常呂町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
常呂町
廃止日 2006年3月5日
廃止理由 新設合併
北見市・留辺蘂町端野町常呂町北見市
現在の自治体 北見市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 網走支庁
常呂郡
団体コード 01553-9
面積 278.29km²
総人口 4,889
(住民基本台帳、2006年2月28日)
隣接自治体 網走市端野町北見市
佐呂間町湧別町
町の木 ナナカマド
町の花 クレマチス
常呂町役場
所在地 093-0292
北海道常呂郡常呂町字常呂323番地
外部リンク 北見市:常呂総合支所
座標 北緯44度7分13.7秒
東経144度4分15.1秒
北海道内における常呂町の位置
 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト

常呂町(ところちょう)は、北海道網走支庁管内の常呂郡に存在した町で、2006年平成18年)3月5日北見市留辺蘂町端野町新設合併し、北見市の一部となった(住所表記は北見市常呂町)。合併後も自治区が設けられ、一定の自治が認められる形となっている。

町名の由来は、アイヌ語の「トー・コロ」(沼のある所)から。カーリングの町としても有名。

合併に至るまで[編集]

常呂町は常呂郡の地域ではあるが、昔から網走市佐呂間町の結び付きが強かった。そのため、常呂町はサロマ湖岸の佐呂間町・湧別町上湧別町との枠組みで合併協議して合併を目指す予定だったが、これに当時の常呂町首脳は生活圏が遠軽町に変わることを恐れ反対し、北見市との協議に入った。

また、当時の女満別町(現・大空町)も「網走市・女満別町・東藻琴村美幌町津別町・常呂町」の枠組みを発案したが、常呂町は不参加した。

その後、住民投票も賛成の声が反対を上回り北見市と合併することとなった。

地理[編集]

網走支庁中部に位置。北部はオホーツク海に接し、常呂川の河口を有する。 西部はサロマ湖に隣接、南部は丘陵地帯。

海岸に位置するが夏と冬の温度差は比較的多い。夏は32度、冬は-20度程度。 冬季は流氷が接岸する。

気象庁の細分では、天気予報および警報注意報は北見地方ではなく、網走西部地方となる。

隣接していた自治体[編集]

歴史[編集]

  • 1883年明治16年):常呂村に、常呂郡を一円とする常呂村外六箇村戸長役場が設置される(常呂町の開基)。
  • 1897年(明治30年):常呂村外六箇村戸長役場より野付牛村外一箇村戸長役場を分離。
  • 1914年大正3年):常呂外四箇村戸長役場より鐺沸村(のちの佐呂間町)を分離。
  • 1915年(大正4年)4月1日 - 常呂村、少牛(ちいうし)村、太茶苗(ふとちゃない)村、手師学(てしまない)村が合併し、常呂郡常呂村となる。鐺沸村の一部を編入。
  • 1916年(大正5年) - 野付牛町に大字少牛村の一部(現・北見市端野町忠志に相当する地区)を分割。同年、少牛村の残りは手師学村に編入。
  • 1936年昭和11年)10月10日 - 鉄道省湧網東線が延伸開業し、村内に常呂駅新設。
  • 1941年(昭和16年) - 村内の大字を廃止、行政字に再編。
    • 常呂村 → 常呂、東浜、土佐、岐阜、共立、富丘、豊川、栄浦
    • 太茶苗村 → 福山
    • 手師学村 → 日吉、登、吉野
  • 1950年(昭和25年)11月1日 - 町に昇格、常呂町となる。
  • 1952年(昭和27年)12月6日 - 国鉄湧網東線延伸開業により、町内に北見富丘北見共立の2駅新設。
  • 1953年(昭和28年)10月22日 - 湧網東線を湧網西線に編入し湧網線に改称。
  • 1956年(昭和31年)1月7日 - 国鉄湧網線の北見共立・常呂間に土佐仮乗降場、常呂・能取(町外)間に常呂港仮乗降場を新設。
  • 1956年(昭和31年)5月1日 - 国鉄湧網線の北見富丘・北見共立間に東富丘仮乗降場を新設。
  • 1972年(昭和47年)2月8日 - 土佐仮乗降場、常呂港仮乗降場を廃止。
  • 1987年(昭和62年)3月20日 - 国鉄湧網線廃止、町内から鉄道路線が無くなる。
  • 2006年平成18年)3月5日 - 留辺蘂町端野町、旧北見市と合併、4市町区域に新たに北見市を設置。北見市常呂町となる。

経済[編集]

産業[編集]

海岸部では漁業が発達、ホタテなどがとれる。 丘陵部では農業(畑作)が発達。

姉妹都市[編集]

国内[編集]

海外[編集]

地域[編集]

教育[編集]

交通[編集]

空港[編集]

鉄道・バス[編集]

常呂町内を通っていた旧国鉄湧網線1987年昭和62年)3月20日に廃止された。町内には北見富丘駅、東富丘仮乗降場、北見共立駅、常呂駅が設置されていた。現在、常呂駅の跡地はバスターミナルになっている。

下記の駅へバスが運行される。

町内へは町営バスが運行されており、バスターミナルから栄浦(サロマ湖沿岸)までを巡回している。

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

観光[編集]

常呂カーリングホール
ワッカネイチャーセンター
  • サロマ湖(サロマ湖に沈む夕日,冬期のサロマ湖に現れる蜃気楼
  • ワッカ原生花園北海道遺産
  • オホーツク海
  • 流氷
  • 常南ビーチ海水浴場
  • カーリングホール(日本初の屋内カーリング場)
  • 1本の木(農協牧場)
  • ワッカネイチャーセンター
  • ところ遺跡の館
  • 埋蔵文化財センターどきどき
  • 手工芸の館
  • 森林公園(アスレチックパークゴルフ、焼き肉ハウス)
  • 常呂町開基100年記念塔(白鳥が羽を広げた様子をイメージして作られているが、名産のホタテにちなみ、ホタテタワー、ホタテの塔と呼ばれることが多い)

祭り[編集]

  • ところふるさとまつり
  • 雪ん子まつり
  • 常呂神社祭

催事[編集]

  • サロマ湖100kmマラソン
  • インターナショナルオホーツクサイクリング
  • 町民大運動会
  • スノーモービルランド in サロマ湖
  • NHK杯カーリング大会
  • ところ物産まつり

その他[編集]

出身有名人[編集]

カーリングの町として知られ、冬季オリンピックに出場したカーリング選手には常呂町出身者が多い。近江谷好幸長野)・杏菜バンクーバー)親子、佐藤浩(長野)、敦賀信人(長野)、三村容子(長野)、加藤章子(長野、ソルトレイク)、船山弓枝(旧姓:林/ソルトレイク、トリノソチ)、小笠原歩(旧姓:小野寺/ソルトレイク、トリノ、ソチ)、小仲美香(ソルトレイク)、本橋麻里(トリノ、バンクーバー)、吉田知那美(ソチ)、小野寺佳歩(ソチ)はいずれも常呂町出身。また2006年の女子日本選手権ではチーム常呂中学校がトリノ代表のチーム青森を破る殊勲を挙げ3位入賞、翌2007年の大会でも続けて3位に入賞するなど、合併後もカーリングにおいて常呂の存在感を示し続けている。

2006年2月18日には、ソルトレイク五輪に出場した常呂町の女子高校生4人のカーリングチーム「シムソンズ」を題材にした映画「シムソンズ」(佐藤祐市監督・加藤ローサ高橋真唯星井七瀬藤井美菜ほか)が日本全国で公開された。撮影は常呂で行われ、町をあげての協力となった。

その他、燃えよヘビメタのバーバラ・アキタダ、落語家の橘家富蔵吉本興業の芸人である桂花りんも常呂町の出身である。

トピック[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]