ベネズエラ国営石油会社
| 種類 | 国営企業 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場
|
| 本社所在地 | カラカス |
| 設立 | 1976年1月1日 |
| 代表者 | ラファエル・ラミレス(社長) |
| 売上高 | 883億6100万ドル(2010年) |
| 純利益 | 43億1300万ドル(2010年) |
| 総資産 | 1419億4000万ドル(2010年) |
| 従業員数 | 約80000人(2011年) |
| 外部リンク | www.pdvsa.com (スペイン語) |
ペトロレオス(Petróleos de Venezuela, S.A.、略称PDVSA)は、ベネズエラの石油会社。ベネズエラ政府の100%出資会社であるため、日本ではベネズエラ国営石油公社、またはベネズエラ石油公団とも表記される。
目次 |
概要 [編集]
ベネズエラはマラカイボ湖やオリノコ川流域を中心に非常に多くの石油が埋蔵していることから、古くからいわゆる国際石油資本(石油メジャー)による油田開発が進められてきたが、1976年にベネズエラ政府が国内の油田の国有化を宣言したことに伴いPDVSAが設立された。
主にマラカイボ湖周辺の油田からは軽質油が産出するほか、オリノコ川流域の油田からは「オリノコ超重質油」と称される重質油が産出する。ただしオリノコ超重質油は比重が重いことに加え流動性がなく、通常の石油精製施設では精製ができないという問題があることから、膨大な埋蔵量があるとされながらも生産が本格化したのは1990年代以降である[1]。
1990年代までは国営企業ながらも政府からの経営介入はほとんど無く、世界的に見ても優秀な経営が行われている石油会社の一つと言われてきたが[1]、1999年2月にウゴ・チャベス大統領政権が誕生して以後政府からの経営介入の姿勢が強まっており、経営の圧迫要因となっている。一方で国有化されたベネズエラ国内の様々な産業の受け皿企業となっている側面もあり、2006年には電力事業、2008年にはセメント事業を傘下に収めているほか、2008年に食品流通・販売部門としてPDVALを設立している。
子会社にアメリカでガソリン等の販売を行うシットゴーがある。
問題 [編集]
2006年にはチャベス政権が、オリノコ川流域で超重質油開発を行う外資系企業に対し「開発に関わる全ての合弁企業においてPDVSAが60%以上のシェアを持つ」ことを要求したため[2]、これに反発したエクソンモービルら複数の石油メジャーがベネズエラから撤退。中でもエクソンモービルとは撤退に伴う損害を巡り裁判に発展している[3]。
2012年、国際商業会議所はベネズエラ政府に対し、エクソンへ約9億ドルの支払いを命じる裁定を下した。[4]しかし、反訴を受けて約7億5000万ドルに減額された。エクソンの請求額は約100億ドルであった。[5]
2011年からは、ベネズエラ人ドライバーのパストール・マルドナドを支援する等の目的で、F1のウィリアムズチームのスポンサーを務めているが、スポンサー料が異常な高額に設定されているのではないかとしてベネズエラ議会が調査に乗り出している[6]。
脚注 [編集]
- ^ a b ベネズエラ:ボリバル革命を支える国営ベネズエラ石油(PDVSA)のジレンマ - ラテンアメリカ・レポート Vol.25 No.2
- ^ ベネズエラ・ボリバル共和国 - 外務省
- ^ ExxonMobil とPDVSAの争い
- ^ ベネズエラ油田国有化で少額補償裁定 紛争仲裁機関、エクソン社要求の1割- MSN産経ニュース
- ^ ベネズエラ、油田国有化で米エクソンに580億円の補償支払いへ-関係- ブルームバーグ
- ^ PDVSAに4,600万ドルの請求書 - ESPN F1・2012年2月16日
外部リンク [編集]
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