塩見貴洋

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塩見 貴洋
東北楽天ゴールデンイーグルス #11
塩見貴洋20140312.JPG
2014年3月12日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府守口市
生年月日 1988年9月6日(26歳)
身長
体重
182 cm
77 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 ドラフト1位
初出場 2011年5月5日
年俸 2,200万円(2014年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

塩見 貴洋(しおみ たかひろ、1988年9月6日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属するプロ野球選手投手)。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

大阪府守口市の出身。小学校時代に守口市佐太スポーツ少年団に所属して野球を始め、中学時代は守口シニアでプレー。当時は身長160cm足らずで主に外野手としてプレーしていた。

1歳上の兄が進学していた愛媛県帝京第五高等学校へ進み、投手に転向。高校3年間で身長がおよそ20cm伸び、同時に球速も上がり県下屈指の左腕として注目された。3年夏には県ベスト8に入り、1回戦に13者連続含む打者16人から14個の三振を奪い、5回参考記録ながらノーヒットノーランを達成。

八戸大学(現:八戸学院大学)では「みちのくのドクターK」と呼ばれた。しかし1年次は腰痛により登板がなく、2年春に先発として起用されたが7月に腰の疲労骨折を負い秋季リーグは再び欠場。腰の故障に悩まされ、一時は野球をやめようと考えることもあったが、父親に「4年間続けることに意味があるんだ」と説得されて踏みとどまったという[1]。3年春からローテーションの一角として活躍。4年春には防御率0.00のリーグ新記録を達成し、全日本大学野球選手権大会にかけて55イニング無失点をマーク[2]し、佛教大学戦では大野雄大との投げ合いを制した。大学時代の監督との面談で「プロに行くなら何巡目で行きたいか?」と聞かれた際に「何巡目でも……」と答え、「バカ! なんで1巡目って言えないんだ!」と言われたのがターニングポイントとなり、ランニングがきつい時など「プロに行く、プロに行く」と言いながら走るようになったという[1]。ドラフト会議4日前の10月24日には明治神宮野球大会東北地区決勝で東北福祉大学を相手にノーヒットノーランを達成した。

2010年のドラフト会議楽天ヤクルトから1位指名(それぞれ大石達也斎藤佑樹の外れ1位指名)を受け、抽選の結果、楽天が交渉権を獲得し、入団。背番号は「11」。

プロ入り後[編集]

2011年
開幕は腰の痛みもあって二軍で迎えるも、イースタン・リーグで6試合に登板して2勝1敗、防御率2.33の成績を残した事から一軍昇格。プロ入り初登板初先発となった5月5日の福岡ソフトバンクホークス戦で6回を投げ4安打無失点でプロ入り初勝利。新人としての初登板初勝利は2009年の井坂亮平以来球団史上2人目、同年の新人としての初登板初勝利は4人目であった[3]。7月16日のオリックス・バファローズ戦ではプロ初完投勝利を挙げた[4]。先発の頭数が揃わない中、田中将大と共にローテーションを守り続けて規定投球回に到達。9勝9敗、防御率2.85という好成績を残した。しかし一発に泣く事が多く、リーグワースト2位の14被本塁打を記録した。新人王には牧田和久西武)に次ぐ得票数2位で選出されなかったが、特別表彰として優秀新人賞を受賞した[5]
2012年
4月3日のソフトバンク戦でシーズン初登板でプロ初完封勝利を記録し、同時にチームの連敗も3で止める活躍をした。その後の交流戦以降の試合では5連敗を喫し、大量失点する場面もあるなど不安定な投球が続いていたが、7月6日の西武戦では同日に先発予定の田中将大が右脇腹痛で先発回避したのを受けて緊急で先発登板をし、5回2失点に抑えて1ヶ月半ぶりに白星をつけた[6]オールスターゲームには出場辞退した唐川侑己ロッテ)の補充要員として選出された[7]。その後は先発ローテーションに復帰できず、6勝10敗と負け越し、防御率は前年よりも1点近く悪化し、規定投球回にも届かなかった。
2013年
オープン戦期間中に左肩の痛みが発症した結果実戦復帰するまでに時間がかかり、8月にようやく2軍で実戦復帰したが1軍では同じ先発左腕の辛島航や本来セットアッパーのジム・ハウザーが先発に回るなどした関係で1軍での登板は無かった。

選手としての特徴・人物[編集]

かつて近鉄バファローズに在籍していた阿波野秀幸を彷彿とさせるフォーム[8]から投げる平均球速約139km/h[9]、最速150km/hのストレートと100km/h台のカーブ、ストレートと同じ軌道で手元で変化する120km/h台後半のスライダーフォークを投げ分ける[8]

女性人気が高く、2012年・2013年と2年連続でバレンタインデーにチーム内で1位となるチョコレートが届けられた[10]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2011 楽天 24 24 4 0 1 9 9 0 0 .500 638 154.2 144 14 34 0 2 113 4 0 53 49 2.85 1.15
2012 19 16 2 1 1 6 10 0 0 .375 450 106.2 102 9 33 1 4 67 3 0 45 44 3.71 1.27
通算:2年 43 40 6 1 2 15 19 0 0 .441 1088 261.1 246 23 67 1 6 180 7 0 98 93 3.20 1.20
  • 2013年度シーズン終了時

表彰[編集]

  • パシフィック・リーグ優秀新人賞(2011年)

記録[編集]

投手記録
打撃記録
その他の記録

背番号[編集]

  • 11 (2011年 - )

脚注[編集]

  1. ^ a b 「運命の日を前に ドラフト候補インタビュー」、『アマチュア野球』第29巻、日刊スポーツ出版社、東京、2010年10月、 84-85項、 雑誌66835-98。
  2. ^ “八戸大 塩見貴洋 一本釣りあるか?55回1/3連続無失点左腕”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2010年10月28日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20101028039.html 2010年10月28日閲覧。 
  3. ^ 日刊スポーツ 大阪版 特報版 2011年5月6日付 6版 26面記事 「6回4安打0封 塩見 白星デビュー」より
  4. ^ “塩見 プロ初完投 楽天4月以来の3連勝”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2011年7月16日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/07/16/kiji/K20110716001222970.html 2012年10月12日閲覧。 
  5. ^ 2011年度 表彰選手 (パシフィック・リーグ)”. 日本野球機構. 2012年10月12日閲覧。
  6. ^ “塩見 マー君の代役で6勝目 自身の連敗を5で止める”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2011年7月7日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/07/kiji/K20120707003623680.html 2012年10月12日閲覧。 
  7. ^ “榎田&唐川が球宴辞退 中日・田島&楽天・塩見出場へ”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2012年7月18日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/18/kiji/K20120718003700310.html 2012年10月12日閲覧。 
  8. ^ a b 小関順二&西尾典文のアマチュア野球スカウティングリポート」、『アマチュア野球』第29巻、日刊スポーツ出版社、東京、2010年10月、 53項、 雑誌66835-98。
  9. ^ 『2012プロ野球オール写真選手名鑑』 日本スポーツ企画出版社、2012年、66頁。ISBN 978-4-905411-04-8
  10. ^ “楽天のチョコダービー、塩見が2年連続1位!”. SANSPO.COM. (2013年2月15日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20130214/gol13021420590005-n1.html 2013年2月15日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]