LUMIX

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ルミックスから転送)
DMC-LC1(2004年リリース)

LUMIX(ルミックス)は、2001年より販売されているパナソニック(旧・松下電器産業)製デジタルカメラのブランド。

ブランドメッセージ
  • 英語: Motion. Picture. Perfect.
  • 日本語: 「写真も映像も、想いのままに。

概要[編集]

1997年から2000年までは、系列会社である松下寿電子工業(パナソニック四国エレクトロニクス→現パナソニック ヘルスケア)の開発、製造による「COOLSHOT」ブランドにてデジタルカメラを販売していたが、他社に比べてシェアの差を開けられていた。

その後、デジタルカメラが本格的に普及、フィルムカメラに取って代わるほどの勢いに達しようとしていた実状を見据え、2001年にパナソニックは新ブランドLumixでの本格的なデジタルカメラへの参入を決断し、そのフラグシップ機として「DMC-LC5」、およびウルトラコンパクトサイズの普及機「DMC-F7」を2001年11月にリリースした。当時パナソニックはデジタルカメラの製造においては後述するライカ社の技術協力を必要としていたが、デジタルカメラの部品の中で最も高価なパーツであるCCDイメージセンサを内製しており、その点においては優越的地位にあった。

LUMIX最大の特徴としては独ライカとの提携による、ライカのライセンス許諾を受けた高性能レンズの搭載が挙げられる。以前からデジタルビデオカメラの分野で提携を行っていた松下とライカが、デジタルカメラ分野でも提携を行い、レンズの共同設計とライカの認定を受けたレンズ製造を行なうことで、デジタルカメラに最適なレンズを作り出している。現在ではライカのライセンス許諾を得た「DCバリオ・ズミルックス」「DCバリオ・ズミクロン」「DCバリオ・エルマリート」、エントリー製品向けに「DCバリオ・エルマー」「DCバリオ・ズマリット」、ライカブランドを冠していない「ルミックスDCバリオレンズ」が使われている(それら以前にも、パナソニックフォトライティングライカミニOEMで供給していた)。

2002年秋からは独自開発の映像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」が「DMC-F1」と「DMC-FZ1」に初搭載され、高速な画像処理を行いながら、一層の高画質を実現した。 2005年には、オリンパスと米コダックの提唱したフォーサーズシステムに賛同、オリンパスとフォーサーズシステム規格のデジタル一眼レフカメラの開発を行うと表明した。2006年2月に開催されたアメリカ最大の写真ショーPMAにて、その第1号機「DMC-L1」が発表され、7月22日に発売された。ヴィーナスエンジンなどこれまでの製品開発で培ってきた技術が生かされており、レンズ開発ではライカの協力が得られた製品が出される(前述のPMAでの発表では、ライカのフォーサーズ・システム規格への賛同発表も行われている)など、様々な点で注目を集めている[誰によって?]。 2008年にはオリンパスと共同でフォーサーズシステムの拡張規格である、マイクロフォーサーズシステムを策定、その第1号機「DMC-G1」を発表した。2011年後半からは「DMC-FX90」を筆頭にWi-Fi機能を搭載したモデルも展開されている。

2018年9月、ライカ、SIGMAとの協業である「Lマウントアライアンス」への参画を発表。同時に、フルサイズセンサーを搭載した、LumixブランドのLマウント機の開発を発表した。なお、既存マイクロフォーサーズシステムの開発は継続するとしている。

ヴィーナスエンジン[編集]

画像処理エンジンは、世代別に下記に分類される。なおヴィーナスエンジン(Venus Engine )は、同社が推進するUniPhierベースのチップではない。なお付属のRAW画像現像ソフトの画像処理エンジンは市川ソフトラボラトリー製であり、カメラ内でヴィーナスエンジンによって現像されたものとは違う傾向(Silkypix風の)の画像を出力する。

高画質と高速処理を両立するために開発。ヴィーナスエンジン・プラスはこのチップをベースにしている。
斜め方向の解像度改善(通常エンジンの1.5倍)
マルチタスクイメージプロセッシングによる並行処理
搭載モデルが上位モデルに限定されていることからもわかる通り、主に高画質化を目指して開発された。このチップ以降(ヴィーナスエンジン・プラスを除く)は手ぶれ補正がハードウェア処理されている。
手振れ補正強化(480[回/秒]→4,000[回/秒])
縦横方向解像度改善(約10%)
色再現性の向上(4軸色補正→12軸色補正)
2DNR強化(暗部ノイズの低減・美肌処理)
倍率色収差補正
フリー連写対応
製造プロセス:130[nm]
最大動作周波数:50[MHz]
エントリーモデルに搭載するために開発されたチップ。再現性こそヴィーナスエンジンIIに劣るが、省電力化とヴィーナスエンジンII並みの高速処理を実現している。
省電力化、高速処理化、コストダウン
フリー連写対応
ヴィーナスエンジンIIをベースに省電力化を実現したチップであるが、従来からLUMIXが最も苦手だった高感度撮影をハードウェア処理に変更している。
省電力化、NR強化
高感度撮影対応
高速連写モード対応
一部の収差補正を追加
製造プロセス:65[nm]
最大動作周波数:100[MHz]
インテリジェントISO感度コントロールをハードウェア処理に変更している。iA(インテリジェントオート)の機能を内蔵したことで、名称もおまかせiAとなっている。
高感度撮影時のNR向上(フィルターによる分離処理)
インテリジェントISO感度コントロールの精度向上
おまかせiAのシーン認識搭載
ブレ補正搭載
省電力化、NR強化
2009年以降は、動画撮影モデルに搭載されているが、元々はDMC-G1のために開発されたチップである。そのため、ヴィーナスエンジンIVと比べて、省電力化と高速処理がより強化されている。
2CPU構成
AVCHD Lite動画撮影対応(MPEG4 AVC/H.264対応、Dolby Digitalの高音質化)
HDMI出力対応
高精度の認識可能(個人認識をはじめとする高度な認識処理が可能)
再生速度の高速化(当社従来機種比、1枚再生時で最大約4倍、12画面再生時で最大約8倍、32画面再生時で最大約17倍の画像送り)
省電力化(Venus Engine IV比 約15%)
高速処理(Venus Engine IV比 約2.4倍)
ヴィーナスエンジンHDのコストダウン化が図られているチップである。そのため、スペック的にはヴィーナスエンジンIVよりも強化されている。
2CPU構成、コストダウン、再生速度の高速化、高精度の認識、省電力化、高速処理
  • Venus Engine VIVenus Engine HD II - 2010年
スペック的には共通点が多いが、いずれもマイナーチェンジとして前チップよりいくつかの機能が追加されている。
HDMI出力対応
AVCHD Lite動画撮影対応(Venus Engine HD IIのみ)
超解像技術搭載(高感度撮影時のNRなど)
省電力化・高速処理
新・手ぶれ補正(POWER O.I.S.)の精度向上
Venus Engine HD IIをベースに、動画撮影機能の強化と高速処理化を目指して開発されたチップである。
3CPU構成
ISO感度の精度向上(ISO 10000相当の高感度撮影が可能)
3D画像撮影対応(ミラーレスモデルのみ、別売の3Dレンズが必要)
新・超解像技術による画像処理能力の向上
インテリジェントDレンジコントロールの追加
HDMI出力対応
AVCHD動画撮影対応(1080/30p動画撮影が可能)
高速処理化
高精度の認識可能(個人認識をはじめとする高度な認識処理が可能)
前年のチップのマイナーチェンジとして、いくつかの機能を追加。
iAの精度向上(インテリジェントオート・プラス搭載)
クリエイティブコントロール搭載
コストダウン、 高速処理化
この代以降ナンバリングが付かなくなる。ルミックスGシリーズのG5で初採用。
演算処理の向上
拡張ISO感度搭載
HDR撮影対応
AVCHD Progressive動画撮影対応(1080/60p動画撮影が可能)
従来のチップでは対処が難しかった大きなサイズのノイズを抑制し、ざらつきのない画質を実現。ルミックスGシリーズのG6で初採用。主に4K非対応モデルに搭載。
演算処理の向上
拡張ISO感度の精度向上により、拡張ISO 25600に対応
フォーカスピーキング機能に対応
ルミックスGシリーズのGH4で初採用。
4CPU採用による演算処理の向上
4K動画撮影対応(4K/30p動画撮影が可能)
新マルチプロセスNR
新ガンマ補正処理
回折補正処理
広帯域輪郭強調処理(広帯域アパーチャーフィルター)
3次元色コントロール
HDR処理、RAW現像対応
拡張ISO感度100搭載
空間認識技術(DFD*テクノロジー)搭載

歴史[編集]

  • 2001年
「ライカ・DC・バリオ・ズミクロンレンズ」を搭載したハイエンドコンパクトカメラDMC-LC5を発売
「ライカ・DC・バリオ・エルマリートレンズ」を搭載したウルトラコンパクトカメラDMC-F7を発売
DMC-F1
  • 2002年
「ヴィーナス・エンジン」を搭載(DMC-F1,DMC-FZ1)
世界初、「光学12倍ズーム」を搭載(DMC-FZ1)
「手ブレ補正(MEGA O.I.S.)」を搭載(DMC-FZ1)
  • 2003年
世界初、ウルトラコンパクトカメラに「手ブレ補正(MEGA O.I.S.)」を搭載(DMC-FX5, DMC-FX1)
  • 2004年
「ヴィーナス・エンジンII」を搭載(DMC-FX7, DMC-FX2, DMC-FZ20)
「2.5型パワーLCD」を搭載(DMC-FX7)
  • 2005年
「ヴィーナス・エンジン・プラス」を搭載(DMC-FX8, DMC-FX9)
「フリーアングル液晶」を搭載(DMC-FZ30)
世界初、「16:9 CCD」を搭載(DMC-LX1)
「高精細パワーLCD」を搭載(DMC-FZ30, DMC-FX8, DMC-FX9)
  • 2006年
単眼タイプデジタルカメラで世界最小、「光学10倍ズーム」を搭載(DMC-TZ1)
「ヴィーナス・エンジンIII」&「屈曲・沈胴式レンズ」を搭載(DMC-TZ1)
世界初、「超高屈折ガラス」の量産に成功、「広角28mmレンズ」を搭載(DMC-FX01)
世界初、「動き認識」を搭載(DMC-FX07)
「フォーサーズマウント機構」&「ライカDバリオ・エルマリートレンズ」を採用(DMC-L1)
「ノンダストシステム」&「Live MOSセンサー」を搭載(DMC-L1)
  • 2007年
DMC-FX100
広角28mm搭載単眼タイプデジタルカメラで世界最小、「光学10倍ズーム」を搭載(DMC-TZ3)
広角28mm搭載モデルで世界最薄を実現(DMC-FX30)
「3.0型高精細パワーLCD」を搭載(DMC-FX50)
世界初、広角28mm搭載モデルで「1220万画素CCD」を搭載(DMC-FX100)
世界初、「インテリジェント・オート(iA)」を搭載(DMC-FX33, DMC-FX55)
DMC-L10
  • 2008年
世界初、デジタル一眼レフカメラで「フリーアングル液晶」&「顔認識AF/AE」を搭載(DMC-L10, DMC-L10K)
「ライカDバリオ・エルマーレンズ」を採用(DMC-L10)
広角28mm搭載単眼タイプデジタルカメラで世界最小、「光学10倍ズーム」を搭載(DMC-TZ5)
「ヴィーナス・エンジンIV」を搭載(DMC-FX35)
「暗部補正」&「デジタル赤目補正」を搭載(DMC-FX35)
世界初、「タッチ動体追尾AF/AE」を搭載(DMC-FX500)
「追っかけフォーカス」を搭載(DMC-FX37)
「ライカ・DC・バリオ・ズミクロンレンズ」を搭載(DMC-LX3)
「ヴィーナス・エンジンHD」を搭載(DMC-G1)
マイクロフォーサーズマウント機構」&「ルミックスGバリオレンズ」を採用(DMC-G1)
「ミラーレス構造」採用により、デジタル一眼カメラで世界最小・最軽量を実現(DMC-G1)
「Wライブビュー」を搭載(DMC-G1)
  • 2009年
光学12倍ズーム搭載単眼タイプデジタルカメラで世界最小を実現(DMC-TZ7)
世界初、コンパクトデジタルカメラで「AVCHD Lite動画撮影機能」を搭載(DMC-TZ7, DMC-FT1)
「防水・防塵・耐衝撃機能&屈曲式レンズ」を採用(DMC-FT1)
「ライカ・DC・バリオ・エルマーレンズ」を搭載(DMC-TZ7, DMC-FT1)
「個人認識」を搭載(DMC-FX40, DMC-FX550, DMC-TZ7, DMC-FT1)
「ヴィーナス・エンジンV」を搭載(DMC-FX40, DMC-FX550)
「新・手ぶれ補正(POWER O.I.S.)」を搭載(DMC-FX60, DMC-ZX1, DMC-FP8, DMC-FZ38)
「スピードフォーカス」を搭載(DMC-FX60, DMC-ZX1, DMC-FP8, DMC-FZ38)
世界最薄0.3mmの超薄肉非球面ガラスレンズを搭載し、ルミックス史上最薄を実現(DMC-FX60)
DMC-GF1
フラッシュ内蔵レンズ交換式デジタルカメラで、世界最小・最軽量を実現(DMC-GF1)
  • 2010年
「ヴィーナス・エンジンVI」を搭載(DMC-FX66)
「ヴィーナス・エンジンHD II」を搭載(DMC-ZX3, DMC-TZ10, DMC-FT2)
「超解像技術」を搭載(DMC-FX66, DMC-ZX3, DMC-TZ10, DMC-FT2)
「iAズーム」を搭載(DMC-FX66, DMC-ZX3, DMC-TZ10, DMC-FT2)
薄型・屈曲式レンズを採用し、ルミックス史上最薄を実現(DMC-FP1)
ブレピタモードを搭載(DMC-FX70)
ファインダー搭載レンズ交換式デジタルカメラで世界最軽量を実現(DMC-G10)
「ヴィーナス・エンジンFHD」を搭載(DMC-FZ100, DMC-LX5, DMC-FX700)
「MOSセンサー」を搭載(DMC-FZ100, DMC-FX700)
世界最速、約11コマ/秒の高速連写を実現(DMC-FZ100)
  • 2011年
フレアやゴーストを低減する「ナノサーフェスコーティング」を採用(DMC-TZ20, DMC-FZ150, DMC-FZ48)
世界最速、約12コマ/秒の高速連写を実現(DMC-FZ150)
従来のMOSから受光感度を改善した「高感度MOSセンサー」を搭載(DMC-FZ150)
従来のCCDから読み出し速度を高速化した「ハイスピードCCD」を搭載(DMC-FZ48)
  • 2012年
世界最薄、光学20倍ズーム以上のデジタルカメラとして薄さ約28.2mmを実現(DMC-TZ30)
新開発「新高感度MOSセンサー」を搭載(DMC-TZ30, DMC-SZ7)
世界初、レンズ一体型デジタルカメラとして600mmでF2.8の明るさを実現(DMC-FZ200)
世界初、レンズ一体型デジタルカメラとしてF1.4の明るさを実現(DMC-LX7)
  • 2013年
「5軸ハイブリッド手ブレ補正」&「傾き補正」を搭載(DMC-TZ40)
スマートフォンとの連携を目的とした「NFC(近距離無線通信)」を搭載(DMC-TZ40)

製品[編集]

大まかに「高倍率ズームの多機能モデル」「デザイン重視のスリムモデル」「画質重視のハイエンドモデル」の3つに分類される。光学式手ブレ補正は2002年にDMC-FZ1において初搭載され、2005年以降はすべてのモデルに搭載されているのが特徴。スリムモデルに光学式手ブレ補正を搭載したのはLUMIXが初めてである。

高倍率コンパクトモデル[編集]

LUMIXの主力モデル。コンパクトデジカメの形状を維持しつつ高倍率を両立しており、モデルチェンジごとに数々の新機軸が盛り込まれている。SZシリーズはZXシリーズおよびFXシリーズの後継近い位置づけ。

TZシリーズ(2006年 - 現在)[編集]

DMC-TZ3
  • DMC-TZ1 - 2006年3月発売。「ヴィーナス・エンジンIII」初搭載。光学ズーム10倍。撮像素子は1/2.5型CCD、有効画素数500万画素。
  • DMC-TZ3 - 2007年3月発売。28mm-280mmの光学ズーム10倍。撮像素子は1/2.33型CCD。“トリプルブレ補正”登載。TZ1に比べ本体が薄く小型になった。
  • DMC-TZ5 - 2008年3月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、910万画素。
    • DMC-TZ50 - 2008年5月発売。TZ5にWi-Fiを搭載したモデル。LUMIX CLUB限定販売モデル。撮像素子は1/2.33型CCD。
  • DMC-TZ7 - 2009年3月発売。コンパクトデジタルカメラで世界初のHD動画(AVCHD・Lite)撮影可能。動画中にもおまかせiAが使えるようになった。「ヴィーナス・エンジンHD」を搭載し、レンズは「ライカ・DC・バリオ・エルマーレンズ」に変更され、光学ズームが10倍から12倍へと向上した。撮像素子は1/2.33型CCD、1010万画素。
  • DMC-TZ10 - 2010年3月発売。GPS初搭載。「ヴィーナス・エンジンHD II」、超解像技術、iAズーム、コスメティックモード、ハッピーカラーを搭載し、新たにSDXCカードに初対応。マニュアル撮影にも対応した。液晶モニターは46万画素に高精細化されている。撮像素子は1/2.33型CCD、1210万画素。
  • DMC-TZ20 - 2011年2月発売。光学ズームが12倍から16倍(iAズーム21倍)に。撮像素子をCCDから1/2.33型MOS、1510万画素に変更。フルHD(AVCHD)動画撮影可能。動画撮影中に写真撮影可能(1920X1080)。タッチパネル液晶搭載。
  • DMC-TZ18 - 2011年5月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1450万画素。DMC-TZ20の機能削減機種で、フルD動画撮影なくなり、ZXシリーズ近い位置づけ。(動画撮影機能が無いため、ムービーデジカメではなく、コンパクトデジカメの区分になっている。)
  • DMC-TZ30 - 2012年3月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、1530万画素。DMC-TZ20の後継機種で、光学ズームが16倍から20倍(超解像iAズーム42.2倍、EX光学ズーム約84.4倍、デジタルズームで3M時約168.8倍)。動画撮影では、60p記録フルHD(AVCHD)の他、MOSセンサーの改良により撮影画質が向上。GPS機能の外部地図データ連携。
  • DMC-TZ35 - 2013年2月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、1610万画素。DMC-TZ30の機能削減機種で、主な相違点はタッチパネル液晶の廃止、モノラルマイクへの変更など。新たにレンズシフト式手ブレ補正が追加された。
  • DMC-TZ40 - 2013年2月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、1810万画素。DMC-TZ30の後継機種で、5軸ハイブリッド手ブレ補正をはじめとした多くの新機軸が盛り込まれた。Wi-Fi機能やNFC(近距離無線通信)機能にも対応。
  • DMC-TZ55 - 2014年2月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、1610万画素。DMC-TZ35の後継機種。180度チルト式モニター、Wi-Fi搭載。
  • DMC-TZ60 - 2014年2月発売。撮影素子は1/2.3型MOS、1810万画素。DMC-TZ40の後継機種で、光学ズームが20倍から30倍になり、レンズ部基部にコントロールリング(露出補正や絞り、シャッタースピードなどの設定を変更可能。マニュアルフォーカス設定時はピント調整が行える)を装備。TZシリーズでは初めて電子ビューファインダー(EVF)(0.2型 約20万ドット相当)が登載された。
  • DMC-TZ70 - 2015年1月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、総画素数1280万画素。GPS機能が搭載されなくなった。
  • DMC-TZ85 - 2016年2月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、1810万画素。4K PHOTOが使えるようになった。
  • DMC-TZ100 -2017年2月発売。撮影素子は1インチMOS、2100万画素。

SZシリーズ(2012年 - 2016年)[編集]

  • DMC-SZ7 - 2012年2月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、1410万画素。光学ズームはシリーズを通して10倍となっている。
  • DMC-SZ5 - 2012年8月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1410万画素。SZ7の廉価機種ではあるが、新たにWi-Fi機能が追加された。
  • DMC-SZ9 - 2013年2月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、1610万画素。SZ7の後継機種で、SZ5で追加されたWi-Fi機能を継承している。
  • DMC-SZ3 - 2013年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1610万画素。SZ9の廉価機種で、Wi-Fi機能は搭載されていない。
  • DMC-SZ8 - 2014年3月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1600万画素。型番は若くなっているがSZ9の後継機種で、撮像素子をMOSからCCDに変更し、光学ズームが12倍(広角24mm〜望遠288mm)となった。Wi-Fi機能搭載。
  • DMC-SZ10 - 2015年2月発売。撮像素子は1/2.33型有効1,600万画素CCD。最高感度はISO1600、ISO6400(高感度モード)。720pの動画も撮影可能。前方に180度回転する液晶モニターを搭載するなど、自分撮り機能を強化したモデル。液晶モニターを回転させると自分撮りモードになり、カウントダウン機能や4枚までの連続撮影が可能。肌を滑らかにする機能も備える。レンズは35mm判換算での焦点距離24-288mm相当F3.1-6.3の12倍ズーム。

ZXシリーズ(2009年 - 2010年)[編集]

  • DMC-ZX1 - 2009年8月発売。DMC-FX60の上位機種。「新・手ぶれ補正(POWER O.I.S.)」、「スピードフォーカス」、高速起動初搭載。1210万画素。広角25mmからの8倍ズームに対応。HD動画撮影なし。
  • DMC-ZX3 - 2010年2月発売。DMC-ZX1の後継機種。「ヴィーナス・エンジンHD II」、超解像技術、iAズーム、コスメティックモード、ハッピーカラー初搭載。新たにSDXCカードに初対応。ZXシリーズで初めてAVCHD Lite動画撮影機能に対応。1410万画素。ZX1は、FX60のズーム倍率がそのまま8倍という望遠撮影が可能となった「FXシリーズの上位機」という位置づけであった。それに対し本機は、TZシリーズ同様の動画性能となっており、「TZシリーズの下位機」という位置づけに変化している。(公式サイトやパンフレットなどでの区分も、FXと同じスリムデジカメからTZと同じムービーデジカメへと移行した)

スリムコンパクトモデル[編集]

スタイリッシュなデザインが特徴のモデル。高倍率コンパクトモデルの登場により、中堅機から入門機の位置づけとなった。

XSシリーズ(2013年)[編集]

  • DMC-XS1 - 2013年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1610万画素。17.6mmのスリムボディに光学5倍ズームを搭載した。
  • DMC-XS3 - 2013年8月発売。撮像素子は1/2.33MOS、1530万画素。光学5倍ズームはそのままに、ボディの最薄部が14mmとさらなる薄型化が図られた。

FHシリーズ(2011年 - 2013年)[編集]

  • DMC-FH7 - 2011年6月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1610万画素。光学ズームは4倍で、3.0型タッチパネルを搭載。
  • DMC-FH5 - 2011年6月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1610万画素。FH5の廉価機種。
  • DMC-FH8 - 2012年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1610万画素。FH7の後継機種。光学ズームは5倍に強化されたが、タッチパネルは廃止された。
  • DMC-FH6 - 2012年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1410万画素。FH8の廉価機種。
  • DMC-FH10 - 2013年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1610万画素。FH8の後継機種。さらなる小型軽量化が図られた。

Fシリーズ(2001年 - 2002年)[編集]

  • DMC-F7 - 2001年11月発売。DMC-LC5とともに最初にリリースされたLUMIXの名を冠するモデルである。「ライカ・DC・バリオ・エルマリートレンズ」初搭載し、SDメモリーカードでの記録に対応。Windows Vistaには非対応だが、別のSDメモリーカードスロットに装着して接続することで画像の取り込みは可能である。2002年春発売モデルに3色(シャンパンゴールド、ブルー、レッド)追加。撮像素子は1/2.7型CCD、211万画素。
  • DMC-F1 - 2002年12月発売。DMC-F7の後継機種。「ヴィーナス・エンジン」初搭載。2003年夏発売モデルに限定色(ロビナーブルー)を追加した。撮像素子は1/2.5型CCD、320万画素。こちらもSDメモリーカード対応だが2GBまで対応。SDHCなど4GB以上は認識されない。

LC二桁シリーズ(2002年 - 2004年)[編集]

  • DMC-LC40 - 2002年4月発売。撮像素子は1/1.76型CCD、400万画素。DMC-LC5の機能削減機種。
  • DMC-LC20 - 2002年4月発売。撮像素子は1/2.7型CCD、211万画素。前年にリリースされたDMC-F7と同等のスペックであるが、光学ズームは3倍になり、ボディは一回り大きくなった。
  • DMC-LC33 - 2003年4月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、320万画素。前年にリリースされたDMC-F1と同等のスペック。
  • DMC-LC43 - 2003年9月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、423万画素。
  • DMC-LC70 - 2004年4月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、423万画素。DMC-LC43の後継。

FX一桁シリーズ(2003年 - 2005年)[編集]

  • DMC-FX5 / DMC-FX1 - 2003年11月発売。DMC-F1の後継機種。「光学式手ぶれ補正(MEGA O.I.S.)」を搭載し、MODE2を新たに追加。16:9のHDTVモードを初採用し、SDカードスロット搭載のVIERAにてフル表示が可能になった(SDカードスロット非搭載のテレビでは、PlayStation 3Xbox 360などに接続あるいは取り込むことで対応)。DMC-FX5はISO 400の撮影には非対応で、画素数は400万画素。DMC-FX1は廉価モデルで、撮像素子は1/2.5型CCD、画素数は320万画素。
  • DMC-FX7 / DMC-FX2 - 2004年8月発売。DMC-FX5,DMC-FX1の後継機種。このモデルから「スリム・コンパクト・大画面」になり、ファインダーが除かれた。「ヴィーナス・エンジンII」、フリー連写モード初搭載。光学式手ぶれ補正はハードウェア処理になり、前モデルよりも精度が向上している。前モデル(DMC-FX5)では非対応だったISO 400の撮影に対応した。 DMC-FX7は「slim7」のキャッチコピーがつけられたモデルで、「2.5型パワーLCD」を初搭載し、画素数は500万画素。また、2005年春発売モデルに限定色(パールホワイト)を追加した。DMC-FX2は2.0型液晶を搭載した廉価モデルで、撮像素子は1/2.5型CCD、画素数は400万画素。
  • DMC-FX8 - 撮像素子は1/2.5型CCD、画素数は500万画素。2005年6月発売。DMC-FX7の後継機種。「ヴィーナス・エンジン・プラス」、VGA動画撮影機能、高速1点フォーカス初搭載。付属充電池が変更され、前モデル(DMC-FX7)よりも撮影時間が延びた。このモデルからアスペクト比の選択(16:9、4:3)が可能となり、付属アプリケーションも「LUMIX Simple Viewer」に変更された。 画素数は500万画素。
  • DMC-FX9 - 撮像素子は1/2.5型CCD、画素数は600万画素。2005年8月発売。FX8の上位版で、EX光学ズーム、20万画素の高精細液晶モニターをFXシリーズで初搭載し、ワイドVGA動画撮影機能とアスペクト比3:2を追加した。

FX二桁シリーズ(2006年 - 2012年)[編集]

DMC-FX50
  • DMC-FX01 - 2006年3月発売。DMC-FX9の後継機種。広角28mm(35mm判換算)レンズ、高感度モード(ISO 1600)初搭載。撮像素子は1/2.5型CCD、600万画素。
  • DMC-FX07 - 2006年8月発売。DMC-FX01の後継機種。「インテリジェントISO感度コントロール」、「動き認識」、高速連写モード初搭載。「ヴィーナス・エンジンIII」をFXシリーズで初搭載し、高感度モードはISO 3200に進化した。この機種からSDHCカードでの記録に対応。撮像素子は1/2.5型CCD、720万画素。
  • DMC-FX30 / DMC-FX50 - 2007年2月発売。DMC-FX07の後継機種。新インターフェース画面、内蔵メモリー(27MB)初搭載。DMC-FX30は、発売当時広角28mm(35mm判換算)レンズ搭載モデルで世界最薄を実現。本体の薄型化に伴い、バッテリーパックも変更された。DMC-FX50は、「3.0型高精細パワーLCD」を初搭載し、撮像素子は1/2.5型CCD、720万画素。
  • DMC-FX33 / DMC-FX55 - 2007年8月発売。DMC-FX30/50の後継機種。「インテリジェント・オート(iA)」、「シーン認識」、「顔認識」、タイトル編集、「オートパワーLCD」初搭載。DMC-FX33は前モデル(DMC-FX30)と同じ薄さであり、競合他社のモデルに同じ条件でFX30よりも薄いモデルが発売されていなかったため、発売当時広角28mm(35mm判換算)レンズ搭載モデルで世界最薄となっている。DMC-FX55は、「3.0型高精細オートパワーLCD」を搭載し、撮像素子は1/2.5型CCD、810万画素。
  • DMC-FX35 - 2008年2月発売。DMC-FX33の後継機種。「ヴィーナスエンジンIV」、暗部補正、デジタル赤目補正、HDTV動画30フレーム撮影、音楽付きスライドショー、メモモード初搭載。レンズは広角25mmに広角化し、内蔵メモリーは56MBに増量している。「インテリジェント・オート(iA)」は、「おまかせiA」という名称に変更された。「インテリジェントISO感度コントロール」はハードウェア処理に変更され、前モデルよりも精度が向上している。撮像素子は1/2.33型CCD、1010万画素。
  • DMC-FX37 - 2008年3月発売。DMC-FX35の後継機種。「追っかけフォーカス」初搭載。逆光補正&暗部補正を自動化し、光学ズームは5倍に強化されている。撮像素子は1/2.33型CCD、1010万画素。
  • DMC-FX40 - 2009年2月発売。DMC-FX37の後継機種。「ヴィーナスエンジンV」、個人認識、パノラマアシスト、ズームマクロ初搭載。このモデルより文字表示サイズの設定が可能になった。撮像素子は1/2.33型CCD、1210万画素。
  • DMC-FX60 - 2009年8月発売。DMC-FX40の後継機種。「新・手ぶれ補正(POWER O.I.S.)」、「スピードフォーカス」、高速起動、発売当時世界最薄0.3mmの超薄肉非球面ガラスレンズ初搭載。このモデルではLCDが2.7型に大型化されている。撮像素子は1/2.33型CCD、1210万画素。
  • DMC-FX66 - 2010年2月発売。DMC-FX60の後継機種。「ヴィーナスエンジンVI」、超解像技術、iAズーム、コスメティックモード、ハッピーカラー初搭載。新たにSDXCカードに初対応し、FXシリーズで初めてHDMI出力に対応。撮像素子は1/2.33型CCD、1410万画素。
  • DMC-FX70 - 2010年6月発売。DMC-FX66の後継機種。ブレピタモード初搭載。ライカ・DC・バリオ・ズミクロンレンズをFXシリーズで初搭載し、レンズも24mmに広角化されている。また、「ヴィーナスエンジンHD II」と3.0型タッチパネルを搭載し、FXシリーズで初めてAVCHD Liteによる動画記録に対応した。撮像素子は1/2.33型CCD、1410万画素。
  • DMC-FX77 - 2011年2月発売。DMC-FX70の後継機種。撮像素子は1/2.33型CCD、1210万画素。3.5型タッチパネル液晶。
  • DMC-FX90 - 2011年9月発売。撮像素子は1/2.33型ハイスピードCCD、1210万画素。FXシリーズで唯一となるWi-Fi機能を搭載。3.0型タッチパネル液晶。
  • DMC-FX80 - 2012年2月発売。DMC-FX77の後継機種。撮像素子は1/2.33型ハイスピードCCD、1210万画素。日本語/中国語(簡体字)の二ヶ国語に対応。3.0型タッチパネル液晶。

FSシリーズ(2007年 - 2010年)[編集]

  • DMC-FS1 - 2007年2月発売。撮影素子は1/2.5型CCD、600万画素。光学ズームは3倍。
  • DMC-FS2 - 2007年6月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、738万画素。DMC-FS1の後継機種。
  • DMC-FS3 - 2008年2月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、832万画素。DMC-FS2の後継機種。
  • DMC-FS20 - 2008年4月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1010万画素。
  • DMC-FS6 - 2009年2月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、832万画素。DMC-FS3の後継機種。ズームが3倍から4倍に強化された。
  • DMC-FS7 - 2009年7月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、1030万画素。DMC-FS6の後継機種。
  • DMC-FS10 - 2010年2月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1270万画素。DMC-FS7の後継機種。ズームが4倍から5倍に強化、広角28mmにも対応した。

FX三桁シリーズ(2007年 - 2010年)[編集]

  • DMC-FX100 - 2007年6月発売。FXシリーズで初めてHDTV動画15フレーム撮影に対応。撮像素子は1/1.72型CCD、1220万画素。
  • DMC-FX500 - 2008年4月発売。DMC-FX55の後継機種タッチパネル、「タッチ動体追尾AF/AE」初搭載(同社初である)。タッチパネルを用いたマニュアル設定機能を搭載。その他基本スペックはDMC-FX35に準ずる。撮像素子は1/2.33型CCD、画素数は1010万画素。
  • DMC-FX150 - 2008年8月発売。DMC-FX100の後継機種、DMC-FX37の高画素版。撮像素子は1/1.72型CCD、1470万画素。
  • DMC-FX550 - 2009年2月発売。DMC-FX500の後継機種。タッチパネルを用いた機能は、概ねDMC-FX500を踏襲。タッチパネル以外の基本スペックはDMC-FX40に準ずる。撮像素子は1/2.33型CCD、画素数は1210万画素。
  • DMC-FX700 - 2010年8月発売。DMC-FX550の後継機種、DMC-FX70の機能強化版。タッチパネルを用いた機能は、概ねDMC-FX70を踏襲。タッチパネル以外の基本スペックはDMC-FX70に準ずるが、このモデルでは撮影素子が「MOSセンサー」に、処理エンジンが「ヴィーナスエンジンFHD」に変更されている。これにより、フルハイビジョン動画撮影が可能となった。撮像素子は1/2.33型MOS、1440万画素。

FPシリーズ(2009年 - 2011年)[編集]

  • DMC-FP8 - 2009年8月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1270万画素。屈曲式レンズを採用し、新・手ぶれ補正(POWER O.I.S.)やLEDキーライトを搭載。FX60の屈曲式モデルとして同列の扱いだった。
  • DMC-FP1 - 2010年2月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1270万画素。このモデルでは、ヴィーナスエンジンIVを採用するなど、DMC-FP8の廉価モデルの仕様となっている。
  • DMC-FP3 - 2010年8月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1410万画素。3.0型タッチパネルを搭載。
  • DMC-FP7 - 2011年5月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1610万画素。3.5型タッチパネルを搭載。

Sシリーズ(2011年 - 2012年)[編集]

  • DMC-S1 - 2011年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1210万画素。丸みを帯びたボディが特徴。
  • DMC-S2 - 2012年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1410万画素。S1の後継機種。

タフモデル[編集]

防塵・防水・対衝撃モデル。レンズは屈曲式となっている。

FT一桁シリーズ[編集]

  • DMC-FT1 - 2009年3月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1270万画素。防水・防塵・耐衝撃機能、屈曲式レンズ初採用。「ライカDC バリオ・エルマーレンズ」、「AVCHD・Lite」初搭載。「ヴィーナスエンジンHD」を搭載。防水は3m、耐衝撃は1.5m。
  • DMC-FT2 - 2010年3月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1450万画素。「ヴィーナスエンジンHD II」、iAズーム初搭載。画素数は1410万画素。防水が10mに、耐衝撃が2m、耐久温度が-10℃に強化された。
  • DMC-FT3 - 2011年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1210万画素。AVCHD規格のフルハイビジョン撮影が可能となった。
  • DMC-FT4 - 2012年3月発売。撮影素子は1/2.33型ハイスピードCCD、1210万画素。FT3のマイナーチェンジモデル。
  • DMC-FT5 - 2013年2月発売。撮影素子は1/2.33型MOS、1610万画素。AVCHD Progressive規格による60p撮影に対応。FTシリーズにおいてWi-Fi機能を初めて搭載した。
  • DMC-FT6 - 2015年発売。日本未発売。アメリカ発売モデルはDMC-TS6。FT5のマイナーチェンジモデル。
  • DC-FT7 - 2018年発売(アメリカ、ヨーロッパは6月発売。日本は10月発売)。アメリカ発売モデルはDC-TS7。撮影素子は1/2.33型MOS、2040万画素(有効画素)。4K動画撮影が可能、防水は31mとフルモデルチェンジとなった。

FT二桁シリーズ(2012年 - 2013年)[編集]

  • DMC-FT20 - 2012年3月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1610万画素。FT一桁シリーズの廉価版。
  • DMC-FT25 - 2013年2月発売。撮影素子は1/2.33型CCD、1610万画素。水中色補正機能を備える。

ハイエンドモデル[編集]

ズーム全域が比較的明るい高倍率レンズ、および大型撮影素子を搭載して高画質を追求したモデル。FZシリーズは初代FZ1から10年以上にわたってラインナップされている。

LC一桁シリーズ(2001年 - 2004年)[編集]

  • DMC-LC5 - DMC-F7と同じく2001年11月に発売されたLUMIXシリーズ最初のモデル。F2.0〜2.5の光学3倍ズームレンズ「ライカ・DC・バリオ・ズミクロン」を搭載。撮像素子は1/1.76型CCD、400万画素。
  • DMC-LC1 - 2004年3月発売。広角28mm〜90mmの光学3.2倍ズームレンズ「ライカ・DC・バリオ・ズミクロン」を搭載。撮像素子は2/3型CCD、500万画素。

FZ一桁シリーズ(2002年 - 2007年)[編集]

  • DMC-FZ1 - 2002年11月発売。撮像素子は1/3.2型CCD、211万画素。「光学式手ぶれ補正(MEGA O.I.S.)」、光学12倍ズーム初搭載。別売りの「バージョンアップキット」をインストールすることでFZ2と同等の機能を有する。
  • DMC-FZ2 - 2003年8月発売。撮像素子は1/3.2型CCD、211万画素。DMC-FZ1のマイナーチェンジモデル。FZ1の「バージョンアップキット」のアップデート内容が標準で装備されている。
  • DMC-FZ3 - 2004年8月発売。撮像素子は1/3.2型CCD、334万画素。DMC-FZ2の後継機種。「ヴィーナスエンジンII」を搭載。
  • DMC-FZ5 - 2005年2月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、536万画素。DMC-FZ3の後継機種。
  • DMC-FZ7 - 2006年2月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、637万画素。DMC-FZ5の後継機種。
  • DMC-FZ8 - 2007年2月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、738万画素。DMC-FZ7の後継機種。

FZ二桁シリーズ(2003年 - 現在)[編集]

DMC-FZ50
  • DMC-FZ10 - 2003年10月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、423万画素。「光学式手ぶれ補正(MEGA O.I.S.)」にモード2を新たに追加。
  • DMC-FZ20 - 2004年8月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、536万画素。DMC-FZ10の後継機種。「ヴィーナスエンジンII」初搭載。
  • DMC-FZ30 - 2005年8月発売。撮像素子は1/1.8型CCD、832万画素。EX光学ズーム、20万画素のフリーアングル高精細液晶モニター初搭載。DMC-FZ20の後継機種。
  • DMC-FZ50 - 2006年8月発売。撮像素子は1/1.8型CCD、1037万画素。光学12倍ズーム、「ヴィーナスエンジンIII」搭載。FZ30のISO400に比べ通常ISO1600、高感度モードISO3200に設定可能。DMC-FZ30の後継機種。
  • DMC-FZ18 - 2007年8月発売。撮像素子は1/2.5型CCD、832万画素。DMC-FZ8の後継機種
  • DMC-FZ28 - 2008年8月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1070万画素。DMC-FZ18の後継機種
  • DMC-FZ38 - 2009年8月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1270万画素。DMC-FZ28の後継機種。光学18倍ズーム。「AVCHD Lite」による動画撮影が可能。動画中のおまかせiA、「新・手ぶれ補正(POWER O.I.S.)」、「スピードフォーカス」、高速起動初搭載。
  • DMC-FZ48 - 2011年8月発売。撮像素子は1/2.33型CCD、1250万画素。DMC-FZ38の後継機種。光学24倍ズーム。「AVCHD」による動画撮影が可能。
  • DMC-FZ70 - 2013年8月発売。撮像素子は1/2.3型MOS、1610万画素。DMC-FZ200の下位機種。20mmから1200mmまでをカバーする世界初の光学60倍ズーム。動画撮影時の風ノイズを抑圧する「ウインドシールドズームマイク」を初搭載。マイクの集音性も向上。

LXシリーズ(2005年 - 現在)[編集]

完成度の高かったDMC-FX7の設計をベースに、アスペクト選択スイッチによるアスペクト比の切り替え、RAW撮影機能を搭載。LX3以降は、マルチアスペクトでの切り出し対応のため、実際の撮像エリアは公称値よりやや小さくなる(一方、公称画素数はいずれも切り出し後のもの)。

  • DMC-LX1 - 2005年8月発売。LUMIXで初めて、HDTV動画15フレーム撮影とアスペクト比16:9の4K画像撮影に対応(但し、4K画像については4K Photoには非対応)。撮像素子は1/1.65型CCD(16:9)。総画素数861万画素。
DMC-LX2
  • DMC-LX2 - 2006年8月発売。DMC-LX1の後継機種。LX1の設計を踏襲しつつ、ヴィーナスエンジンIIIの搭載によって高感度撮影機能と高画質化を実現したモデル。本モデル以降のLXシリーズはTIFF撮影に非対応。撮像素子は1/1.65型CCD(16:9)、1020万画素。
  • DMC-LX3 - 2008年8月発売。DMC-LX2の後継機種。レンズは「ライカ・DC・バリオ・ズミクロンレンズ」に変更される。これにより、ズームは4倍から2.5倍へと短縮されたものの、F値が2.0-2.8となり、広角端・望遠端ともに明るくレンズ性能が改善された。また、撮像素子はアスペクト比16:9の1/1.65型CCDから1010万画素の1/1.63型CCDへ変更され、LUMIXでは初めてマルチアスペクトに対応した。「ヴィーナスエンジンIV」の搭載に伴う高速処理によって、RAW画像とJPEG画像の同時撮影機能が追加され、これによってRAW現像前の画像の確認が可能となった。初期バージョンでは、同時期に発売されたLUMIXの機能の一部が搭載されていなかったが、Ver.2.0にバージョンアップデートすることで、画質改善、デジタル赤目補正、この時期の機種では珍しいアスペクト比1:1撮影などの機能が追加された(1:1撮影時のみマルチアスペクト非対応)。
  • DMC-LX5 - 2010年8月発売。DMC-LX3の後継機種。LX3の設計をベースに開発されているが、細部にわたる部分で改善を目指して開発されている。「ヴィーナスエンジンFHD」の搭載により、動画撮影機能が強化されているが、同時期に発売されたFZ100,FX700とは異なりフルHD動画撮影には非対応。新たに、ビューファインダー接続端子が追加され、DMC-GF1のオプションが使用可能となった。レンズ鏡筒部のアスペクト選択スイッチに1:1を追加、新たに1:1撮影時のマルチアスペクトに対応。撮像素子は1/1.63型CCD、1010万画素。
  • DMC-LX7 - 2012年8月発売。撮影素子は1/1.7型MOS、1010万画素。DMC-LX5の後継機種で、コンパクトデジカメで初めて開放F値が1.4となり、レンズにズミルックスの名が冠されている。60pでのフルハイビジョン撮影対応。NDフィルター、電子水準器、レンズ鏡筒部の絞り値設定リングを搭載。
  • DMC-LX100 - 2014年11月発売。2014年フォトキナで発表された。撮影素子はフォーサーズ規格(1.33型)のものだが、マルチアスペクトを実現するために有効撮像エリアは1.23型相当となる[1]。レンズ交換は行えない。4K30pによる動画撮影が行える。EVFを装備。
  • DC-LX9 - 2016年11月発売。撮影素子は1型高感度MOS、カメラ有効画素数2010万画素、総画素数2090万画素。EVFは非装備。
  • DC-LX100M2 - 2018年10月発売。DMC-LX100の後継機種。撮影素子はフォーサーズ規格のもので、総画素数2177万画素、マルチアスペクト対応で有効1700万画素。EVFを装備。

FZ三桁シリーズ(2010年 - 現在)[編集]

DMC-FZ100
  • DMC-FZ100 - 2010年8月発売。撮像素子は1/2.33型MOS、1510万画素。ワイド端25mmの24倍光学ズームレンズ搭載、また「MOSセンサー」と「ヴィーナスエンジンFHD」を初搭載し、メカシャッターは従来のモデルよりも高速化されている。AVCHDによるフルハイビジョン動画撮影が可能。DMC-FZ50の後継機種。
  • DMC-FZ150 - 2011年9月発売。撮像素子は1/2.3型MOS、1280万画素。光学24倍ズーム、AVCHD Progressiveによる60p記録が可能。DMC-FZ100の後継機種。
  • DMC-FZ200 - 2012年8月発売。撮像素子は1/2.3型MOS、1280万画素。F値がズーム全域で2.8となった。DMC-FZ150の後継機種。
  • DMC-FZ300 - 2015年9月発売。撮像素子は1/2.3型MOS、1280万画素。F値全域で2.8等の基本性能をDMC-FZ200から継承した後継機種。4kフォト/4k連写(秒間30コマ)/4k動画に向上。

LFシリーズ(2013年 - 現在)[編集]

  • DMC-LF1 - 2013年6月発売。開放絞り値がF2.0-F5.9の光学7.1倍ズームレンズを採用。Wi-Fi機能やNFC、ファインダーを新搭載。

FZ四桁シリーズ(2014年 - 現在)[編集]

  • DMC-FZ1000 - 2014年7月発売。撮像素子は1.0型高感度MOSセンサー、2010万画素。4Kによる動画撮影が行える。

TXシリーズ(2016年 - 現在)[編集]

  • DMC-TX1 - 2016年3月発売。大型1.0型MOSセンサーと光学10倍ライカDCレンズを搭載。

一眼モデル[編集]

DMC-GF5

マイクロフォーサーズシステムおよびフォーサーズシステムを採用したモデル。Lシリーズを除くモデルをまとめて「Gシリーズ」と称されることがある。また、G1は世界で初めてミラーレス構造を採用したモデルである。

2018年9月25日、フルサイズミラーレスカメラとして、Lマウントを採用したLUMIX S1S1Rの開発を発表し[2][3]、2019年3月23日に発売された[4]

マイクロフォーサーズ フォーサーズ 35mmフルサイズ
Gシリーズ
(2008年 - 現在)
GHシリーズ
(2009年 - 現在)
GFシリーズ
(2009年 - 現在)
GXシリーズ
(2011年 - 現在)
GMシリーズ
(2013年 - 現在)
Lシリーズ
(2006年 - 2007年)
Sシリーズ
(2019年 -)
DMC-G1 DMC-GH1 DMC-GF1 DMC-GX1 DMC-GM1 DMC-L1 DC-S1
DMC-G10 DMC-GH2 DMC-GF2 DMC-GX7 DMC-GM1S DMC-L10 DC-S1R
DMC-G2 DMC-GH3 DMC-GF3 DMC-GX8 DMC-GM5 DC-S1H
DMC-G3 DMC-GH4 DMC-GF5 DMC-GX7MK2 DC-BS1H
DMC-G5 DC-GH5 DMC-GF6 DC-GX7MK3 DC-S5
DMC-G6 DC-GH5S DMC-GF7 DC-S5M2
DMC-G7 DC-GH5M2 DC-GF9 DC-S5M2X
DMC-G8 DC-GH6 DC-GF10
DC-G9 DC-BGH1 DC-GF90
DC-G9M2
DC-G99
DC-G100
DC-G100D

その他[編集]

乾電池対応モデル(LSシリーズ)[編集]

  • DMC-LS1
  • DMC-LS2
  • DMC-LS75
  • DMC-LS80
  • DMC-LS85

マニュアルモデル(LZシリーズ)[編集]

  • DMC-LZ2
  • DMC-LZ5
  • DMC-LZ7
  • DMC-LZ10

LTE通信機能Android4.4搭載モデル[編集]

  • DMC-CM1

LUMIX Phone[編集]

パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発および製造するMobile VenusEngineを搭載したカメラ付き携帯電話である。NTTドコモソフトバンクモバイルから販売されるカメラ機能に特化したモデルのみにこの愛称が付いている。携帯電話でありながら高い画素数を持つCMOSが搭載されており、おまかせiAや、広角レンズ、手ブレ補正などが搭載されている。

機種[編集]

P-02D

製品一覧表[編集]

タイプ Venus Engine
未搭載 Venus I Venus II Venus Plus Venus III Venus IV Venus HD Venus V Venus VI Venus HD II Venus FHD
ハイエンド
ウルトラコンパクト
FX100 FX150
ウルトラコンパクト, 広角 FX01 FX07 / FX50 / FX30 / FX 55 / FX33 FX35 / FX500 FX580 (FX550) / ZX3 FX48 (FX40) / ZR1 (ZX1) / FP8 FX66 FX78
ウルトラコンパクト F7 F1 / FX5 / FX1 FX7 / FX2 FX8 / FX3 / FX9 FX12 (FX10) FS3 / FS5 / FS6 / FS7 / FS15 / FS20 / FS25
ハイエンド
コンパクト
LC5 LC1 LX1 LX2 LX3 LX5
コンパクト, 広角, 高倍率ズーム TZ1 / TZ2 / TZ3 TZ4 / TZ5 / TZ15 / TZ50 / ZS1 (TZ6) ZS3 (TZ7) ZS5 (TZ8) ZS7(TZ10)
コンパクト,
ズームモデル
LZ1 / LZ2 / LZ3 / LZ5 LZ6 / LZ7 LZ8 / LZ10
コンパクト,
高倍率ズーム
FZ1 / FZ2 FZ3 / FZ5 / FZ7 / FZ30 FZ50 / FZ18 / FZ8 FZ28 FZ35 / FZ38 (Europe) FZ100
コンパクト LC40 / LC20 LC33 / LC43 / LC70 LS1 / LS2 LS60 / LS75 / LS80 LS85
フォーサーズ L1 / L10
マイクロフォーサーズ G1 / GH1 / GF1 G2 GH2 / GF2 / G3 / GF3 / GX1
防水、防塵、対衝撃 TS1 (FT1) TS2 (FT2) TS3 (FT3)

CMキャラクター[編集]

現在[編集]

  • 綾瀬はるか - FXシリーズ / GF2 イメージキャラクター
    • 2010年8月19日、「FX700」・「FX70」からCMに登場。新たなメインキャラクターであり、ミラーレス一眼モデルのCMにも出演する。
  • 佐藤健 - GF2 イメージキャラクター
    • 2010年、綾瀬はるかと共演。CMのTV放映は12月3日より。それに先立ち11月18日からWebサイトでスペシャルムービーが公開される。

過去[編集]

2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
  • 樋口可南子鳥居かほり鈴木慶江・高橋まりの・森木美和 - ミラーレス一眼モデル イメージキャラクター
    • 2008年9月12日、「DMC-G1」の特徴である小さくて軽いことをアピールするため、「女流一眼隊」としてイメージキャラクターに起用[5]。 「一眼あそばせ」で締めくくられる。
  • 綾小路きみまろ長山藍子 - DMC-TZ3 / TZ5 イメージキャラクター
    • 「TZ3」、「TZ5」に限り、イメージキャラクターに起用されていた。
  • 中村明花・鳥澤奈央・清水蔵之介 - DMC-FX70 イメージキャラクター
    • FX70のCMに限り登場。 CM以外の広告展開では引き続き浜崎あゆみが起用されていた。

関連項目[編集]

(共にVIERAケータイ、約810万画素CMOSイメージセンサー搭載)

脚注[編集]

外部リンク[編集]