トキナー

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株式会社トキナーTokina Corporation)は、かつて存在した日本の光学機器メーカー。所在地は東京都町田市。1950年設立、資本金は9000万円。フィルターなどを販売するケンコーの子会社で、2011年6月1日に同社と合併し発足した株式会社ケンコー・トキナーとなり、同社の一眼レフカメラ用交換レンズのブランド名称として「トキナー」を使用している。

一眼レフカメラの交換レンズの製造およびセキュリティー用システム機器の取り扱いを行っている。タムロンシグマなどの交換レンズ専業メーカーに比べてデジタル対応が遅れていたが、「AT-X PRO 124 PRO DX」と「AT-X M100PRO D」のデジタル一眼レフ専用のDシリーズでデジタル対応を開始する。

一眼レフカメラ用交換レンズ[編集]

AT-Xシリーズ[編集]

高級なレンズという位置づけのシリーズで、ADVANCED TECHNOLOGY-Xの略である。

  • AT-X17 - 17mmF3.5。
  • AT-XM90 - 90mmF2.5マクロ。7群8枚。最短撮影距離0.39(専用エクステンダー併用時0.35)m。アタッチメントφ58mmねじ込み。アメリカのビビターシリーズ1の製造を請け負っていたが、AT-Xシリーズ最初の製品としてトキナーブランドでも発売されたもの。単体で1/2倍までの接写が可能、3群3枚の専用マクロエクステンダーを併用すれば等倍での接写が可能である。
  • AT-X3001987年発売)- 300mmF2.8。7群9枚。最短撮影距離2.4m。フィルターは後部φ35.5mmねじ込み。レンズメーカー製としてはタムロンに次ぐ「サンニッパ」。
  • AT-X240 - 24-40mmF2.8。13群17枚。最短撮影距離0.4m。アタッチメントφ72mmねじ込み。
  • AT-X270 - 28-70mmF2.8。広角側28mmの大口径標準ズームとして最初の製品となり、大ヒットした。
  • AT-X235 - 28-135mmF4-4.6。12群18枚。最短撮影距離1.5(マクロ時0.5)m。アタッチメントφ67mmねじ込み。
  • AT-X357 - 35-70mmF2.8。10群13枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントφ62mmねじ込み。
  • AT-X285 - 28-85mmF3.5-4.5。10群15枚。最短撮影距離0.9(マクロ時0.334)m。アタッチメントφ62mmねじ込み。
  • AT-X352 - 35-200mmF3.5-4.5。13群16枚。最短撮影距離1.6(マクロ時0.288)m。アタッチメントφ67mmねじ込み。
  • AT-X525 - 50-250mmF4-5.6。11群14枚。最短撮影距離1.8(マクロ時0.243)m。アタッチメントφ55mmねじ込み。
  • AT-X1201985年発売) - 60-120mmF2.8。11群14枚。最短撮影距離1.2m。アタッチメントφ55mmねじ込み。ポートレート専用ズームを謳いその特異性で新品当時こそあまり売れなかったが後に話題を呼び中古品が高値で取引された。
  • AT-X828 - 80-200mmF2.8。最短撮影距離1.8m。アタッチメントφ77mmねじ込み。このスペックで2番目[1]であるが、事実上最初の製品であり、このスペックが一般化するきっかけとなった。
  • AT-X100 - 100~300mmF4。12群16枚。最短撮影距離2m。アタッチメントφ77mmねじ込み。
  • AT-X150 - 150~500mmF5.6。13群15枚。最短撮影距離2.5m。フィルターは後部φ35.5mmねじ込み。

AT-X AFシリーズ[編集]

AT-Xシリーズのオートフォーカスレンズ。

  • AT-X17AF - 17mmF3.5。
  • AT-XM100AF - 100mmF2.8マクロ。
  • AT-X300AF - 300mmF2.8。
  • AT-X300AF II - 300mmF2.8。
  • AT-X304AF - 300mmF4。
  • AT-X400AF - 400mmF5.6。
  • AT-X240AF - 24-40mmF2.8。
  • AT-X270AF - 28-70mmF2.8。
  • AT-X828AF - 80-200mmF2.8。
  • AT-X840AF - 80-400mmF4.5-5.6。
  • AT-X340AF - 100-300mmF4。

AT-X DXシリーズ[編集]

デジタル一眼レフ専用レンズ。

  • AT-X107DXフィッシュアイ - 対角線魚眼ズーム。10-17mmF3.5-4.5。8群10枚。最短撮影距離1.4m。
  • AT-X16.5-135DX - 16.5-135mmF3.5-5.6。12群15枚。最短撮影距離0.5m。アタッチメントφ77mmねじ込み。

AT-X PROシリーズ[編集]

1994年にAT-Xシリーズの上位シリーズとして登場した。オートフォーカス時にフォーカスリングが回転しないフォーカスリングフリー機構が採用されている。なお、オートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替え操作は設計時期によって差異があり、初期のモデルはフォーカスリングを手前に引きながらリングが固定されるくぼみを見つけなければならない上に、切り替えには別途フォーカスモード切替スイッチを切り替える必要があった。その後のレンズには、同機構の進化版であるワンタッチフォーカスクラッチ機構が採用されており、どの位置からでもフォーカスリングを手前に引くだけで切り替えることができる[2]

AT-XプロDシリーズ[編集]

デジタル対応レンズ。24×36mm判にも対応。ワンタッチフォーカスクラッチ機構採用。

  • AT-XM100プロD - 100mmF2.8マクロ。8群9枚。最短撮影距離0.3m。アタッチメントφ55mmねじ込み。

AT-XプロDXシリーズ[編集]

デジタル一眼レフ専用レンズ。APS-Cサイズ相当の受像素子に合わせた設計により小型・軽量化。ワンタッチフォーカスクラッチ機構採用。

  • AT-XM35プロDX - 35mmF2.8マクロ。8群9枚。最短撮影距離0.14m。アタッチメントφ52mmねじ込み。
  • AT-X116プロDX - 11-16mmF2.8。非球面レンズ2枚、超低分散ガラス2枚を含む11群13枚。最短撮影距離0.14m。アタッチメントφ77mmねじ込み。
  • AT-X124プロDX - 12-24mmF4。非球面レンズ2枚、超低分散ガラス1枚を含む11群13枚。最短撮影距離0.3m。アタッチメントφ77mmねじ込み。
  • AT-X124プロDX II - 12-24mmF4。非球面レンズ2枚、超低分散ガラス1枚を含む11群13枚。最短撮影距離0.3m。アタッチメントφ77mmねじ込み。
  • AT-X165プロDX - 16-50mmF2.8。12群15枚。最短撮影距離0.3m。アタッチメントφ77mmねじ込み。
  • AT-X535プロDX - 50-135mmF2.8。14群18枚。最短撮影距離1m。

AFシリーズ[編集]

オートフォーカスレンズ群。

  • AF235 - 20-35mmF3.5-4.5。
  • AF235II - 20-35mmF3.5-4.5。
  • AF270 - 28-70mmF3.5-4.5。
  • AF270II - 28-70mmF3.5-4.5。
  • AF287 - 28-70mmF2.8-4.5。
  • AF205 - 28-105mmF3.5-4.5。
  • AF282 - 28-200mmF3.5-5.3。
  • AF370 - 35-70mmF3.5-4.6。
  • AF370II - 35-70mmF3.5-4.6。
  • AF352 - 35-200mmF4-5.6。
  • AF353 - 35-300mmF4.5-5.6。
  • AF630 - 60-300mmF4-5.6。
  • AF210 - 70-210mmF4-5.6。
  • AF210II - 70-210mmF4-5.6。
  • AF745 - 70-210mmF4.5。
  • AF730 - 75-300mmF4.5-5.6。
  • AF730II - 75-300mmF4.5-5.6。

EMZシリーズ[編集]

普及レンズ群。

  • EMZ280AF - 28-80mmF3.5-5.6。
  • EMZ282AF - 28-210mmF3.5-5.6。
  • EMZ130AF - 100-300mmF5.6-6.7。

Sシリーズ[編集]

マニュアルフォーカスレンズ群。単焦点レンズはSL、ズームレンズはSZ、マクロ機構付きズームレンズはSMZ。

  • SL17 - 17mmF3.5。9群11枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントφ67mmねじ込み。
  • SL24 - 24mmF2.8。8群8枚。最短撮影距離0.27m。アタッチメントφ52mmねじ込み。
  • SL24N - 24mmF2.8。
  • SL28 - 28mmF2.8。7群7枚。最短撮影距離0.3m。アタッチメントφ52mmねじ込み。
  • SL35 - 35mmF2.8。5群6枚。最短撮影距離0.35m。アタッチメントφ52mmねじ込み。
  • SL135 - 135mmF2.8。4群5枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントφ52mmねじ込み。
  • SL200 - 200mmF3.5。4群5枚。最短撮影距離2.5m。アタッチメントφ58mmねじ込み。
  • SL300 - 300mmF5.6。3群6枚。最短撮影距離4.5m。アタッチメントφ58mmねじ込み。
  • SL400 - 400mmF5.6。5群8枚。最短撮影距離4m。アタッチメントφ72mmねじ込み。
  • SL400N - 400mmF5.6。5群8枚。最短撮影距離4m。アタッチメントφ72mmねじ込み。
  • SZ25 - 25-50mmF4。10群10枚。最短撮影距離0.5m。アタッチメントφ55mmねじ込み。
  • SMZ270 - 28-70mmF3.5-4.5。8群9枚。最短撮影距離0.7(マクロ時0.35)m。アタッチメントφ62mmねじ込み。
  • SZ-X370 - 35-70mmF3.5-4.6。
  • SZ357 - 35-70mmF4。7群7枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントφ55mmねじ込み。
  • SMZ105 - 35-105mm3.5-4.3。13群16枚。最短撮影距離1.6(マクロ時0.135)m。アタッチメントφ55mmねじ込み。
  • SMZ305 - 35-105mm3.5-4.5。14群15枚。最短撮影距離1.4(マクロ時0.667)m。アタッチメントφ55mmねじ込み。
  • SMZ135 - 35-135mm4-4.5。14群16枚。最短撮影距離1.6(マクロ時0.3)m。アタッチメントφ58mmねじ込み。
  • SMZ335 - 35-135mm3.5-4.5。14群16枚。最短撮影距離1.5(マクロ時0.775)m。アタッチメントφ55mmねじ込み。
  • SMZ520 - 50-200mm3.5-4.5。11群14枚。最短撮影距離1.5(マクロ時0.8)m。アタッチメントφ62mmねじ込み。
  • SZ210 - 70-210mmF3.5。10群14枚。最短撮影距離1.4m。アタッチメントφ62mmねじ込み。
  • SZ-X210 - 70-210mmF4-5.6。8群12枚。最短撮影距離1.1m。アタッチメントφ52mmねじ込み。
  • SZ820 - 80-200mmF4。9群12枚。最短撮影距離1.9m。アタッチメントφ55mmねじ込み。
  • SMZ845 - 80-200mmF4.5。9群12枚。最短撮影距離2(マクロ時0.44)m。アタッチメントφ52mmねじ込み。
  • SZ-X200 - 80-200mmF4.5-5.6。
  • SZ10 - 100-300mmF5.6。9群14枚。最短撮影距離1m。アタッチメントφ55mmねじ込み。
  • SZ10N - 100-300mmF5.6。9群14枚。最短撮影距離1m。アタッチメントφ55mmねじ込み。

Tシリーズ[編集]

自動絞りを持たないレンズ群。反射望遠レンズはTM。

  • TM500 - 500mmF8。2群7枚。最短撮影距離1.5m。絞りはない。フィルターは後部φ35.5mmねじ込み。
  • T600 - 600mmF8。3群3枚。最短撮影距離10m。絞りはプリセット。マウントは交換式。フィルターは後部φ37.5mm枠なし。
  • T800 - 800mmF8。4群4枚。最短撮影距離18m。絞りはプリセット。マウントは交換式。フィルターは後部φ37.5mm枠なし。

セキュリティー用システム機器[編集]

CCTVレンズや火災報知機、ドームカメラ、その他コントローラーやハウジングなどのアクセサリーを取り扱っている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 最初の製品は日本光学工業(現ニコン)のAiズームニッコール80〜200mmF2.8Sであるが価格が非常に高くアタッチメントもφ95mmネジ込みを採用した大型特殊レンズであった。
  2. ^ ただし、コニカミノルタ用とペンタックス用では別途フォーカスモード切替スイッチを切り替える必要がある

外部リンク[編集]