乳清

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

乳清(にゅうせい)とは、牛乳)から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液である。乳漿(にゅうしょう)とも言う。英語ではホエイまたはホエーwhey)。

チーズを作る際に固形物と分離された副産物として大量に作られる。また、ヨーグルトを静かに放置しておくと上部に液体が溜まる事があるが、これが乳清である。なお、固形物成分はカードと呼ばれる。

[編集] 用途

チーズ生産過程で作られた乳清の大半は廃棄されているが、高蛋白・低脂肪栄養価が高い点、消化が速くタンパク質合成・インスリン分泌を促進する点などから、優れた食品であるとの認識が高まってきている。従来大量に廃棄されていたものであり、流通さえ整えば安価に提供できる点も注目されている。

粉状(ホエイパウダー)に加工しプロテインサプリメント等の原材料として用いられるほか、生クリームなどの代替として料理に用い、カロリーを大幅に抑えるなどの用途がある。

イタリアなどでは乳清からさらにチーズを作る事もある。乳清から作られたチーズはホエーチーズと呼ばれ、リコッタなどがその種類に属する。

北海道南十勝地方などでは、食用のに乳清を与えて飼育することが行われている。このように飼育された豚はホエー豚と呼ばれる。豚が健康になり、肉の旨味も増すといわれている。

また、北海道中標津町ではミルキーポークという名前でブランド化されている。

[編集] 外部リンク