フォクトレンダー
フォクトレンダー(Voigtländer )は、
である。
第二次世界大戦前の輸入元であった小西六本店(コニカを経て現コニカミノルタホールディングス)はカタログで「ホクトレンデル」「ポクトレンデル」「フォイクトレンデル」等と表記している。
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フォクトレンダーの盛衰 - ウィーンからブラウンシュヴァイクへ [編集]
創業者はヨハン・クリストフ・フォクトレンダー(Johann Christoph Voigtländer、1732年 - 1797年)で、マイスターから独立し1756年にウィーンで計測器械と光学器械の小企業として開業し、大学からの注文による実験用レンズ、ガリレイ式望遠鏡、拡大鏡などを少人数の手工業で生産していた。
その子ヨハン・フリードリッヒ・フォクトレンダー(Johann Friedlich Voigtländer、1778年 - 1857年)が1807年光学器械の工作所を「フォクトレンダー父子商会」として命名し、1823年に発売した世界初の双眼鏡となるオペラグラスが国際的な大ヒット商品となり、英語で「フォクトレンダー」がオペラグラスの代名詞として使用されるまでに発展させた。
その後継者三代目ペーター・ウィルヘルム・フリードリッヒ・フォクトレンダー(Peter Wilhelm Friedrich Voigtländer、1812年 - 1878年)はウィーンの工芸学校で学び、1839年フォクトレンダー父子商会の社長に就任した。ちょうどその頃ダゲールの写真術が発表され、たまたまパリに滞在していたウィーン大学教授エッティングス・ハウゼン教授がその詳細を知った。また世界初のカメラ「ダゲレオタイプ」が発売されたが、そのレンズはF17と暗く、直射日光下でも30分間の露光が必要であり、肖像撮影には苦痛を伴うもので、エッティングス・ハウゼンは明るいレンズの必要性を痛感してウィーンに戻り、ジョセフ・マキシミリアン・ペッツヴァールに明るい肖像写真用レンズの設計を依頼、ペッツヴァールは1840年にF3.7の写真用光学レンズを設計し、その製造を三代目フォクトレンダーに任せた。またフォクトレンダーは世界初の総金属製カメラを同年末に完成、1841年「ペッツヴァールの計算によるフォクトレンダー父子商会の製造の肖像写真撮影用新ダゲレオタイプ装置」として発売した。このカメラはパリ万国博覧会に出品され大評判となり、喜んだオーストリア皇帝から三代目フォクトレンダーは叙勲され、後に勲爵士(準男爵)とされた。フォクトレンダー父子商会は1849年ドイツのブラウンシュヴァイクに支店を開設、1852年に転入届を提出、1862年に移転、工場を拡張し海外にも代理店を置く国際企業となった。
四代目となるフリードリッヒ・ウィルヘルム・リッター・フォン・フォクトレンダー(Friedrich Wilhelm Ritter von Voigtländer、1846年3月7日 - 1924年12月1日)はウィーンで生まれ、父に従い1849年ブラウンシュヴァイクに転居し工芸大学を卒業すると直ちに父の工場での実習に就き、その後マイスター制度に従ってフランクフルト、カールスルーエ、ベルリン、ロンドン、パリと旅をした。20歳の彼がパリのハルナック・プラモフスキー工場で製作した顕微鏡がその後長年同社に飾られていたという。父の病気のため1868年社長代行に就任、1878年三代フォクトレンダーの死に伴い社長に就任した。彼は品質に厳格で、1895年頃まで工場を出る全製品を自分で検査していたという。会社の名声はますます高まったが、彼は驕ることなく常に同時代のライバルであるエルンスト・アッベやカール・アウグスト・フォン・シュタインハイルの業績を礼賛していた。1891年ショットが開発し、01209坩堝で発見されたショット・ガラスによるツアイス・アナスティグマートレンズ(1888年)のライセンス生産を開始、1898年1月12日フォクトレンダー父子商会は株式会社組織に改組した。研究開発にも積極的で、義兄弟でブラウンシュヴァイク工芸大学教授で後学長となったハンス・ゾンマーの理論的知識を実地に取り入れたり、重役に学者のケンファー、ミーテ、ハンス・ハルティングを招聘したりしている。ケンファーの設計で1896年2群6枚対称型のコリネア(Kollinear )、ハルティングの設計で1900年3群5枚のヘリアーと著名なレンズ製品を販売した。
四代目には2人の子どもがいたが先立って死んでおり1924年四代目の死とともに創業者の血統は絶えたが、アドルフ・エーマーが社長となって社を統率した。1925年にドイツ化学大手企業のシェリング(Schering )が大株主となり、そのもとで経営を活性化・合理化し、1926年にはスコパー(Skopar )を発売、第二次世界大戦後の立ち上がりも早く、1952年から1955年にかけて急成長し総資産は2000万マルクから3200万マルクになり、従業員数も1660から2500名に増員された。1950年ウルトロン、ノクトン、カラースコパー、カラーヘリアー、アポランターなどが同時に発表された。大判用アポランターによる鮮麗な写真は雑誌のグラビアを一変した程であったが、この頃から日本製の安価なカメラに押されるようになった。1956年5月16日株式がシェリングからカール・ツァイス財団に売り渡され、代表者はコンタックスI型開発者のハインツ・キュッペンベンダー博士となる。1960年には世界初のスチルカメラ用ズームレンズ「ズーマー」、1965年世界初のフラッシュ内蔵カメラビトローナを発売するなど業界を牽引したが、1965年10月ツァイス・イコンとカルテルを結成し「ツァイス・イコン・フォクトレンダー販売会社」を発足、1969年10月1日ツァイス・イコンに吸収合併され新生ツァイス・イコンとなるが1971年ツァイス・イコンは一般消費者向け光学器械事業から撤退を決定、1972年伝統あるブラウンシュヴァイク工場の操業は停止、フォクトレンダーの商標権はローライに譲渡移転され、ローライフレックスSL35をフォクトレンダー銘にしたVSLシリーズ等が販売された。その後ローライが1981年倒産した際当該商標権はドイツのプルスフォト(PlusFoto GmbH )に移転、1997年にリングフォト(RingFoto GmbH )との共有名義になった。
ダゲレオタイプカメラ [編集]
- 肖像写真用ダゲレオタイプ装置(Daguerreotyp-Apparat zum Portraitiren、1841年発売) - 1839年に世界初のカメラ、ジルー・ダゲレオタイプが発売されたことを受けて企画された。初号機は1841年1月22日に70台制作されたと記録にある。レンズはベッツバールが1840年に設計し、当時の世界最高速レンズだった3群4枚構成14.9cmF3.7で、科学的計算により設計された最初のレンズとされている。このレンズのお陰で撮影時間はジルー・ダゲレオタイプが晴天野外で20分程も必要としたのに比し日陰でも1.5分から2分と非常に短くて済むようになった。カメラのボディーが総金属製で作られたのも世界初である。分解して現像液の瓶などとともに木箱に納まるようになっており携帯製にも優れる画期的なものであった。金属製で有名であるが、2号機はウォルナット材で作られている。金属製初号機のレプリカが1956年創業200周年を記念して200台製造され、世界各地のカメラ博物館に贈呈された。
湿板カメラ [編集]
- ライゼカメラタイプA(Reise Kamera Typ A、1900年) - 旅行用カメラ。
折畳乾板カメラ [編集]
- アルピン(Alpin、1907年発売) - 横長タイプの折り畳みカメラ。付属するコリネア12cmF6.3の前群または後群のみを使用すると望遠レンズとなり、それに対応するため蛇腹は3段伸ばしで長く伸びる。9×12cm判、10×15cm判、10×15cmステレオ判がある。
- アルピンラピッド(Alpin Rapid )
- アブス(Avus、1913年発売) - 6×9cm判、9×12cm判がある。
- ベルグハイル(Bergheil、1911年発売) - 当時のフォクトレンダーを代表する高級カメラ。外装は一般的な黒革の他緑革、茶革のバージョンもある。6×4.5cm判、6×9cm判、9×12cm判、10×15cm判がある。
- ビジュ(Bijou、1908年発売)
- ヘリアーレフレックス(Heliar Reflex、1905年発売) - 9×12cm判レフカメラ。
- シュピーゲルレフレックスカメラ(Spiegel Reflex Kamera、1905年発売) - 9×12cm判レフカメラ。
- VAG
スプリングカメラ [編集]
- イーノスI(Inos I、1930年?1931年?) - プロミネントと同系列デザインで6×9cm判。距離計なし。ヘリアーまたはスコパー105mmF4.5。シャッターはコンパーでT、B、1〜1/250秒。
- プロミネント(Prominent、1932年発売?) - 戦前のフォクトレンダーを代表する高級機の一つ。その華やかな外観から日本では「花魁(おいらん)」と通称される。戦艦の測距儀を連想させる外観の連動距離計付き。6×9cm判だが6×4.5cm判も撮影可能。撮影レンズはヘリアー10.5cmF4.5。戦後販売された同名のライカ判レンジファインダー式カメラとは全く共通点がない。スプリングカメラに分類されるがスプリングではなくゼンマイの力でチェーンを巻いて立ち上がる。立ち上がり時の負圧でフィルムが浮くのを防ぐためボディーには穴が開けられている。光学式露出計を装備している。シャッターはコンパーでT、B、1〜1/250秒。
- イーノスII(Inos II ) - プロミネントと同系列デザインで6×9cm判。距離計なし。スプリングカメラに分類されるがスプリングではなくゼンマイの力でチェーンを巻いて立ち上がる。撮影レンズはアナスチグマット・スコパー10.5cmF4.5。
- ヴィルタス(Virtus ) - 高級機。「花魁(おいらん)」プロミネントと同系列デザインで6×4.5cm判。距離計なし。
- ペルケオ(Perkeo ) - 高級機。「花魁(おいらん)」プロミネントと同系列デザインで3×4cm判。距離計なし。ペルケオとは「小人」の意。戦後のペルケオとは「小型」以外ほとんど共通点を持たない。
- ベッサ(Bessa ) - 6×4.5cm判から6×9cm判まで各フォーマット存在する。また戦後になっても改良された新型が出ていた。
- スーパーベッサI(RF Bessa ) - 距離計連動。6×9cm判。6×4.5cm判も撮影可能。撮影レンズはヘロマー105mmF3.5またはスコパー105mmF3.5またはヘリアー105mmF3.5。レンズ先端にイエローフィルタ−が蝶番式に取り付けられており、迅速に「使用」「非使用」を切り替えられる。スーパーベッサIは日本での呼称で英語圏では「RF Bessa」と呼称される。
- スーパーベッサII - クローム仕上げの近代的な外観になっている。6×9cm判。6×4.5cm判も撮影可能。撮影レンズはスコパー105mmF3.5またはヘリアー105mmF3.5。スーパーベッサIIは日本での呼称と思われる。
- ペルケオI(Perkeo I ) - 6×6cm判。戦前のペルケオとは「小型」以外ほとんど共通点を持たない。クローム仕上げの近代的な外観になっている。距離計なし。
- ペルケオII(Perkeo II ) - 6×6cm判。戦前のペルケオとは「小型」以外ほとんど共通点を持たない。クローム仕上げの近代的な外観になっている。距離計なし。
- ペルケオE(Perkeo E ) - 6×6cm判。戦前のペルケオとは「小型」以外ほとんど共通点を持たない。クローム仕上げの近代的な外観になっている。単独距離計付き。
二眼レフカメラ [編集]
- スパーブ(Superb、1933年発売) - 6×6cm判高級二眼レフ。ローライフレックスの直後に発売されたがその模倣をしないよう、凌駕するよう、細心の注意が払われている。そのため不合理な部分も多いがそれが魅力という人もいる。フィルムは横送りなのでフィルム室が両側に膨らみこれが独特の風貌を作っている。フィルム巻き上げはレバー式。裏蓋は観音開き。ピント合わせレバーを撮影レンズを中心としてさせると撮影レンズのヘリコイドが回り、それとともに撮影レンズ周辺のギアがビューレンズ周囲のギアを回してピント合わせする。それに伴い近距離時ビューレンズ、ミラー、スクリーンがユニットごと下向きになってパララックスを補正する。シャッターダイヤルの数字は裏文字になっており、プリズムを通して上から見ると正しい向きの文字として読める。レンズはスコパー75mmF3.5またはヘリアー75mmF3.5。
- ブリラント(Brillant ) - 普及版二眼レフ。ファインダースクリーンはコンデンサーのみの素通しで非常に明るいが、ファインダーでのピント合わせはできず目測となる。
- フォーカシング・ブリラント(1939年発売) - 前玉回転式ながらピント調整でき、ブリラントでは上級版。リコーフレックスに見られたように上下のレンズがギアで連結され回転する。ピント合わせのため中心だけマット面がある。
レンジファインダーカメラ [編集]
プロミネント [編集]
ライカ判のレンズ交換式レンジファインダーカメラで戦前のいわゆる「花魁」プロミネントとは全く機構上の共通点を持たない。今日一般に「プロミネント」と言えばこちらのことが多いと思われる。レンズビハインドシャッター。
プロミネントシリーズボディー [編集]
- プロミネントI(Prominent I )
- プロミネントII(Prominent II )
プロミネントシリーズ用レンズ [編集]
- スコパロン35mmF3.5
- ノクトン50mmF1.5
- ウルトロン50mmF2
- カラースコパー50mmF3.5
- ダイナロン100mmF4.5
- テロマー100mmF5.5 - ミラーボックス併用
ビテッサ [編集]
いわゆるスプリングカメラの1つ。フォーマットは24×36mm(ライカ)判。外見上も大きな特徴となっているプランジャーを押し下げるのがフィルム巻上である。この巻上はその後一般的になって行く、ラチェットの入った巻上レバーを回転させるいわゆるレチナ式が一般的になる前に各社が考案した迅速巻上方式の一つである。収納状態からシャッターボタンを押すとプランジャーが飛び出し蛇腹が開くが、この時プランジャーと前蓋に手を添えておかないと衝撃が加わり故障の原因になるので要注意である。
- ビテッサ I(Vitessa I ) - レンズはウルトロン50mmF2またはカラースコパー50mmF3.5。
- ビテッサ II(Vitessa II ) - レンズはウルトロン50mmF2。
- ビテッサ L(Vitessa L ) - レンズはウルトロン50mmF2。
- ビテッサ T(Vitessa T ) - 標準レンズはカラースコパー50mmF2.8。デッケルマウントを採用してレンズ交換が可能になっているが、その代わりスプリングカメラでなくなり収納性は悪化した。
一眼レフ [編集]
ベッサマチック/ウルトラマチック [編集]
デッケルマウントのレンズシャッターレンズ交換式一眼レフカメラ。
ベッサマチック/ウルトラマチックシリーズボディー [編集]
- ベッサマチック(Bessamatic、1959年発売) - セレン光電池による連動露出計。ライトバリュー。
- ベッサマチックデラックス(Bessamatic Deluxe、1963年発売) - ファインダー内で絞りとシャッタスピードを確認可能。
- ベッサマチックM(Bessamatic M、1964年発売) - 露出計を省いた普及版。
- ウルトラマチック(Ultramatic、1963年発売) - セレン光電池によるシャッタースピード優先AE。この系列で唯一クイックリターンミラーを備えるが、レンズシャッターでこれを実現するにはシャッターレリーズ時「シャッターを閉める→遮光板とミラーを上げる→シャッターが開いて閉まり露光する→遮光板とミラーを降ろす→シャッターを開く」という複雑な手順で機械が正確に動かなければならない。開放測光なのでさらに併行して「露光までにレンズを絞り込む→露光終了後開放にする」手順も必要である。またクイックリターンでなければ巻き上げの力で直接シャッターチャージを行えるが、クイックリターンを実現するためこの機種では(前回の)巻き上げの力をリボン経由でゼンマイに貯めておき、その力でシャッターチャージを行う。これらを全て機械仕掛けで行うため機械好きの人にはたまらない魅力があるというが、あまりに複雑でまた頑強な構造ではなく非常に複雑で壊れやすいと言われ、面倒なのでほとんど修理する修理屋がない。
- ウルトラマチックCS(Ultramatic CS、1965年発売) - クイックリターンミラーでなくなってしまったが、しかし動作は安定したと言われる。CdS式のTTL露出計によるシャッター優先AE。
- ベッサマチックCS(Bessamatic CS、1967年発売) - CdS式のTTL露出計内蔵。
ベッサマチック/ウルトラマチックシリーズ用レンズ [編集]
- スコパレックス35mmF3.4
- スコパゴン40mmF2
- セプトン50mmF2
- カラースコパー50mmF2.8
- カラーランター50mmF2.8
- ダイナレックス90mmF3.4
- スーパーダイナレックス135mmF4
- ズーマー36-82mmF2.8 - ズーマーのOEMで世界初の一般スチルカメラ用ズームレンズ。
イカレックスシリーズ [編集]
ツァイス・イコンとの合併後に発売された。ベッサマチック/ウルトラマチックとレンズの互換性はない。
詳細は「イカレックス」を参照
VSLシリーズ [編集]
ローライへの商標売却後に発売された。
詳細は「ローライ」を参照
コンパクトカメラ [編集]
普及版のカメラではあるが非常に美しいメッキ面を持ち、突起物を少なくするべく丹念にデザインされている。連動距離計のないモデルならスコパー50mmF3.5、距離計付きのモデルならウルトロン50mmF2またはスコパー50mmF2.8またはスコパー50mmF3.5が装着されているが、例外もあるかも知れない。
ビトーシリーズ [編集]
- ビトー(Vito ) - スプリングカメラ。
- ビトーII(Vito II ) - スプリングカメラ。撮影レンズはスコパー50mmF3.5。
- ビトーIIa(Vito IIa ) - スプリングカメラ。撮影レンズはスコパー50mmF3.5。
- ビトーIII(Vito III ) - スプリングカメラ。
ビトーB/Cシリーズ [編集]
- ビトーB(Vito B、1950年発売) - 固定鏡胴。撮影レンズはスコパー50mmF3.5。途中で改良されており、後期型はファインダーが大型化され「大窓」と称される。
- ビトーBL(Vito BL ) - セレン光電池による露出計内蔵。巻き上げレバー上のボタンを押すと測光、離すと露光値が固定される。
- ビトーBR(Vito BR ) - 距離計連動。
- ビトーC(Vito C、1960年発売)
- ビトーCD(Vito CD、1960年発売)
- ビトーCL(Vito CL、1962年発売)
- ビトーCLR(Vito CLR、1962年発売)
- ビトーCS(Vito CS )
- ビトーCSR(Vito CSR、1967年発売)
- ビトーオートマチック(Vito Automatic )
- ビトーオートマチックII(Vito Automatic II )
- ビトーオートマチックR(Vito Automatic R )
ダイナマチックシリーズ [編集]
- ダイナマチック(Dynamatic )
- ダイナマチックII(Dynamatic II )
ビトマチックシリーズ [編集]
ビトーBを露出計連動とした上級シリーズ。ファインダーは等倍。
- ビトマチックI(Vitomatic I、1957年発売) - セレン光電池式の露出計装備、目測。
- ビトマチックII(Vitomatic II ) -距離計連動。撮影レンズはスコパー50mmF2.8。
- ビトマチックIa(Vitomatic Ia )
- ビトマチックIIa(Vitomatic IIa、1964年発売) - セレン光電池式の露出計装備、距離計連動。ファインダー内に絞り値とシャッタースピードが指針追針式で表示される。撮影レンズはウルトロン50mmF2またはカラースコパー50mmF2.8。シャッター最高速1/500秒。
- ビトマチックIb(Vitomatic Ib)
- ビトマチックIIb(Vitomatic IIb、1960年発売) - 撮影レンズはスコパー50mmF3.5。
- ビトマチックIcs(Vitomatic Ics ) - 露出計がCdS式に変更された。
- ビトマチックIIcs(Vitomatic IIcs )
- ビトマチックIIIcs(Vitomatic IIIcs )
- ビトマチックIII(Vitomatic III ) ー シャッター速度と絞りをファインダー内で確認できる。文字は刻印でなく印刷になってしまった。
- ビトマチックIIIa(Vitomatic IIIa )
- ビトマチックIIIb(Vitomatic IIIb ) ー 撮影レンズはウルトロン50mmF2。
ビトレットシリーズ [編集]
写真撮影に必要な機能のみに絞った普及シリーズ。
- ビトレット(Vitoret )
- ビトレットF(Vitoret F )
- ビトレットR(Vitoret R )
- ビトレットL(Vitoret L )
- ビトレットLR(Vitoret LR )
- ビトレットD(Vitoret D )
- ビトレット DR(Vitoret DR )
- ビトレットラピッドD(Vitoret Rapid D )
- ビトローナ(Vitrona ) - 世界初のフラッシュ内蔵カメラ。
ドイツ・フォクトレンダー・レンズ [編集]
元々はレンズを製造する会社であり、以下の他にセプトン(Septon )、ランター(Lanthar )、ダイナレックス(Dynarex )、ダイナロン(Dynaron )等名品が多数ある。ヘロマー(Helomar )は普及版レンズ。
ヘリアー [編集]
ヘリアーは3群5枚。
詳細は「ヘリアー」を参照
コリネア [編集]
コリネア(Kollinear )は2群6枚。
ノクトン [編集]
詳細は「ノクトン」を参照
スコパー [編集]
スコパー(Skopar )は3群4枚。派生型としてスコパロン(Skoparon )、スコパゴン(Skopagon )、スコパレックス(Skoparex )がある。
大判用レンズ [編集]
- アポ・スコパー21cmF9
ウルトロン [編集]
ウルトロン(Ultron )は4群6枚。
現代日本に蘇ったフォクトレンダー [編集]
1999年にプルスフォト、リングフォトからコシナが商標権の通常使用権の許諾を受けフォクトレンダー及びその一連のレンズ名の商標を使用してレンジファインダー・カメラおよび交換レンズを製造販売、その後旧フォクトレンダー社のレンズ名の商標を通常使用権をもとにM42マウントの一眼レフカメラ、ライカマウントのレンジファインダー・カメラ用の交換レンズ・前記一眼レフ用・ニコンFマウント用の交換レンズ等の各種のカメラ機器・各種交換レンズ等をはじめとする民生用光学機器を旧フォクトレンダーの商標を採用して製造販売、海外輸出を含むブランド戦略を展開している。その際レンズ名として用いられているものとしてはスコパー、ヘリアー、ウルトロン、ノクトン、アポランター等がある。
コシナ・フォクトレンダー・ベッサシリーズ [編集]
ベッサ [編集]
レンジファインダーカメラ。機種によっては距離計を搭載していない。
- ベッサL(Bessa L、1999年発売) - Lマウント。距離計、ファインダーを装備しない目測専用機。シルバー、ブラック、グレー、オリーブモデルがある。
- ベッサR(Bessa R ) - Lマウント。連動距離計装備。ファインダーは35mm、50mm、75mm、90mm。シルバー/ブラック/ネイビーブルー/オリーブ)
- ベッサT(Bessa T ) - VMマウント。連動距離計装備。本体にファインダーは装備しないファインダー交換式。ヘリアー101周年を記念した限定モデルもある。
- ベッサR2(Bessa R2、2002年発売) - ベッサRをVMマウント化したもの。グッドデザイン賞受賞。ブラック、オリーブモデルあり。また、ローライ35RFのベースとされている。
- ベッサR2S(Bessa R2S、2002年発売) - ベッサRをニコンSマウント化したもの。色はブラックのみ。
- ベッサR2S ICS(Bessa R2S ICS ) - 輸入カメラ協会(ICS)30周年記念モデル。色はオリーブ。
- ベッサR2C(Bessa R2C、2002年発売) - ベッサRをコンタックスマウント化したもの。色はブラックのみ。
- ベッサR2A(Bessa R2A、2004年発売) - 電子制御式シャッターによる絞り優先AE。ファインダーは×0.7で35mm、50mm、75mm、90mmのフレームを持つ。
- ベッサR3A(Bessa R3A、2004年発売) - 電子制御式シャッターによる絞り優先AE。ファインダーは等倍で40mm、50mm、75mm、90mmのフレームを持つ。
- ベッサR4A(Bessa R4A、2004年発売) - 電子制御式シャッターによる絞り優先AE。ファインダーは×0.52で21mm、25mm、28mm、35mm、50mmのフレームを持つ。
- ベッサR2M(Bessa R2M、2006年発売) - 機械式シャッター。ファインダーは×0.7で35mm、50mm、75mm、90mmのフレームを持つ。フォクトレンダー設立250周年アニバーサリー限定生産モデルが先行販売され、後にR2Mの通常モデルが販売されている。
- ベッサR3M(Bessa R3M、2006年発売) - 機械式シャッター。ファインダーは等倍で40mm、50mm、75mm、90mmのフレームを持つ。フォクトレンダー設立250周年アニバーサリー限定生産モデルが先行販売され、後にR3Mの通常モデルが販売されている。
- ベッサR4M(Bessa R4M、2006年発売) - 機械式シャッター。ファインダーは×0.52で21mm、25mm、28mm、35mm、50mmのフレームを持つ。
一眼レフカメラ [編集]
- ベッサフレックスTM(Bessaflex TM、2003年発売) - M42マウント。ブラックとシルバーがある。
コシナ・フォクトレンダー・レンズ [編集]
ライカ・スクリューマウント [編集]
詳細は「ライカマウントレンズの一覧」を参照
ライカ・Mマウント [編集]
詳細は「ライカマウントレンズの一覧」を参照
マイクロフォーサーズマウント [編集]
- ノクトン25mmF0.95
- ノクトン17.5mmF0.95
SC&Sレンズ [編集]
SはニコンSマウント、Cはレンジファインダーコンタックスマウント。SCはニコンSとレンジファインダーコンタックスの両方に使用できる。
- SCスコパー21mmF4
- SCスコパー25mmF4 - ライカマウント版は距離計連動しなかったがこれは距離計連動する。
- SCスコパー28mmF3.5
- SCスコパー35mmF2.5
- Sノクトン50mmF1.5アスフェリカル
- Sスコパー50mmF2.5
- Sヘリアー50mmF3.5 - ベッサR2Sとセット販売された。
- Sアポランター85mmF3.5
一眼レフカメラ用 [編集]
SLレンズはニコンF、キヤノンFD、ミノルタMD、M42、ペンタックスK、コンタックスRTS、オリンパスOMのマウントで販売された。
- ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6アスフェリカル - ニコンFマウントのみ、ミラーアップ専用。FSアダプターによりニコンS/コンタックスマウントに、FLアダプターによりライカマウントに使用できる。
- スーパーワイドヘリアー15mmF4.5アスフェリカル - ニコンFマウントのみ、ミラーアップ専用。FSアダプターによりニコンS/コンタックスマウントに、FLアダプターによりライカマウントに使用できる。
- SLウルトロン40mmF2アスフェリカル
- SLカラーヘリアー75mmF2.5
- SLアポランター90mmF3.5
- SLマクロアポランター125mmF2.5
- SLアポランター180mmF4
SL-IIレンズはCPUを内蔵しエントリー機でも露出計が動作、ニコンFとペンタックスKAとキヤノンEFマウントがある。
- SL-IIカラースコパー20mmF3.5アスフェリカル(2007年発売) - 6群9枚。アタッチメントφ52mmねじ込み。最短撮影距離0.2m。
- SL-IIウルトロン40mmF2アスフェリカル(2007年発売) - 5群6枚。アタッチメントφ52mmねじ込み。最短撮影距離0.38(専用クローズアップレンズ装着時0.25)m。
- SL-IIノクトン58mmF1.4(2007年発売) - 復刻版オートトプコール58mmF1.4の光学系を引き継いでいる。6群7枚。アタッチメントφ58mmねじ込み。最短撮影距離0.45m。
- SLアポランター90mmF3.5クローズフォーカス - 異常低分散ガラスを含む5群6枚。アタッチメントφ52mmねじ込み。最短撮影距離0.5(専用クローズアップレンズ装着時0.32)m。
参考文献 [編集]
- クラシックカメラ専科8「スプリングカメラ」
