第69回選抜高等学校野球大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第69回選抜高等学校野球大会
試合日程 1997年3月26日 - 4月9日
出場校 32校
優勝校 天理奈良、初優勝)
試合数 31試合
選手宣誓 衣川隆夫育英
始球式 小杉隆文部大臣
入場行進曲これが私の生きる道』(PUFFY
総入場者数 約349,000人(1試合平均11,258人)
最高入場者数/1日 57,000人
大会本塁打 7本
 < 19961998 > 
選抜高等学校野球大会
テンプレートを表示

第69回選抜高等学校野球大会(だい69かい せんばつこうとうがっこう やきゅうたいかい)は、1997年平成9年)3月26日から4月9日まで阪神甲子園球場で行われた選抜高等学校野球大会である。

概要[編集]

  • 日高中津分校分校として初めて出場した。
  • 球審がボールカウントを従来と逆(大リーグ式)に「ボール→ストライク」の順で読み上げるように変更した。
  • この大会より、守備のタイム、攻撃のタイムは9回までに各3回までと制限された。ただし、延長戦に入った場合は、守備、攻撃のタイムとも1イニングに1回ずつ取ることが可能。

日程[編集]

期間中連続して降雨の天候に悩まされ、開催期間は15日間(1日会期延長3日順延)まで延びた。選抜大会で4日間延期は、1933年第10回以来64年ぶり。決勝戦は4月9日に開催されたが、当日も午後から雨天予報であったことや、新年度の授業が始まったことも考慮し、試合開始を午前10時に変更する処置が行われた。

出場校[編集]

北海道
東北
関東
東京
東海
北信越
近畿
中国
四国
九州


組み合わせ・試合結果[編集]

1回戦 - 準決勝[編集]

 
1回戦2回戦準々決勝準決勝
 
              
 
3月26日(1)
 
 
日大明誠4
 
4月1日(2)
 
豊浦1
 
日大明誠0
 
3月26日(2):延長11回
 
報徳学園5
 
報徳学園4x
 
4月5日(1)
 
東海大菅生3
 
報徳学園5
 
3月26日(3)
 
平安2
 
平安5
 
4月1日(3)
 
星稜3
 
平安2
 
3月27日(1)
 
日南学園1
 
宇和島東2
 
4月8日(1)
 
日南学園3
 
報徳学園1
 
3月27日(2)
 
中京大中京5
 
春日部共栄8
 
4月2日(1)
 
城北1
 
春日部共栄8
 
3月27日(3)
 
函館大有斗1
 
郡山5
 
4月5日(2)
 
函館大有斗6x
 
春日部共栄2
 
3月28日(1)
 
中京大中京4
 
中京大中京6
 
4月2日(2)
 
日高中津3
 
中京大中京10
 
3月28日(2)
 
岡山南2
 
岡山南5
 
 
光星学院3
 
 
1回戦2回戦準々決勝準決勝
 
              
 
3月28日(3)
 
 
桑名西2
 
4月2日(3)
 
国学院栃木9
 
国学院栃木5
 
3月30日(1)
 
育英9
 
育英4
 
4月7日(1):延長10回
 
浦添商2
 
育英5
 
3月30日(2)
 
上宮6x
 
横浜商4
 
4月4日(1)
 
上宮7
 
上宮6
 
3月30日(3)
 
明徳義塾0
 
国士舘3
 
4月8日(2)
 
明徳義塾5
 
上宮1
 
3月31日(1)
 
天理2
 
前橋商0
 
4月4日(2)
 
浜松工2
 
浜松工0
 
3月31日(2)
 
天理7
 
天理5x
 
4月7日(2)
 
徳島商4
 
天理8
 
3月31日(3):延長11回
 
西京1
 
佐久長聖5
 
4月4日(3)
 
大分商6
 
大分商3
 
4月1日(1)
 
西京4
 
西京9
 
 
平工3
 

決勝[編集]

4月9日

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
天理 0 1 0 1 0 0 2 0 0 4 7 1
中京大中京 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 8 0
  1. (天):長崎 - 東
  2. (中):大杉 - 寺田
  3. 審判
    [球審]清水幹
    [塁審]桂・山名・浜田
  4. 試合時間:2時間2分
天理
打順守備選手
1[二]芦硲太輔(3年)
2[遊]冨田信一郎(3年)
3[一]小南浩史(3年)
4[捕]東辰弥(3年)
5[投]長崎伸一(3年)
6[三]山下文聡(3年)
7[中]川畑健一郎(3年)
8[右]金子佳輔(3年)
9[左]山口和孝(3年)
中京大中京
打順守備選手
1[二]伊藤亮(3年)
2[遊]高橋源一郎(3年)
3[左]林真輝(2年)
4[右]杉浦友工(3年)
5[中]藤村博司(3年)
6[三]辻田誠(3年)
7[一]橋本浩幹(3年)
8[捕]寺田良彦(3年)
9[投]大杉樹一郎(3年)

大会本塁打[編集]

1回戦
  • 第1号:大久保塁(春日部共栄)
  • 第2号:茂呂直人(国学院栃木)
  • 第3号:多井清人(上宮)
2回戦
  • 第4号:上田真也(育英)
  • 第5号:多井清人(上宮)
  • 第6号:矢野哲平(大分商)
準決勝
  • 第7号:前田浩伸(上宮)

その他の主な出場選手[編集]


関連項目[編集]

外部リンク[編集]