乳糖不耐症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

乳糖不耐症
分類及び外部参照情報
ラクトースは通常ラクターゼによって加水分解される
ICD-10 E73.
ICD-9 271.3
OMIM 223100 150220
DiseasesDB 7238
MedlinePlus 000276
eMedicine med/3429  ped/1270
MeSH D007787

乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)とは、消化器系統で乳糖の消化酵素ラクターゼ)が減少して生じる不耐に関する諸症状のこと。多くの場合、消化不良や下痢などの症状を呈する。

[編集] 概要

歴史的に大量に乳製品を摂取している民族を除き、大抵の大人の腸内ではラクターゼの分泌が少ないことが知られており、全体の6~7割程度はラクターゼが比較的少なく乳糖不耐症の予備軍的な存在とされ、そのうち1~2割程度は便が緩くなるなどの自覚症状が出る者とされる。自覚症状のない者も含めて乳糖不耐症としてカウントし、乳糖(主に牛乳の摂取)の有害性を主張する例も見られる。しかし、自覚症状がない場合は、常識的な量を摂取している限りは健康上の問題は生じない。

[編集] その他

  • アレルギーとは別物である。したがって、同じ乳を原料としているヨーグルトを乳糖不耐症者が摂取しても、すでに微生物が乳糖の一部を分解しているので症状が出ないことがある。さらに、あらかじめ乳糖を分解した牛乳(メグミルクアカディMBP)も市販されているが、これを乳糖不耐症者が摂取しても症状が出ないのも同様である。アカディは、平成21年3月31日メグミルクからおなかにやさしくとしてリニューアル発売され、乳糖不耐症者でもおいしく牛乳が飲めるように改良されている。
  • 学校給食などで連続して牛乳を摂取した場合には、症状が改善することもある。しかし完全な乳糖不耐症者に対しての無理強いは厳禁である。
  • 乳児が乳糖不耐症である場合は、チラクターゼなどの乳糖分解酵素を経口で投与する。
  • 乳糖不耐症の乳児向けのミルクも販売されている。