BP (企業)
種類 | 公開有限会社(public limited company) |
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市場情報 | |
本社所在地 |
イギリス ロンドン、セント・ジェームズ・スクウェア1 北緯51度30分27.6秒 西経0度8分3.8秒 / 北緯51.507667度 西経0.134389度座標: 北緯51度30分27.6秒 西経0度8分3.8秒 / 北緯51.507667度 西経0.134389度 |
設立 |
1909年 (アングロ-ペルシア・オイル・カンパニー・リミテッド) |
業種 | 石油・石炭製品 |
事業内容 |
石油・天然ガスの探査、開発および生産 関連するパイプライン、輸送および加工業務 原油、石油および化学品の供給や取引、精製、販売および輸送 |
代表者 |
en:Bob Dudley(CEO) en:Carl-Henric Svanberg(Chairman) |
資本金 |
111,465 Million US$ (2011年12月31日時点)[1] |
発行済株式総数 |
374,500,712 株 (2011年12月31日時点)[2] |
売上高 |
連結:375,517 Million US$ (2011年12月期)[3] |
営業利益 |
連結:39,817 Million US$ (2011年12月期)[4] |
純利益 |
連結:26,097 Million US$ (2011年12月期)[5] |
純資産 |
連結:112,482 Million US$ (2011年12月末時点)[6] |
総資産 |
連結:293,068 Million US$ (2011年12月末時点)[7] |
従業員数 |
83,400人 (2011年12月末時点)[8] |
決算期 | 12月末日 |
主要株主 |
ギャランティ・ノミニーズ・リミテッド 28.51% HSBC グローバル・カストディ・ノミニー UK リミテッド、アカウント-357206 2.91% チェース・ノミニーズ・リミテッド 2.83% (2007年12月31日現在) |
外部リンク |
www.bp.com(英語) www.bpjapan.com(日本語) |
BP(ビーピー、英:BP p.l.c.)は、イギリスに本拠を置くエネルギー関連企業。国際石油資本であり、スーパーメジャーと呼ばれる6社の内の一社である。
BPはBritish Petroleum(ブリティッシュ・ペトロリアム、英国石油)の略であったが、2001年に正式名となった。
概要
「ドイツ銀行#ドイツ最大の銀行」も参照
第二次世界大戦後から1970年代まで、世界の石油の生産をほぼ独占状態に置いたセブン・シスターズ7社の内の一社である。BPは石油やガスの探鉱から採掘、輸送、精製、小売まで一括で行う垂直統合でビジネスを展開している。石油事業を世界中で手がける一方、他のスーパーメジャーと同じく、天然ガスの生産や天然ガス利用の発電事業、太陽光発電、風力発電、石油化学製品の製造・販売などのビジネスを展開している。
ロンドン証券取引所、ニューヨーク証券取引所に上場している。
日本での展開
日本ではBPとカストロールの両ブランドを扱っており、BPジャパン株式会社で船舶用燃料と潤滑油、工業用潤滑油などの石油製品の販売、ならびに天然ガス販売のマーケティング、石油化学製品の販売などを手がけている。自動車用エンジンオイル事業は、ビーピー・カストロール株式会社で行っている。
なお、かつてはベイシアグループとともに「BP EXPRESS」としてセルフ式のガソリンスタンドをベイシアグループのショッピングモールで21箇所展開していた(ガソリンそのものは、ジャパンエナジー(現・JXエネルギー)が供給)。しかし、業績不振のために2002年8月1日、ジャパンエナジーが同業態を専門的に運営する新会社「株式会社ジェイ・クエスト」を設立し、ガソリン販売からは撤退した[9]。
BPの評価
- 米国フォーチュン誌が発表する2008年フォーチュン・グローバル500では売上高ランキングで世界4位、純利益ランキングで世界4位。
- 英国フィナンシャル・タイムズ紙が発表する世界の企業の時価総額をランキングする2008年フィナンシャル・タイムズ・グローバル500では世界16位。
- 米国フォーブス誌が発表する売上高、利益、資産、時価総額の4つの要素を基にランキングしている2008年フォーブス・グローバル2000では世界7位。
- 米国ビジネスウィーク誌が発表する世界の企業のブランド価値をランキングした2008年ビジネスウィーク・トップブランド・ベスト100では世界84位。
- 毎年発行するBP統計 (BP Statistical Review of World Energy) は世界の石油と天然ガスに関する統計資料として広く利用される。
沿革
- 1909年 - ウィリアム・ノックス・ダーシー (William Knox D'Arcy) がアングロ・ペルシャン・オイル・カンパニー (APOC) を設立、イランの油田操業を開始。
- 1914年 - イギリス海軍と燃料供給についての長期契約を締結。イギリス政府がBPに200万ポンドを投資し、2/3の株式を取得。
- 1935年 - アングロ・イラニアン石油会社(AIOC)に改称。
- 1953年 - イラン首相モハンマド・モサッデクが、アングロ・イラニアン石油会社が所有するイラン国内の権益の国有化を宣言し、アーバーダーン危機が発生。アングロ・イラニアン石油会社は持ち株会社を経て分割され、翌年に設立された後継会社の英国石油(The British Petroleum Co Ltd.) にコンソーシアムで最大の40%が割り当てられた。
- 1987年 - イギリス政府が英国石油の株式 (31.5%) を市場に放出し完全民営化。
- 1999年 - アメリカの石油会社アモコ (Amoco) と合併し、BPアモコ (BP Amoco plc.) となる。
- 2000年 - バーマ・カストロールとen:ARCOを買収。
- 2001年 - 社名をBP plc. に変更。
- 2003年 - ロシアと出資を折半でTNK-BP を設立。世界金融危機のときに紛争の種となる。
- 2008年 - 東京証券取引所上場廃止(申請による)。
- 2010年 - メキシコ湾原油流出事故が発生。被害回復のため、200億ドルを拠出することで、オバマ大統領と合意。
脚注
- ^ BP>Investors>Annual Reporting>Annual Report and Form 20-F 2011>180Page>Group balance sheet>BP shareholders equity
- ^ BP>Investors>Annual Reporting>Annual Report and Form 20-F 2011>247Page>40. Share-based payments continued>Outstanding at 31 December
- ^ BP>Investors>Annual Reporting>Annual Report and Form 20-F 2011>178Page>Group income statement>Sales and other operating revenues
- ^ BP>Investors>Annual Reporting>Annual Report and Form 20-F 2011>178Page>Group income statement>Profit (loss) before interest and taxation
- ^ BP>Investors>Annual Reporting>Annual Report and Form 20-F 2011>178Page>Group income statement>Profit (loss) for the year
- ^ BP>Investors>Annual Reporting>Annual Report and Form 20-F 2011>180Page>Group balance sheet>Net Assets
- ^ BP>Investors>Annual Reporting>Annual Report and Form 20-F 2011>180Page>Group balance sheet>Total Assets
- ^ BP>Investors>Annual Reporting>Annual Report and Form 20-F 2011>73Page>Employees
- ^ 会社情報
関連項目
外部リンク
- BPジャパン (日本語)
- BP Global (英語)
- BPオイル ホームページ (日本語)