NHK新人演芸大賞

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NHK新人演芸大賞
受賞対象落語家、お笑い芸人
開催日毎年10月中旬
会場NHK大阪ホール（2001年より奇数年）
みんなの広場ふれあいホール（2006年より偶数年）
堺市立美原文化会館（2015年）
国日本の旗 日本
主催日本放送協会（NHK）
報酬記念トロフィー、賞金50万円
初回1956年（NHK新人漫才コンクールとして）
最新回2015年（NHK新人お笑い大賞・NHK新人落語大賞として）
最新受賞者チョコレートプラネット（新人お笑い大賞）
桂佐ん吉（新人落語大賞）
テレビ/ラジオ放送
放送局NHK総合テレビジョン
放送時間新人お笑い大賞：10月最終日曜生放送
新人落語大賞：土曜 15:05 - 16:18（2013年11月1日・2014年10月27日・2015年10月26日収録）

NHK新人演芸大賞（エヌエイチケーしんじんえんげいたいしょう）は、NHK主催で行われる、若手お笑い芸人の登竜門的コンクールの名称。

概要

当初は別に行われていた「NHK新人漫才コンクール」と「NHK新人落語コンクール」が「NHK新人演芸コンクール」として統合され、のちに「NHK新人演芸大賞」に名称が変更された。2014年より演芸部門を「NHK新人お笑い大賞」、落語部門を「NHK新人落語大賞」と改称して行われている[1]。

開催会場

本選の会場は毎年異なっており、奇数年がNHK大阪ホール（2001年より）、偶数年がイイノホール（2004年まで）、みんなの広場ふれあいホール（2006年より）で行われていた。大阪府立上方演芸資料館ホール[2]（1997・1999年）で開催されたこともある。2015年は堺市立美原文化会館で行われた。

出演者

NHK新人漫才コンクール

NHK新人漫才コンクール・歴代受賞者
回 年 優勝
1 1956年 獅子てんや・瀬戸わんや
2 1957年（前期） 木田鶴夫・亀夫[3]
3 1957年（後期） リーガル天才・秀才
4 1958年（前期） 内海桂子・好江
5 1958年（後期） 大空平路・橘凡路[4]
6 1959年（前期） 晴乃ピーチク・パーチク
7 1959年（後期） 青空千夜・一夜
8 1960年 美田朝かん・夕かん[5]
回 年 優勝 特別賞
9 1961年 大和わかば・東まゆみ 春日淳子・照代[6]
回 年 優勝
10 1962年 クリトモ一休・三休[7]
回 年 優勝 特別賞
11 1963年 Wけんじ 都上竜夫・東竜子
回 年 優勝
12 1964年 大空なんだ・かんだ[8]
13 1965年 新山ノリロー・トリロー[9]
14 1966年 晴乃チック・タック[10]
15 1967年 青空はるお・あきお[11]
回 年 優勝 特別賞
16 1968年 桂高丸・菊丸[12] 丸の内権三・助十
回 年 優勝
17 1969年 東京二・京太[13]
18 1970年 大空みつる・ひろし[14]
19 1971年 大瀬しのぶ・こいじ[15]
回 年 優勝 敢闘賞 努力賞
20 1972年 Wエース 月見おぼん・こぼん あした順子・ひろし
21 1973年 青空球児・好児 榎本晴夫・志賀あきら[16] 大瀬ゆめじ・うたじ
回 年 最優秀賞 優秀賞
22 1974年 新山えつや・ひでや[17] 春風こう太・ふく太
回 年 最優秀賞 優秀賞
23 1975年 Wモアモア 大瀬ゆめじ・うたじ 大空あきら・たかし
回 年 最優秀賞
24 1976年 昭和のいる・こいる
25 1977年 星セント・ルイス
26 1978年 東京丸・京平[18]
27 1979年 青空ピン児・ポン児[19]
28 1980年 青空ヒッチ・ハイク[20]
29 1981年 大瀬ゆめじ・うたじ
30 1982年 大空あきら・たかし
31 1983年 青空一歩・三歩
32 1984年 高峰和才・洋才[21]
33 1985年 桂光一・光二[22]
34 1986年 新山絵理・真理[23]

NHK新人落語コンクール

NHK新人落語コンクール・歴代受賞者

1972年に設立された若手落語家を対象にしたコンクール。

回 年 最優秀賞 優秀賞
1 1972年 柳家小三太「時そば」 桂南笑「権助魚」
2 1973年 桂小勇「出来心」 桂欣治「馬の田楽」
3 1974年 古今亭志ん駒 春風亭橋之助「うどんや」
4 1975年 柳家小丸「たがや」 三遊亭歌司「あくび指南」
5 1976年 三遊亭栄馬「青菜」 5代目柳亭小痴楽「鮑のし」
6 1977年 三遊亭楽松「掛取り風景」 春風亭鶏昇「野ざらし」
7 1978年 春風亭小朝「稽古屋」 柳家さん光「反対俥」
8 1979年 林家正雀「七段目」 三遊亭夢二「湯屋番」
9 1980年 雷門助三「権助魚」 立川談四楼「大工調べ」
10 1981年 朝寝坊のらく「蔵前駕籠」 立川談生「たいこ腹」
11 1982年 柳家小蝠「富士の雪」 林家時蔵「権助芝居」
12 1983年 春風亭愛橋「粗忽の使者」 入船亭扇遊「浮世床」
13 1984年 春風亭正朝「祇園祭」 11代目柳家小きん「湯屋番」
14 1985年 古今亭志ん八「片棒」 金原亭駒平「辰巳の辻占」

NHK新人演芸コンクール

NHK新人演芸コンクール・歴代受賞者

1986年に上記2つのコンクールが統合され、演芸部門と落語部門を設定。1989年には部門別選考を廃止。

回 年 演芸部門・最優秀賞 演芸部門・優秀賞 落語部門・最優秀賞 落語部門・優秀賞
1 1987年（前期） キャラバン[24] 笑パーティー[25] 桂文太「いらちの愛宕詣り」 古今亭菊乃助「時そば」
2 1987年（後期） コントふらみんご　 螢雪次朗一座 桂雀々「手水廻し」　 古今亭菊乃助「たが屋」
回 年 演芸部門・最優秀賞 演芸部門・優秀賞 落語部門・最優秀賞 落語部門・優秀賞
3 1988年 螢雪次朗一座 ライム・ライト 古今亭志ん上「湯屋番」　　 桂雀松「マキシム・ド・ゼンザイ」　 桂吉朝「おごろ餅盗人」
回 年 大賞 優秀賞
4 1989年 桂雀松「片棒」　 ベイブルース[26]　 春風亭昇太「ストレスの海」
5 1990年 金原亭駒平「お菊の皿」　 桂九雀「延陽伯」 未来世紀01・02（解散後は桂珍念）

NHK新人演芸大賞

NHK新人演芸大賞・歴代受賞者

1991年に「NHK新人演芸コンクール」から名称変更された。1994年からは部門別に選考。

回 年 大賞 優秀賞
6 1991年 桂竹丸「五稜郭ロマン」 桂雀司「浮かれの屑より」 AKIKO[27]　
7 1992年 林家染八「尻餅」 バラライカ ジョーク・アベニュー
8 1993年 爆笑問題 林家たい平「松竹梅」 林家染吉「湯屋番」
回 年 演芸部門・大賞 演芸部門・優秀賞 落語部門・大賞 落語部門・優秀賞
9 1994年 プリンプリン 立花あさり・土佐かつお 桂平治「平林」 三遊亭窓里「桃太郎」
回 年 演芸部門・大賞 落語部門・大賞
10 1995年 海原やすよ・ともこ 柳家三太楼「反対俥」
11 1996年 こん松・せんべい[28] 古今亭志ん次「宮戸川」
12 1997年 2丁拳銃 桂宗助「くっしゃみ講釈」
13 1998年 003MANIA[29] 柳家喬太郎「午後の保健室」
14 1999年 COWCOW 桂都んぼ「掛取り」
15 2000年 エレキコミック 林家彦いち「睨み合い」
16 2001年 せんたくばさみ[30] 桂三若「ひとり静」
回 年 演芸部門・大賞 演芸部門・審査員特別賞 落語部門・大賞 落語部門・審査員特別賞
17 2002年 ブラックマヨネーズ おぎやはぎ 古今亭菊之丞「たいこ腹」 立川笑志「反対俥」
回 年 演芸部門・大賞 落語部門・大賞
18 2003年 友近 古今亭菊朗「紙入れ」
19 2004年 麒麟 桂かい枝「ハル子とカズ子」
20 2005年 ストリーク[31] 立川志ら乃「火焔太鼓」
21 2006年 NON STYLE 笑福亭風喬「平の陰」
22 2007年 ジャルジャル 桂よね吉「七段目」
23 2008年 ナイツ 三遊亭王楽「鼓ヶ滝（つづみがたき）」
24 2009年 スマイル 古今亭菊六「豊竹屋」
25 2010年 アームストロング 春風亭一之輔「初天神」
26 2011年 ニッチェ 桂まん我「三十石」
27 2012年 うしろシティ 桂宮治「元犬」
28 2013年 学天即 鈴々舎馬るこ「平林」

NHK新人お笑い大賞

NHK新人お笑い大賞・歴代受賞者

2014年にNHK新人演芸大賞の演芸部門が名称変更。

回 年 大賞 決勝進出 本選出場者（A / B） 予選会参加数（東京・大阪）
1 2014年 アイロンヘッド[32] 巨匠 ジグザグジギー
エル・カブキ
藤崎マーケット
Yes-man
タナからイケダ
チョコレートプラネット 		313（192・121）
2 2015年 チョコレートプラネット [33] アキナ スーパーニュウニュウ
ロビンソンズ
アインシュタイン
ザンゼンジ
和牛
インディアンス 		316（194・122）

NHK新人落語大賞

NHK新人落語大賞・歴代受賞者

2014年にNHK新人演芸大賞の落語部門が名称変更。

回 年 大賞 本選出場者 予選会参加数（東京・大阪）
1 2014年 春風亭朝也「やかんなめ」[34] 春風亭昇吉
笑福亭べ瓶
桂三度
三遊亭歌太郎 		104（58・46）
2 2015年 桂佐ん吉「愛宕山」[35] 笑福亭べ瓶
瀧川鯉八
柳亭小痴楽
春風亭昇々 		106（62・44）

脚注

  1. ^ “「NHK新人お笑い大賞」本選出場者8組が決定”. お笑いナタリー (2014年9月11日). 2014年10月24日閲覧。
  2. ^ 現在のよしもと漫才劇場（旧・5upよしもと）。
  3. ^ 並木一路・宮田洋容門下
  4. ^ 大空ヒット・三空ますみ門下
  5. ^ 解散後朝かんは宮島一茶とコンビを結成、夕かんは「拝啓介」の芸名でピン芸人として活動。
  6. ^ 照代はその後クリトモ三休と「春日三球・照代」を結成。
  7. ^ 一休は同年三河島事故で急逝、三休は後の春日三球。注意：×クリモト→○クリトモ。
  8. ^ 1970年解散、2002年2代目再結成。
  9. ^ 役者としても活躍したが不仲で1983年解散。
  10. ^ 1969年解散、タックは高松しげお。
  11. ^ はるおは以前ケーシー高峰と大空はるか・かなた。1971年解散。
  12. ^ 解散後桂菊丸はレポーター兼噺家 。
  13. ^ 1985年解散。京二は元・さえずり姉妹の妻と東京二・笑子を組み、東京二・たかしの後、現在は漫談。京太は妻と東京太・ゆめ子で活動中。他出場者に笹一平・八平。
  14. ^ 大空ヒット・三空ますみ門下
  15. ^ しのぶは後漫談で2004年に死去。
  16. ^ 「サラリーマントリオ」の残党コンビ、志賀あきらは現在、漫談の志賀晶。
  17. ^ 以前えつやはローカル岡と新山セイノー・サイノー。えつやが病気引退、ひでやは妻と新山ひでや・やすこで活動。
  18. ^ ツービートは、第24～26回に出場し、最優秀賞を逃している。
  19. ^ 1982年解散、ピン児は笑福亭小松。
  20. ^ ハイクは青空遊歩
  21. ^ 一時リーガル和才・洋才
  22. ^ 兄弟コンビ。現凸凹一番・二番
  23. ^ 新山ノリロー・トリロー門下。1988年解散。新山真理はびいどうしを経てピンで活動。
  24. ^ 渡部又兵衛と松崎菊也は元キモサベ社中、後にザ・ニュースペーパーを旗揚げ。
  25. ^ 解散後松元ヒロはザ・ニュースペーパーを経てピンで活動。
  26. ^ 河本栄得の病没後、高山トモヒロは和泉修とケツカッチンを結成。
  27. ^ 1993年に奈津あつしが脱退し、BOOMERを結成。
  28. ^ 2001年解散。せんべいは笑福亭扇平。
  29. ^ 2006年解散。
  30. ^ その後1名脱退しコンビ「うなぎ」を経て、1名を加え「ビーグル38」を結成。
  31. ^ 2012年解散。山田はピン芸人、吉本は廃業。
  32. ^ “優勝はアイロンヘッド、NHK新人お笑い大賞”. お笑いナタリー (2014年10月26日). 2014年10月28日閲覧。
  33. ^ “「NHK新人お笑い大賞」はチョコレートプラネット 満票に「いやー圧勝ですね」”. ORICON STYLE (2015年10月25日). 2015年10月25日閲覧。
  34. ^ “春風亭朝也が「NHK新人落語大賞」受賞”. お笑いナタリー (2014年10月28日). 2014年10月28日閲覧。
  35. ^ “NHK新人落語大賞は桂佐ん吉、チョコプラの公約に便乗し「朝ドラ出たい」”. お笑いナタリー (2015年10月27日). 2015年10月27日閲覧。

関連項目

外部リンク

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