西山朋佳

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 西山朋佳 女流三冠
2014年10月29日撮影)
名前 西山朋佳
生年月日 (1995-06-27) 1995年6月27日(28歳)
プロ入り年月日 2021年4月1日(25歳)
女流棋士番号 73
出身地 大阪府大阪狭山市
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 伊藤博文七段
クイーン称号 永世女王
保持タイトル 白玲女王女流王将
段位 女流五段
女流棋士DB 西山朋佳
戦績
タイトル獲得合計 15期 (女流棋士として8期)
白玲 2期 (2期)
女王 6期 (3期)
女流王座 2期 (-期)
女流名人 1期 (1期)
女流王将 4期 (2期)

(括弧内の数字
00=女流棋士としての獲得期数)
2023年10月28日現在
テンプレートを表示

西山 朋佳(にしやま ともか、1995年6月27日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士伊藤博文七段門下[1]。女流棋士番号は73[2]大阪府大阪狭山市出身[1]大阪学芸高等学校卒業、慶應義塾大学環境情報学部中退[3]西山静佳囲碁棋士関西棋院所属[4])は姉[5]。キャッチフレーズは「豪腕」。

棋歴[編集]

奨励会時代[編集]

父と姉(3学年上)の影響で将棋を始め[6]、5歳の時から将棋教室に通った[7]。子供の頃から、男性と将棋を指すことが多かったという[6]。中学2年の時に研修会の入会試験を受け、8連勝と好成績を挙げたことで奨励会入りを意識した[6]

2009年、全国中学生選抜将棋選手権大会女子の部で優勝[8]

2010年3月7日[9]、中学2年で関西奨励会に入会(6級)[1]

2011年5月、里見香奈女流三冠(当時)の奨励会1級編入試験の対局相手となり、4級であった西山は香落ちの手合いで敗れた[10]

2014年1月、現行制度では女性として2人目・最年少の18歳7か月で初段に昇段[11]。同年9月、女性として2人目・最年少の19歳2か月で二段に昇段[9]

2015年12月、女性として2人目・最年少の20歳5か月で三段に昇段[12]三段リーグには第59回(2016年度前期)から参加している[12]。三段リーグで勝ち越しおよび次点の成績を挙げたことのある、史上唯一の女性である(2020年3月現在)[13][14]。なお、三段リーグ参加の同期に藤井聡太がおり、藤井は最終局に勝利して1期抜けでプロ入りを決めたが、その最終局の相手が西山であった[15]

奨励会で修業する一方で女流棋戦にも参加し[注釈 1]、2014年、第4期女流王座戦五番勝負[注釈 2]でタイトル戦に初登場したが、加藤桃子女王に3連敗して敗退[18][5]2018年5月24日、第11期マイナビ女子オープン五番勝負第4局で加藤桃子女王に勝ち、3勝1敗でシリーズを制して初タイトル「女王」を獲得[19]女流棋士ではない奨励会員の女流タイトル獲得は加藤に続き2人目となる[20]

2019年度[編集]

2019年5月22日、第12期マイナビ女子オープン五番勝負第4局で挑戦者の里見香奈女流四冠に勝ち、3勝1敗でシリーズを制して連覇[21]。同年11月1日、第41期女流王将戦三番勝負第3局で里見香奈女流王将に勝ち、2勝1敗でシリーズを制して女流王将を獲得し、女流二冠となった[22]。同年12月4日、第9期女流王座戦五番勝負第4局で里見香奈女流王座に勝ち、3勝1敗でシリーズを制して女流王座を獲得し、女流三冠となると同時に、女流棋士ではない女性奨励会員が獲得可能な3つの女流タイトル(女王・女流王座・女流王将)を独占した[23]

2020年3月7日[24]、第66回[25]三段リーグ最終日を12勝4敗で迎え[26]、女性初の四段昇段の可能性を残していた[26]。西山は最終日の2局を連勝して最終成績を14勝4敗としたが[24]谷合廣紀服部慎一郎・西山の3名が14勝4敗で並び[24]、前期の成績によって決まる順位の差により谷合と服部の2名が四段昇段[24]、西山は次点となって[25]昇段を逸した[24]

2020年度[編集]

4月1日、第34期竜王戦で長谷部浩平に勝利し女性で初めて6組ランキング戦ベスト4に入った。

6月3日、第13期マイナビ女子オープン五番勝負第5局で挑戦者の加藤桃子に勝ち、3勝2敗でシリーズを制して3連覇[27]

7月30日、第92期棋聖戦の1次予選決勝で北島忠雄に勝利し、棋戦で女性で初めて1次予選を突破した[28]

9月26日、前期三段リーグ戦で次点を取ったことにより順位1位で臨んだ第67回奨励会三段リーグ戦だったが、終盤の8連敗が響き、7勝11敗に終わった[29]

10月30日、第42期霧島酒造杯女流王将戦第3局で室谷由紀に勝利し、2勝1敗で防衛を果たした[30]

12月14日、最終局までもつれ込んだ第10期リコー杯女流王座戦第5局で挑戦者の里見香奈女流四冠を破り、3勝2敗で防衛を果たした[31]

2021年1月の第92期ヒューリック杯棋聖戦に女流棋士枠で参加すると、棋士以外としておよび女性として初の一次予選突破を果たした。二次予選では初戦の準決勝を勝利したものの、決勝で屋敷伸之九段に敗れ、本戦進出はならなかった[32]

3月6日、第68回奨励会三段リーグ戦の最終戦を勝利で終えたものの、終盤の6連敗が響き、9勝9敗に終わった[33]

3月24日、第34期竜王戦6組ランキング戦で小山怜央アマに敗れ、ベスト4入りはならなかった[34]

4月1日、奨励会を退会[35]

女流棋士時代[編集]

2021年度[編集]

2021年4月1日、奨励会の年齢制限を前にして、奨励会を退会して女流棋士東京所属)に転向することを明らかにした[36][37]。同日、女流棋士への資格申請書を連盟に提出した[38]。奨励会三段であった西山は、奨励会規定「奨励会2級以上で退会の場合は、退会時の段級位でそのまま女流棋士の資格を得る」により、2021年4月1日付で女流三段となった[38]

同年6月1日、第14期マイナビ女子オープン五番勝負第5局で挑戦者の伊藤沙恵に勝利。3勝2敗でシリーズを制して4連覇。女流棋士転向後のタイトル獲得により、2021年6月1日付で連盟正会員となった[39]

同年7月9日、第1期ヒューリック杯白玲戦の順位決定リーグ・順位決定トーナメントを勝ち抜き、渡部愛との七番勝負を決定した[40]

同年10月16日、第1期ヒューリック杯白玲戦七番勝負第4局で渡部愛に勝利。4勝0敗のストレートでシリーズを制し、初代白玲となった。

2022年度[編集]

2022年6月13日、第15期マイナビ女子オープン五番勝負第5局で挑戦者の里見香奈に勝利し、3勝2敗で女王のタイトル防衛を果たす。あわせて、女王のタイトル5連覇により「永世女王」の資格を得た。同女流棋戦で永世称号の資格獲得したのは西山が初[41]。また、女流棋士転向後「タイトル3期」(白玲1期、女王2期)の規定を満たし、同日付で女流四段に昇段した。

2023年2月24日第49期岡田美術館杯女流名人戦で、伊藤沙恵女流名人に勝利し、女流名人の座についた[42]

2023年度[編集]

10月4日、第17回朝日杯将棋オープン戦一次予選決勝でこの年棋聖戦王位戦のダブルタイトル挑戦をした佐々木大地を破り、女流棋士として初の一次予選突破を果たした[43]。西山は、一次予選決勝での勝利で「棋士公式棋戦の通算成績」を36勝35敗[44](奨励会時代からの通算成績)と勝ち越した。

10月17日、霧島酒造杯第45期女流王将戦第2局で香川愛生女流四段に勝利し、2勝0敗でタイトル防衛[45]。また、女流棋士転向後「タイトル7期」の規定を満たし、同日付で女流五段に昇段した。

10月28日、第3期ヒューリック杯白玲戦七番勝負第7局で里見香奈に勝利。4勝3敗で白玲獲得。

棋風[編集]

振り飛車党[46]ゴキゲン中飛車三間飛車が得意戦法で、軽いさばき、力強い攻めを特徴とする[47]

序中盤で不利になっても、終盤力で逆転勝ちする「怪力」で知られる[48]観戦記者の津野章二は、女性とはとても思えない豪快な将棋を指す、と評する[49]

鈴木大介によると、「強かった頃の鈴木大介に似ている」と将棋界で評されている[48]

女流棋戦では持ち時間をほとんど使わない傾向であったが、2017年度に行われた第11期マイナビ女子オープン本戦(西山は本戦シード)では、持ち時間をきっちり使う傾向に変化した[18]。また、主にネット将棋の実戦を重ねることで腕を磨いていた西山は、初タイトル「女王」を獲得する前年の2017年から男性棋士と研究会を行うようになり、練習対局の後の感想戦で男性棋士から様々な指摘を受けることで、将棋観が変わったという[50]

棋士から称賛された妙手「△4五同桂」[編集]

初タイトル「女王」を獲得した第11期マイナビ女子オープン五番勝負の第2局(西山が勝利)で西山が指した、加藤桃子女王に飛車をタダで取らせると同時にを作らせる一手「△4五同桂」(36手目[51])は将棋界に衝撃を与えた[48]。田名後健吾(『将棋世界』編集長)は「誰もが考えもしない強手」と記した[52]

大崎善生(元・『将棋世界』編集長)は「常識を覆す一手」と絶賛し、棋士たちの評を下記のように伝える[48]

振り飛車側が指したここ2、3年で最強の一手。 — 鈴木大介[48]
〔棋士が〕100人いて思いつくのは3人、実際に指せる人は1人でしょう。 — 某棋士。〔〕内は引用者が補完、[48]

人物[編集]

  • 2014年、大阪学芸高等学校を卒業[53]、同年より慶應義塾大学環境情報学部に進学・上京[6][7]。大学2年時の2015年9月から休学していた[12][7]が、「三段リーグで次点になった期(編注:第66回奨励会三段リーグ、2019年10月-2020年3月)は大学もやめていた」と後日の『将棋世界』対談記事(2024年3月号「師弟」)で明かしている[3]
  • 室谷由紀(西山より3学年上)は同じ大阪狭山市の出身であり[54]、子供の頃は同じ将棋教室「若駒会」に通っており[54][55][56]、それ以来の親しい仲[57]。室谷によると、二人が通っていた将棋教室の師範は、西山の棋才を高く評価していたとのこと[54]

昇段履歴[編集]

奨励会[編集]

女流棋士[編集]

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

主な成績[編集]

獲得タイトル[編集]

 色付き は現在在位。詳細は#年表を参照。

他の女流棋士との比較は、棋戦 (将棋)#女流タイトル 、および、将棋の女流タイトル在位者一覧 を参照。

タイトル 番勝負 獲得年度 登場 獲得期数 連覇 クイーン称号
白玲 七番勝負
9-11月
2021 / 2023 3回 2期
(歴代1位)
1
清麗 五番勝負
8-9月
-
1回 - -
女王 五番勝負
4-5月
2018-2023 6回 6期
(歴代1位)
6連覇
(歴代1位)
永世女王
女流王座 五番勝負
10-12月
2019-2020 4回 2期 2連覇
女流名人 五番勝負
1-2月
2022 2回 1期 1
女流王位 五番勝負
4-6月
-
1回 - -
女流王将 三番勝負
10月
2019-2020
/ 2022-2023
5回 4期 2連覇
倉敷藤花 三番勝負
11月
-
2回 - -
獲得合計15期=歴代4位タイ / 登場回数 合計24回 (2023年度女流名人戦まで / 番勝負終了前は除く)
0将棋女流タイトル獲得記録0
01位 0 福間香奈*0 57期 (71回)
02位 0 清水市代*0 43期 (71回)
03位 0 中井広恵*0 19期 (44回)
04位 0 林葉直子00 15期 (23回)
0 0 西山朋佳*0 15期 (24回)
0
6位 0 加藤桃子* 09期 (21回)
7位 0 甲斐智美 07期 (14回)
0 蛸島彰子 07期 (11回)
9位 0 矢内理絵子* 06期 (18回)
10位 0 斎田晴子* 04期 (12回)
0 山下カズ子 04期 (6回)
*は現役女流棋士、(数字)は登場回数 / 2023年度女流名人戦終了まで

将棋大賞[編集]

年度別成績[編集]

女流棋戦(公式戦)成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2021 38 30 8 0.7894 [21]
2022 65 46 19 0.7076 [22]
(小計) 103 76 27 0.7378
通算 103 76 27 0.7378 [23]
2022年度まで
棋士公式棋戦(男性棋戦)成績
奨励会時代 (2016年度-2020年度)
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2016 1 0 1 0.0000 [24]
2017 1 1 0 1.0000 [25]
2018 4 0 4 0.0000 [59]
2019 8 5 3 0.6250 [60]
2020 21 12 9 0.5714 [61]
2016-2020
(小計)
35 18 17
女流棋士転向後 (2021年度以降)
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2021 15 8 7 0.5333 [26]
2022 10 2 8 0.2000 [27]
2021-2022
(小計)
25 10 15 0.4000 [28]
2016-2022
通算
60 28 32 [注釈 5]
2022年度まで

年表[編集]

  • タイトル戦の欄の氏名は対戦相手。
     色付き のマス目は獲得(奪取または防衛)。 0Q のマス目はクイーン称号獲得。 0L はタイトル戦敗退(失冠)、
    氏名の下は左から順に、o : 西山の勝ち / x : 西山の負け
  •  - は棋戦創設前。 ※ は棋戦不参加。
  • 将棋大賞は、最女 : 最優秀女流棋士賞、優女 : 優秀女流棋士賞、女棋 : 女流棋士賞、
名特 : 名局賞特別賞、女名 : 女流名局賞、女対 : 女流最多対局賞
年度 タイトル その他
優勝
将棋
大賞
備考
女王
4-5月
女流王位
4-6月
清麗
8-9月
白玲
9-11月
女流王将
10月
倉敷藤花
11月
女流王座
10-12月
女流名人
1-2月
2010 <第3期>
<第21期>
<第32期>
<第18期>
<第37期>
・関西奨励会入会
2011 <第1期>
2012
2013 ・奨励会初段昇段
2014
L
加藤桃子
xxx
・奨励会二段昇段
2015 ・奨励会三段昇段
2016
2017
2018 加藤桃子
xooo
・初タイトル
2019 里見香奈
ooxo
<第1期>
里見香奈
oxo
里見香奈
oxoo
女名 ・女流タイトル三冠
・三段リーグ3位
(次点、14勝4敗)
2020 加藤桃子
xoxoo
室谷由紀
oxo
里見香奈
oxxoo
女名
2021 伊藤沙恵
xooxo
<第1期>
渡部愛
oooo
L
里見香奈
xox
L
里見香奈
xxx
優女 ・奨励会退会
・女流棋士に転向
(女流三段)
・女流タイトル四冠(19日間)
2022
永世
里見香奈
xoxoo
L
里見香奈
oxxx
L
里見香奈
xxooxox
里見香奈
oxo
L
里見香奈
xx
伊藤沙恵
ooxo
優女
女対
・永世女王
・女流四段 昇段
2023 甲斐智美
ooo
L
里見香奈
xoxx
里見香奈
xoooxxo
香川愛生
oo
L
里見香奈
xx
L
福間香奈
xxox
優女
女名
・女流五段 昇段
・女流タイトル四冠(120日間、2度目)
年度 女王
4-5月
女流王位
4-6月
清麗
8-9月
白玲
9-11月
女流王将
10月
倉敷藤花
11月
女流王座
10-12月
女流名人
1-2月
その他
優勝
将棋
大賞
備考
合計 登場6回
獲得6
登場1回
0
登場1回
0
登場3回
獲得2
登場5回
獲得4
登場2回
0
登場4回
獲得2
登場2回
獲得1
タイトル戦登場24回、獲得合計15期(歴代4位タイ)/ 2023年度女流名人戦終了まで(番勝負終了前を除く)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2011年5月27日日本将棋連盟が「女性の奨励会員が女流棋戦にエントリーし、出場することは自由である」と発表し[16]、その結果、女性奨励会員がマイナビ女子オープン女流王座戦に出場できるようになった。
  2. ^ 里見香奈第3期女流王座の休場・タイトル返上により、決勝戦まで勝ち上がった加藤桃子女王と西山(初段)が五番勝負を行い、勝者が第4期女流王座となった[17]
  3. ^ 奨励会規定「奨励会2級以上で退会の場合は、退会時の段級位でそのまま女流棋士の資格を得る」により、奨励会を三段で退会した西山は、女流三段として女流資格を得た。
  4. ^ 新規女流棋戦の増加もあり、2022年度において女流歴代最多となる65局を対局。なお、同年度における棋士の最多対局賞は服部慎一郎の68局であるが、西山は女流棋戦の他に棋士公式戦女流参加枠の対局を10局行っており、これも含めた75局の対局数は服部を超える。
  5. ^ 2023年10月4日の第17回朝日杯一次予選決勝での勝利で「棋士公式棋戦の通算成績」を36勝35敗(将棋世界 2023年12月号 p183.)とし、また同日時点で、2023年度の棋士公式棋戦成績を8勝3敗[1]としており、奨励会時代からの2022年までの通算成績は「28勝32敗」。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 2018年5月24日 五番勝負第4局 加藤桃子女王 対 西山朋佳奨励会三段|第11期マイナビ女子オープン 2手目棋譜コメント”. マイナビ出版. 2018年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月24日閲覧。
  2. ^ 西山朋佳|棋士データベース|日本将棋連盟”. 2021年4月1日閲覧。
  3. ^ a b 『将棋世界』日本将棋連盟、2024年3月号、「師弟」vol.12 20頁。 
  4. ^ 西山静佳|プロ棋士|一般財団法人関西棋院”. 関西棋院. 2019年11月9日閲覧。
  5. ^ a b “西山朋佳三段が新女王に 将棋・マイナビ女子オープン” (日本語). 朝日新聞. (2018年5月24日). オリジナルの2018年5月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180524122245/https://www.asahi.com/articles/ASL5S5WGLL5SUCVL023.html 2018年5月24日閲覧。 
  6. ^ a b c d 男女差なく勝負の道を プロ棋士目指す西山朋佳さん」『日本経済新聞』、2014年2月23日。2018年5月25日閲覧。オリジナルの2018年5月25日時点におけるアーカイブ。
  7. ^ a b c “22歳のアナログ女王・西山朋佳三段、夢追う「初の女性棋士」への挑戦” (日本語). スポーツ報知. (2018年6月5日). オリジナルの2018年6月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180605120015/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180603-OHT1T50193.html 2018年6月5日閲覧。 
  8. ^ 平成30年版 将棋年鑑 p.630
  9. ^ a b c d 西山朋佳奨励会初段が二段に昇段」『日本将棋連盟』、2014年9月22日。2018年5月24日閲覧。オリジナルの2018年5月24日時点におけるアーカイブ。
  10. ^ 里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花、奨励会1級編入試験に合格」『日本将棋連盟』、2011年5月21日。2018年5月25日閲覧。オリジナルの2018年5月25日時点におけるアーカイブ。
  11. ^ a b “【将棋】西山朋佳さん、最年少18歳で初段に 女性2人目” (日本語). 産経新聞. (2014年3月25日). オリジナルの2018年5月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180524123045/https://www.sankei.com/west/news/140125/wst1401250013-n1.html 2018年5月24日閲覧。 
  12. ^ a b c d 西山朋佳奨励会員、奨励会三段に」『日本将棋連盟』、2015年12月7日。2018年5月24日閲覧。オリジナルの2018年5月24日時点におけるアーカイブ。
  13. ^ 【午後のつぶやき 大崎善生】将棋の三段リーグ、女性棋士も挑戦中(1/2ページ)”. 産経新聞 (2017年10月28日). 2018年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月24日閲覧。
  14. ^ 西山朋佳三段、女性初の四段昇段ならず…連勝も次点に終わり涙「また頑張ります」”. デイリースポーツ online. デイリースポーツ (2020年3月7日). 2020年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月7日閲覧。
  15. ^ 「絶対にやばい一番になる」14歳藤井聡太がプロになった対局、敗れた西山朋佳三段の本音とは 文春オンライン 2019年10月31日。
  16. ^ 「奨励会と女流棋士の重籍に関する件」について」『日本将棋連盟』、2011年5月27日。2018年5月25日閲覧。オリジナルの2018年2月25日時点におけるアーカイブ。
  17. ^ “将棋の里見女流王座、タイトル返上 年内の公式戦休場” (日本語). 日本経済新聞. (2014年8月29日). オリジナルの2018年5月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180524131426/https://www.nikkei.com/article/DGXLASFG29H11_Z20C14A8000000/ 2018年5月24日閲覧。 
  18. ^ a b 弾丸娘からの変貌!? 西山朋佳奨励会三段(第11期マイナビ女子オープン挑戦者)”. 将棋情報局. マイナビ出版. 2018年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月24日閲覧。
  19. ^ 西山朋佳奨励会三段が加藤桃子女王を破り3勝1敗で初タイトルの女王獲得 第11期マイナビ女子オープン五番勝負第4局」『日本将棋連盟』、2018年5月24日。2018年5月25日閲覧。オリジナルの2018年5月25日時点におけるアーカイブ。
  20. ^ 【将棋】奨励会の西山朋佳が初タイトル マイナビ女子”. 産経新聞 (2018年5月24日). 2018年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月24日閲覧。
  21. ^ 将棋マイナビ、西山女王が初防衛” (Japanese). 神戸新聞NEXT. 神戸新聞 (2019年5月22日). 2019年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月23日閲覧。
  22. ^ 里見が5冠に後退=将棋・女流王将戦”. 時事ドットコム. 時事通信社. 2019年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月1日閲覧。
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  56. ^ 西山俊章さん、天才姉妹を育てた秘けつは意思の尊重にあった! : スポーツ報知』2022年2月24日https://hochi.news/articles/20220224-OHT1T51172.html?page=1 
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  59. ^ 2018年4月16日新人王戦[2]、同年9月6日王座戦[3]、2019年1月9日竜王戦[4]、2019年3月12日新人王戦[5]の4局。
  60. ^
    • 2019年7月19日朝日杯(同日2局)[6]
    • 同年9月1日銀河戦および同月13日王座戦(月計2局)[7]
    • 同年10月25日王座戦[8]
    • 2020年1月17日および27日竜王戦(月計2局)[9]
    • 同2020年3月9日竜王戦[10]の8局。
  61. ^
    • 2020年4月01日竜王戦および同4月10日新人王戦(月計2局)[11]
    • 同年6月11日竜王戦、同6月23日新人王戦および同6月30日棋聖戦(同日2局、月計4局)[12]
    • 同年7月9日新人王戦、同7月15日朝日杯および同7月30日棋聖戦(同日2局、月計4局)[13]
    • 同年8月7日(放送日)NHK杯[14]
    • 同年9月16日王座戦[15]
    • 同年10月20日銀河戦(同日2局)[16]
    • 同年12月25日竜王戦[17]
    • 2021年1月7日棋聖戦、同1月13日竜王戦、同1月20日新人王戦、および27日棋聖戦(月計4局)[18]
    • 同年2月24日竜王戦[19]
    • 同年3月24日竜王戦[20]の計21局。

参考文献[編集]

  • 津江章二『藤井聡太 名人をこす少年』日本文芸社、2017年。 

外部リンク[編集]