黄金駅 (北海道)
黄金駅 | |
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駅舎(2017年9月) | |
こがね Kogane | |
◄H36 稀府 (4.5 km) (2.2 km) 崎守 H34► | |
所在地 | 北海道伊達市南黄金町 |
駅番号 | ○H35 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■室蘭本線 |
キロ程 | 65.1 km(長万部起点) |
電報略号 |
|
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
14人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)8月20日[1] |
備考 | 無人駅 |
黄金駅(こがねえき)は、北海道伊達市南黄金町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。駅番号はH35。電報略号はコネ[2]。事務管理コードは▲130309[3]。
歴史
[編集]- 1925年(大正14年)8月20日:鉄道省長輪東線輪西駅(現・東室蘭駅) - 伊達紋別駅間開通に伴い黄金蘂駅(おこんしべえき)として開業[1]。一般駅[1]。
- 1928年(昭和3年)9月10日:線路名を長輪線に改称、同線の駅となる。
- 1931年(昭和6年)4月1日:長輪線を室蘭本線に編入、それに伴い同線の駅となる。
- 1952年(昭和27年)11月15日:黄金駅に改称[1]。
- 1960年(昭和35年)10月15日:貨物取扱い廃止[1]。
- 1980年(昭和55年)5月15日:室蘭本線のCTC化により無人[4](簡易委託)化。同時に荷物取扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]。
- 1988年(昭和63年):駅舎改築。
- 時期不詳[注 1]:簡易委託廃止、完全無人化。
駅名の由来
[編集]当駅の所在する地名より。
この地を流れる現在の気仙川がアイヌ語で「川尻に・コンブ・群生する[注 2]・もの」を意味する「オコㇺプシュペ(o-kompu-us-pe)」と呼ばれており、当初はこれに「黄金蘂(おこんしべ)」と漢字を当てたものが、後年下略の上読み替え「黄金」の名称となった[5][6][7]。
改称の理由について1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では、「字がむずかしいので[7]」としている。
駅構造
[編集]単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型の2面2線を有する地上駅。かつては2面3線の配線であったが、1983年(昭和58年)時点で島式の駅舎側の1線(中線・旧2番線)は長万部方の転轍機及びホームまでの線路が撤去され、岩見沢方は上下線への転轍機が残され側線となっていた[8]。さらに1993年(平成5年)時点で転轍機を含め完全に撤去されていた[9]。互いのホームは駅舎側単式ホーム北側と島式ホーム北側を結んだ構内踏切で連絡している[9]。そのほか1983年(昭和58年)時点で1番線側(駅舎側、下り線)に岩見沢方から分岐した短い側線を1線有していたが[8]、これも1993年(平成5年)時点で転轍機を含め撤去されている[9]。
無人駅となっている。駅舎は線路の東側(陸側・岩見沢方面に向かって左側)に位置し単式ホームに接している。有人駅時代の下見板張りの駅舎[10]は改築されたが、新しい駅舎も下見板張りを採用している[10]。駅舎内にトイレを有する。
かつては駅舎内に売店があり、無人化後も簡易委託として乗車券を販売していたほか、依頼すれば国鉄時代からの駅スタンプも押すことが出来た(1993年(平成5年)時点では営業中であった[9])。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■室蘭本線 | 下り | 東室蘭・室蘭方面 |
2 | 上り | 豊浦・長万部方面 |
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駅舎(2009年9月)
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ホーム(2017年9月)
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構内踏切(2017年9月)
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駅名標(2017年9月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1981年(昭和56年) | (49.0) | [8] | 1日平均乗降人員98人 | ||
1992年(平成 | 4年)(41.0) | [2] | 1日平均乗降人員76人 | ||
2015年(平成27年) | 「10名以下」 | [JR北 1] | |||
2018年(平成30年) | 「10名以上」 | [JR北 2] | |||
2019年(令和元年) | 「10名以上」 | [JR北 3] | |||
2020年(令和 | 2年)「10名以上」 | [JR北 4] | |||
2021年(令和 | 3年)「10名以下」 | [JR北 5] | |||
2022年(令和 | 4年)「10名以下」 | [JR北 6] |
1日の平均乗降人員は以下の通りである[11]。
乗降人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011 | 6 |
2012 | 12 |
2013 | 14 |
2014 | 14 |
駅周辺
[編集]当駅は内浦湾の海際にあり、ホームから青く広い海が望める。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、850頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、84頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、224頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ “札鉄 室蘭、千歳、胆振の3線区 営業近代化スタート”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年5月18日)
- ^ 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 404. ISBN 978-4-88323-114-0
- ^ “アイヌ語地名リスト キト~コム P41-50P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、67頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)76ページより。
- ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)84ページより。
- ^ a b c 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)135ページより。
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月26日閲覧
JR北海道
[編集]- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2018年2月18日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月7日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道. 2022年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月9日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2023年). 2023年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 黄金|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company