ヒミツの花園

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ヒミツの花園(ひみつのはなぞの)は、2007年1月9日から3月20日まで、関西テレビの企画・制作によりフジテレビ系列で毎週火曜日の22:00~22:54(JST、初回のみ23:09までの15分拡大放送)に放送されたテレビドラマ。全11話。主演は、フジ火10ドラマ枠初主演で連続ドラマでの初コメディーとなった釈由美子。2007年6月6日にはDVDが発売。

あらすじ[編集]

ファッション誌の編集者・月山夏世は、真面目で努力家だが、不器用で頼まれると断れない性格が災いして、何かと損な目に遭う自分に悩んでいた。そんなある日、自身が担当していたファッション誌が休刊(ほぼ廃刊)した事を機に、興味が無かった少女漫画編集部に転属され、そこで漫画雑誌“週刊少女チャーミー”連載中の超人気漫画家・花園ゆり子の担当をする事になる。しかし、実は、花園ゆり子は、背景担当で片岡家の長男・航、人物担当の次男・修、営業担当の三男・智、ストーリー担当の四男・陽による4人兄弟だった。 

夏世は、個性豊かな4人兄弟に翻弄されるも、次第に彼達の苦悩や優しさに触れていくうちに絆を深めていく。         

キャスト[編集]

主要人物[編集]

月山 夏世(つきやま かよ)(28) - 釈由美子/幼少期:磯野光沙
1979年1月9日生まれ。真面目だがドジで間が悪く、頼まれると断れない性格の女性編集者。
担当ファッション誌が休刊となり、編集長の川村の根回しにより少女漫画編集部に異動、花園ゆり子の担当となった。
花園の正体である片岡四兄弟に、自身の恋愛の思い出をからかわれたり、マンガと関係のないことで呼びだされたりしながらも編集者、また人間として成長してゆく。
恋愛ニートな面があり、5年もときめきがなかったが、長男・航と恋に落ち、最終話では「僕の傍に居てくれませんか…これからもずっと」と告白され、結ばれた。
片岡 航(かたおか わたる)(33) - 堺雅人/小学生時代:小越勇輝/高校生時代(15年前):真山明大
片岡四兄弟の長男。兄弟を呼ぶときは基本呼び捨て。漫画では背景を担当しているが、四男・陽の才能が見出されるまではストーリーを担当していた。
両親を亡くしたあと、画家の夢をあきらめ美大を中退し、弟たちを守ること、幼い陽を育てることを決意。
また花園ゆり子の秘密の他に、兄弟で自分だけが知っている父の盗作の事実を背負って生きてきた。温厚な性格で穏やかな笑顔を浮かべているが、キレると収拾がつかない。
花園ゆり子の解散後は、「自分たちのやりたいことをやってほしい」という陽の願いにより、再び絵を描いている。
片岡 修(かたおか おさむ)(30) - 池田鉄洋/小学生時代:上妻成吾
片岡四兄弟の二男。兄弟を呼ぶときは「航にぃ」「智」「陽くん」。
メインイラスト担当。繊細なイラストを得意とし、逞しいタッチのイラストが苦手なことがコンプレックス。
趣味はフィギュアやプラモデル収集だが、オタクではなくクリエーターだと主張している。
また女性に惚れやすく、小料理屋ママの美那絵に告白し玉砕したが、編集の夏世には見向きもしない。
花園ゆり子解散後は、夏世の紹介で以前から描きたかった少年マンガを担当。
片岡 智(かたおか さとし)(27) - 要潤/幼少期:室岡優吾
片岡四兄弟の三男。兄弟を呼ぶときは「航にぃ」「修にぃ」「陽」。
マネージャー担当。兄弟の中では1番常識人のまとめ役で、端整なルックスと言動力を持ち、交渉力が高い。少女漫画を愛読する一面も持ち合わせる。
恋愛経験豊富なためネタの提供などを行い、自分あっての“花園ゆり子”だと公言するが、内心では才能のない自分に劣等感を感じている。
夏世とは事あるごとに反発し合うが、不器用でも真っ直ぐに努力する夏世の純粋さに惹かれ、彼女の気持ちが航にあることを知りながら、夏世を抱きしめるが断られた。
花園ゆり子解散後も、マネージメントの仕事を続けている。
片岡 陽(かたおか ひなた)(18) - 本郷奏多
片岡四兄弟の四男。兄たちを呼ぶときは「にぃ」付け。漫画ではストーリー担当。洞察力が鋭く、人間の性格を一瞬で見抜く。
また、智の恋愛経験を膨らませるストーリーを考える天才肌の持ち主。
花園ゆり子の秘密を兄弟で唯一知らなかったが、自分の出生に関係することを勘付いており、9話で自分だけ血の繋がりがなく、実の兄弟でないことを明かされる。
人見知りで無愛想だが、心を許せば甘えん坊な性格で、散歩とイルカ観察が趣味。
花園ゆり子解散後は、古典文学を学ぶためにイギリスへ留学することを決めた。

蛍潮出版[編集]

コミック編集部[編集]

田丸 慎一(たまる しんいち)(42) - 田中哲司
夏世の異動先のコミック編集部編集長。口うるさい威圧的な上司。
第2話で月山に花園ゆり子の正体を誰にもしゃべるなと注意していたが、第7話でコミック本売上アップの為の起爆剤になるとふんで週刊誌にリークした。
最終話では、“月刊石仏”に異動となり、川村元編集長の代わりを務めるハメに。
畑中 権三(はたなか ごんぞう) - 岸博之
蛍潮出版コミック編集部“週刊少女チャーミー”編集部員。見た目にそぐわず恋愛小説を好む。
第9話では、航の申し出により一時、花園ゆり子の担当を外された夏世の代わりに片岡家にやってくる。
三浦 タカシ(みうら タカシ) - 大東俊介
蛍潮出版コミック編集部“週刊少女チャーミー”編集部員。夏世の異動先の同僚。

“月刊石仏”編集部[編集]

横山(よこやま) - 横山あきお
蛍潮出版一般誌編集部“月刊石仏”編集部員。
川村 亮子(かわむら りょうこ)(38) - 真矢みき
夏世の元上司。元ファッション雑誌編集長で、その後月刊石仏の編集長を務める。田中とは過去に恋愛関係にあり婚約までしていたが、花園ゆり子が原因で別れる。
花園を女性と勘違いし嫉妬心を抱くものの、花園ゆり子のコミックのファン。花園ゆり子が片岡四兄弟であることは知らなかったが、6話で正体に気付いた。
智に一目ぼれしたが、田中と再会し、10話で復縁した。『機動戦士ガンダム』に詳しい一面があり、修とガンダム談義で盛り上がる。
最終話ではシルバー世代をモデルに起用した新たなファッション雑誌を立ち上げた。面倒見が良くちょくちょく夏世を気遣う面も。

その他[編集]

美那絵(みなえ)(27) - 滝沢沙織
片岡四兄弟行きつけの小料理屋「みなえ」のママ。夫とは死別。修の片思いの相手。
龍二(りゅうじ) - 神保悟志
第2話から登場。美那絵の死んだ夫の同僚。刑事。花園ゆり子のコミックのファン。
立川 拓実(たちかわ たくみ)(20) - 山本裕典
みすずの彼氏。天然。大学に通いながらバイク便のアルバイトをしている。陽とは高校の時の同窓生。母親がフランス人でフランス語が堪能。
杉本 みすず(すぎもと みすず)(22) - 松岡璃奈子
美大生。拓実と付き合っているものの、本人曰く拓実はペットみたいな存在。航に惹かれアプローチするが断られる。
しかし、航のことを知りたいが為に片岡家の過去を詮索し、亮が野口の絵を盗作していたことを週刊誌にリークした。
里中 潤一郎(さとなか じゅんいちろう) - 井田國彦
第3話から登場。航の美大時代の同級生で友人。片岡家の過去“15年前の盗作騒動”を知る人物。アトリエを持ち、母校で個展も開いている。
片岡 亮(かたおか とおる) - 山本圭
故人。兄弟の父親。陽の実父で同じく画家だった野口実とは親友だった。野口が亡くなってから、野口作品と身寄りのなくなった陽を引き取り、野口作品を盗作して発表。
自身も死ぬ間際に航にだけ本当のことを話し、陽を託した。
田中 一郎(たなか いちろう)(43) - 寺島進
ライバル雑誌のベテラン編集部員。少女マンガ担当一筋20年。四兄弟の才能をいち早く見出した。
強面の最年長の大人にも関わらず、子供っぽいところもあり、憎めない鈍感な性格。修たちが執筆に集中するため、家事全般から使い走りまで、いいようにあしらわれている。
4人からは「田中ちゃん」と親しみ込めて呼ばれている。修のなだめ役。月山のことを「がっさん」と呼び、先輩風をふかしている。
恋愛よりも仕事タイプで、以前の恋人・川村と別れて花園ゆり子を優先したが、第10話で川村とよりを戻した。紫の耳あてを愛用。
携帯の着信音は「Baby Don't Cry」の着うた。泣き上戸である。

ゲスト出演[編集]

漫画喫茶の女子高生 - 郡司あやの(第2話)
映画館の女子高生 - 西村紗也香、西村麻理香(toutou)、第3話)
花園町町会長 - 阿南健治(第6話)
副社長夫人 - 大島蓉子(第6話)
国際テレビのドラマプロデューサー - 光石研(第7話)
亮子の見合い相手 - 橋本啓輝(第10話)
横山の妻 - 喜多道枝(第10話)

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

サブタイトル[編集]

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2007/01/09 超人気少女マンガ家の正体は四兄弟だった! 14.7%
第2話 2007/01/16 仕事をナメるな! お前はクビだ! 13.1%
第3話 2007/01/23 胸キュン♡したいんです! 12.4%
第4話 2007/01/30 お金はあるけどヒマはない ハワイ旅行で大ゲンカ! 12.1%
第5話 2007/02/06 智が消えた!? 花園ゆり子大ピンチ!! 12.6%
第6話 2007/02/13 ついにその正体が! 花園ゆり子サイン会で大ピンチ! 11.0%
第7話 2007/02/20 やさしくしないで… 涙と抱擁のワケ 12.5%
第8話 2007/02/27 兄弟が壊れる時… 12.4%
第9話 2007/03/06 今 すべてを話す時… 12.3%
第10話 2007/03/13 100% かなわぬ恋 12.0%
最終話 2007/03/20 サヨナラ 私の花園  11.4%
平均視聴率12.5%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

劇中コミック[編集]

  • 花園ゆり子『忍法アラベスク』 - バレエを駆使したくのいちアクション漫画。第7話ではドラマ化の話が持ち上がった。
  • 花園ゆり子『恋愛テスト』(少女チャーミー連載) - 花園ゆり子初の現代ものの恋愛漫画。

補足[編集]

  • 釈由美子は「7人の女弁護士」以来のドラマ出演。
  • 釈と要潤は、稲森いずみが主演した「曲がり角の彼女」でも共演。
  • 本郷奏多はドラマ「嫌われ松子の一生」で要潤が演じた龍洋一の少年時代を演じている。また要と本郷は同年放送のドラマ「探偵学園Q」の第二話でも共演している。
  • 釈と堺雅人は「婚外恋愛」、「空中ブランコ」、「スカイハイ」で共演している。
  • 堺雅人と池田鉄洋は「ハチミツとクローバー」で共演している。
  • フジテレビからスタッフが派遣されたり、また端役(エキストラ)としてフジテレビクラブの会員が出演しているが、番組自体の製作クレジットの表示はない。
  • 扶桑社よりコミックス本が発刊された。
    • 上巻(1話~6話) - 2007年2月20日発売
    • 下巻(7話~11話) - 2007年3月21日発売
  • 第2話では夏世がウルトラアイを装着するシーンがあり、第4話では修がベータカプセルを使うシーンがある。これは、前者はウルトラセブン、後者はウルトラマンの変身ポーズである。また最終話では修が美那絵に告白する際に自分を鼓舞するためウルトラアイをつけた。この時、ウルトラセブンの変身時の効果音が流れた。
  • 第7話で修と陽が風呂上りにWiiでテニスゲームをしているシーンがあり、手加減しても負ける修に陽が「まだまだだね」と言うが、これは陽役の本郷奏多が「劇場版テニスの王子様」に出演しており、そこで本郷が演じた主人公・越前リョーマの口癖が由来と思われる。また同シーンの「スネイクショット」という修のセリフも、テニスの王子様の登場キャラクターである海堂薫の技名である。
  • 同じ第7話で、花園ゆり子の作品をドラマ化する話で、要潤に「あ!これ『曲がりカーブの彼女』のプロデューサーじゃん。」と言わせ、「ああ、あのドラマ面白かったですよね。副社長役が良かったんだよな~!」と田中役の寺島進に言わせている。ちなみにモデルとなった「曲がり角の彼女」で副社長は要潤であった。
  • 第10話で、ホラーゲーム「SIREN」の刈割ステージのBGMが流れるシーンがある。

外部リンク[編集]

関西テレビフジテレビ 火曜夜10時枠の連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
僕の歩く道
(2006.10.10 - 2006.12.19)
ヒミツの花園
(2007.1.9 - 2007.3.20)
鬼嫁日記 いい湯だな
(2007.4.17 - 2007.6.26)