マイクロフォーサーズシステム

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パナソニック・ルミックス DMC-G1
オリンパス・ペン E-P1
オリンパスのコンセプトモデル
フォトキナ2008に参考出品された。
パナソニック・AVCCAM AG-AF100

マイクロフォーサーズシステム(Micro Four Thirds System)は、レンズ交換式デジタルカメラにおける共通規格のひとつであり、フォーサーズシステムの拡張規格である。オリンパスパナソニックによって策定され、2008年8月5日に発表された。同年10月30日には1号機であるパナソニック・ルミックスDMC-G1が発売された。

目次

[編集] 概要

デジタル一眼レフカメラの規格であるフォーサーズシステムの基本仕様をそのままに、レンズマウントについて以下の変更が加えられている。よく誤解されるが、イメージセンサー自体の大きさはフォーサーズシステムと同じである。

  1. フランジバックの長さを約半分(約20mm)に短縮
  2. マウント外径を約6mm縮小
  3. マウント電気接点を11点に増加

フランジバックが短縮されることで、同一の光束を通すマウント外径が約6mm縮小した。この変更により、これまでのフォーサーズシステムよりもボディ・レンズの一層の小型軽量化・薄型化が実現可能となる。またフランジバックが半分に短縮されることで、ミラー(レフ)機構を搭載することが不可能となるため、事実上ライブビュー専用規格になる。このためライブビューのAF機能の円滑化やレンズ・ボディ間の通信速度の向上などを目的に、マウント電気接点が増加されている。

ミラーが無くなることで、レンジファインダーカメラ用レンズに見られるバックフォーカスの短いレンズを搭載可能になり、レンズ設計の自由度が増すほか、構造上不可能だった動画撮影にも対応可能となる。特に動画撮影に対しては、マウント電気接点の増加が動画対応をはじめとする将来的な機能の拡張を見越して行われただけでなく、撮影画面のサイズも記録対角長を保ったまま4:3、3:2、16:9など複数のアスペクト比にも対応可能にしている。

これまでのフォーサーズシステム用レンズは、マウントアダプターを使用することでマイクロフォーサーズシステム用ボディに装着することが可能である(その逆は不可)。

規格発表当初の賛同企業は策定者であるオリンパスとパナソニック、パナソニックにライセンス供与を行っているライカの3社のみだったが、2010年8月26日にコシナが、2011年2月にカール・ツァイス駒村商会シュナイダー・クロイツナッハが規格への賛同を発表した。

[編集] カメラ一覧

オリンパス・ペンシリーズ
オリンパス・OM-D
  • OM-D E-M5 - OMシリーズのデザインを踏襲。新16M Live MOSセンサー、5軸対応手ぶれ補正機構を採用。
パナソニック・ルミックスGシリーズ
  • DMC-G1 - マイクロフォーサーズシステムを採用した最初のカメラ。仕様表では「レンズ交換式デジタル一眼カメラ」という型式名になっている。
  • DMC-GH1 - フルハイビジョン動画記録に対応したモデル。
  • DMC-GF1 - 小型化しライブビューファインダーを省略したモデル。動画記録に対応。
  • DMC-G2 - DMC-G1の後継機種。動画記録に対応し、レンズ交換式デジタルカメラとして世界で初めてタッチパネルを搭載する。
  • DMC-G10 - DMC-G2の廉価版。タッチパネルは搭載しない。
  • DMC-GH2 - DMC-GH1の後継機種。タッチパネル搭載。
  • DMC-GF2 - DMC-GF1の後継機種。タッチパネル搭載。
  • DMC-G3 - DMC-G2の後継機種。
  • DMC-GF3 - DMC-GF2の後継機種。ホットシューが省略された。
  • DMC-GX1 - DMC-GF1の派生機種。
パナソニック・AVCCAMシリーズ
  • AG-AF100 - 業務用HDカメラレコーダー。世界初マイクロフォーサーズMOSイメージセンサーを搭載したビデオカメラ。
  • AG-AF105 - AG-AF100の日本国内向けモデル。

[編集] レンズ一覧

賛同企業以外のサードパーティーからも製品が発売されている。

広角ズーム
  • パナソニック : LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
標準ズーム
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ[1]
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6[1]
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L[1][2]
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II[1]
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R[1]
  • パナソニック : LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.[3][2]
  • パナソニック : LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.[1]
  • パナソニック : LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
高倍率ズーム
  • パナソニック : LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
望遠ズーム
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6[1]
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R[1]
  • パナソニック : LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./POWER O.I.S.[1]
  • パナソニック : LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.[4]
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7[1]
  • パナソニック : LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.
単焦点
  • パナソニック : LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
  • パナソニック : LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.[4]
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8[1]
  • シグマ : SIGMA 19mm F2.8 EX DN
  • パナソニック : LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.
  • パナソニック : LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
  • シグマ : SIGMA 30mm F2.8 EX DN
  • オリンパス : M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
  • パナソニック : LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.
マニュアルフォーカス
  • Samyang (en:Samyang Optics): Samyang 7.5mm 1:3.5 UMC Fish-eye MFT
  • SLR Magic : Toy Lens 11mm f/1.4
  • SLR Magic : HyperPrime 12mm F1.6
  • フォクトレンダー(コシナ) : NOKTON 17.5mm F0.95
  • フォクトレンダー(コシナ) : NOKTON 25mm F0.95
  • ホルガ : HL(W)-OP / HL(W)-PLG
  • SLR Magic : TOY lens 26mm f/1.4
  • SLR Magic : 35mm f/1.7
  • SLR Magic : NOKTOR HyperPrime 50mm f/0.95
  • ケンコー : Kenko ミラーレンズ 400mm F8
その他

[編集] マウントアダプター

マイクロフォーサーズシステムのボディに対し、次のレンズ用のマウントアダプターが純正オプションとして発売されている。

フランジバックの短さを活かし、上記の純正品以外にもサードパーティーから多種多様なレンズマウント用のアダプターが発売されている。

[編集] シネシステム用レンズ

  • カール・ツァイス : Compact Prime CP.2シリーズ
  • シュナイダー・クロイツナッハ : Cine-Xenarシリーズ

[編集] 規格賛同メーカー

  • オリンパスイメージング - 規格策定メーカー。
  • パナソニック - 規格策定メーカー。
  • ライカカメラAG - パナソニックによるライセンス生産の形で交換レンズを供給。
  • コシナ - 2010年8月26日に規格賛同を表明し[5]、同年10月に交換レンズを発売。
  • シュナイダー・クロイツナッハ - 2011年2月7日に規格賛同を表明し[6]、シネシステム用レンズを発売。
  • 駒村商会 - 日本におけるシュナイダー製品の代理店。2011年2月7日に規格賛同を表明[6]
  • カール・ツァイスAG - 2011年2月7日に規格賛同を表明し[7]、シネシステム用レンズを発売。
  • シグマ - フォーサーズシステム自体には2004年に規格賛同。2011年2月にマイクロフォーサーズシステム規格用レンズの開発を発表[8]、同月に交換レンズを発売。
  • アストロデザイン - 2012年1月に規格賛同を表明[9]
  • ケンコー・トキナー - 2012年1月に規格賛同を表明[9]。同年2月にケンコーブランドで交換レンズを発売[10]、トキナーブランドの交換レンズを発表[11]
  • タムロン - 2012年1月に規格賛同を表明[9]

[編集] 脚注

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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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