラドスを追ってハナダを飛び出してきた。
- 勝気な性格だが、レッドを自分の家に泊めたり彼の旅を助けたりしてくれるなど良心的な人物。実はお金持ちのお嬢様であり、自宅にはメイドを従えるほどでドレスを着用したこともある。レッドに好意を抱いており、彼とイエローのことで複雑な感情を抱いている。
- 第3章ではスイクンに見出され、パートナーとして共闘することになる。しかし、セキエイでの「仮面の男」との戦いで負傷してしまい、新たにパートナーとして選ばれたクリスにスイクンのことを託した。
- レッドのギャラドスとイエローのオムスターは彼女が二人に譲ったポケモンで、「自分が育てたポケモンが別の人のもとでもっと強くなり、大きく貢献してくれることが自分の役割」と語っている。そのためスイクンが目的を果たす時、隣に居るのは自分ではない事はわかっていたと涙を流していた。第3章の終盤で、エリカのポケギアを借りていたレッドと久しぶりに会話している。またジムリーダー対抗戦・第2試合でアカネに勝利した。
- 服装は登場当初はへそだしのチューブトップに短パンという露出が高い姿だったが、第3章ではキャミソールに半ズボンに変わっている。『ポケモン・ザ・コミック』の書き下ろしイラストでは、ゲーム版『ハートゴールド・ソウルシルバー』の時の服装をしている。
- 公式サイトで行われた1回目の人気投票では、カントー地方・ジョウト地方・ホウエン地方の全ジムリーダーの中で1位に輝いた(全体では15位)。
- 手持ちポケモン
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- スタちゃん(スターミー)
- 特性:はっこう 性格:がんばりや
- 技:"こうそくスピン"・"ハイドロポンプ"・"はかいこうせん"・"バブルこうせん"・"フラッシュ"
- 第1章ではカスミの切り札的な存在として登場。空に浮かび、遠くにシグナルを発することもできる(通称「星しるべ」)。
- ヒトちゃん(ヒトデマン)
- 技:"じこさいせい"・"バブルこうせん"
- クラちゃん(クラブ♀)
- 技:"クラブハンマー"・"ハサミギロチン"・"はさむ"
- 元々レッドのポケモンで、ギャラと交換した。
- トサキント
- 技:"たきのぼり"・"ちょうおんぱ"
- チーちゃん(チョンチー♀)
- 特性:はっこう
- 技:"フラッシュ"
- ランちゃん(ランターン♀)
- 技:"たきのぼり"・"ハイドロポンプ"
- トージョウの滝にて、スイクンと激しい攻防を繰り広げた。
- 離脱
- 一時手持ち
- マチス
- クチバシティのジムリーダーで、元ロケット団三幹部の一人。オレンジバッジを管理。エキスパートタイプはでんき。
- 「力が全て」と考える実力主義者で、ぶっきらぼう且つ荒い印象の持ち主だが、部下を大切にする一面もあり、ロケット団やサカキに対する執着心は強い。時々英語交じりの口調で話すことがある。
- 第1章ではロケット団の幹部として、サントアンヌ号によるポケモンの運搬を担当していた。サントアンヌ号とシルフカンパニー本社で2度レッドと戦うも敗れる。
- その後は姿をくらましていたが、第2章のスオウ島で他の幹部たちと共に打倒四天王のために再登場。運命のスプーン分けで組むべき相手がいなかったため、居残り同士でマサキと組みシバと戦った(キョウやナツメと同じ理屈でいけば、本来ならレッドが組むべき相手だった)。第2章の終盤でサカキと会い、彼の命令で自身のジムに戻った。その後はジムの運営と平行して、副業で連絡船・アクア号で働きながら組織の復活を待ち続けている。
- 第3章ではサカキも自分たち幹部もいないはずのロケット団が密かに活動していたことを不審に思い、調査の中で残党をまとめている「仮面の男」の存在を知る。「いかりの湖」にあるロケット団の施設で「仮面の男」と戦うが、その圧倒的な実力と殺気に恐怖を感じ辛うじて逃げ延びる。その直後、いかりのみずうみの中で仮面の男に敗れたゴールドとシルバーのポケモン図鑑などの所持品を発見する。レッドをはじめとする図鑑所有者の実力を見てきた彼は二人はまだ生きていると確信し、「仮面の男」の情報を得るために二人の行方を探し始める。また、それ以前につながりのどうくつでクリスに出会い、彼女を潜水艦でアサギシティに送っている。かつての部下を「仮面の男」に道具として利用されたことに怒りを感じており、それが後にライコウに見出される理由となりパートナーとして共闘する。ジムリーダー対抗戦・第4試合ではマツバと戦い、初めは有利に戦っていたが、相手のトリッキーな戦法によって勝敗は引き分けに終わる。
- 手持ちポケモン
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- エレブー♂
- 特性:せいでんき
- 技:"かみなり"・"かみなりパンチ"・"10まんボルト"・"でんきショック"
- マチスの相棒的な存在。マチス曰く「ボールに入れられない暴れん坊」らしく、外に出している。サントアンヌ号でレッドのニョロ(ニョロゾ)と対決。レッド達を追い詰めるが、ニョロがニョロボンに進化し、"ちきゅうなげ"でマチスもろとも海へ投げ飛ばされた。
- 第2章ではマサキのロコンと共にシバのエビワラー、サワムラーを相手に戦う。
- レアコイル(複数)
- 技:"ソニックブーム"
- "ソニックブーム"によって頑丈な防御壁を作り出すことが可能。シルフカンパニー戦、四天王戦で同じ役割を演じた。
- ライチュウ♂
- 特性:せいでんき
- マチスと共に仮面の男のアジトに乗り込んだ。
- コイル
- 技:"でんじほう"
- ジムリーダー対抗戦でマツバのムウマと戦った。
- ビリリダマ(大量)
- シルフカンパニー戦でマチスのランチャーの弾として大量に登場。
- マルマイン(大量)
- 技:"じばく"
- シルフカンパニー戦ではビリリダマと共にマチスのランチャーの弾として登場。四天王戦にも参加し、マサキのタマタマの"タマゴばくだん"との連携でシバとの戦場であるイワークを崩した。
- 一時手持ち
- エリカ
- タマムシシティのジムリーダーで、「正義のジムリーダー」の一人。レインボーバッジを管理。エキスパートタイプはくさ。
- 名家出身のお嬢様だが、タマムシ大学で教鞭をとる才女でもある。「正義のジムリーダーズ」の中では主導者的な存在で、ロケット団に対抗し独自の精鋭を持ち、タケシやカスミと共にレッドたちをサポートする。趣味は華道や弓道で、自宅でも教室を開いている。お嬢様らしい落ち着いた物腰だが、強い意思を持ち合わせており、巧みな戦術を立てて戦う頭脳派だが、単純な力比べにも強い。
- 第3章の「ジムリーダー対抗戦」ではカントー側の主将を務めた[2]。対抗戦では主将対決でヤナギと戦い、相性が不利なのを逆手に取った戦法で戦うが、それを上回るヤナギの実力の前に敗北した。
- 服装は初めは長袖にロングスカートというスタイルだったが、第3章からは着物・足袋・草履の格好である。『ポケモン・ザ・コミック』の書き下ろしイラストでは、ゲーム版『ハートゴールド・ソウルシルバー』の時の服装をしている。
- ナツメ
- ヤマブキシティのジムリーダーで、元ロケット団三幹部の一人。ゴールドバッジを管理。エキスパートタイプはエスパー。
- 彼女自身も優れた超能力者であり、別の場所で起きていた戦いの終わりを感じ取ったり、未来をある程度予測することができる。常に冷静で自信に満ちた態度を取るが、登場初期はレッドとグリーンに「なかなかチャーミング。何年か先が楽しみだったかも。」と言ったり、サカキに惚れ込んでいるような発言をしたこともある。ブルーにはいいように振り回されやすく、第1章・第2章ともに酷い目に遭わされている。
- 第1章ではロケット団の幹部として暗躍している。エネルギー増幅器でサンダー・ファイヤー・フリーザーの融合体を作る実験に力を注いでおり、脱走した実験体であるイーブイ(レッドのブイ)を探したり、部下にファイヤーを貸し与えて研究の要だったカツラを連れ戻そうとしていた。シルフカンパニーでは三階に侵入してきたブルーと戦うが、取り逃がした上にバッジも奪われる。その後7つのトレーナーバッジが入ったエネルギー増幅器でサンダー・ファイヤー・フリーザーの融合体を完成させるも、レッド・グリーン・ブルーの前に敗北し姿を消す。
- 第2章のスオウ島で再登場し、対カンナ戦でブルーと共闘することになり、息は全く合わなかったが何とか勝利する。しかしカンナのルージュラによって受けた氷の手枷によって、左手首に痺れが出るようになってしまい、療養のために1年間シロガネ山の秘湯に通い続けていた。
- 第3章でシロガネ山にてレッドと再会し、今回のセキエイで何かが起こると彼に忠告し、山の奥の方にある治癒効果が高い秘湯の存在を教え、そこに導くための「運命のスプーン」を渡した。ジムリーダー対抗戦・第5試合ではツクシと戦い、相性が悪いのも物ともせずトリッキーな戦法で絶望感すら与えて勝利を収める。
- 第3章以降、長らく登場していなかったが、第11章ではイッシュ地方のポケウッドで名女優として活動している。ファイツの演じるシナリオを決め、彼女にメイクを施した。
- 第3章まではゲーム版『赤・緑』の時の服装(ジムリーダー対抗戦ではゲーム版『金・銀』の時の服装)をしていたが、第11章ではゲーム版『ハートゴールド・ソウルシルバー』の時の服装をしており、容姿も大幅に変化した。
- 手持ちポケモン
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- ユンゲラー♂
- 技:"かなしばり"・"サイケこうせん"・"サイコキネシス"・"テレポート"
- ロケット団に連れ去られたオーキド博士になりすまし、レッドたちに宣戦布告する。
- バリヤード♀
- 特性:フィルター
- 技:"アンコール"・"サイケこうせん"・"ひかりのかべ"・"ねんりき"
- 第1章ではロケット団が占拠したヤマブキシティを"ひかりのかべ"で覆って侵入できないようにしていた。しかしピカの"みがわり"に潜入され、"10まんボルト"で倒されてしまう。第3章ではジムリーダー対抗戦にて登場。相性の悪さも相俟ってツクシのむしポケモンの猛攻を浴びるが、空気を固めて壁を作り出す能力で形成を逆転させた。
- フーディン♀
- 特性:シンクロ
- 第2章でスオウ島に集まった8人を、スプーン曲げで2人ずつに選り分けた。
- モルフォン♀
- 技:"ねむりごな"・"メガドレイン"
- 四天王戦で登場。カンナのヤドランを相手に戦う。
- キョウ
- セキチクシティのジムリーダーでロケット団の初代三幹部の一人。現在はジムリーダーもロケット団もやめておりジョウト四天王の一人になっている。
- カツラ
- グレン島のジムリーダーで、元ロケット団の科学者。クリムゾンバッジを管理。エキスパートタイプはほのお。ポケモン生態学の研究者としても知られており、冷静沈着且つ真面目で研究熱心な性格。お茶目な一面もあり、炎特訓で口髭を燃やしてしまい、普段は付け髭をしている。
- 科学者としての好奇心からロケット団に協力し、盗まれたカスミのギャラドスや、後にレッドのポケモンとなるイーブイに実験を施した。またミュウの僅かな細胞と、自身の右腕の細胞で足りない分を補ってミュウツーを創る[3]など、科学者として迷い無く生体実験を行なってきた。しかしミュウを巡るレッドたちとロケット団の戦いで、ポケモンを大切にするレッドの行動を見て自身の過ちに気づく。後に暴走したミュウツーを討つためにロケット団を裏切り、追われる身となる。そしてハナダの洞窟でレッドがカツラの持っていたマスターボールでミュウツーを捕まえ、カツラはミュウツーのパートナーとして共に過ごすようになる。
- 第2章ではグレンジムに戻っており、エリカの要請を受けてイエローを助けにタマムシシティに来た時にカスミたちと和解し、以後「正義のジムリーダー」の一員として活動している。スオウ島ではイエローやミュウツーと共にワタルと戦い、第3章ではエンテイに見出され、パートナーとして共闘することになる
- 右腕には暴走したミュウツーの細胞が入り込んでおり、これによってカツラはミュウツーを自在に操ることができたが、ミュウツーがボールや容器の外に出ていると体に負担がかかってしまい、徐々にミュウツーの細胞に自身の体を蝕まれていった。そのため第3章では体調の不調を起こし、人前にはほとんど姿を見せなくなる。セキエイで出会ったエンテイと共闘するにあたって、エンテイに体内のミュウツー細胞を焼き尽くしてもらった。その影響でミュウツーは野生に帰り、肉体的なつながりは絶たれたが、確かな心のつながりはまだ残っており、ミュウツーも彼のことを「主人(マスター)」と呼んでいる。
- 服装は第3章まではゲーム版『赤・緑・青・ピカチュウ』の時の服装をしていた。『ポケモン・ザ・コミック』の書き下ろしイラストでは、ゲーム版『ハートゴールド・ソウルシルバー』の時の服装をしている。なお、容姿はゲーム版のスキンヘッドにサングラスというスタイルのデザインを元にしているが、変装でゲーム版没デザインの方のスタイルになったことがある。
- 手持ちポケモン
- サカキ
- トキワシティの先代ジムリーダーで、シルバーの父親。エキスパートタイプはじめんで、「大地のサカキ」の2つ名を持つ。
- 第1章で「最後のジムリーダー」としてレッドと戦うも僅差で敗れ、その後ジムリーダーとしては完全に消息を絶つ。第2章ではワタルと戦っていたイエローを助ける。悪のボスとしての一面を持ちながらも、ジムリーダーとしての実力は本物で、「大地の奥義書」を残したことは次代のグリーンにも大きな影響を与えた。
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- 手持ちポケモン
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- ニドキング♂
- 特性:どくのトゲ
- 技:"がんせきふうじ"・"じしん"・"ほのおのパンチ"
- "じしん"によってジムを破壊した。また明確に描写されてはいないが、第2章で氷漬けにされていたレッドを救ったと推察される。
- ニドクイン♀
- 技:"カウンター"・"がんせきふうじ"・"どくばり"・"ひっかく"
- 第1章のレッド戦では切り札としてサカキが繰り出した。ピカ相手に"どくばり"で攻めるが、コンマ1秒の差で"10まんボルトを決められて倒れた。ワタル戦では"バブルこうせん"のバブルを破壊し、本体のバブルも割ろうとしたが失敗、"はかいこうせん"で反撃を食らってしまう。
- サイドン
- 技:"じわれ"
- かつて「足場をくずす」といったレッドの作戦を真似て"じわれ"でレッドを窮地に追いやる。
- サイホーン♂
- 技:"しっぽをふる"・"つのでつく"・"ふみつけ"
- ダグトリオ
- 技:"あなをほる"
- レッドのギャラとフッシーのボール開閉スイッチを破壊した。
- ゴローニャ
- 技:"いわなだれ"・"だいばくはつ"・"まるくなる"
- じめんタイプが入っているが、サカキは「専門外のポケモン」として扱っている。トキワジム内でゴン相手に善戦、ジム外に誘い出して"だいばくはつ"で相撃ちとなった。
- パルシェン
- 本気を出さないサカキが主力で用いるポケモン。相性の悪い野生のブーバーやレッドのニョロを一瞬にして倒すなど、戦闘力はかなり高い。
- スピアー♂
- 技:"こうそくいどう"・"ダブルニードル"
- トキワの森で捕獲されたポケモンで、サカキが特別愛用している。第1章のレッド戦では、プテの"はかいこうせん"一発で敗れる。第2章のワタル戦では、ワタルの死角から"ダブルニードル"を繰り出し溶岩にも耐えるギャラドスのバブルを破壊し、ワタルを追い詰める。第5章では、"こうそくいどう"でデオキシスの動きを封じた。第13章でのホカゲの回想内では、ホカゲの気配を感じた為、出された。
- 2011年、公式サイトで行われた人気投票のポケモン部門では第13位を獲得した。
- アンズ
- セキチクシティの現在のジムリーダーであり、キョウの娘。ピンクバッジを管理。エキスパートタイプは父と同じどく。
- 真面目で一途な性格で、忍者は主に仕えるべきだという父親の教えを忠実に守り、くノ一として厳しい修行を積んでいた。父親がロケット団の幹部であったことは知っており、彼女も修行を終えたら父と同じくサカキに仕えるためにロケット団に入るつもりでいたが、3年前にロケット団は解散して父親もサカキも失踪してしまい、その結果身に付けた力を何に活かせばいいか悩んでいる。
- 現在はカントー四天王との戦いの後消息を絶った父を捜しながら、副業としてあらゆる仕事を引き受けるフリーの仕事師をしている。ジムリーダー対抗戦・第3試合ではハヤトと戦い、バトルでは有利に立っていたのだが、観客の中に父の気配を感じて試合放棄し、結果敗北となった。自分と同じように父親の跡を継いでジムリーダーとなった彼に共通点を見出していた。
- グリーン
- トキワシティの現在のジムリーダー。グリーンバッジを管理。エキスパートタイプは特にないが、先代ジムリーダー・サカキが残した「大地の奥義」を発見してからじめんタイプを育てる決心をし、サイドンをベストメンバーの1匹にまで育て上げた。ジムリーダー対抗戦・第6試合ではシジマとの師弟対決を制した。
- 第5章ではジムを空けており、その時は立体映像が応対するようになっている。
ジョウト地方
第3章に登場。イブキ以外は全員副業持ちである。カントージムリーダーとは、ジムリーダー対抗戦で直接対決することになる。第3章のラストでヤナギが行方不明になった事で、第9章までの5年間は7つのジムしか機能していなかった。
- ハヤト
- キキョウシティのジムリーダー。ウイングバッジを管理。エキスパートタイプはひこう。
- 副業は警察官(巡査)で、ゴールドとはウツギ邸のワニノコ盗難の事件で知り合う。初登場時はジムリーダー候補であり、後に試験を通過してジムリーダーに就任した新人ジムリーダーである。
- 父・ハヤテはキキョウジムの先代ジムリーダーであり、父の名をおとしめないため、そして越えるために研鑚を欠かさない努力家。スピードを活かした空中戦を得意とする。ゴールドの数少ない理解者の一人で、ポケモンリーグでゴールドのロケット団の襲撃の警告には真っ先に飛び出していた。
- ジムリーダー対抗戦・第3試合でアンズと戦い、追い詰められていたが、途中でアンズが試合放棄したことによって結果的に勝利した。
- 第9章ではツクシ・シジマと共にエンジュジムの周辺警備をしていた。
- ツクシ
- ヒワダタウンのジムリーダー。インセクトバッジを管理。エキスパートタイプはむし。
- 学術調査員としても活動している少年。持っている虫取り網は、モンスターボールに使われているキャプチャーネットと同じもので出来ている。中性的な外見で女の子に間違えられることもある(実際ゴールドが間違えた)が、れっきとした少年である。
- アルフの遺跡で行方不明になった調査隊を捜しに来た時にゴールドと出会い、ロケット団残党を相手に共闘した。物腰は穏やかで、誰に対しても丁寧な態度で接する。ポケモンの長所を活かしたバトルを好む。
- ジムリーダー対抗戦・第5試合でナツメと戦い、始めは相性の有利さで攻めていたものの、相手のトリッキーな戦法に敗れる。
- 第9章ではハヤト・シジマと共にエンジュジムの周辺警備をしていたが、アルセウスの攻撃を受け気絶していた所をゴールドに助けられ共にアルフの遺跡に向かった。
- アカネ
- コガネシティのジムリーダー。レギュラーバッジを管理。エキスパートタイプはノーマル。自称・ダイナマイトプリティギャル。
- 副業は芸能人で、コガネラジオのパーソナリティも務める。クルミとも仲が良い。ラジオ番組の収録中に乗り込んできたゴールドとは出会って早々に喧嘩になったが、視聴者にはウケていた。負けず嫌いで目立ちたがり屋だが、根は優しい。関西弁(設定ではコガネ弁)を話す。
- ヤナギとはジムリーダー対抗戦の前にラジオ番組の収録の関係で会っており、その時の出来事が理由で仮面の男の正体に真っ先に気づいた。ジムリーダー対抗戦・第2試合でカスミと戦い、試合前に闘志を剥き出しにしていたが敗北した。
- 第9章ではゴールドの案内役を兼ねて、ポケスロンに挑む。その後はシバのファンになった模様で、シバのお気に入りであるいかりまんじゅうを送りつけている。
- マツバ
- エンジュシティのジムリーダー。ファントムバッジを管理。エキスパートタイプはゴースト。
- 千里眼の持ち主で、その能力を生かして物探しを副業としている。ただし、自分が見たいと思う物(憧れの存在であるホウオウや、伝説と言われているスイクン等)を見ることはできないらしい。またその能力のためか、ナツメと同じように第六感に優れており、ヤナギに対して得体の知れない気配を感じ取り、いち早く不審感を抱いていた。
- マチスとは物探しの依頼を受けた時から因縁関係になり、ジムリーダー対抗戦でも激突する。変化技を巧みに用いるトリッキーな戦い方を得意とし、ジムリーダー対抗戦・第4試合で自分とは対照的な力技のマチスを翻弄し引き分けた。ミナキとは親友の仲。
- 第9章ではゴールドと対面し、千里眼でワタルの行方を捜し、アルフの遺跡を示す。遅れてシルバーが現れた直後、アルセウスの攻撃を受けて負傷。シルバーに残り13枚のプレートの場所を伝えた後、力を使いすぎたこともあって行動不能となる。
- ミカン
- アサギシティのジムリーダー。スチールバッジを管理。
- 以前はいわタイプのエキスパートだったが、現在のエキスパートタイプははがね。しかしそれ以外のタイプのポケモンも手持ちに入れている。またバトルの際には一度手持ちを全てボールの外に出して調子を確認してから繰り出す。
- ゴールドのトゲたろうの両親にあたるトゲチックは、彼女のポケモンである。副業としてアサギ灯台の管理人も務めている。ポケモン想いの心優しい性格だが、ジムリーダーとしての実力もかなりのもの。マツバとは特別親しい仲である様子。
- アサギからコガネに向かおうとした時にエンジュの震災に巻き込まれてしまったが、ゴールドとシルバーに助けられた。その後は仕事でジムを留守にしていたマツバに代わって、エンジュ復興の指揮を執っていた。
- ジムリーダー対抗戦・第1試合でタケシと当たり、勝利を収めた。
- 第7章に僅かだけ登場し、シンオウ地方のスーパーコンテストに出場している。マスターランクに出場しており、マツバには極めるまで戻らないと伝えている。
- ジムリーダーで唯一、ジョウト地方の図鑑所有者達と会話していない。
- シジマ
- タンバシティのジムリーダー。ショックバッジを管理。エキスパートタイプはかくとう。
- 副業として格闘道場を経営しており、柔道4段・剣道3段・合気道5段に加え、様々な体術も使いこなせる。グリーンの師匠でもあり、弟子は誰の子(または孫)であろうと、一人の弟子として扱う。バトルでは相手の技を利用して自分の攻撃に転化し、反撃で大ダメージを与える。亭主関白であり、幼い子供がいる。
- 「トレーナー自身が己を鍛えることにより、ポケモンと一体となる」という考えの持ち主で、自分の弟子に厳しい修行を課しているが、その厳格な苛烈さから最後まで耐えきった者はほとんどいない。グリーンはシジマの修行に耐えきった最後の弟子であり、グリーンが形のない敵を切れるきっかけを作り、強い影響を与えた人物。ジムリーダー対抗戦・第6試合でグリーンと師弟対決を繰り広げ、相性の良いかくとうポケモンでグリーンのサイドンを追い詰めるも、敗北する。
- 第9章ではハヤト・ツクシと共にエンジュジムの周辺警備をしていた。
- イブキ
- フスベシティのジムリーダー。ライジングバッジを管理。エキスパートタイプはドラゴン。
- ワタルとは従兄妹の関係(ワタルの父親はイブキの父親の兄)にあり、兄妹弟子でもある。プライドが高く、負けず嫌いで男勝りな性格。ワタルのことを「兄者」と呼んで慕っており、失踪に関わっていると思いカツラを敵視する。
- ジムリーダー対抗戦ではカツラと第7試合で戦うはずだったが、彼の体調不良によって延長され、結果ロケット団の襲撃の際に電車内で対抗戦の試合代わりにカツラと戦う。しかし彼の圧倒的な実力の前に敗北し、事件後彼女が自身の敗北を申告したことで、ジムリーダー対抗戦はカントージムリーダー側の勝利となった。
- 第9章では音信不通になったワタルの身を案じてうずまき列島に現れ、シルバーと対面した。
- ヤナギ
- チョウジタウンのジムリーダー。アイスバッジを管理。エキスパートタイプはこおり。「永久氷壁のヤナギ」の異名を持つ。
- カントー・ジョウトのジムリーダーの中では最年長である老人で、車椅子に乗っている。副業は彫刻家だが本人は滅多に外に出ず、商品の運搬も買い物も全てポケモンがやっており、ジムも辺鄙な場所にあるため人前に姿を曝すことはほとんどない。ジムリーダー対抗戦ではジョウト側の主将を務め、エリカに勝利する。謙虚かつ優しい老人だが、得体の知れない部分をのぞかせている。
- その正体は、第3章の事件の黒幕「仮面の男」。第3章から9年前にホウオウを使ってブルーとシルバーを誘拐し、自らの手駒になるよう修業を強要した張本人であり、彼らの師匠にして育ての親にあたる。自分のポケモンに対する愛情は深いが、それを貫き通す為の手段は一切選ばず、自分の手持ち以外の全てを「道具」と呼び利用する冷徹な一面を持つ。「寂しいといった感情は捨てた」と断言しているが、一方でラジオ番組収録のために訪れたアカネと共闘した時には「久しぶりに楽しかった」と本音を漏らしていたり、ブルーとシルバーの脱走を聞いて複雑な思いを抱く面もあった。
- 実力はジムリーダーのみならず作中の登場人物たちの中でも飛び抜けており、本作において最強と断言できるほどの実力者。単独で各地のジムリーダーを破る程の実力を持つスイクン・ライコウ・エンテイを相手に勝利して彼らを封印したばかりではなく、ホウオウとルギアを本人が直接出向かわずとも遠隔操作のみで捕獲し、意のままに操るほど。またスイクンたちや6人の図鑑所有者たちの総攻撃を氷の壁でいとも簡単に防ぎ、氷人形でまとめて封じるなど、規格外の強さを見せつけた。ヤナギのポケモンが作り出す氷は溶けても空気中の水分を凝固して再生する性質を持ち、エンテイなどの特殊な炎でなければ完全に溶かし切ることはできない。
- 若い頃はオーキド・キクコ・ジョウトの育て屋夫婦・ガンテツとは仲が良い親友だった。氷原で自らの不注意により、可愛がっていた2匹のラプラス、ラ・プリス(♀)とラ・プルス(♂)を失い、その直後に2匹のタマゴから孵った幼いヒョウガを抱いて悲しみと後悔に暮れ、ラ・プリス、ラ・プルスを取り戻すために第3章の事件を引き起こす。「時間のはざま」の中でゴールドのピチュの"超ライジングサンダー"を受けて氷の体が砕け散り、セレビィを手放してしまう。その中でヒョウガが両親の元にたどり着いたところを見届けた後に流れて来た、若いころに自分を心配して親友たちが作ってくれた歌・「ラプラスに乗った少年」に感銘を受け、はざまの中に消えた。
- その後の消息は不明だったが、第9章の終盤にてサカキ・ワタルと共に再登場を果たす。5年前のゴールド達との戦いの後、セレビィの意志によって「時間のはざま」の中で生かされており、セレビィが人間(ルビー)に着いて行くのを見届けながら、過去から未来まで様々な時代の出来事を見てきた。その中でジョウト・シンオウが消滅する未来を見たことで、自分がセレビィに生かされ続けた理由を悟り、その運命を阻止するために外界へ呼びかけた。その呼びかけに応えたワタルが来るべき時に備えて動き始めた後、セレビィがウバメの森のほこらに舞い戻る夜に共に現世に戻った。「時間のはざま」を旅したことによって、ディアルガの"ときのほうこう"が効かない体になっている。事件解決後はサカキにシルバーを誘拐したことを謝罪し、チョウジタウンに帰った。
- 手持ちポケモン
-
- ウリムー
- 特性:どんかん 性格:おっとり
- 技:"こなゆき"・"ふぶき"
- ヤナギの主力ポケモン。進化こそしていないがレベルは相当高く、ジムリーダー対抗戦・最終戦(カツラの体調不良による繰り上げ)でエリカのポポッコを数秒で戦闘不能に追い込み、ヤナギ自らが「仮面の男」として行動する時も、氷人形を形成したりスイクン達や図鑑所有者6人の総攻撃を、氷の壁を形成して防いでいる。
- 第9章でもヤナギの膝の上に乗せられながら登場し、ディアルガと戦った。ヤナギ同様"ときのほうこう"が効かない。
- パウワウ×2
- デリバード
- 技:"ずつき"・"そらをとぶ"・"ふぶき"・"プレゼント"
- 主に「仮面の男」として主力で使用するポケモン。いかりの湖を一瞬で凍らせる力を持つほか、スズの塔に出現したホウオウを相手に、ヤナギからのモールス信号だけを頼りに張り合うほどの実力を持つ。他には、デルビル・アリアドス・ゴースなど
- 離脱
-
- ヒョウガ(ラプラス)
- ヤナギが若いころ失ったラ・プリス、ラ・プルスのタマゴから孵る。セレビィの力によって生きていた時の両親の元へ行くことができた。
ホウエン地方
第4章に登場。劇中ではセンリを除き、アクア団・マグマ団とは出身地の土地事情から対策会議で対立していた。
- ツツジ
- カナズミシティのジムリーダー。ストーンバッジを管理。エキスパートタイプはいわ。通称:『岩にときめく優等生』。
- カナズミシティのトレーナーズ・スクールを首席で卒業した才女。ポケモンに関する知識はジムリーダーの中でも随一であり、頭脳的なバトルを得意とする。ジム戦は毎週行われる筆記試験で1位になったトレーナーしか受け付けず、サファイアが筆記試験初の満点合格者だった。
- 優等生気質で才能あるエリートゆえに規律にうるさく、少々自信過剰気味で協調性に欠けている一面もあり、特にセンリには強い反感を抱いている。22巻終盤の描写から、トウキとは親しい関係にある模様。また、田舎者丸出しなサファイアのことはあまり快く思っておらず、一般トレーナーでしかない彼女やルビーのことを戦力の足手まといと決め付けるなど傲慢な部分もあるが、事件解決後は2人を認めた様子。
- ソライシ教授とは勉強仲間であり、彼が騙されていると知らずアクア団に協力していた為、アクア団を支持した。グラードンを止める為に普段とは違った乱暴なスタイルで行動を阻止していたが、マグマ団のカガリとの戦いで彼女に一般人を人質に取られたことでグラードンの停止を解かれてしまう。
- トウキ
- ムロタウンのジムリーダー。ナックルバッジを管理。エキスパートタイプはかくとう。
- 相手の力を利用する「柔の奥義」の使い手。カントー四天王・シバとは親友。サーフィンが大好きで一見軽そうな若者に見えるが、実力は本物。サファイアとのジム戦後、遠征先でシバと再会し、「剛の奥義」を会得する。
- やや短気で感情的になりやすい上に、思い込みの激しい面があり、センリに対しても彼が自身を含む他のジムリーダー達を見下していると考えている。また、海が増えてサーフィンが出来るからと言ってアクア団を支持するなど、やや考え方が軽率な面もある。ツツジのようにサファイアのことを見下しているというわけではないが、高い実力故にサファイアやルビーを戦力に加えることに快く思ってはいなかった。
- グラードンを止める為にツツジやミクリと共に行動するが、マグマ団のホカゲに捕まり、彼の幻覚攻撃で追い詰められるが、会得した「剛の奥義」で応戦し、引き分けに収める。
- テッセン
- キンセツシティのジムリーダー。ダイナモバッジを管理。エキスパートタイプはでんき。
- カラクリ大王とは「テッちゃん」「クリちゃん」と呼び合う親友同士の間柄。子供が大好きで、バトルを申し込んできた相手がどんなに弱くても、元気があるからという理由でご褒美にバッジを渡してしまうほど大らかな性格。いかなる状況であろうとダジャレを口にするほどのダジャレ好き。
- 5年前にジョウト地方で行われる予定だった当時のセンリのジム試験の会場にいたため、センリの過去を知る唯一のジムリーダーでもあり、誤解されがちな彼の数少ない理解者である。ジムリーダーの会議ではキンセツシティが土地不足ということでトウキと意見が対立し、マグマ団を支持した。
- カイオーガを阻止する為、アスナや合流したナギと行動を共にする。シズクとの戦いではライボルトの"かみなり"を自ら避雷針となって相手に命中させるという、ホウエンジムリーダー最高齢らしい覚悟の座った戦いをしたが、彼のヌケニンを使った戦法によって敗れる。気絶して海に沈んでしまうが、サファイアのえるるに助けられた。
- アスナ
- フエンタウンのジムリーダー。ヒートバッジを管理。エキスパートタイプはほのお。
- 新米のジムリーダーで、他のジムリーダー(特にナギ)には敬意を表している。正義感が強く熱血漢な性格。祖父は昔四天王だったらしいが、どの地方どの世代に就いていたかどうかは不明。
- サファイアに対しては当初ジム戦を次々とクリアしていたことによって対抗心を燃やしていたが、えんとつやまでアクア団のウシオに人質に取られ、助けられて行動を共にしたことにより友情が芽生える。同時にえんとつやまの様子を見に来ていたマグマ団のホムラと、協力して火山の復活を試み、一時的に復活させることは出来た。
- アクア団に襲われ、ホムラに協力して貰ったことによってマグマ団を支持し(最も「えんとつやま」での彼の言動を信じる方が自然であるが)、アクア団との戦いを決意。カイオーガを阻止する為、アクア団のイズミと戦うが、巧みな戦法に苦戦を強いられロコンを倒される。しかし、イズミのルンパッパの"しぜんのちから"を封じることには成功した。
- ナギ
- ヒワマキシティのジムリーダー。フェザーバッジを管理。エキスパートタイプはひこう。
- ホウエン地方のジムリーダーのまとめ役のような存在。気丈で責任感が強く、青年のような口調で話す。ポケモンの背に乗って共闘する空中戦が得意。新米ジムリーダーであるアスナのことは頼りなく思っているが、同時に信頼もしている。ミクリとは元恋人同士で、別れた原因は互いの立場上からの価値観の相違であった様子。
- ジム戦で唯一サファイアに勝利した人物であり、そのことからヒワマキシティでは稽古を付ける為にサファイアから弟子入りを要求され、「先生」と呼び慕われている。後にルビーと絶交したことによるサファイアの気迫に押されバトルで敗北し、バッジを授ける。
- アスナがマグマ団を支持したことと、彼女を信じたいという気持ちから、アクア団との戦いを決断。ジムリーダー達の意見がまとまらず、ミクリにそのことを指摘されたこともあって苛立ちを覚えていた。アクア団との戦いでは圧倒的な実力でウシオを倒したが、途中マツブサとアオギリに人質に取られ、ミクリが敗北する原因を作ってしまう。
- カイオーガ・グラードン騒動の後は元の鞘に納まった模様で、サファイアに追求されて照れ隠しをしている。
- フウ・ラン
- トクサネシティの双子ジムリーダー。マインドバッジを管理。エキスパートタイプはエスパー。
- おくりびやま老夫婦の孫。「ホウエンポケモン協会」理事に「紅色の宝珠」「藍色の宝珠」の守護を任されていた為、ジムリーダーの集まりには参加できなかった。2人のコンビネーションを駆使したダブルバトルを得意とする。
- おくりびやまに近づく侵入者を追い払う為、マグマ団と得意のダブルバトルを繰り広げるが、ホカゲが作った幻覚だと知らず戦い続け、生死の狭間にいた所をアダンに助けられる。後にマボロシ島でアダンと共にルビー・サファイアを指導し、修行後サファイアにバッジを授けた。
- ミクリ
- ルネシティの元ジムリーダーで、「めざめのほこら」の守護者。エキスパートタイプはみず。終盤、旧チャンピオンダイゴからチャンピオンの座を託される。
- アダン
- ルネシティのジムリーダー。レインバッジを管理。エキスパートタイプはみず。
- ミクリの師匠で、ミクリがチャンピオンの座を継いだことを受けてジムリーダーに復帰する。英語混じりの言葉を話す。
- おくりびやまでフウとランを救出した後、マボロシ島でルビーとサファイアを指導し、修行後サファイアにバッジを授けた。ルビーからは師匠の師匠ということで「大師匠」と呼ばれる。
- センリ
- ホウエン最強のファイターと呼ばれる、トウカシティのジムリーダー。バランスバッジを管理。エキスパートタイプはノーマル。別名:『強さを追い求める男』。ルビーの父親であり、オダマキ博士の親友。
- 自分にも他人にも厳しい性格で、その言動から他人に誤解を与えてしまうことも多い。しかし、広い視野で物事を見極めようとする面もあり、他のジムリーダーの様にマグマ団とアクア団のどちらが悪かを決めつけることに否定的な態度をとっていた。バトル狂で感情のあまり受話器を素手で握り潰したりルビーを簡単に投げ飛ばすなどかなりの筋力の持ち主。
- 高い実力を持ちながら、アスナと同じくまだ新米のジムリーダーだが、彼女とは対照的にトレーナーとしての技量と経験は既にベテランの域を超しており、その実力はジムリーダーの中でも別格である。これは5年前、レックウザが逃亡した事件に関係している。それ以来流星の里をはじめとする各地を回って情報を集めていた。いつもジムを空けていたり(止むを得ない事情があった)、他のジムリーダーと協調する態度がほとんどないため、「ホウエンポケモン協会」やテッセン以外のジムリーダーからの評価は低い。特にホウエンポケモン協会の会長とは、協会がレックウザを捕獲して何らかの研究をしていたこともあって、未だに対立が続いている。
- ルビーのポケモンコンテスト出場を反対していたが、彼が11歳を迎えたことを機に進む道を自分で決められる時期になったと判断し、ホウエンへの引越しをルビーの誕生日に重ね、祝いの席でコンテスト挑戦を許可しようと考えていた。しかし誕生日当日にルビーは家出をしたため、単独で捜索し天気研究所で発見する。壮絶な「親子ゲンカ」の末、ルビーに「必ずやり遂げろ」と言い残しナギに連れられて去っていった。
- その後、独自の捜索の末にようやく発見したレックウザを連れてルビーと共にグラードンとカイオーガの暴走を止めるのに一役買うが、体力を消耗しきってしまい、アオギリとマツブサの猛攻で一度は命を落としてしまう。しかしセレビィの力によってその死は回避され、事件解決後にサファイアとジムバトル行いバランスバッジを渡した(サファイア曰く、体調が万全なら勝てなかったとのこと)。
- 第13章ではゲンシグラードン・ゲンシカイオーガとの戦いで傷ついたルビーが体を休める流星の里に現れ、フーパの能力でレックウザが向かったとみられるジョウト地方へと目覚めた息子と共に向かう。
- 手持ちポケモン
- 離脱
-
- フライゴン♂
- センリの飛行要員で、ミツルとの修行の際に譲った。
シンオウ地方
第7章に登場。やりの柱における戦いに参加していたもののサポートに徹していたトウガンと、そもそも戦いに不参加だったデンジ以外のジムリーダーは、ディアルガ・パルキアの攻撃で絶対安静の重傷を負ってしまったが、第8章終盤に無事回復した姿が見られる。
- ヒョウタ
- クロガネシティのジムリーダー。コールバッジを管理。エキスパートタイプはいわ。
- 『ザ・ロック』と呼ばれるクロガネ炭鉱の作業員もまとめる実力者で、自分より年上の鉱夫からも慕われている。一時期、ジムを留守にしてハクタイシティに化石採集に行っていた。うっかり者の父・トウガンとは異なり、しっかりした性格の持ち主。
- ナタネ
- ハクタイシティのジムリーダー。フォレストバッジを管理。エキスパートタイプはくさ。通称:『映える緑のポケモン使い』。
- パールにも呆れられるほど人の話を聞かず話を進めるきらいがあり、お化けが苦手なようである。ただしバトルの腕前は本物。バトルでは自分のポケモンを敵からできるだけ遠ざけ、そこから遠隔攻撃で一方的にダメージを与える、という戦い方を好む。
- 手持ちポケモン
-
- ロズレイド♀
- 特性:どくのトゲ
- 技:"くさむすび"
- いばらのツルを両手から出し、地中を通して敵を狙い打つ戦法が得意。自身は敵の攻撃を避けるため、敵からかなり距離を置いて戦う。
- メリッサ
- ヨスガシティのジムリーダー。レリックバッジを管理。エキスパートタイプはゴースト。
- 『魅惑のソウルフルダンサー』の通称を持ち、コンテストにも精通している。イケイケ気質だが、汚いことは許さない正義の心も持っている。自分の強さに絶対の自信を持っている。パール&ダイヤモンドの漫才には大ウケしていた(お気に入りはヨスガいいさ)。
- 手持ちポケモン
-
- フワライド♀
- 特性:ゆうばく
- 技:"あやしいかぜ"・"そらをとぶ"
- メリッサの空中移動手段。ダイヤ達が幾度となく世話になり、ヨスガシティからミオシティに移動するときよりダイヤの一時的な手持ちになっていたが、シンジ湖での戦いでダイヤが飛行艇に乗りこむときにるー・りーと共に別れ、湖に落ちた2匹の救出を手伝う。
- その後、アヤコからパールに渡され、ギンガトバリビルで再びダイヤに渡った後、やりの柱でメリッサの元に戻る。
- ムウマージ♀
- 特性:ふゆう
- 技:"あくのはどう"・"エナジーボール"・"トリックルーム"
- 呪文のような鳴き声により相手に幻覚を見せる戦法を使う。
- ヨマワル♀
- 特性:ふゆう
- ヨノワールに進化するための「れいかいのぬの」をすでに持たされている。
- スモモ
- トバリシティの新米ジムリーダー。コボルバッジを管理。エキスパートタイプはかくとう。通称:『はだしの天才格闘娘』。
- 手持ちポケモンたちはパワーとスピードを兼ね備えている。自身もポケモンと共に体を鍛え、己がジムリーダーに選ばれた責任を持って鍛錬に励んでいる。相手へ話しかけるときや、心の声は敬語。パールたちよりも年下。毎日の食事は木の実1個のみであり、空腹に耐えることによって力を研ぎ澄ませているという。その方針に則り、スモモの父親やトバリジムのトレーナーも常に空腹の様子。その信念から、常に満たされているプラチナに対して闘志を燃やす。
- 夜のランニングの途中、カジノで当てたコインの景品「フォーカスレンズ」の性能を試していたパールのサルヒコ(モウカザル)が放った"ひのこ"の威力と、レンズの性能の高さからサルヒコを相手に望んだ。
- その後、プラチナのキッサキジム戦を観戦し、プラチナ・スズナと「薄着女子トリオ」を結成。エイチ湖でユクシーの保護をしようとするが、ジュピターに敗北する。後にテンガン山のやりの柱での再戦でリベンジを果たす。
- 手持ちポケモン
- 一時手持ち
-
- パチリス♀
- 特性:にげあし 性格:きまぐれ 個性:こうきしんがつよい
- デンジから預けられ、やりの柱でプラチナに渡される。
- マキシ
- ノモセシティのジムリーダー。フェンバッジを管理。エキスパートタイプはみず。通称:『ウォーターストリームマスクマン、マキシマム仮面』。
- 豪放で心優しい性格。ジム内の掃除は自ら行い、バトルによるファイトマネーは人やポケモンのために使い、「鍛えた強さは人のために使う」の信条を有言実行している為、ノモセの住人達から尊敬されている。挑戦者と戦うときはいつもマスクを着けるようにしているというが、うっかり着け忘れることもある。
- ギンガ爆弾が落とされたせいで干上がったリッシ湖に現れてコイキング達を助けるために大雨を降らせ、パールに一晩稽古をつける。パールからは「お師匠」と呼ばれ、全てが解決したらご褒美に歌をプレゼントすると約束した。パールの父親であるクロツグとは共に修行する仲でもあった。
- トウガン
- ミオシティのジムリーダー。マインバッジを管理。エキスパートタイプははがね。
- クロガネシティジムリーダー・ヒョウタの父親。常にスコップを手にしている。最近、町に頻繁に出入りしている怪しい一団のことを一人で調べていた。几帳面な息子と違って大まかな雰囲気で物事をとらえる傾向があるためよく早トチリする。また、少々迂闊な一面を他のジムリーダーに度々叱責されている。反面、野生の勘が凄まじい。
- ベルリッツ氏が行方不明になった事件が起きたすぐ後に、ジムに朝早く入って来たプラチナ達を誤解して対決した。その後、ダイヤモンドとパールの正体を知ったプラチナの混乱やベルリッツ氏達との話し合いにも立ち会い、ミオシティでナナカマド博士とベルリッツ氏の警護を行う。
- 最終決戦の当日に、親類の地下おじさんが開発した「たんけんセット」によってシンオウ地下に張り巡らされている「ちかつうろ」を使い、ギンガ団のSHITAPPAやシャカピーの警戒をすり抜けてテンガン山の麓の一点まで各地に散らばっているジムリーダー達を送り届け、更に地下おじさんのダグトリオ達と共に地下をやりの柱まで掘り進み、地上に出たジムリーダー達を地下からサポートしつつ戦う作戦を立てた。自身はサポートに回っていた事もあり、地上のジムリーダーとは違い大きな怪我を負う事はなかった。
- 手持ちポケモン
-
- ドータクン×2
- 技:"しっぺがえし"・"じんつうりき"
- 離脱
-
- タテトプス♂
- 特性:がんじょう 性格:しんちょう 個性:ちょっぴりごうじょう
- トウガンには懐かなかったが、ダイヤにはすぐ懐いた為に譲った。
- スズナ
- キッサキシティのジムリーダー。グレイシャバッジを管理。エキスパートタイプはこおり。通称:『ダイヤモンドダスト・ガール』。
- 使うポケモンとは裏腹に情熱家の性格であり、自分との勝負を不真面目に取り組んだプラチナを戦いながら戒めた。その後、プラチナ・スモモと「薄着女子トリオ」を結成。エイチ湖でユクシーの保護をしようとするが、ジュピターに敗北する。後にテンガン山のやりの柱での再戦でリベンジを果たす。
- 離脱
-
- ユキメノコ♀
- 特性:ゆきがくれ 性格:れいせい 個性:とてもきちょうめん
- 技:"めざましビンタ"
- スズナに「とっておき」のポケモンと自称させていた。ジム戦ではプラチナのミミロップを倒し、ギャロップも戦闘不能寸前に追い詰めるも、"いやしのねがい"で回復したギャロップに倒される。その後、やりの柱でプラチナに託される。
- デンジ
- シンオウ最強と言われるナギサシティのジムリーダー。ビーコンバッジを管理。エキスパートタイプはでんき。
- 常に気怠そうにしており、集団行動には従わない。スモモ曰く、時間にルーズで約束の時間に来ないことが多いらしい。一度強いと認めた相手とのバトルでは普段とは全く違った素振りになる。手ごたえのある挑戦者がいなくてジムを改装し町全体の電力を独り占めにしたため、ナギサシティに大停電を起こした。
- トウガンからの連絡を受けて、ナギサシティからおくりの泉へ出発する。ジュピターに敗北したにもかかわらず、バトルを通して敵の強さと知識を十分に得ていたプラチナに興味を持ち、彼女によってエレキブルが倒された後にバッジを渡し、スモモとスズナの稽古を引き受けた。
- トウガンから緊急召集のメールを受けてはいたが、やりの柱へは行かなかった。スモモ・スズナと別れた後におくりの泉での異変に気づいたその後、オーバからの連絡でバトルゾーンに渡る。そこでの1ヶ月間はオーバとのタッグで何戦ものバトルをこなし、「おくりの湖」から「やぶれた世界」に入り、ギラティナと戦った。
- 質の悪い冗談を言ったオーバの内股を叩いたり、「しのびねーな!」と言われて「かまわんよ!!」と言い返す某漫才師のような掛け合いをする。
- 第10章にも、シキミの取材メモの中に顔写真付きで登場している。
- 手持ちポケモン
- 離脱
-
- パチリス♀
- 特性:にげあし 性格:きまぐれ 個性:こうきしんがつよい
- スモモに託した後、やりの柱でプラチナに渡される。
イッシュ地方
第10章に登場。ポッド・コーン・デント・シャガ以外のジムリーダーはダークストーンの護衛の為にダークトリニティと戦うが、ハチク以外は彼らに拉致され、行方不明となる。しかし、シャガとのジム戦でカトレアのポケモンのエスパーの力でジムリーダーたちの精神波をキャッチして交信し、気落ちしていたブラックに呼びかけ、彼がシャガに勝利するきっかけを作った。Nの城で人質を取られていたが、ブラックの応援に来た一般トレーナー達によって救出された。
第11章では、ハチクの様にジムリーダーを辞し別の道を選んだ者達が続出したことで、8つのジムを再編しようとする動きが見られている。チェレンが滞在するヒオウギシティも、その候補に挙がっている。
- ポッド・コーン・デント
- サンヨウシティの3つ子ジムリーダー。トライバッジを管理。
- ジムを兼ねたレストランを経営している。パフォーマンスを交えた、それぞれの手持ちポケモンによって作られる紅茶が看板メニュー。タイプ相性を新人トレーナーに教える為にと、特別なルールを3人で守っていることにジムリーダーとして誇りを持っている。
- 本来はジムリーダーの一人を指名して戦うルールなのだが、ブラックとのジム戦では特別に、チェレンとベルを交えた3人対3人のトリプルバトルを繰り広げた。
- 総力戦には間に合わなかったと思われていたが、実際はダークトリニティを追うために敢えて参加していなく、また戦いを予測してさらなる力を得るために各々のポケモンの進化の石、ほのおのいし・みずのいし・リーフのいしを探す目的もあり「P2ラボ」で交戦中に進化させた。
- アロエ
- シッポウシティのジムリーダー。ベーシックバッジを管理。エキスパートタイプはノーマル。通称:『ナチュラルボーンママ』。
- ジムを兼ねた博物館の館長でもあり、夫のキダチも博物館員を務めている。姉御肌の肝の座った性格。
- ブラックとのジム戦後、ヤーコンが発掘したダークストーンを受け取り、それがゼクロムそのものであることを突き止めた。ダークストーンの護衛の中心人物として「作戦」を実行し、自身や夫のキダチ共々ダークトリニティに捕らえられるが、彼らから一時的にダークストーンを守ることには成功した。
- アーティ
- ヒウンシティのジムリーダー。ビートルバッジを管理。エキスパートタイプはむし。通称:『モストインセクトアーティスト』。
- アーティストでもあるが、アイリスからは観察眼がないと指摘されている。シッポウシティで創作活動をしてる中、ドラゴンの骨盗難事件を追う過程でブラックと知り合う。
- ヒウンシティでのプラズマ団の暗躍を防げなかったことから、ダークストーン防衛作戦にはかなり乗り気である。
- カミツレ
- ライモンシティのジムリーダー。ボルトバッジを管理。エキスパートタイプはでんき。通称:『シャイニングビューティー』。
- モデル兼アイドルとして、イッシュ地方を股にかけて活躍する美女。幼いころからでんきタイプのエキスパートを目指しており、伝説のでんきポケモンであるボルトロスに憧れ、探し回ったことがある。
- ライモンシティ芸能企画の会議でホワイトと知り合い、彼女のことを気に入っている。ポケモンバトルでは、"ボルトチェンジ"を用いた一撃離脱の戦法を得意とする。
- プラズマ団のためにホドモエの跳ね橋の通行が通常に行われなくなっている状況を憂慮し、ダークストーンの防衛に参加する。
- ヤーコン
- ホドモエシティのジムリーダー。クエイクバッジを管理。エキスパートタイプはじめん。通称:『アンダーグラウンドボス』。
- 本業は鉱山開発業で、「鉱山王」と呼ばれる。少々短気でせっかちな性格。リゾートデザートの採掘中に偶然ダークストーンを発掘、アロエに調査を依頼した。
- 自分に化けてイタズラをしていたゾロアに対してブラックが暴言を吐いていたことから、当初彼に対する印象は悪かったが、戦闘中にゴーラとの関係を変化させたことや自身をも囮に使う戦法から彼を「面白いヤツ」と思うようになり、ダークストーンを狙うプラズマ団との戦いに同行させることを決める。
- フウロ
- フキヨセシティのジムリーダー。ジェットバッジを管理。エキスパートタイプはひこう。通称:『大空のぶっとびガール』。
- 飛行機のパイロットでもあり視力がとてもよく、ポケモンミュージカルの一件でホワイトを手助けしている。純粋な性格だが行動がかなり極端で、アーティからは「100か0の女」と称されている。ひこうタイプの特性を生かすため、手持ちポケモンはスピードを極限まで鍛えている。
- ブラックとはダークストーン防衛作戦前にタワーオブヘブンで出会う。ブラックが鳴らしたタワーオブヘブンの鐘の音のにごりから彼の不安と焦りを見抜き、その実力を知るためにジム戦を挑む。ジム戦の中、ブラックが迷いを吹っ切ったことを確認し、彼の作戦参加を認めた。
- ハチク
- セッカシティの元ジムリーダー。アイシクルバッジを管理。エキスパートタイプはこおり。
- 仮面を付けた男性。至って無口且つ無表情な性格で、常に冷静な態度を取っている。若くして武術を極めアクションスターをしていたが、大けがを負ったことを機にジムリーダーに転向する。
- ブラックとはダークストーン防衛作戦前にタワーオブヘブンで出会う。ダークトリニティを相手に圧倒的な実力を見せるが、ボルトロス・トルネロス・ランドロスによりほかのジムリーダー達が捕らわれた際に、氷人形を作ってかろうじて逃げ延び、その後はシャガの頼みでブラックを鍛えることになる。
- 戦力を少しでも強化するためにブラックに特訓を施すこと自体には協力的だが、レシラムを強制的に目覚めさせることに対しては否定的。また、その修行と並行してプラズマ団の本拠地を捜索している。ポケモンリーグではホワイトにプラズマ団の情報調査を依頼した。Nの城でキダチの代わりに捕らえられてしまったが、ブラックの応戦に来た一般トレーナーたちによって救出された。
- 第11章ではジムリーダーを辞退し、「人びとに夢を与えたい」と思い、ポケウッドで俳優業に復帰している。怪人ハチクマンとして、ファイツの演じるタマゲタケガールと戦った。
- 手持ちポケモン
- シャガ
- ソウリュウシティのジムリーダー。レジェンドバッジを管理。エキスパートタイプはドラゴン。
- 背格好の良い体格をした老人。ソウリュウシティの市長でもあり、チャンピオンのアデクとは知り合い。アイリスをジョウト地方の「竜の里」から次期チャンピオン候補として、1年以上弟子として預かっている。威厳のある人物だがアイリスには優しく、彼女に「おじいちゃん」と呼ばせている。アロエの依頼でライトストーン及びダークストーンについて調査と研究をしていた。
- ブラックがライトストーンに選ばれた可能性にかけ、ハチクに彼の修行の相手を依頼する。また、所在のつかめないプラズマ団をおびき寄せるため、ポケモンリーグの開催を本来予定されていた3カ月後から1週間後へと変更することを発表した。
- ブラックにとって8個目のバッジとなるジム戦はポケモンリーグ開会式の当日で、本戦は始まっていないというブラックの「屁理屈」からジムではなくリーグ会場で行い、自分を負かしたことから32人目のリーグ参加者と認めた。
- 第11章では、イッシュ伝説の再調査を乗り出してキュレムの存在を知る。また、調査の為にジムリーダーの座を一時期アイリスに譲っており、チェレンをトレーナーズスクールの教師として勧めている。
- 手持ちポケモン
-
- クリムガン
- 特性:ちからづく
- 技:"ドラゴンテール"・"りゅうのいかり"・"ロッククライム"
- 狭い直線状の通路での戦闘が得意。
- アイリス
- ソウリュウシティのジムリーダー。レジェンドバッジを管理。エキスパートタイプはドラゴン。
- 第11章にて一時シャガの代理でジムリーダーを務めていた様子。
カロス地方
第12章に登場。フレア団の活動が活発化したことを受けてビオラ・コルニ・シトロンを除く全員が集結し、ワイと協力して最終兵器の完全発動を阻止してカロスの人々を救ったが、マスコミにも強く根を張るフレア団の策で流されたデマによって「ジムリーダーとアサメタウンの子供達がセキタイタウンを壊滅に追い込んだ」と報道された為、全員が指名手配されてしまい、実質壊滅状態になってしまった。現在は身を隠しながら救援活動を行っている。
- ビオラ
- ハクダンシティのジムリーダー。エキスパートタイプはむし。通称:『笑顔を見逃さないカメラガール』。
- ジャーナリストのパンジーの妹で、自身もカメラマンでもある。スカイトレーナーのワイの取材で、パンジーと共にアサメタウンに訪れていたが、ゼルネアスとイベルタルの争いを取材する。
- サナが「フレア団」のコレアに操られ、ワイを襲撃しようとした所を庇い負傷するが、コルニの助っ人もあって追い返すことに成功。その後、ミアレシティに帰ったパンジーにエックス達の手助けを頼んだ。その後は編集長に暗殺されかかったパンジーと共に地方外へ逃亡を余儀なくされる。
- コルニ
- シャラシティのジムリーダー。エキスパートタイプはかくとう。
- ローラースケート普及協会の会員でもあり、ローラースケートの技もかなりのもの。サナが「フレア団」のコレアに操られる中、ビオラに呼び出されて助っ人に入る。
- 自分は「継承式」で「メガグローブ」を継承した為、ハクダンシティでのフレア団と戦いでは正式にメガリングを受け取っていないエックスを当初は認めていなかったが、コンコンブルから諭されたこともあって再会後は認めている。2度目のコレアとの戦いでは腐敗しきってしまったカロス地方の真実を知り絶望するも、それでも皆を助けたいとギルガルドを倒して洗脳されていたアサメタウンの住人たちを救う。が、ヒトツキの奇襲を背中に受けて重傷を負ってしまい、気を失ったところでキーストーンを奪われてしまった。その傷と強い精神的ショックから昏睡状態に陥ってしまう。
- 手持ちポケモン
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- ルカリオ←→メガルカリオ
- 技:"グロウパンチ"・"バレットパンチ"
- メガシンカ時はさらに波導が強化され、全身から放たれる波導でギルガルドの霊力による精神支配から周囲の人々を守ることができる。
- ザクロ
- ショウヨウシティのジムリーダー。エキスパートタイプはいわ。
- ボルダリングやサイクリングが趣味で、ショウヨウシティのサイクリング&ボルダリングコースの管理人も務めている。シトロンとは友人関係で、初登場時はミアレシティの停電問題で悩む彼にでんきポケモンの生息地を教えており、彼が消息を絶ったときは身の安全を心配していた。
- シトロン
- ミアレシティのジムリーダー。エキスパートタイプはでんき。
- 「カロスの発明王」を自負する眼鏡をかけた少年。妹のユリーカがジムの留守番をしている。
- ショウヨウシティを訪れた時にザクロと共にサキが赤スーツの集団に連れ去られるところを目撃する。ミアレシティへと帰る途中、ライボルトナイトを探すエックス達に出会い捜索に協力していたが、赤スーツの襲撃により倒木の下敷きになってしまう。ワイのサイホーンに助け出され、彼女に母親の消息を伝えようとしていたが、好奇心からクロケアが捕らえたニャスパー達の耳の下を覗いたためサイコパワーでどこかに吹き飛ばされてしまう。気を失っているところをフレア団に拘束され、奪われたポケモンを人質にされクセロシキに機械の開発を強要される。開発した後は用済みとしてゴミ焼却場に捨てられるが何とか脱出、自身が落した眼鏡に映し出されたモニターを頼りにセキタイに向かいアジトに侵入したサナ達に救助され、最終兵器のカギを抜こうとする3人を援護した。
- 容姿はアニメ版同様、目が透き通っているデザインとなっている。
- 手持ちポケモン
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- エレザード
- フレア団に捕らえられる。
- フクジ
- ヒヨクシティのジムリーダー。エキスパートタイプはくさ。
- ガーデナー歴50年以上のベテランで、読書家でもある。
- マーシュ
- クノエシティのジムリーダー。エキスパートタイプはフェアリー。
- 地元のボール工場にフレア団が出入りしているのを不審に思い、調査を進めていた。セキタイタウンでは後述のバリヤードの能力でジムリーダー達をサポートした。
- 手持ちポケモン
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- バリヤード
- ナツメのバリヤードと同様の空気を固めて足場を作る能力で飛行能力を持たないポケモンたちを浮かせたり、バリアーで最終兵器の爆風を防いだ。
- ゴジカ
- ヒャッコクシティのジムリーダー。エキスパートタイプはエスパー。
- 予知能力の持ち主で、最終兵器のコントロール部分が地下にあることを突き止めた。
- ウルップ
- エイセツシティのジムリーダー。エキスパートタイプはこおり。
- ジムリーダー達を連れて海路でセキタイタウンに向かう。