アリアドネの弾丸
アリアドネの弾丸 | ||
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著者 | 海堂尊 | |
発行日 | 2010年9月 | |
発行元 | 宝島社 | |
ジャンル | 医療・ミステリー | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 413 | |
前作 | イノセント・ゲリラの祝祭 | |
コード | ISBN 978-4-7966-7741-7 | |
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『アリアドネの弾丸』(アリアドネのだんがん)は、2010年に宝島社から刊行された海堂尊の長編小説。
概要
『田口・白鳥シリーズ』第5作。著者は本作の執筆において原点回帰を図ったとしている。
著者は本作の内容を『チーム・バチスタの栄光』プラス『イノセント・ゲリラの祝祭』と評している[1]。ストーリーはシリーズの根底にある司法と医療の戦いを主軸に、前半はエーアイセンターの命運を掛けた論戦、後半は東城大学医学部付属病院で発生した殺人事件の捜査が描かれる。またシリーズの外伝である『螺鈿迷宮』や『極北クレイマー』での出来事と関連した展開も見せている。
2011年7月に、関西テレビ制作のドラマシリーズ『チーム・バチスタシリーズ』の第3作としてテレビドラマ化された。
ストーリー
始まりは友野という一人の技術者の死因不明の死だった。その数日前、いつものように高階病院長に呼び出された田口は、立ち上げ予定のエーアイセンターのセンター長に就任という驚愕の人事を受ける。だが、エーアイセンター稼動を快く思わない法医学者、警察は内部瓦解を目論み、エーアイセンターの副センター長に就任して叩き潰そうとする。かくして警察・東城大を先駆とした司法と医療の戦いがエーアイセンター運営会議で繰り広げられる。
だが友野の死後、院内で拳銃による殺人事件が発生し、その現場で取り押さえられた高階が警察に拘束されてしまう。白鳥の政治的な裏工作によって警察が強制捜査を開始するまでの3日間のタイムリミットが設けられた。田口と白鳥は高階の無実の証明ひいては東城大の未曾有の事態を回避するため、事件の真相究明に奔走する。
登場人物
- 田口公平
- 東城大学医学部付属病院神経内科学教室講師・不定愁訴外来(通称愚痴外来)責任者。リスクマネジメント委員会委員長・電子カルテ導入委員会委員長も兼任。本作でエーアイセンター長に任命される。あだ名は「行灯」「グッチー」
- 白鳥圭輔
- 厚生労働省大臣官房秘書課付技官兼医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長。通称「ロジカルモンスター」「火喰い鳥」。本作でエーアイセンター運営連絡会議にオブサーバーを田口から要請される。
東城大学医学部付属病院
- 高階権太
- 東城大学医学部付属病院病院長。田口にあらゆる無理難題を頼み、田口を災厄に引き込む。
- 藤原真琴
- 不定愁訴外来専任看護師。終盤にとある件の「黒幕」だった事が判明する。
- 黒崎誠一郎
- 臓器統御外科教授・リスクマネジメント委員会副委員長。本作では院内の殺人事件で高階が拘束された事に伴い、院長権限代行を務める。
- 兵藤勉
- 神経内科学教室助手兼医局長。院内のあらゆる噂に精通する通称「廊下トンビ」。
- 島津吾郎
- 放射線科准教授。田口の学生時代からの親友で同期。MRIの第一人者で、小児科患者からは「がんがんトンネル魔人」の渾名で呼ばれる。
- 神田宏樹
- 放射線科放射線科技師長。
- 沼田泰三
- 心療内科学教室准教授・エシックス・コミティ代表。
- 笹井浩之
- 法医学教室教授。Aiを法医学の分野に取り込むため、放射線科をAiの主体にすべしという島津と真っ向から対立する。
警察関係者
- 加納達也
- 警察庁刑事局刑事企画課電子網監視室室長 警視正。通り名は「電子猟犬(デジタル・ハウンドドッグ)」宇佐見からは「電子狗」と呼ばれている。今回はサンタモニカへ2週間の出張に出向いていたため直接現場に駆けつけられなかったが、自らの権威を武器に間接的に捜査協力する。
- 玉村誠
- 桜宮警察署捜査一課所属 警部補。加納が桜宮警察署出向時の部下。加納と共にサンタモニカへ出張していたが、白鳥の手引きで一人帰国させられ、田口・白鳥に手を貸す。
- 斑鳩芳正
- 桜宮署広報課室長。警察庁から出向。「無声狂犬(サイレント・マッドドッグ)」の通り名を持つ。エーアイセンターが運営される動きを危惧し、北山、南雲と共にエーアイセンター潰しに暗躍する。
エーアイセンター運営連絡会議メンバー
副センター長
- 彦根新吾
- 房総救命救急センター診断課・病理医。田口や島津の2年後輩の麻雀仲間だった。田口からの要請で副センター長に任命され、エーアイセンター運営連絡会議に参加する。「医療界のスカラムーシュ」の異名を持つ。
- 桧山シオン
- ドイツ・ジュネーブ大学画像診断課准教授。Aiの画像のトリミングやモーフィングによる解析力に長けた手技の持ち主で、ジュネーブで「画像検視官(イメージ・インスペクター)シオン」と呼ばれていた。
- 北山錠一郎
- 元警察庁刑事局局長。局長の座を辞した後は、エーアイセンターの内部崩壊を企み、エーアイセンターに天下りしてくる。しかし、東城大内で起きた銃殺事件の被害者となる。
- 南雲忠義
- 元極北市監察医務院院長。極北市が財政再建団体に指定されたのに伴い、桜宮市に小百合と共に赴く。「北の土蜘蛛」の通り名を持ち、極北市警察の暗部を抱えていた。
オブサーバー
- 宇佐見壮一
- 警察庁初動遊撃室警視。土佐弁と思しき方言が特徴で極度の斜視。幅広のゴムを伸ばしては縮める反復動作を行うのが癖でもある。相手に威圧感を与える好戦的な性格で、気に入らない相手に絞め技を掛ける凶暴性を孕んでいる。「警察庁のキラー・ラビット」の異名を持つ。加納を快く思っておらず、電気狗と揶揄す。
その他
- 桜宮小百合
- 元碧翠院桜宮病院医師であり桜宮一族の生き残り。極北市で医療ジャーナリスト・西園寺さやかとして暗躍し、エーアイセンターが稼動に向かおうとするにあたり、そのベールを脱いだ。
- 南雲杏子
- 忠義の娘。
- 友野優一
- 放射線科のMRIを担当する業者「イメージ・エレクトリック社」の技術者。20台半ばながら、温厚な性格の人格者で田口や島津からの信頼も厚かった。画像診断に無知な田口にMRIに関する知識をレクチャーする。ショスタコーヴィチの大ファンでもあり、ショスタコーヴィチの曲をモーツァルトのものだと勘違いしていた田口と島津に激しい怒りを見せた。東城大学医学部付属病院で遺体となって発見される。
- 城崎、牧村瑞人
- 便利屋「4Sエージェンシー」のメンバー達。社長の城崎は人気歌手・水落冴子の元マネージャーであり、助手の瑞人は東城医大オレンジ新棟小児科の元患者で網膜芽細胞腫により両目を失い、共に過去の出来事が縁で田口と白鳥と知り合う。事件の調査中の白鳥に田口の存在が利益相反になる依頼を引き受ける。尚、「4Sエージェンシー」の名称はシロサキ・シークレット・システム・セキュリティの略称でもある。
用語
- コロンブスエッグ
- 東城医大地下の画像ユニットに設置された、三テスラのハイスペックを備えた最新型の縦型MRI。名称は横臥時と起立時の血流の違いを調べたいと考えた科学者によるもので、困難だった磁場発生コイルを寝かせる技術開発を発想の転換で達成したことに由来する。Aiセンターの費用で購入したため、高階が収賄で疑われる要因となり、この機器がある場所で連続殺人事件が発生した。
- 霧のロミエッタ
- 作中で放送されているテレビドラマ。月曜10時の通称:マンテン枠で放送されており、そのクールの最高視聴率を記録しているが、低迷気味な面もあり、再放送も行っている。最近人気に陰りが見えたトップ俳優の五条健太郎と薬物疑惑が噂される浅田真菜を主演・ヒロインに据えたラブコメ・ロマンスで、最後は主人公とヒロインが霧の中で抱き合うのがお約束となっている。
- 松崎事件
- 20年前のDNA鑑定ミスによって、松崎次郎という男性に犯人ではないのに死刑判決を下した冤罪事件。メディアに大々的に取り上げられており、やり直し裁判で当時の検事の対応に注目が集まっている。全面的に警察の失態であるため、警察は別の話題で国民の関心を逸らそうと思慮している。
テレビドラマ
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 海堂尊(宝島社) |
脚本 | 後藤法子 ほか |
演出 | 今井和久 ほか |
出演者 |
伊藤淳史 仲村トオル 小西真奈美 高橋克典 ほか |
製作 | |
プロデューサー | 豊福陽子(関西テレビ) ほか |
制作 |
関西テレビ MMJ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2011年7月12日 - 9月20日 |
放送時間 | 火曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
公式サイト |
『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』のタイトルで、2011年7月12日から9月20日まで、関西テレビとメディアミックス・ジャパン(MMJ)の共同制作による『チーム・バチスタシリーズ』の第3弾としてフジテレビ系列でテレビドラマとして放送された。初回は22:10 - 23:13の9分拡大、最終回は22:10 - 23:14の10分拡大放送。主演は前2作に続き伊藤淳史、仲村トオルが担当する。
内容は前2作と同様に原作にないストーリーが織りこまれており、中でも大きな相違点として原作では作中の背景として描かれた「松崎事件」がストーリーや登場人物の過去にも大きく関わる本編の主軸の一つとなっている。
キャッチコピーは「勝つのは医療か、完全犯罪か。」。
ストーリー
ある時、死因不明の遺体と遭遇した田口が、事件性無しと判断する警察にAiを提言し犯罪が見逃されるのを未然に防ぐ一方、白鳥は解剖率3%で残りの97%は死因が分からないまま闇に葬られている死因不明社会を打破するため、東城医大付属病院でAiセンター設立を進めていた。しかしAiを快く思わない警察庁の北山と宇佐見そして法医学者・スミレの反対に遭いセンター運営会議は難航する。
そんな中、Aiセンターに導入された新型の縦型MRIで連続殺人事件が発生。警察の情報を管理しAiセンター潰しや事件の裏で暗躍する男・斑鳩、業者との癒着を疑われる放射線科医師・島津、20年前のDNA鑑定の不備が生んだ「松崎事件」と呼ばれる冤罪事件で心に暗い影を落とすスミレと北山、北山に忠義を尽くす宇佐見。事件の背景にそれぞれの思惑が交差する中、田口と白鳥はMRIで起きた事件の調査に奔走し真相を紐解いていく。
しかし、20年の時を超え「松崎事件」の因縁を呼び起こす女子高生殺人事件が発生。田口と白鳥は死因不明社会の闇の中へ逃れ続けていた真犯人を追及する。
出演
メイン
- 田口公平(30) - 伊藤淳史
- 東城医大特別愁訴外来担当医。今回、ひょんなことから発見した遺体へのAiを警察に提案し事件性を発見したことを発端に白鳥の策略でAiセンター長に抜擢される。
- 白鳥圭輔(44) - 仲村トオル
- 厚生労働省医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長兼桜宮Aiセンター設立準備室。今回ではAiセンター設立に並々ならぬ情熱を掛けており、Aiの失敗例や悪評も許容する姿勢も見せている。
Aiセンター運営会議
- 斑鳩芳正(45) - 高橋克典
- 警察庁長官官房情報統括室室長 警視長。警察を絶対正義だと掲げる司法遵守主義者であり、自分達の非は決して認めようとしない信念を貫いている。警察関連の情報をコントロールする立場にあり、情報を隠蔽することも厭わず当然の義務と公言し、復讐感情を抱かせる可能性から犯罪被害者遺族にもその姿勢を崩さない。その考え故に白鳥と対立し、Aiセンターの失脚を目論む。相手の過去を調べ上げたり、メディアを利用し自分達に有利な方に世論を誘導する情報戦を得意とする。スミレの父親が主催する法医学教室に研修で通っていた時期があり、以前は検視官を務めていた経歴を持つ。
- 笹井スミレ(32) - 小西真奈美
- 東城医大法医学教室准教授。あけすけとした物言いのさっぱりとした性格。本当の死因が明るみになる手段は解剖以外に無いというスタンスからAiには否定的な意見を持つ。斑鳩とは医学生時代から関係があり二人でよく逢ったりしているが、斑鳩の手段を選ばないやり方には毅然と否定する。父親も法医学者で教授を務める権威だったが、捜査の補助として提唱してきたDNA鑑定を警察が松崎事件の決め手として採用し、それにミスがあったことを悔やみ自殺している。
- 島津吾郎(37) - 安田顕(青年期 伊敷明徳)
- 東城医大放射線科准教授。スイス・レマン大学で画像解析の研究をしてきた実績を買われAiセンター設立のため招聘された。口が悪く挑発的な言動を取るため敵を作りやすい。Aiは死因から犯罪まで明らかにするとAiを信奉し、警察や法医学への不信感を露にしている。そのためスミレや斑鳩らとは度々衝突を起こす。また人間の感情の機微に無関心なドライな部分もある。MRIの業者との収賄疑惑を北山に疑われており、北山殺害の際は容疑者として拘束される。
- 宇佐見壮一(28) - 福士誠治
- 警察庁刑事局特命広域捜査官 警視。普段は落ち着いているが、時に底知れない凶暴性を見せる一面を持つ。過去に感情に駆られて犯人を射殺した事件を庇ってもらってから、北山を父親のように慕っており、北山の教えから上司の命令を絶対とし、感情を押し殺している。その北山が殺されたことでAiセンター潰しに情熱を抱くが、事件をすぐに公表しなかった斑鳩に疑念を露わにする。北山殺害事件後は、北山のために「松崎事件」の真相を探ろうと、釈放された松崎の身辺を嗅ぎ回る。
- 北山錠一郎(48) - 尾美としのり[2]
- 警察庁刑事局審議官 警視監。Aiが犯罪を暴く手段だと世間に浸透し警察の威信が脅かされるのを危惧し、Aiセンターを快く思っていない。かつて静岡県警捜査一課長として松崎事件での松崎の取り調べを担当し自白に追い込んだことがあるが、冤罪を生んだ松崎事件に対して後悔の念を抱いており、その思いからAiを当時のDNA鑑定と同等の正確性に欠ける技術として反対している。しかし、東城医大のMRI室で左目を撃たれた射殺体となって発見される。
警察及び東城医大病院関係者
- 須賀秀介(24) - 市川知宏
- 東城医大法医学教室助手。スミレに想いを寄せる。立場を軽視されている法医学の人間にも分け隔てなく接する田口に気を許すようになる。北山殺害事件後はスミレの潔白を条件に宇佐見から協力を持ちかけられる。
- 玉村誠(40) - 中村靖日
- 桜宮署係長 警部補。田口が発見した死体にAiを実施した件以降田口と親しくなり、田口と白鳥の捜査にも協力する。官僚達と違い事件を見逃してしまう怖れから現場の刑事の観点でAi普及には賛成している。白鳥からは「玉ちゃん」と呼ばれている。
- 三船大介 - 利重剛
- 東城医大病院事務長。北山殺害事件の際は、白鳥のおだてに乗せられる形で海外出張で不在の高階の代わりに院長代行を担当する。
- 藤原真琴 - 名取裕子(第1話・最終話)
- 特別愁訴外来看護師。白鳥と共に「法医学教室のアリアドネ」という医療テレビドラマにはまっている。
- 高階権太 - 林隆三(第1話・最終話)
- 東城医大病院長。
その他
- 友野優一 - 矢柴俊博(第1 - 2話)※3話以降は回想シーン
- Aiシステムエンジニア。Aiセンターに導入される新型の縦型MRIの設置に取り掛かる。ショスタコーヴィチの曲を通じて田口と親しくなるが、その翌日遺体となって発見される。母・弘子(三谷侑未)が解剖を拒否したため、事件性のある可能性を残しながら火葬された。
- 矢神院長 - 佐戸井けん太(第1 - 2話・9話)
- 警察嘱託医・矢神内科 内科医。田口が発見した死体の死因を事件性が無く心不全と断定、その後の友野の死に対しても同様の判断をする。当初は死因究明に対してなおざりな態度だったが、Aiに触れてから心境を改め、河原で発見された女子高生の検死を担当した際は警察に東城医大でのAiを薦める。
- 神田宏樹 - 西沢仁太(第1 - 2話・5話)
- 東城医大放射線科技師長。田口の要請で清原のAiを実施する。
- 松崎行雄 - 六平直政(第3 - 最終話)※4話までは写真のみ
- 松崎事件と呼ばれた事件の被告。当時は進学塾の講師で、無暗に女子の体に触れることが保護者達に問題視されていた。20年前に女子高生を殺害した罪で逮捕され、当時導入されたばかりのDNA鑑定が決め手となり無期懲役の判決を受けた。その後鑑定に誤りがあったため、現在東京高裁で第5回公判のやり直し裁判が行われ、無罪判決が出て釈放される。島津の実父だったが、養子縁組の書類により法的に縁を切った状態にあった。
- 井野悦郎 - 甲本雅裕(第8 - 最終話)
- 「松崎行雄支援の会」の代表。エステを中心に多くのレストランを経営している実業家で、また「法医学教室のアリアドネ」の主演女優と面識がある。松崎と同じ進学塾に大学時代、講師のバイトで務めており、松崎の人となりを知っていることから、松崎の無実を信じて支援していた。
- 尾崎健二 - 升毅(第8 - 最終話)
- 「松崎行雄支援の会」の一人で「尾崎健二弁護士事務所」弁護士。井野の顧問弁護士だった縁で5年前から松崎の弁護を担当する。かつて自身も女子高生への痴漢事件の冤罪に巻き込まれた過去がある。多汗症に悩まされている。
ゲスト
- 第1話
- 第2話
- 第4話
- 中野貴弘 - 菅原大吉
- 東桜宮病院院長。杉山の死に納得できない遺族に対応するため、警察にも異状死届出を提出し、杉山に実施したAiの判断を仰ごうと東城医大にやってくる。
- 小島秀一 - 東根作寿英
- 東桜宮病院外科医。杉山の執刀を担当していた。
- 杉山美佐 - 西原亜希、杉山智子 - 宮田早苗
- 杉山の家族。手術前は元気だった杉山が突然死亡したことに納得いかず、医療ミスを疑い真相を知りたがっている。
- 宮田香織 - 伊勢佳世
- 白鳥の恋人だった女性。良性のポリープで手術を控えており、手術前は白鳥と元気に話していたが手術中に死亡する。両親の意向で解剖されなかったため手術に落ち度がなかったかわからないまま火葬された。
- 杉山和夫 - 竹内宣二
- 東桜宮病院で亡くなった患者。前立腺癌により、前立腺を摘出したがその3日後に脳梗塞で死亡する。
- 第7話
- 野島謙蔵 - おかやまはじめ
- 熊本星林医大の医師。島津の知り合いで、Aiセンターに導入される新型縦型MRIに興味を持ち東城医大にやってきた。
- 第8話
- 第9話
スタッフ
主題歌
- Do As Infinity「アリアドネの糸」(avex trax)
サブタイトル
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
stage 1 | 2011年7月12日 | 心不全トリックの謎 | 後藤法子 | 今井和久 | 14.2% |
stage 1-2 | 2011年7月19日 | Aiが見逃した殺意 | 11.6% | ||
stage 1-3 | 2011年7月26日 | 偽りの死亡時刻 | 星野和成 | 12.0% | |
stage 1-4 | 2011年8月2日 | 2人目の不審死 | 小松隆志 | 11.3% | |
stage 2-1 | 2011年8月9日 | 20年目の復讐 | 田中眞一 | 12.5% | |
stage 2-2 | 2011年8月16日 | 完全犯罪のメロディー | 後藤法子 | 星野和成 | 11.6% |
stage 2-3 | 2011年8月23日 | 真犯人 | 小松隆志 | 13.5% | |
stage 2-4 | 2011年8月30日 | 貫通 | 星野和成 | 12.3% | |
stage 3-1 | 2011年9月6日 | 20年目の再犯 | 田中眞一 | 12.2% | |
stage 3-2 | 2011年9月13日 | 点と線 | 後藤法子 | 小松隆志 | 14.1% |
final stage | 2011年9月20日 | さよならバチスタコンビ! 殺人迷宮からの救出 | 15.4% | ||
平均視聴率 12.8% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ |
関西テレビ・フジテレビ系 火曜22時枠ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
グッドライフ
〜ありがとう、パパ。さよなら〜 (2011.4.19 - 2011.6.28) |
チーム・バチスタ3
アリアドネの弾丸 (2011.7.12 - 2011.9.20) |
関連項目
脚注・出典
- ^ 海堂尊. “ついに厚生労働省「死因究明に資するAiの活用に関する検討会」で講演。”. 海堂尊オフィシャルサイト. 2011年7月16日閲覧。
- ^ 映画版『ジェネラル・ルージュの凱旋』では三船事務長役を演じていた。