竿燈

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秋田竿燈まつり
Akita Kanto Festival
イベントの種類 祭り
通称・略称 竿燈
正式名称 秋田竿燈まつり
開催時期 8月3日から6日
初回開催 江戸時代
会場 竿燈大通り
主催 秋田市竿燈まつり実行委員会
来場者数 126万人(2014年)
最寄駅 JR秋田駅
公式サイト

竿燈(かんとう)は、毎年8月3日 - 6日秋田県秋田市で行われる祭り。現在行われている祭りの正式名称は「秋田竿燈まつり」。

竿燈全体を稲穂に、連なる提灯米俵に見立て、額・腰・肩などにのせ、豊作を祈る。 重要無形民俗文化財に指定されており、青森ねぶた祭り仙台七夕まつりと並んで東北三大祭りの1つとされる。 また、二本松提灯祭り福島県)、尾張津島天王祭愛知県)と並び、日本三大提灯祭りにもなっている。

昼竿燈(竿燈妙技会)

歴史[編集]

  • ねぶり流し行事として行われている竿燈であるが、宝暦年間には原型があったといわれている。
五穀豊穣や無病息災、技芸上達を願って、旧暦7月7日にあわせて行われる七夕行事とともに、旧暦7月15日のお盆を迎え入れるために一連の行事として現在の形になったとも言われている。
  • 竿燈は、外町(町人町)に住む職人や商人によって始められた。お盆に門前に立てる高灯籠を持ち歩けるようにしたのが竿燈の始まりとされている。昔は、技よりも力を競っていたため、2個だった灯篭も数を増し、蝋燭や提灯の普及により現在の形になったと考えられる。
  • 竿燈の語源は景徳傳燈録百尺竿頭須進歩からヒントを得たものとされている。また、昔は作り灯篭ネブリナガシとも呼ばれていた。

概要[編集]

昼竿燈(竿燈妙技会)

大きさ[編集]

大若 中若 小若 幼若
重さ 50kg 30kg 15kg 5kg
長さ 12m 9m 7m 5m
提灯の数 46個 46個 24個 24個

[編集]

  • 五つの基本技(流し、平手、額、肩、腰)があり、それぞれの場所に乗せ、バランスをとる。どの技も力強く、観客を魅了する。中には、口や顎で支える者もいる。
  • 熟練者は、上記の技を和傘を回したり扇子で扇ぎながら行う。多くの傘を持ったり、両手に持ったりと華やかな演技をする。また、一本歯(天狗下駄)を履いて上記の技を行う強者もいる。
  • 継竹(竿燈を高くしていくもの)を多く継いで、大きく湾曲した竿燈を操るのも見物だ。継竹が重さに耐えることができなくなると、折れてしまうこともある。継竹には装飾を施した物もある。大きな傘の骨組に花を付けた花傘や、火消の目印となったが取り込まれている。この2つは多くの町内が使用している。本町六丁目竿燈会には、勇み人形と呼ばれるものがある。この人形は、1本の木を削って作られている。この竿燈会のみが勇み人形を使用しており、町内の顔にもなっている。

提灯・半纏[編集]

  • 竿燈に使われる提灯や半纏には、町紋や社章が描かれている。この町紋には縁起物が多い。上米町一丁目は「兎の餅つき」、上米町二丁目は「伊達牡丹」など絵で町内が判断できる。それぞれ町の繁栄など願いを込めて描かれたもので、諸説あるが佐竹義和が描いたとされている。
  • 提灯には、雨によって貼った和紙が溶けないように、油が表面に塗られており、燭台の両脇に空気を通すための穴があり、倒れてしまった時に燃えないように工夫されている。しかし、倒れ方が悪いと稀に燃えてしまう。
  • 本番は10000個を超える提灯が夜空に輝くが、その提灯は職人がすべて手作業で製作している。同様に半纏、太鼓や竹竿も職人が製作している。

昼竿燈[編集]

戦後から、竿燈や囃子の技術を保存させるために竿燈妙技会を毎年開催している。

  • 直径6mの円の中で、基本演技が忠実かつ安定しているかを競う。
  • 団体戦、個人戦、囃子方があり、団体戦は「規定演技」と「自由演技」の2つがある。
  • 最終日には、小若の大会も行われ、「規定演技」と「囃子方」が行われる。

保戸野鉄砲町は団体規定演技において2度の4連覇をしている。個人戦では、同町内から4年連続チャンピオンを輩出している。また平成23年には、「自由演技」「個人戦」「囃子方」において、秋田県立大学が優勝し三冠を成し遂げた。

  • 妙技会以外にも駅前のアゴラ広場など、様々な場所で竿燈が上げられている。

夜竿燈[編集]

竿燈のメインは、夜に行われる竿燈である。

  • 竿燈大通り(二丁目橋〜山王十字路の間)で行われている。昔は、大町や茶町、通町などで行われ、街灯、電線の設置や観客の増加に伴い、楢山グラウンド、土手長町、広小路、千秋公園、山王大通り、新国道などと転々としてきた。
  • 多くの町内、企業が参加し270本以上の竿燈に灯が灯り、光の稲穂の競演が始まる。途中2回の移動を行い、計3回の演技を行う。3回目終了後は「ふれあい竿燈」があり、小若、幼若の竿燈を持ったり、大若と記念撮影をしたり、太鼓を叩いたりできる。
  • 大半の町内にはスポンサーがついており竿燈を上げているが、スポンサーをつけない町内もある。中でも川反五丁目竿燈会は川反の店の協力で行っており、垂れ幕を下げて演技を行っている。
  • 観覧席や沿道の上にはロープが張られており、倒れても被害が出ないようになっている。2010年までは提灯も飾られていたが、東日本大震災による節電対策で撤去されている。

近年[編集]

  • 近年では、出張竿燈(臨時出竿)を開催しており、海外でも竿燈が上げられている風景が見られる。
  • 鳥取県米子市1973年から行われている「がいな祭り」のうちの「がいな万灯」(1989年から)は、「米子竿灯(のちに万灯(=まんとう))」と名乗っている。これは、自衛隊米子駐屯地が秋田駐屯地の研修の一環として参加し、それをお土産として中心になって勝手に始めたものであるため、秋田の竿燈会が存在を知り抗議を行い、念書として「海外公演をしない」などの制約をした条件で、現在もなお続けられているものである。[1][2]
  • 2000年までは8月4日 - 7日の日程で開催されていたが、東北地方の他の祭と日程が重なりやすく、主催者にとっては観光客の減少、また観光客にとっては他の祭との移動に悩んでいた。このため2001年から1日前倒しして、現在の日程となった。
  • 平成20年度の高円宮殿下記念地域伝統芸能賞を、秋田市竿燈会が受賞した。これに伴い、2008年10月12日(日)に、さいたまスーパーアリーナで実施された「日本のまつり・The MATSURIサミット」(咲いたまつりと同時開催)で妙技が行われた。また、そのプレイベントとして、前日の2008年10月11日(土)には、浦和パルコ前で妙技が行われた。
  • 近年では上記さいたまでの妙技を含め、東京近郊で妙技が披露されることがある。毎年1月に東京ドームで行われる『ふるさと祭り東京 〜日本のまつり・故郷の味〜』に出演している。他にも、2010年5月には浅草寺での妙技披露[3]、2006年6月には上野駅構内での妙技披露[4]が行われた。

アクセス[編集]

鉄道[編集]

竿燈大通りまで

竿燈妙技会会場まで

  • 同駅西口から徒歩15分。

道路[編集]

秋田空港から[編集]

秋田港から[編集]

  • フェリーターミナルから路線バスで「山王十字路」「大町二丁目」「交通公社前」のどちらかで下車。
  • 車で、国道7号経由(臨海十字路・県庁前経由)で20分程度

その他[編集]

  • 「金津七夕」(かなづたなばた)[5][6]宮城県角田市金津地区で8月7日に行われる県指定民俗文化財の祭り。子供たちが秋田の竿燈に似た提灯などを掲げて行列を成し、古今和歌集にある「七夕の戸渡る舟のかじの葉に いく秋かきつ露の玉づさ」という古歌を唱和して街中を練り歩く。藩政期から350年以上の歴史があると言われるが、秋田の竿燈との関係については不明。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]

座標: 北緯39度43分6.5秒 東経140度6分47.5秒